March 2006

March 21, 2006

帯とか。

銀薔薇桧扇帯
後ろを向いてもらって帯を撮影。
「桧扇」という結び方らしい。
「立矢結び」とどこが違うんだろうと思ったら、
桧扇の方は片方に羽が二枚あるみたい。
(お針当番自身は着物を着ないので
帯結びやら何やらにはたいへん疎い)
チャイナドレス用の生地を裏返して使用。
下にある写真が同じ生地の表側だけど、
とても同じ生地には見えない。



薔薇模様のブロケード
光沢のある薄いピンクにバニラ色の線で、
大きく線描きの薔薇が織り出されている。
これを買ったお店では特殊生地の切り売りは50cm単位。
元値も高いので躊躇していたんだけど、
運よく端切れ処分ワゴンに2枚だけ出ていた。
30cm×25cmくらいの少々難アリ品。1枚50円。


金桜模様“ふくらすずめ”
こっちはすずさんの帯。金糸の端っこが出てる(汗)。
結びはオーソドックスに「ふくらすずめ」。
近所の手芸店で見つけた化繊の帯地端切れ。
芯を貼らなくても適度な張りがあるし、
折り目がつけやすくて結びの形が綺麗に出た。



色違い・形違い
それぞれ、色違い、結び違いの帯も作った。
薔薇のチャイナ生地の表側を使って「ふくらすずめ」。
帯揚げ・帯締めの色を変えれば水色の振袖にも
鳥の子色と黄緑の振袖にも合わせられそうだ。
黄色い桜模様の方は、「変わり文庫」。
この黄色い帯地はあと50cmくらい余っている。



March 20, 2006

やっと縫えた。

淡色桜模様振袖

振袖2006・春。
やっと縫って、着せて、撮影できた。
素材はどちらもレーヨンの縮緬。
史さんが水色の濃淡に桜模様、
すずさんが黄緑と鳥の子色の暈しに桜と楓。
逆にしても似合っただろうなと思う。





水色桜模様振袖
半襟は純白、伊達襟は牡丹色。
帯揚げは伊達襟と微妙に違う牡丹色。
袖裏と裾回しは水灰色、髪リボンも同じ色。
みせかけの振りは白に近い桜色。
銀灰色の帯はチャイナ生地を裏返して使用。
本当はピンクにバニラ色の線で大きく薔薇が出た布。
裏は銀灰地に鉄灰色の線でシック。結びは「桧扇」風。
表側を使ってピンクのふくらすずめ帯も作った。




黄緑系暈に枝垂桜と楓
すず子さん、年齢よりも地味すぎたか。
鳥の子色に薄黄緑の暈し、可愛いんだけどな。
半襟は白に近い桜色(史さんの振り布と同色)。
伊達襟はもうちょっと濃い桜色。
袖裏と裾回しはごく淡いレモン色。振りは純白。
帯揚げは古い絞りの布から暈しのところを取った。
帯は山吹色の桜模様、化繊の帯地はぎれを使用。
結びは「ふくらすずめ」。はぎれが余ってるので
同じ生地で変わり文庫の帯も作った。