2007年04月

2007年04月30日

『花咲く家の物語』楽日満席で終了・・・感謝!!!

楽日、満席のお客さんで無事に終了!

観に来ていただいたお客さん
共演者の皆さん
スタッフの皆さん
制作スタッフ、お手伝いの皆さん
本当にありがとうございました!!!


中日を過ぎてどんどん増えていったお客さん
口コミで増えていったに違いない
8ステージ1140人
嬉しい限りである!!!


大学2年生の法政大学・演劇研究会での初めての大役
もう42年前である
福田善之:作『長い墓標の列』
リベラリスト・東大教授:河合栄次郎をモデルにした芝居
その教授が僕の役だった
緞帳が降りた瞬間
涙が溢れて立ち上がれなくなった
その涙が今でも僕の原点のような気がしている


それ以来である

カーテンコールが終わって裏に引っ込んだ瞬間
妻役のYさんと抱き合い号泣してしまった


勿論19歳の時の涙と
今日の涙の意味は違う
それは良く解っている


この芝居は僕の中に
大切な何かを残してくれた


同じ夢を持って結婚し
知的障害者6人を自宅に預かり
生活をともにしたご夫婦とご家族
夢半ばであったろうに
44歳で逝ってしまった皆のおかあちゃんだった奥さん
こんな家庭をモデルにしたマルセ太郎さんの作品だ


僕の役のモデルになっているそのご主人と娘さん夫婦が
土曜日に石川県の金沢から観に来て下さった

僕は始めてお会いしたのだが
自分の役の実在の方が目の前に居るという
不思議な感覚の中で
演じる僕にとってとても重たい言葉を残されて帰って行かれた
「僕は女房と会った瞬間一目惚れなんですよ。こいつと結婚するんだ、と思ったんですよ。」と
傍で娘さんが「こんなこと言ってますけど、家では威張ってたんですよ。」ってにこやかに


これは僕の勝手な想像であるが
”威張っていた”ことの悔恨があるとしたら
それも僕は演じなければいけないと・・・・
生前「もっと優しくても良かった。」と思っていたとしたら
優しい夫、父親を演じようと・・・
全く勝手な想像である


見終わった後
話をさせて頂いた
「僕よりずっと男らしかったですよ。」


またご主人とお会いしてみたい
何か話が弾みそうな気がしている。







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2007年04月22日

結婚披露宴

稽古の時間を
この時期に・・・
調整してもらって

親友のせがれの結婚披露宴に出席した

親友はおない年だが
せがれは今時の若者だった
(勿論ちっちゃい時から知っているんだが)
最近多いらしいが
新郎が司会をやるという
ざっくばらんな和やかな宴だった

新郎新婦の友人たちのノリにつられて
親戚や俺のような旧世代も
笑っちまう

親友の親父も
「まいったなぁ!」と
笑顔である



11ケ月前
この親友のかみさんが
癌で逝った
新郎のおふくろだ


おふくろの写真が
そっと飾ってあった


見せてあげたかったな!
と思う



親友も癌と戦っている!


11ケ月前から
俺は涙もろくなっちまった



稽古のため宴を中座した


親父の挨拶を聞けなかった



泣かなかったろうなあいつ・・・






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2007年04月20日

油断大敵火がボウボウ・・・!

もうすぐ
あと5日で4月24日
『花咲く家の物語』の初日の幕が開く


この作品は
10年前マルセさんが御存命中に初演されている
マルセさんご自身も出演されている


僕は初めて出会う作品だが
キャストの約半数が初演時と変わっていない


10年前に大変好評だったのも
作品に触れてみると良く解る
人間愛に溢れた素敵な心温まる作品だ

ぜひたくさんの人に見て欲しい


しかし芝居の怖いところは
常に今でありライブであるという事だ


出演者の一人として
肝に銘じる!


まっさらなものをお客さんに届けたい


日々生きていくことも大変であるが
凝縮された日常を描いていく舞台で
生きることは
そうたやすくはない


真剣に目の前の出来事に向き合い
真剣に生きてみようと思う!




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2007年04月18日

本田美奈子『演じないよ、生きるよ!』

「ミスサイゴン」の舞台に立った時
本田美奈子は歌手として一芸能人として
自身の方向性を悩んでいたそうである

「ミスサイゴン」に出会って
母親にこう言ったそうだ
『わたし演じないよ。力強く生きるよ!』


銀行のロビーで見ていたテレビだが
思わず涙が出そうになった!



