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まるで辺境の地のように、
訪れる者の少ないわたしのブログにようこそ。

昨日は、帝塚山のギャラリーライムライトさんへ。
今週は「OTHERS PORTRAIT 」アザーズ ポートレイト展

つまり「他人」を撮影しています。

街角などで、声をかけて、その人と交渉して、撮影するという、
ちょっと勇気が必要なプロセスを経て撮られた写真たち。

昨日は、出展者5名のうち、
岩森洋介さんと、ササキ隆志さんが在廊してはりました。

岩森さんは、今回の展示のみならず【人間ブルース】と題し
街で声をかけて、ずっと他人を撮っておられる方。

タトゥーをしていたり、とんがったファッションをしていたり、
ダンボールハウスの住人だったり、
わたしだったら声をかけるのをためらうような人を、
生き生きと表情豊かに捉えて写真にしています。

何をどうしたらこんな風に、自然なその人らしさを引き出せるのか?

岩森さんの写真を、もうかれこれ1年以上前からみてきて、
そのことがすごく知りたかったので勇気を出して聞いてみました。

岩森さん曰く、写真を撮るときが一番喋っているかもとおっしゃってました。

その人のどこに惹かれたか、それをちゃんと伝えていく、褒めるのではなく、
そこがすごいと思ったから撮らせて!と伝えるのだと。

これはある意味極意なのかもしれません。

岩森さんは「白と黒」というブログを書いておられます。
観に行った写真展のことや、
人間ブルース紀行が書かれていますのでよかったら。



ササキさんの写真は1点のみ。

この写真がとてもよかった・・・。

ササキさんにしか撮れなかった写真。

ササキさんが入院中に撮った1枚で、
同じく入院してた方を撮影されています。

夏の暑い盛りに電話をかけるために外へ出ていたら、
その人と出会って、日陰にどうぞーなんて声をかけられて、
30分ばかりお話をして、そのあとに撮った1枚なのだそうです。

出展されているあと3名の写真も
それぞれに、どんなシュチュエーションで、どんな風に撮ったのかと
撮り手と被写体で交わされたであろう対話や、
他者と本人との距離感みたいなものがみえてきます。

他者だからわかる、他者だからこそ撮れる
そんな写真というのものがある。

他者を撮ったときにこそ、
その撮り手の他者への眼差しもはっきりとそこに映るのだなと。

とても面白かったのでぜひ!!

10月13日(土)まで(10日(水)休廊)
12時〜19時

ライムライト ブログ

ライムライトへの アクセス

最後にそんなすごい写真を撮っている人たちにご協力いただいて
こんな写真を撮らせてもらいました。
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来年4月、絵本の世界を写真で表現する「私の好きな絵本展」を企画中です。
なんの絵本かわかるかな?