青梅市長 大勢待としあき

青梅市長 大勢待利明(おおせまち としあき)の公式ブログです。

2013年02月

先日、えねるぎーしふと青梅塾其の三
「ネガワット発電所」をつくろうに参加してきました。

事前情報では、講師:リプトンとなっていたので

よし!
いざとなったら英語でも質問できるようにしておこう
と思って
環境や原子力の英文記事をいくつか拾い出し
専門分野の独特の表現や、専門用語の英語単語を覚えておきました
...
そして、会場に行ってみると・・・
ニックネームがリブトンさんという日本人の方が講師でありました。。。

さて、題名の"ネガワット"の意味ですが
資料によりますと、
「電気を使わないことで、別の場所で利用できる電気を作り出す」
という意味だそうです。

講演の内容は、確かにそうだなーと納得する内容で

○家庭の電力消費を見直すことが第一。
①10年以上前の冷蔵庫を使っているのなら、省エネに買いかえるべし!相当の電力とコストが浮く!
②白熱灯をLEDに換えるだけで節電効果が大。
③10年以上前のエアコンと現在のエアコンでは年間で300kWh以上の差。

以上の3点で年間50%以上の省エネが実現。

例えば、青梅市民全員が取り組めば、金額ベースで年間97億円分の節約ができるという。

そして最後に、

省エネの効果から、暮らし方を見つめなおし、エネルギーや水や食材、時間を意識して使うことが大事なのです!そこから市民参加が生まれてくるのです!

と力説されていたのが印象的でした。

とにかく、「誰かが何とかしてくれるだろう」という意識を捨てて
自分が動かなければ始まらないという気持ちでいないとだめですね。

さて、10年以上前のエアコンを買い換えるとするか。。。
今でも動いているので、壊れるまではと思っていたのですが、
計算してみると、節電とコストともに換えた方が良いみたいです。

先日、「青梅市安全・安心まちづくり推進協議会」の傍聴に行ってきました。

市役所では、いろいろな分野の協議会が開かれていまして、
時間が空いていたら、傍聴に行くようにしています。

会議の内容は、後日、議事録で確認できますが
やはり、協議会メンバーの発言のトーンであるとか
その場の議論の活発さをナマで見てみることで
言葉以外の情報、
つまり、
その会議のやる気度や意気込みなどを感じることができます。

さて、今回の会議の内容ですが
一つ目は、『青梅市内の犯罪発生状況』についてでした。
以下の通りです。(配布された資料)

SCN_0001
○要点
①犯罪発生の30%が、新町地区に集中している。

②振り込め系の詐欺の被害額が前年度に比べて増加している。
平成24年度に青梅市で確認されている被害総額は、約5500万円に登っています。

「消防署の方から来ました~」
といって消火器を売りつける古典的な詐欺がありますが
最近のパターンとしては
「(電話で)青梅市役所の方から連絡しています~」
といってお金を振り込ませる詐欺が横行しているそうです。

そして二つ目の議題は、『防犯カメラの設置』について。

デパートやコンビニ、マンションのエレベーターなどで、
今や必ず目にする防犯カメラ。
防犯カメラというと響きがよいですが、要は監視カメラですね。

一時期、
「町中にカメラを設置して、人々の行動を監視するとはケシカラン!!!」
という議論がマスコミで騒がれていましたが
今や、防犯カメラが犯人を特定できる重要な手段として機能しており
個人のプライバシーうんぬんという話題はいずこへ???