俺は本田美奈子のファンでもなかったし
「ミスサイゴン」も『タレントが主役だろ!』
位の感覚で見にも行かなかった




『演じないよ、生きるよ!』




亡くなったのが38才だそうだから
30代の役者がなかなか言える言葉ではない!

俺なんか最近やっと
その事を一生懸命考えるようになった・・・



『演じないよ、力強く生きるよ!』



人間に
決められた一生の長さがあるとしたら
本田美奈子は38年という短い一生の中で
ギューッと凝縮した『生』を考えていたのだと思う




「死んだ気になって」という言葉は
非常に古臭い「根性」を連想させる響きがあるが
「理性」として捕らえるなら


重い!



そして自分自身の日常を考えると・・・



もし本田美奈子と正対したとしても
彼女の目を凝視できない



と思ってしまう







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2007年04月15日

告知じゃ〜! 告知じゃ〜!

合点おみチャンの「人間宴」じゃ〜!

頭がたか〜い!
よ〜く見てや!

出演者の中に
里村孝雄(歌手)!

おじさんはどこへ行くのでしょう?

(この前に4月24日〜29日、芝居があるのも忘れないでや!)


5/3 THU & 5/4 FRI 渋谷屋根裏 NEW!
〜人間宴「渋屋根学園天国2DAYSスペシャル」〜


■5/3 THU
開場18:00/開演18:30 前売¥2,500/当日¥3,000

出演
合点バンド/Vo.おみ、Gu.池田邦人、Ba.高石マキオ、Dr.堀之内傭平(プロペラ)
ビクトリーNEW太郎/Vo.伊藤栄之進、Gu.太、Dr.竹村忠臣、他
渡部兄弟/Vo&Gu.渡部勝敏、Vo&Key.渡部貴彦、Dr.てっちゃん
スペシャルゲスト/玉元正男(フィンガー5)+α
オープニングアクト/里村孝雄(歌手)

■5/4 FRI
開場17:30/開演18:00 前売¥2,500/当日¥3,000

出演
ツチフマズ/Vo.おみ、Gu.KID、Ba.つよし(仮)、Dr.竹村忠臣、和太鼓.魚住和伸
馬並/Vo.井垣宏章(アンリミ)、Ba.しまちゃん(ex.すかんち)、Dr.ナカジマノブ(人間椅子・PONY CAMP)
ミルクティース
イカルス渡部/(Vo.イカルス渡辺/Gu.池田邦人/Ba.山田なおこ/Key.盆帆与世(MENS5)/Dr.八木一美)
ワタナベフラワー
スペシャルゲスト/玉元正男(フィンガー5)+α
エンディングアクト/里村孝雄(歌手)





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復活のバロメーター!

少しずつ
体調が回復してきた

もう本番初日まで10日だ
そろそろ万全な状態に戻らないと


まだ万全とはいえないが


電車に乗る
街を歩く

心の言葉
「あっ! いい女!」
「あっ! かっわいい!」
「いい足してんなぁ!」
「あっ! いい・・・」


復活は近い!

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2007年04月08日

DOWN ! そして《ご案内》

ボディブロウをもらった感じだ
3日位前から疲労の蓄積を感じていた
弱い所に菌が住み着きやがった
喉痛い、咳が出る、痰が黄色い

11時間寝た
ダメダ!
不思議と熱が出ない
10時間寝た
ダメダ!


ついに今日稽古を休ませてもらった
本当にゴメンナサイ!


家で横になってダラダラと過ごす
「あれもやらなきゃぁ」「これもやらなきゃぁ」
と思いながらダラダラと過ごす

今度の芝居でどうしても読んでおきたい本を読む
読みながら思う
「感動を探してるんだなぁ」と思う
『花咲く家の物語』は石川県の金沢市にあった
小杉さん夫婦によって営まれた
知的障害者6人との共同生活を描いた実話が元になっている
マルセ太郎さんが何度もここを訪れ
その感動を元に書かれたのがこの戯曲だ

出演者のほとんどの人がマルセさんから直接
この「若人の家」の話を聞いたり
小杉さんにお会いしたりしている

僕はマルセさんとも生前お会いしていないし
小杉さんにもお会いしていない
だから尚更「嘘はやれない!」と思ってしまう


理屈では解っていても
演じられない事がある


僕は実在の小杉孝志さんを演じている

最近知的障害者を演じる6人が
稽古の中で”可愛く”見えてきた
それはそれで小さな一歩を踏み出したと思えるが
実際の共同生活の中では
「こんちくしょう!」と思った事もあっただろう

血の通った”小杉さん”を演じたい!


告知もしてしまいます
是非おいで下さい!


