サロトロケルクス


2年ぶりにバージェス動物を作りたくなり、再開しました。
選んだのはサロトロケルクスです。
鰓に付属肢がないので作りやすいかなと以前検討しましたが、13mm以内という大きさに二の足を踏んでいました。
今回ダメもとで挑戦しました。
ネットで写真や図面を探しましたがありませんでした。
頼りになるのは「ワンダフルライフ」のマリアン・コリンズ氏による復元図と263ページの「構造は複雑だが全長が1.3cmにも満たない」という一文だけでした。

1.3cmにも満たないということは1.2cmで作ればよいのです。復元図を基に簡単な図を描きました。小さい・・・。

本体を7mm 尾部を5mmとします。
本体は体節が10あるので0.5mmプラ板を積層することにします。
まず、大きめにプラ版を切り出します。

小さい・・。
デジカメではマクロモードでもこれ以上近づくとピントが合いません。
下の図の形に切り出していきます。
最小のパーツは鰓1mm 高さ2mm幅4mm
デザインナイフを初めて購入しました。(今までは100均カッター)
さらに鰓を0.3mm位に薄く削ります。
でも均一にはなりませんでした。(良しとします)



できあがったら接着します。
あまりにも小さいので、あれ?どこにいった?と思ったら
接着剤の筆についてボトルの中で溶解していたこともあります。

この時点で高さは4mm位なのでやすりで削ります。
すると背面のモールドがなくなってしまいました。
Pカッターを買ってきて何とか彫りました。
ここまでで約5日くらいかかりました。

さて尾の作成です。今回も針を使用しました。
本当はこれでは太いのですが、エポキシパテで作ったのは失敗しました。
なぜなら、こんなにほっそいのに7本もとげが生えているのです。


そのとげは電線をほどいた繊維状の電線で表現しようとします。
ここでipadのカメラが接写できることに気づきました。

で、翌日電線をカッターで切ろうとしたらぼろぼろ取れてきました。断念します。
あれこれ考えて、ポリキャップのランナーをあぶって伸ばしたものは弾力があるのでこれを使うことにしました。

もう細かすぎて狂気の沙汰です。
なんでこんなことをやっているのかわかりません。

で、これも失敗です。

まる1日かかってやっと気に入ったものができました。

取り付けてみました。なかなかいいプロポーションです。
しかし・・・・13mmになってしまいました。
こんなことにこだわらなくてもいいのに・・・・・
もう1回切って付け直しました。ちょっとずんぐりしてしまいます。
さらにせっかくつけたとげがぽろぽろとれてやり直し。
(実は最後の最後までこのとげのやり直しは繰り返されます)
この模型群は実物大じゃないと意味がないなどと・・・
こういうこだわる性格嫌い・・・。
でも実物大の12mmだ!!!

ちなみに下のは第1体節についている付属肢をエポキシパテで作ったものです。
ほとんどゴミ。
今日は夜塗装しました。
ダークイエローを腹面に。
鰓をレッドブラウンに。
背面は色んなサイトでグリーン系で表現されているのでグリーンでドライブラシしました。
今日は2本の付属肢をつけて終了です。
・・・・・・・でかすぎました。・・・・やり直しです。
翌日気を取り直して、付属肢を作りましたが、
小さすぎて手も足も出ません。エナメル線も試しましたが小さくてだめでした。
最終的にまた伸ばしランナーで作りました。
これも試行錯誤の末、やっとくっつきました。
本当は左右の太さが少し違うのですが、0.1mm以下の単位の世界なので
これで良しとしました。本当は爪の先が割れているのですがやりようがありません。
(これで良しの精神は偉大です)
これで1日のほとんどの時間を使ったので写真を撮る余裕がありませんでした。
あとは目。

最初は上の写真のようにエナメル線にくっつけて塗装してつけようと思いました。
しかしポロリと取れてしまいます。
そこで先にエナメル線を接着してから目玉をつける作戦に出ます。

ところが相性が悪いのか小さすぎるのか、これも取れてしまいます。
今度はエナメル線を目玉につけてカットしてからくっつけようとしました。

これがうまくいかないのなんの・・・上の目玉は瞬間接着剤で真っ白です。
1時間以上苦闘してあきらめかけたその時、エポキシパテの破片が目に入ります。
・・・これ使えるんじゃないか?