この防犯カメラですが、
青梅市が公的に設置したものは市内に一つもないそうで、
今後、市内の各地点に防犯カメラを設置するという議論がなされていました。

先日、立川断層帯のトレンチ(調査溝)を見に行ってきました。
IMG_6333
元・日産の武蔵村山工場の跡地です。
教授の解説により50分ほど説明を受けました。

立川断層は逆断層というのが定説でしたが、
今回の調査で横ずれ断層の可能性もあり、
今までの説がくつがえる可能性があるとのことでした。
IMG_6321
説明中。

立川断層が動いた際に、住民にどれだけの影響があるかは、
数か月先に目星がでてくるそうです。

以下は、新聞の記事。
~・~・~・~・~・~・~
立川断層帯:調査溝を報道公開
毎日新聞 2月7日(木)
 東京大学地震研究所は6日、立川、武蔵村山市境にある日産自動車村山工場跡地で進めている立川断層帯のトレンチ(調査溝)を報道公開した。都は昨年4月、首都直下地震などによる被害想定を見直し、立川断層帯地震を初めて盛り込んだばかり。同研究所は8、9日に一般公開する。
 立川断層帯は、青梅市から立川、府中市へ延びる約21キロと、埼玉県飯能市から青梅へ延びる約12キロの2断層を合わせた都内唯一の活断層。国の地震調査委員会は11年、東日本大震災の地殻変動で地震発生確率が高まったと発表。都の被害想定ではマグニチュード(M)7・4の地震を引き起こし約2600人が死亡、約101万人が避難者になるとされる。
  同断層帯周辺は住宅が密集し、調査できる土地が限られていた。そのため過去の活動を含め、多くが未解明だ。今回は工場跡地の地権者から協力が得られ、長さ約250メートル、幅約30メートル、深さ約10メートルと通常の10倍近い巨大トレンチを掘って調査が可能になったという。
  調査リーダーの石山達也助教は「実際に動くと、どんな揺れでどんなリスクが生じるのか最終的にはっきりさせたい」と話す。調査は14年度まで実施し地震調査委に報告。評価を経て防災計画などに反映される見通し。
  一般公開は8、9日とも午前10時~午後3時で雨天中止。立川バス「大南1丁目」停留所前が入り口。

この前の晩御飯では

奥さん得意の肉じゃがが出てきました。

「今日のじゃがいもはおいしいでしょ。マチルダっていうブランドのじゃがいも。東急で安かったから買ってきた」

と話が始まりました。
jagaimo
マチルダ・・・

と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、
昭和50年生まれの世代ならば、
machiruda
機動戦士ガンダムのマチルダさんしかいないでしょ!!!

ということで、奥さんに
「マチルダといったらガンダムでしょ」と
話を続けようとしたら
全く知らないようでした。

変わりに帰ってきたのは
「マチルダといったらレオンのナタリーポートマンでしょ」machiruda02
ということでした。

やはり、ある一つの言葉によって連想するモノゴトは
個々人によって大きく異なるのだなと改めて思いました。

ちなみに、奥さんはガンダムについてはほとんど知らない様子で
アムロをかろうじて知っているくらい。

しかもアムロのことを
「アムロ隊長とか、いた!?」
というレベル。

赤い彗星のシャアに関しては、全く知らないようでした。
日本全国のシャアの認知度は、
タモリさん並みかと思っていましたが
知らない人は知らないんですね。

女姉妹で、育ったというのも大きな要因かも。

こういう期待を裏切る会話の連続が
小さな驚きを生む。
それが「会話のだいご味」なんでしょうねっ。

先日、社会教育課が企画した「エル・グレコ展のみどころ」
という講演会を、市役所へ聞きに行ってきました。

夜7時からの講演でしたが、会場はギッシリ!!!

スライドによる解説で、もう既に実際のエル・グレコ展を
見に行ってしまった気分になっています。

さて、講演の中で会場が一番沸いた話を紹介いたします。

以下の作品は、かなり前に日本で開催されたエル・グレコ展の
メインとなる絵に指定されたそうです。

聖母マリアが幼子のキリストに母乳を与えていて
両際から、ヨセフとアンナが見守っているシーンの絵です。

「聖家族と聖アンナ」

elgreco_ana00

エル・グレコ展の企画者は、この絵をメインに指定。

そして広報の為に、営団地下鉄の広報課へ行きました。
そして、この絵を前面に出した電車の中刷り広告を依頼すると・・・

営団の担当者からは
「地下鉄の中刷り広告に、おっぱいを出した絵は載せられません」
と、断られてしまったそうです。

うーむ。言われて見れば、確かに胸が出ています。

しかし話はそこで終わりません。

その状況を耳にしたマスコミが、
「聖母の絵の広告が断られる!!!」
と取り上げたそうです。

そして、それを目にしたスペイン人記者が
スペイン大使館へ連絡。

するとスペイン大使館は
「聖母マリアとキリストを、否定するとは何事だ!!!」
と怒り出しました。

スペイン大使館から、日本の外務省へ抗議の連絡が行き

外務省から運輸省へ伝わり

運輸省から営団地下鉄の広報課へ通達が。。。

そして、この絵が広告として採用されたそうです。
(※営団地下鉄の誰かの首が飛んだそうです。。。)

おそらく営団地下鉄の担当者は、社内の規定通りに対応しただけで
悪気は全くなかったと思います。
それが、あわや国際問題になるほど大きな話になるとは、思わなかったでしょう。

この一連の騒動の関係者のみんなが
文化の違いを理解して
話が終息したかは不明です。

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