コメディオンザボード+シアターX提携公演

マルセ太郎メモリアルシリーズ VOl.3

『花咲く家の物語』

作:マルセ太郎
演出:永井寛孝

出演
杉田陽子:矢野陽子   杉田正彦:里村孝雄
勝くん:永井寛孝    春男くん:大久保洋太郎
博くん:瓜生和成    健くん:浅地直樹
耕治くん:藤原常吉   吉村くん:木下敬志
杉田歩:佐藤 愛    根本さん:趙 博
百合子さん:松山 薫  元山奈緒子:にしだまちこ
山田さん:一色涼太   山田美津江:巴 菁子
マルセ太郎:松元ヒロ


2007年4月24日(火)〜29日(日)
  24日(火) 19:00
  25日(水) 19:00
  26日(木) 14:00  19:00
  27日(金) 19:00
  28日(土) 14:00  19:00
  29日(日) 14:00


両国・シアターX(カイ)

料金  前売 4000円
    当日 4500円


よろしくお願いします!



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2007年04月06日

ギターを持って街を歩く

街を歩くどころではない
韓国へ行く飛行機の往復もですよ
向こうでも秘かに練習していたんですよ

今稽古中の24日初日の芝居『花咲く家の物語』
ギター弾いて
歌唄わなくっちゃならないんですよ!

いやいや今度は芸人じゃないですよ!


ギターを持って稽古場に向かう
家を出て駅に向かう途中
自転車のおじさんが俺をジーット見ている
寄ってきた
話しかけられた
「あの〜 ららぽーとで教えてるギターの先生ですか?」
「えっ?! いやち、ち、違いますよ!」


うわ〜”先生”に見らあれちゃったよ!
まいったなぁ!
弾いたら0.5秒で見破られたに違いない!


電車に乗る
邪魔だなぁ!
意外とでかいなぁ!

片手に持って歩く
どっちを前にして持ったらカッコイイんだろう?(心の声)

後に教えてもらった
ネックが大切だからネックを先にして持つんだそうだ!

知ってた? しってた? 知ってた〜?


こんな具合で
60の手習いをしているんよ


本番では決めてやろうと思ってるけど・・・・・



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2007年04月03日

絶対! 観に行ってください!

俺の所属する”激弾スペースノイド”の
作家&演出家 御笠ノ忠次こと伊藤栄之進が演出する


『絢爛とか爛漫とか』 のご案内

御笠ノ忠次は俺の代表作『おはようおじさん』の作・演出
そして2月にやった『サトちゃん個人ライブ Vol.1』の総合演出である

100%面白い作品になることを今から保証します
是非観に行ってください
よろしくお願いします!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今年2007年1月にオープンした赤坂RED/THEATERの主催公演、柿落としシリーズ第一弾として、自転車キンクリーツカンパニーにて、京晋佑・佐々木蔵之介らの名優によって上演された飯島早苗氏の名作『絢爛とか爛漫とか』です。昭和初期の文士たちの悲喜こもごもを描いた作品で、93年に初演、97年にモダンボーイ版、モダンガール版の2つに改稿され再演された作品を、キャストを一新し、今回も再び2バージョンでお送り致します。

 演出は、若手演出家コンクールにて02年、03年と2度の受賞歴を持ち、昨年、自身の劇団『SPACENOID』の公演にて、漫画家松本零士氏の短編『スタンレーの魔女』の初舞台化を企画し見事に成功を収めるなど、次世代の演劇界を担うと期待される新進気鋭の演出家、御笠ノ忠次。

 第一弾の公演に花を添える俳優陣は、モボ版に土屋裕一(*pnish*)、日比大介(THE SHAMPOO HAT)、加藤 啓(拙者ムニエル)、及川 健(STUDIO LIFE)、モガ版には沢樹くるみ、野口かおる、琵琶弓子、中谷さとみ(劇団☆新感線)と若手選りすぐりの実力派俳優たちが挑みます!





<公演スケジュール>

公演日時

2007年5月8日(火)〜5月23日(水)(全23ステージ)
会場

赤坂RED/THEATER


一般前売発売日

2007年4月7日(土)
チケット料金

4,500 円(全席指定)



チケット取扱

電子チケットぴあ

0570-02-9966(Pコード375-930)
0570-02-9988(演劇専用オペレーター) http://t.pia.co.jp/
イープラス

http://eplus.jp/(パソコン&携帯)


主催

赤坂RED/THEATER
お問い合わせ

ゴーチ・ブラザーズ 03-3372-6848 お問い合わせフォーム



公式HP http://kenrantoka.net/

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