青梅市長 大勢待としあき

青梅市長 大勢待利明(おおせまち としあき)の公式ブログです。

2013年08月

一般質問の事前調査。いろいろデータをまとめてみました。

①青梅市の農業振興費と農家数の推移(写真1)
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最近10年間で、青梅市の農業振興に総額10億円の予算があてられている。
しかし、農家数は減少の一途。

②青梅市の農場就業人口(写真2)
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ほとんどが70才以上。このままだと青梅市の農家は10年後には壊滅。

③青梅市の農業 組織形態と農業経営体数(写真3)
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法人はほとんどなし。家族経営が全部と考えてよい。

④青梅市農家の販売金額(写真4)
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販売額の平均は年間200万円。経費を引くと利益はほとんどないと考えてよい。

○考察
・毎年、青梅市の予算が当てられいるが、農業振興の効果はほとんどないと結論づけてよい。
・後継者不足で、あと10年ほどで青梅市の農業は壊滅する。
・農家の収入が低いので、若者の参入が難しい。
・法人の農業参入を促すのが一つの策である。

例えば、今年、町田市が農地をあっせん。和郷という農業法人組合が町田市に参入。
和郷メンバー農家の売り上げは平均で約4000万円。
http://v.youku.com/v_show/id_XNTkwNTM4NzA0.html

売上4000万円もある農家がある一方、
青梅市でも農業政策を行ってきているが、
なぜ青梅市では厳しい状況が続いているのだろうか?
原因はなんだろう?

9月2日(月)から、青梅市議会が開かれます。
一般質問の事前通告の原稿を提出しました。

一般質問とは、議員一人一人に持ち時間40分が与えられて、
市長・副市長・部長全員を対象に、青梅市政に関すること何でも質問して、答弁を得ることができます。
市議会議員の腕のみせどころです。

以下が通告書の形式です。
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ちなみに、今回の一般質問は

1 青梅市の農業政策について問う
(1) 現状と課題について
(2) 今後の対策について
2 公共データのオープン化について問う

の2点。

農業についての肝は、
ここ十数年、農業政策が行われているが、
投資したお金に対して、なかなか成果が上がっていないこと。
今後は、別の補助金の使い道、新しい対策が必要なのではないか
という点を議論します。

公共データのオープン化の肝は、
行政のデータの多くは公開されているがPDFの形式で2次利用するのが困難。
今後の傾向として、2次利用を加味したデータの公開がトレンドになるので
なんとかしましょう。という質問。

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青梅市の決算書の農林業の箇所、10年分を見ています。

決算書のチェックというとことで、半沢直樹のイメージを持って取り組み中。...
(倍返しは、しません)

8/17の日経新聞に、
三越伊勢丹の小型店舗の第1号店が、
青梅市で開
店するという記事がありました。

※リンクは朝日の電子版
http://www.asahi.com/business/update/0817/TKY201308160439.html?ref=com_top6

河辺駅前の西友の南側ですね。
9/4にオープン!!!
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ずっと空き店舗だったのですが、こうして新しい店舗が入ると
街に活気が出てきて良いですね。

島根県松江市では、「はだしのゲン」は過激な描写があるとして、
学校の図書館で、子どもたちが自由に閲覧できないようになっているそうだ。

僕が小学生だった頃を振り返ってみると、
「はだしのゲン」は図書館にある数少ない漫画で、
小学生の僕たちには、
内容いかんに関わらず、かなりのプレミア感がありました。

それゆえ「はだしのゲン」が図書館に入荷されるやいなや
誰かが、独占しようと隠してしまうので
(先の同窓会で「俺が隠していた」とF田くんが懺悔していました)
書棚の裏を探してみたり、昇校口の下駄箱の上を確認したりして
隠されていた「はだしのゲン」を見つけ出して
ようやく貸し出しに、こぎつけることができました。

そういった意味で、自由に閲覧できないようになっていました。


それから内容についてです。
現在では、原爆や戦争についていろいろと意見を述べることができますが
当時の自分を振り返ってみると・・・


子どもというのは純粋に残酷で
今でも記憶に残っているのは


ゲンの近所に住む朴(ぼく)さんという方が
ゲンの家を訪ねてくるシーンがあります。


トントンと朴さんが戸を叩くと、
ゲンの家族が「どなたですか?」と尋ねます。
そして朴さんが「はい、ぼくです」答える。


というところを、「ぼくです」って答えてもわからないだろー!!
と、クラスの中で笑いのネタになっていたことを思い出します。


それと、被曝して本当におどろおどろしい描写があるのですが
そのページを、いきなり人の目の前に持ってきて
バッと開いて見せて驚かせる、ということも流行ってしました。


過激な描写も、遊びに使われていました。
本当に、小学生、子どもは残酷です。


過激な描写がトラウマになったかというと、全くそんなことはなくて


むしろ、今だに僕のトラウマになっているのは
「ラテンアメリカの文化」という本だったでしょうか。

実物の生首の写真が写っているページがあって
それをいきなりF田くんに見せられたときは
本当に、驚きました。
本物の生首、小学生に見せるべきではありません。


さて、僕の小学校の頃の記憶を書いてみましたが、

話を戻しまして


この情報過多の時代に、自由に閲覧できないようにするなんてナンセンス!!!