つかえました。
目玉をマッキ―で塗り、接着。
これがポロリと取れました。今度は再塗装してくっつけます。
付属肢の長さが若干気になったのでカットしてそろえます。
塗装の禿げたところをちょっとなおして
完成!!
塗装は汚いですが、大きさに免じて許してね。
やればできるもんだなー。
人生で一番小さいものを作りました。







2年ぶりにバージェス動物を作りたくなり、再開しました。
選んだのはサロトロケルクスです。
鰓に付属肢がないので作りやすいかなと以前検討しましたが、13mm以内という大きさに二の足を踏んでいました。
今回ダメもとで挑戦しました。
ネットで写真や図面を探しましたがありませんでした。
頼りになるのは「ワンダフルライフ」のマリアン・コリンズ氏による復元図と263ページの「構造は複雑だが全長が1.3cmにも満たない」という一文だけでした。

1.3cmにも満たないということは1.2cmで作ればよいのです。復元図を基に簡単な図を描きました。小さい・・・。

本体を7mm 尾部を5mmとします。
本体は体節が10あるので0.5mmプラ板を積層することにします。
まず、大きめにプラ版を切り出します。

小さい・・。
デジカメではマクロモードでもこれ以上近づくとピントが合いません。
下の図の形に切り出していきます。
最小のパーツは鰓1mm 高さ2mm幅4mm
デザインナイフを初めて購入しました。(今までは100均カッター)
さらに鰓を0.3mm位に薄く削ります。
でも均一にはなりませんでした。(良しとします)



できあがったら接着します。
あまりにも小さいので、あれ?どこにいった?と思ったら
接着剤の筆についてボトルの中で溶解していたこともあります。

この時点で高さは4mm位なのでやすりで削ります。
すると背面のモールドがなくなってしまいました。
Pカッターを買ってきて何とか彫りました。
ここまでで約5日くらいかかりました。

さて尾の作成です。今回も針を使用しました。
本当はこれでは太いのですが、エポキシパテで作ったのは失敗しました。
なぜなら、こんなにほっそいのに7本もとげが生えているのです。


そのとげは電線をほどいた繊維状の電線で表現しようとします。
ここでipadのカメラが接写できることに気づきました。

で、翌日電線をカッターで切ろうとしたらぼろぼろ取れてきました。断念します。
あれこれ考えて、ポリキャップのランナーをあぶって伸ばしたものは弾力があるのでこれを使うことにしました。

もう細かすぎて狂気の沙汰です。
なんでこんなことをやっているのかわかりません。

で、これも失敗です。

まる1日かかってやっと気に入ったものができました。

取り付けてみました。なかなかいいプロポーションです。
しかし・・・・13mmになってしまいました。
こんなことにこだわらなくてもいいのに・・・・・
もう1回切って付け直しました。ちょっとずんぐりしてしまいます。
さらにせっかくつけたとげがぽろぽろとれてやり直し。
(実は最後の最後までこのとげのやり直しは繰り返されます)
この模型群は実物大じゃないと意味がないなどと・・・
こういうこだわる性格嫌い・・・。
でも実物大の12mmだ!!!

ちなみに下のは第1体節についている付属肢をエポキシパテで作ったものです。
ほとんどゴミ。
今日は夜塗装しました。
ダークイエローを腹面に。
鰓をレッドブラウンに。
背面は色んなサイトでグリーン系で表現されているのでグリーンでドライブラシしました。
今日は2本の付属肢をつけて終了です。
・・・・・・・でかすぎました。・・・・やり直しです。
翌日気を取り直して、付属肢を作りましたが、
小さすぎて手も足も出ません。エナメル線も試しましたが小さくてだめでした。
最終的にまた伸ばしランナーで作りました。
これも試行錯誤の末、やっとくっつきました。
本当は左右の太さが少し違うのですが、0.1mm以下の単位の世界なので
これで良しとしました。本当は爪の先が割れているのですがやりようがありません。
(これで良しの精神は偉大です)
これで1日のほとんどの時間を使ったので写真を撮る余裕がありませんでした。
あとは目。

最初は上の写真のようにエナメル線にくっつけて塗装してつけようと思いました。
しかしポロリと取れてしまいます。
そこで先にエナメル線を接着してから目玉をつける作戦に出ます。

ところが相性が悪いのか小さすぎるのか、これも取れてしまいます。
今度はエナメル線を目玉につけてカットしてからくっつけようとしました。

これがうまくいかないのなんの・・・上の目玉は瞬間接着剤で真っ白です。
1時間以上苦闘してあきらめかけたその時、エポキシパテの破片が目に入ります。
・・・これ使えるんじゃないか?

つかえました。
目玉をマッキ―で塗り、接着。
これがポロリと取れました。今度は再塗装してくっつけます。
付属肢の長さが若干気になったのでカットしてそろえます。
塗装の禿げたところをちょっとなおして
完成!!
塗装は汚いですが、大きさに免じて許してね。
やればできるもんだなー。
人生で一番小さいものを作りました。





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