「金沢21世紀美術館」を委員会で視察。
https://www.kanazawa21.jp/

当初、建設にあたっては、
城や茶屋街など、古き良き雰囲気を持つ
金沢市のド真ん中に、

「突拍子もないデザインの現代美術館とは何事だ!」
「美術館で観光客が呼べるわけがないだろう!」

と、反対の荒らしであったそうです。

そんな中、当時の市長の大英断で、
建設費200億円
現代美術館の建設が決定しました。

これは本当にすごいことです。

もしも失敗したら、
ハコモノ行政で税金を無駄遣いした
市長となってしまいます。

青梅市で言ったら、
「青梅駅の目の前」に、
70億円をかけて
「斬新な現代美術館を建てる」
という感じでしょうか。
金沢03
〇参考文献
http://architecturephoto.net/41820/

話はもどり
「金沢21世紀美術館」は、
大成功を収めて

年間230万人が来館。
経済効果は年間100億円。

設計を担当したSANAA(妹島&西沢)は
これを機に、世界を代表する建築家になりました。

※後に、美術館の横綱・ルーブル別館も設計。

青梅市では、昭和レトロを大切にして
残すべき建物を残すことは大事です。

しかし、その一方で
新たに立て替える公共施設については
機能やソフト面に関して、
工夫することはもちろん。

その建築の「デザイン性」も
よーく練らなければですね。

今や建築そのものが
芸術作品であって
建築が社会をつくり、
その街を演出し、
人々を呼び寄せたりします。

今、青梅市では、
市民会館の建替え準備が進んでいます。

市民会館と市民センターを統合した
「新生涯学習施設」。

そのデザインについては、
今一度考える必要があるかもしれません。

ありきたりな建築は、
ありきたりな街をつくります。

青梅市では、今後、数十年をかけて
学校や市民センターの統合・縮充が進められます。

「青梅の新時代の幕開け」の
象徴となるようなデザイン。

固定概念に縛られない自由な建築が
求められていると思います。

中心市街地活性化による
青梅駅前の再開発もしかり。
金沢01
金沢02