むしろいろんな漫画を図書館に置くべきでしょう。

今や本よりも、漫画の方が才能を持った表現者や良い作品が多いのは確かです。

戦争に限って言うならば、
いろんな角度から、戦争を考えられるよう
『日露戦争物語』(江川達也)
『虹色のトロツキー』(安彦良和)
『戦争論』(小林よしのり)
などは小学校の図書館に置いてもよいかも。

新聞にも載ったので、既に知っている方もいらっしゃると思いますが、
平成23年度の政務調査費で、大勢待の件が住民監査請求を受けました。

いろんな機会にお会いする方たちから、
「何か悪いことでもしたのか?」と聞かれて、
そのたびに事情をお話しているので、
この際、HPやブログ等でオープンにしておこうと思います。

私の件で住民監査請求をした請求者は、毎年、請求を出される方で、

先日、二人の前議員の使い方、具体的には、専門家との勉強会、意見徴収、書籍購入に不服をもち、青梅市を訴えて、全面敗訴した方です。
※青梅市は裁判の対応のため弁護士費用を(市民の税金)300万円使わざるをえませんでした。

そして今回は、私の件が住民監査請求を受けています。


平成23年度に、書籍を購入して、それを参考に一般質問を作ったり議会改革の調査をしたのですが、そのときに購入した図書が、請求者には認め難いものだったようです。

以下が、私が購入して、政務活動にふさわしくないと訴えられた書籍です(写真のとおり)。

1 「一番やさしい地方財政の本」1,785円
2 「図解 よくわかる自治体決算の仕組み」2,415円
3 「図解 自治体財政はやわかり」1,785円
4 「地方議会改革の実像」2,520円
5 「よくわかる世界の地方自治体制度」3,675円
6 「図解 地方議会改革」2,835円

。。。うーむ。。。

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次に、訴えられた内容です(写真が原本)
以下の通り。

~・~・~・~・~・~・~・~
SCN_0001
~・~・~・~・~・~・~・~
青梅市職員措置請求書

青梅市長及び本件に関する財務会計責任者に対する措置請求の要旨

第1 請求の要旨
 請求人が平成23年度政務調査費収支報告書を調査したところ、以下の支出に疑義が生じ、政務調査費の使われ方として認め難いものと判断します。よって当該議員から不適切な支出分の返還をさせるよう市長及び財務会計責任者に求めます。
 不適切な支出を計上したと認められる議員は、大勢待議員となります。
「青梅市議会政務活動費の交付に関する条例」の第1条にあるように政務調査費は調査研究に資する必要な経費の一部であること、更に第5条で限定しているように調査研究費は市政に関するもののみであることに留意しなくてはなりません。
 政務調査費は地方自治法で議会・議員に認められた権益として行政からの介入が憚れる雰囲気がありますが、その原資は血税であることを真撃に受け止め、議会並びに行政(議会事務局)はより正当な使徒基準を明らかにすると共に、議員に対して適切な指導を行うことで正しい公金の利用を鼓舞すべきでありました。

大勢待利明議員-¥15,015-
 大勢待議員は新人議員でもあり、資質向上のために色々の方面の勉強をしていたのは敬服するところですが、勉強はあくまでも学習であってある特定の政務調査に向けたものではなかったと判断されます。23年度中に購入した20冊の参考書のうち、6冊分の入門書に関しては学習用の参考書と見受けられるため、その代金15,015円を返還しその旨収支報告書の訂正を求めます。

1)「一番やさしい地方財政の本」¥1,785
2)「図解 よくわかる自治体決算の仕組み」¥2,415
3)「図解 自治体財政はやわかり」¥1,785
4)「地方議会改革の実像」¥2,520
5)「よくわかる世界の地方自治体制度」¥3,675
6)「図解 地方議会改革」¥2,835円
計¥15,015
~・~・~・~・~・~・~・~
↓(もう一度)訴えられたのはこれです。
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もう空いた口がふさがりません。。。

入門書であることが、請求者は気に入らなかったようです。

どの図書も「やさしい、よくわかる、図解」というキーワードが入っていることが引っかかったようです。

しかし、どの本も決して簡単な内容ではありません。
いや、そもそもなぜ入門書ではダメなのでしょう。

さらに100歩ゆずって、
「やさしい○○、よくわかる○○、図解○○」がダメなのだとします。
そこで、私も他の全議員の政務活動費を調べてみたところ
私以外の議員で「よくわかる地方債」という書籍を購入していた方がいました。
「よくわかる○○」ですから請求者の定義によると入門書です。
しかしその議員は、監査請求を受けていない。

となると、これはもう、私、大勢待を訴えることが目的で、
「政務活動費を不正に使用したというイメージ」を流布させることが
意図なのではないかと勘ぐってしまいます。

現に、この数カ月、何人かの方に、
「何か悪いことでもしたのか?」と聞かれていますので。。。


よって、私に対する住民監査請求については、断固戦います。

自治体財政、議会改革などに関する専門書を買って、不正と言われて、おいそれと引き下がるわけにはいきません。

最悪の場合、住民訴訟となり、青梅市が裁判を戦い、私も法廷で証言することになります。

うーむ。そうなるとまた市民の税金が裁判で使われてしまう。。。

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