『ゲームの達人』(シドニー・シェルダン)の南アフリカのダイヤモンドといい、
『007ダイ・アナザー・デイ』のシエラレオネのダイヤモンドといい、
ダイヤモンドには、常に戦争や陰謀が絡んでいる。

と考えたとき、僕が小学生の頃、
漠然と見ていた毎週日曜の夜の名作劇場
『小公女セーラ』のことが心配になってきました(笑)。

セーラが”ダイヤモンド・プリンセス”になって物語が終わっていたからです。

・・・セーラにも戦争や陰謀が絡んでいるのか・・・!?

そこで『小公女』(バーネット)を読んでみることにしました。

本からの情報によると・・・

セーラの父は、イギリスの名門イートン校(ウィリアム王子も通った)を卒業した後、軍隊に入り、インドへ。
インド生まれのセーラが大きくなったので、ロンドンの学校に預ける。

時代は、イギリスがセポイの乱を鎮圧し、ムガル帝国を滅ぼして、イギリス領インドとし、インドを完全に植民地にした頃。(1850年代あたり)
セーラのパパは軍人だから当然、戦争に絡んでいるだろうし、その最中に、ダイヤモンド鉱山の開拓に投資しているのだから、原住民を働かせたり、採掘権の確保に策略を巡らしたりと、陰謀が渦巻く世界だったのだろう・・・。

この莫大な財産が小公女セーラに渡って物語が終わります。

アニメは、セーラがインドへ旅立つシーンで終わっています。

セーラはインドでどういう人生を送ったのだろう?

セーラの意志の強さと品格は、どんな環境になっても変わらないはずで、
その性格を持ってして、植民者としてインドでどう生きたのか?

想像を膨らませるのも、なかなか楽しいものです。