先日、6年目の「一緒に読んでみよう」が無事に終了いたしました。
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この「一緒に読んでみよう」は2009年に亡くなった大竹野正典さんの戯曲を
参加者の皆様と一緒に読む会です。
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一緒に読む、といっても、じっと座って読むのではなく、
台本を持った状態で、立ったり座ったり、
時には動き回ったりしながら読んでいきます。
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会場は大竹野さんが生きていた時代もよくお芝居を上演していた劇場、
心斎橋のウイングフィールドさん。
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音響の大西博樹さんも参加できる時はかけつけてくれて
劇中で使った音楽も流れます。
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極め付けは、その芝居に出演した俳優さんも助っ人参加してくださり、
参加者の方とセリフを交わすこともあります。
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この「一緒に読んでみよう」は、
現在くじら企画の代表を勤める小寿枝さんを中心に
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(後藤小寿枝さん)

大竹野さんのお芝居に出演した俳優さん
そしてスタッフさんなど、有志の人たちが集まって運営しています。

便宜上、くじら「本」会議という名を使っておりますが、
この人は、くじら「本」会議の人で、
この人はそうではないみたいな枠組みや規定はありません。

そしてくじら企画は、劇団ではないので、
くじら企画の人というのは小寿枝さんオンリーなのです。

つまり何が言いたいかというと、
大竹野さんや大竹野戯曲が好きだという、その気持ちだけで、
関われる人が、関われる形で、この企画の運営に参加している、
ということになります。

6年間も毎年こんな奇跡みたいなことが
続けてこれるなんて思ってもみませんでした。

今日は、このブログで、今まであまり書いてこなかった
「一緒に読んでみよう」が行われるまでのプロセスを書きつつ
関わってくださるみなさまのことを感謝とともにご紹介したいと思います。


「一緒に読んでみよう」が行われる半年ほど前に
小寿枝さんから召集がかかり、会議を行われます。

会議をおこなう会場は、
大竹野さんの戯曲集「大竹野正典劇集成」を出版した松本工房さん。
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この会議で演目や日程などが決定されます。
会議のあとに飲んでますよ、会議しながら飲んでませんからね。(本当よ)

チラシを作ってくれるのは、オットーデザインのオットー高岡さん。
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(歌のお兄さんもやります)

くじらのホームページを小寿枝さんが更新すると、SNSなどで宣伝が開始されます。

Twitterでは、
くじら企画のツイッター隊長=くじら企画@kujirakikaku(中の人は別の劇団の方です)や、
くじら staff presents!@siouxzumi
(中の人はくじら企画の照明を一番多く手がけてこられた方です)の二人が、
読んでみようのことだけではなく、普段から大竹野さん関連の情報を
キャッチしたり発信したりしてくださっています。


くじらのアイドル枠をいまだにキープし続けている俳優の藍田マリンちゃんは
写真を撮るお仕事をしているので、毎回、読んでみようの写真を撮影しにきてくれます。
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写真を撮るだけではなくて、この「読んでみよう」の楽しい雰囲気が伝わるよう
丁寧なブログを書いて、宣伝に協力をしてくれています。
http://marineaida.blog.shinobi.jp

俳優の思い野未帆さんは、参加者に配る台本を毎回コピーしてきてくれて
ウイングの1階に立って初めてこられる方のお出迎え役も担ってくれています。
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(一番左、ト書きを読む未帆さん)

読んでみようの、ト書きを読んだり、俳優さんとして毎回のように参加してくれる
オットー高岡さん、思い野未帆さん、秋月雁さんや、戎屋海老さんや、九谷保元さん、
森川万里さん、小室千恵さん、などなど・・・。
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(代表して九谷くんの写真をば)

シーズン6も、ゲストとしてたくさんの俳優さんが参加してくださいました。
「山の声」の出演者、海老さん、村尾修さん、
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「二階の人々」は、かさもちてんさん
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「海のホタル」は、川田陽子さんや藤井美保さんイシダトウショウさんが初演メンバーとして
小安さんや三好さんが来年の再演メンバーとしてゲスト参加してくれました。
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純粋に参加者として遊びに来てくれる関係者や俳優さんもいて、
これも本当に嬉しいしありがたいわけです。
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(魚クラブの昇竜之介さんと中村ゆりさん)

あとね、役者さんのお子さんなども芝居をしていて、参加しにきてくれたりも・・・。
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この「一緒に読んでみよう」の進行を行うのは「リーダー」と名付けられた役割を担う3名。

林加奈子さんと、きむちちゃんこと栗山ゆう子さんと、私。
(写真は、進行を行う右端のきむちちゃんの図)
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一つの演目につき、一人のリーダーが進行役を担当します。

進行役となったリーダーは、進行する芝居のDVDをみたり台本を読んで研究し
シーンの区切りの良いところで台本を区切り、必要な小道具や、舞台の配置を考え
歌を入れたり、群読にしてみたりと、どんな風に盛り上げるかなども考えて、
当日の進行を行います。

進行をしない残りの二人のリーダーは、一緒に読んでみようが進行される最中、
キャスティングをし、役の札を渡し回収し、と静かに忙しく立ち働いています。
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(役の札↑これがけっこう大事なアイテムです)

今回の「海のホタル」では、俳優の柴垣啓介くんが、
リーダーチームに初めて加わってくれました。
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(札を渡す柴垣くんの後ろ姿・若い子たちにもどんどん関わってもらって、
さらにもっと若い世代にもこの大竹野さんの魅力を伝えていけたらという下心で打診をしました)

このように、誰がメンバーという決まりはなく、
関わりたい人が、関われる形で運営に携わるという形で
6年も続けてやってこられたこと、
これってほんまにすごいことやなと思うわけです。

と書くと、もしかしたら、ふわっとゆるっとしているかのように思われるかもしれませんが
そうではなくて、関わる運営陣は、
はじまってから無事に終わるまで責任を担うし、
準備にかける時間や労力はそれぞれみんな決して小さくはない。

私も、正直、しんどいなあと思うこともある、あるんですけれど、

大竹野さんの戯曲を通じて、新たな人と出会い
共に大竹野さんの世界を共有するあの時間の豊かさや、

話し合ったり協力し合ってみなと連携できてる感じが心地よくて・・・。
「やっぱりやってよかったー」と、今年も思いました。

ほんとにほんとに、みなさまありがとうございました。
お疲れ様でした。

来年は大竹野さんが亡くなって10年。
シーズン7は、どうなるでしょうね・・・・。

その前に、1月に『海のホタル』を上演いたします!!
再演の主演は林加奈子さんですよん。
「夜、ナク、鳥」では主犯役を演じた加奈ちゃん。
「海のホタル」の主人公をどう演じるのか?
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写真:藍田マリン