青梅市議会議員 大勢待としあきのblog

青梅市議会議員 大勢待利明(おおせまち としあき)の公式ブログです。

2013年07月

懐中電灯は横領だったのか?


2年ほど前に、
青梅市の姉妹都市ドイツのボッパルトから
1万2000個の懐中電灯が、ボッパルト友好協会を通じて青梅市に届けられました。


ボッパルト市の意図としては、日本は震災によって全国的に停電が続いており
姉妹都市の青梅市も停電で困っているだろうから、
懐中電灯1万2000個を使ってほしいと
ボッパルト友好協会に託したということであった。


その1万2000個を受けたボッパルト友好協会は、
1万2000個を配り切るには
青梅市の協力が必要であると考え、
青梅市に1万2000個を託すことにした。


それを受けた青梅市長は、
「青梅市は停電で困ってはいない。むしろ原発近くの市町村が困っているだろう」
と考え、どこか受け渡せるところはないだろうか?

そうであるならば、受け渡し先を見つけてほしいと、
青梅市の部課長の56名に、
サンプルとしてボッパルト友好協会から受けた懐中電灯を手渡しました。


そこでである。


新聞沙汰になったのは


「青梅市長が懐中電灯を横領して部課長に手渡した」


という論調が市内のみならず、西多摩地域に流れた。


私は、いったいどんな高価な懐中電灯なのだろうとサンプルを見てみたところ・・・。


自家発電ができるオモチャの懐中電灯といっては言い過ぎかもしれませんが
500円くらいの品物であり、横領品と断言するにはどうなのだろうという代物でありました。


市長も「横領してやろう!!」という気持ちは絶対なかったはずで
むしろ、「1万2000個の懐中電灯をどうやって被災地にとどけるか?」
「部課長に託して、懐中電灯の使い道を見つけてほしい」という考えであったと思います。


問題の立て方としては


1万2000個の懐中電灯をどうやって被災地で困っている方々に届けるか?
届け先を見つけるために、いいアイデアはないか?
手始めとして、青梅市の部課長にサンプルとして56個を手渡した検討する。


という設定が正解であったと思う。


望ましい状況は


①ボッパルトから懐中電灯を、1万2000個、青梅市は受け取った。

②青梅市は停電で困っていない。もっと困っている市町村がある。

③青梅市の部課長に56個渡して、届け先を探す。

④届け先が見つかる。(実際、いわき市に届けました。)

⑤ボッパルト市も、ボッパルト協会も、青梅市もいわき市も懐中電灯のリレーによりハッピーな状態になる。


という流れであり、目指すところはこの通りだったと思います。


ところが、
③の青梅市長が部課長にサンプルとして56個を渡したところをあげつらって
横領と断定したことにより

「青梅市は横領の自治体だ。」という世論を作り上げ

ボッパルト市の思いを潰し、ボッパルト友好協会の思いも潰し
青梅市長のなんとかしようという意思を曲解し
青梅市民は、青梅市長が横領したと思いこむ

という

だれも得をしない世論を作り上げたことは
よろしくなかったことであったと思います。


マイケル・サンデル教授の正義とは何か?
という題材になりそうですね。

7/26の日経新聞の一面は

「雇用規制 特区で緩和」 解雇・残業を柔軟に

ということで、

ほほぅ。どこか地域を限定して、試験的に始めるのか

と思って記事を読んでみると。。。

「特区とは、東京、大阪、愛知の三大都市圏などを特区に指定(※本社が特区にあれば、他地域でも適用)」
って、ほぼ全ての企業が対象なるではないか!!!

