すごい会計事務所と景気の転換期クリスマスイブと税制改正

2007年12月10日

神宮外苑銀杏並木と投機資金

先週、明治神宮外苑の絵画館前を車で通りましたが、黄金に色づいた銀杏並木がとてもきれいでした。11月23日に日帰り強行軍で行った、京都大原三千院と寂光院の紅葉も良かったですが、東京の銀杏も捨てたものではありません。

最近、タクシーに乗ったり、車にガソリンを入れたりしたときに、原油高騰の影響を実感します。
「原油価格は現在1バレル90ドル程度ですが、油田の生産コストはサウジアラビアなど中東の既存の大規模油田では1バレル3ドルから8ドル程度であり、メキシコ湾の深海油田やサハリン沖など気象条件の厳しい地域の新規油田でも30ドルを越えるケースは少ない。(日経11月2日)」そうで、90ドルを超える原油価格のうち40ドルから50ドルが投機資金の流入による押し上げ分で、中国やインドの需要増による実需の影響は10ドルから20ドル程度だそうです。

今から10年前の1997年12月1日には1バレル10.76ドルであったのが、2007年1月には50ドル程度となり、先月11月20には投機資金の流入により98.88ドルまで高騰しました。
その後、OPEC(石油輸出国機構)が原油増産に踏み切るのではないかとの思惑から90ドルを割り込む水準まで下落しました。
しかし、12月5日にアブダビで開催されたOPEC総会では、価格が直近で低下したこと、投機資金など実需以外の理由で原油相場が上昇しており実際の供給は十分だ、などの理由で、来年2月1日に臨時総会を開催する(より高騰する場合には増産する可能性があるという、投機筋に対しての牽制です。)ことだけを決め、原油増産を見送ることにしました。
その結果、原油相場は短期的には再び上昇圧力が強まると見られますが、今週以降投機資金がどのような動きを見せるか注目されます。

原油市場は一例で、鉱物資源を始め農産物などにも投機資金は流入してきており、今回は特に米国のサブプライムローン(米国の信用力の低い個人向け住宅融資)問題が大きな影響を与えています。即ち、サブプライムローン問題をきっかけに、米国を中心に金融機関やヘッジファンドの損失が大幅に生じ、株式市場から資金が債券市場や原油市場に流れ、前者では米国における金利の低下(債権が買われるということは、債券金利が低くても債権が売れるため、市場金利が低下する。)を招き、ドル安(円高)となり、後者では各国の企業収益の悪化を招いたわけです。

いずれにせよ投機資金の流れは世界経済に大きな影響を与えますので、その行方を探るのは企業経営上も、資産形成上も重要です。私自身正確になんてもちろん分かりませんが、興味を持ちながら、毎日、毎日新聞を(毎日新聞ではありません)追いかけていると、何となく「次はこのような動きをするのかなぁ」と感じるものです。


ohnogi_cpa at 13:40│Comments(0)TrackBack(0)

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