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ボンド命:11/24からNetflixで配信が始まった話題作、『First Love 初恋』全9エピソードを見ました!宇多田ヒカルの名曲にインスパイアされた寒竹ゆり監督のオリジナル脚本ですが、非常に良いです。何度か泣きました。これを見るためにNetflixを契約したという女子も多いことでしょう。ラブストーリーということで女性向けと思いがちかもしれませんが、男性、おじさんにも是非見て欲しいと思います。

ハナコ嬢:主演は並木晴道(はるみち)役に佐藤健さん、野口也英(やえ)役に満島ひかりさんですが、それぞれの少年・少女期を木戸大聖くん、八木莉可子さんが演じています。

墓伊田:正直言って全然似てない。そんなことどうでもいと割り切って、実力派の若手を起用しているところが凄いね。

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ボンド命:八木莉可子ちゃんはTBSドラマ版の『チア☆ダン』(2018年)で注目していました。木戸大聖くんは全く知りませんでした。二人とも中学から大学生、航空学校生までを演じていました。この二人は高校の同級生で付き合い始めますが、卒業後は遠距離恋愛となり、ある事件をきっかけに別れてしまいます。切ないラブストーリーは胸が痛みます。

墓伊田:晴道は不良学生で校舎の屋上でタバコを吸うシーンもある。地上波放送では絶対できない演出だろう。大人になってから佐藤健がナンパした女性と激しい行為をするシーンもあるのでさすがNetflixだと思ったが、現在の恋人役の夏帆とはソフトなベッドシーンのみだった。

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ボンド命:晴道はパイロットになる夢を叶えて航空自衛隊でC-130を操縦します。しかしヘルニアを患い今は札幌のビルのセキュリティ担当。一方、也英は英語が得意で高校のスピーチコンテストで2位になる実力の持ち主。海外留学して将来はCAになる夢を持っていたが、今は札幌でタクシー運転手をしている。

ハナコ嬢:也英さんはシングルマザーで息子の綴(つづる)くんを懸命に育てている。綴くん役が荒木飛翔(とわ)くんですね。最近では『ザ・トラベルナース』の患者役が印象的でした。

墓伊田:綴の父は脳外科医の向坂で演じるのは向井理だ。裕福で幸せそうだが、何故離婚したのかは物語が進むにつれて明らかになる。最初はもしかして晴道と也英の間にできた子供か?と思ったがそうではない。

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ボンド命:晴道と也英が何故別れたのか、そしてどのように再会したのかは見てのお楽しみですね。晴道は街中で見かけてすぐにわかりましたが、何故也英はあんなに好きだった彼を思い出せないのか。本作の見どころの一つです。

ハナコ嬢:ボンド命さんの生まれ故郷である北海道ロケが多いですね。

ボンド命:はい、札幌は実家がありますし、小樽は大学生の時、北見は父親が赴任していました。千歳空港は帰省の時にいつも使っています。現代の也英がタクシーで運転するラウンドアバウト(環状交差点)は旭川で撮影されたそうですが、旭川にはねんねこ堂さんがいます。運転手になりたての也英は最初苦労していましたが、私もロンドンのレンタカーでラウンドアバウトには悩まされましたからよくわかります。雪の北海道もふんだんに登場しますので、撮影は夏から冬まで長期間だったと思います。

ハナコ嬢:最後にはアイスランドまで舞台が飛びますからスケールも大きいですね。

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ボンド命:ロケ地といえばタクシー会社で也英に思いを寄せる占部旺太郎役の濱田岳の後ろには私が実家に帰るときに使う札幌市内のバスセンターの待合室が映っていて、びっくりして札幌の母親や同級生にLINEしちゃいました。ここもこのドラマのロケ地巡りの聖地になるのかな(笑)

墓伊田:也英のお母さん役の小泉今日子もよかったね。晴道に対しては意地悪だったけど、娘を思ってのことだったことが判明する。也英は大学のミス・キャンパスに選ばれるが、自分も昔初代ミス・オホーツクだったと言うシーンで小泉今日子の昔のビキニ写真が出たときには笑った。

ハナコ嬢:映画好きな人は楽しめる演出が多いですね。『タイタニック』とか、航空学校は『愛と青春の旅立ち』ぽいし、パイロットは当然に『トップガン』のマーヴェリック。

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ボンド命:也英は息子を育てるために飛行機の機内食を作る食品工場に勤めますが、全身真っ白の食品衛星白衣姿は満島ひかりが主演した『川の底からこんにちは』のパロディだったに違いない。

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ハナコ嬢:晴道さんの妹は水難事故で聴力を失っています。彼女の結婚式で晴道さんが手話でスピーチするシーンは感動的でした。

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ボンド命:少女期の也英は晴道の妹とコミニュケーションをとるために必死に手話を勉強する。それが大人になってふとした瞬間に出てきたシーンには泣けました。私は今話題のドラマ『Silent』も見ていますが、手話の演出としては『First Love 初恋』も負けていない。こちらでは『Silent』の手話演技が素晴らしい夏帆が現代の晴道の婚約者役で、普通に喋っているのにちょっと驚きます。

ハナコ嬢:ドラマチックな演出は韓流ドラマの影響もあると思いますが、とにかく女性は涙なしでは見れないと思います。

ボンド命:私は古くは『冬のソナタ』的な韓流あるあるの設定にはどうものめり込めないのですが、今でも大変可愛らしい満島ひかりとカッコいい佐藤健の名演技によって全く違和感なく見れました。子供の頃の雪の北海道、そして学生時代の初恋、失恋、夢を追いかけて叶えることができなくなった大人の自分など色々な思いが交錯して感動の嵐でした。ちょっとした謎が明らかになる最終エピソード、そして壮大なスケールのエンディングまで絶対オススメです。

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ではまた。