そして規制緩和の内容はというと

①企業が従業員に再就職支援金を払えば解雇できるようにする。
(従業員に金を払えば有無を言わさず解雇できる)

②長期間勤務している契約社員を正社員にしなくてもよい。

③ホワイトカラーエグゼプションの導入
(注目されているのは残業代は無しという点)

選挙でねじれも解消したので
8月末にも特区の指定がなされる見通しであるという。

雇用の流動化で、経済を活性化するという名目はありますが
その反面、このままスンナリいくと、9月以降に、
リストラしやすく、またはリストラされやすくなるのは確かです。

以下は記事
日本経済新聞 電子版
 政府は残業や解雇などの雇用条件を柔軟に設定できる規制緩和を、地域限定で検討する。
安倍晋三首相の主導で決める国家戦略特区を活用し、成長産業への労働移動など人材の
流動化を進め、日本経済の活力を高める。参院選前は世論の反発を招きかねない労働改革
に踏み込まなかったが、特区に絞って抜本的に規制を改革する。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS24042_V20C13A7MM8000/

撮り貯めしてあったBSドキュメンタリーをまとめて観てみました。


その中で、
「血塗られた携帯電話」
というドキュメンタリーは秀逸でした。

http://www.nhk-g.co.jp/program/documentary/bs_worlddocumentary/039/


携帯電話を始めとした電子機器を使っている我々は
この現状をしっかりと認識しておかねばならない。


今、現在。
アフリカのコンゴでは紛争が続いているが
その紛争の源になっているのが鉱山開発事業である。


コンゴの数々の鉱山は、武装グループによって占拠されており
周辺住民は労働力として酷使されている。


政府や軍内部ではワイロが横行。
国連軍も深く立ち入りはできない。


ほぼ無法地帯の状況だ。


そして採掘された鉱物資源は、各国に輸出されていく。
大企業によって電化製品に加工され、販売され、
平穏な日常の中に溶け込んでいく。


そう、私たちが今、使っている携帯電話の原材料は
コンゴから調達したものなのだ。

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写真1:私の手元にある携帯電話。。。

マルクスの資本論ではないですが、
先進国に流通する携帯電話と、それを使っている私たちの生活は、
途上国の内部での労働の搾取構造の上にあることを忘れてはならない。


現在、各携帯メーカーに、原材料の輸入先を提示する義務はない。


昨年、アメリカで、「原材料の輸入先の提示を義務づける法案」が議会で認められたというが
これはアメリカ国内だけの話である。
さて日本を始め、各メーカーはどうしていくのだろう?
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写真2:アメリカの議会を見学。

先日、「いじめ防止プロジェクト」を見学させていただきました。
同会派の本多議員に誘われまして、都内の某中学校へ同行!

この中学校では、週1回、4週にわたって4回の
「いじめ防止プロジェクト」のワークショップが
行われているとのことでした。

講師は、もちろん外部にスポット的に依頼していまして

この日は、第2回目のワークショップ。
1クラス30人の生徒さんたちが、6つのグループに分かれて

「どういう人がいじめっ子になるのか?イメージ図と、いじめっ子になるまでのストーリーを考える」

という内容でした。

前半にグループで作業をして、後半はグループごとの発表。
講師(コーディネーター)が上手く進めていきます。

写真1:前半、いじめっ子のイメージとストーリーを考えるグループ作業。
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写真2:後半、グループごとの発表。
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写真3:教室の後ろで見学させていただきました。
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なかなか良くできたプログラムで感心しました。

「少人数のグループに分かれて、いじめについて考える」という作業がまさに肝でして

生徒たちの間に、
「いじめについて一緒に考えて学習したという共通体験」
を作ることが、いじめを防ぐ一つのキーになりますね。

考えてみれば、
一つの集団を、円滑にかつ良い方向に向かわせていくには
その集団が共通体験を積み重ねていくことが重要です。

例えば、
近所づきあいを良くするには、
自治会で一緒に盆踊りなどの活動して共通体験を積んだり、

家族円満にするには、
時には手間を惜しんで一緒に旅行に行って
共通体験を作ったりしなければならない(笑)。

今回は「いじめ防止」についてでしたが
学校でのグループ学習は重要で
いろいろと試すべき課題は多いと思います。

「私たちの学校生活は人生の中でどういう位置にあるのか?」
「麻薬・ドラック」、「お金について」
といったテーマも扱ってみてはどうだろう?

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