前回の「二階の人々」の模様をご紹介する前に、
まず最初に次回の告知から。

次回の「一緒に読んでみよう」は、6/26(火)「海のホタル」です。
7月ではなく、6月ですよ。お間違いのないように〜。

「海のホタル」は、佐賀と長崎で保険金を目的に
夫と次男を殺害した女性の足がけ10年に渡る壮絶な人生を描いた作品。
2005年に上演されました。

小寿枝さんによると、実際に子供が殺された現場にも足を運び、
大竹野さんはラストシーンを書きあげながら「つらいつらい」と泣いていたそうです。

私、この芝居を観に行きましたが、あまりにも悲しいラストシーンに、
拍手がパラパラとしかおこらなかったことが印象に残っています。

大竹野さんがなぜそんなにもつらい話を芝居にせねばならなかったのか?

当時はまったくわからなくて、ただ辛かった印象しかなかったのですが、
今、少し、わかりかけてきたように思います。

大竹野さんの描いた犯罪物の戯曲は、犯人の味方をするわけではけっしてないけれど、
その犯人の心の葛藤やそこに追い込まれるに至った心理をあぶりだしてゆきます。

犯罪を犯した者と、そして被害者となってしまった者、両者の魂を自分の中に宿し
身を痛めつけながら書き上げている。
極限におかれた人間というものの、恐ろしさ、強さ、美しさ。
しんどいけれども、そういうことを描ききりたかったのかもしれない。
以下のセリフもそうですが、人間のドロドロした描写の中に、時折入ってくる、
自然界の壮絶で美しく静謐な描写も見事です。

「海の音や 岸壁にバシャッバシャッって波があたる音や なぁレイコ ガスライト点けたらなんでイカが海の底からあんなに仰山寄ってくるんか知ってるか? 
あれはな イカが光に寄って来るわけと違うねん 魚がな 魚がガスライトに寄って来よんねん
その魚を狙ろて イカが真っ黒い海の底からボンヤリ光だして 何百匹も点いたり消えたりして
ここから見たらまるで海のホタルみたいやけど 水の中であいつら必死で魚追いかけて食べとんねん
凄まじいなァ」

辛い痛ましいなお話ですが、一緒にみんなで読むことで
救われる部分、光の部分がみえてくるかもしれません。

海のホタルのチラシ↓
海のホタル

興味のあるかたはご予約くださいね。

「一緒に読んでみよう」
6/26(火)「海のホタル」
時間:19:00〜
料金:1,000円(学生500円)
   割引特典:会場で劇集成をお買い上げいただくと500円引になります
   各回とも終了後ワンドリンク付き交流会あり(自由参加)
予約:メール
   kujira☆dsk.zaq.ne.jp(☆→@)
   件名を「読んでみよう予約」とし、メール本文に以下情報をご記入ください。
   ○お名前、フリガナ ○ご希望の日(またはタイトル) ○電話番号
   くじら企画からのメール返信をもちまして、ご予約成立となります。
   
詳細:くじら企画HP
http://www5c.biglobe.ne.jp/~kujirak/ksub_txt/yonndemiyo6.html

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