当初、建設にあたっては、
城や茶屋街など、古き良き雰囲気を持つ
金沢市のド真ん中に、
城や茶屋街など、古き良き雰囲気を持つ
金沢市のド真ん中に、
「突拍子もないデザインの現代美術館とは何事だ!」
「美術館で観光客が呼べるわけがないだろう!」
と、反対の荒らしであったそうです。
そんな中、当時の市長の大英断で、
建設費200億円
現代美術館の建設が決定しました。
これは本当にすごいことです。
もしも失敗したら、
ハコモノ行政で税金を無駄遣いした
市長となってしまいます。
話はもどり
「金沢21世紀美術館」は、
大成功を収めて
年間230万人が来館。
経済効果は年間100億円。
設計を担当したSANAA(妹島&西沢)は
これを機に、世界を代表する建築家になりました。
※後に、美術館の横綱・ルーブル別館も設計。
青梅市では、昭和レトロを大切にして
残すべき建物を残すことは大事です。
しかし、その一方で
新たに立て替える公共施設については
機能やソフト面に関して、
工夫することはもちろん。
その建築の「デザイン性」も
よーく練らなければですね。
今や建築そのものが
芸術作品であって
建築が社会をつくり、
その街を演出し、
人々を呼び寄せたりします。
今、青梅市では、
市民会館の建替え準備が進んでいます。
市民会館と市民センターを統合した
「新生涯学習施設」。
そのデザインについては、
今一度考える必要があるかもしれません。
ありきたりな建築は、
ありきたりな街をつくります。
青梅市では、今後、数十年をかけて
学校や市民センターの統合・縮充が進められます。
「青梅の新時代の幕開け」の
象徴となるようなデザイン。
固定概念に縛られない自由な建築が
求められていると思います。