青梅市長 大勢待としあき

青梅市長 大勢待利明(おおせまち としあき)の公式ブログです。

2017年03月

若草小学校の卒業式。

卒業証書授与の際に、
一人ひとり決意を述べます。

気になった一つに
「将来は、夏目漱石のような小説家になる!」
という発言。

小学生で漱石!

「こころ」とか、
西野カナの曲よりも、かなりディ~プな内容だぞ!!
大丈夫か!!!

思い返すと
私が漱石を読み始めたのは
高校2年の時。

当時、国語の先生
青梅市本町の齋藤慎一先生の授業でした。

一年かけて、夏目漱石の「こころ」を読むという、
今では、先生の趣味以外の何物でもない授業でした。
受験対策は一切なし!!!
(しかしインパクトありすぎて今も覚えている。。。)

そして高校3年生の時に、
担任のM家先生の熱烈な推薦により
夏目漱石の全集を買ってしまいました。

総額およそ87,000円なり~。

ブックオフで買えば、
3,000円くらいで済むなり~。

歴史的仮名遣いで読みにくいなり~。

まさに悪夢の「漱石全集」なり~。。。

できれば、卒業式の子に
引き継ぎ、託したいと
フト思いました。

※ちなみに「漱石全集」
本文印刷は、青梅市に本社を構えている「精興社」です。
豆知識。
漱石01
漱石02
漱石03

若草小学校の卒業式。
卒業式01

卒業証書授与の際に、一人ひとり決意を述べます。

今年は「将来はサッカー選手になる!」が多かったです。

こういう決意を聞くと
「青梅市のサッカー環境を何とかしなければ!」
という気持ちになります。

以下、長いので興味のある方だけどうぞ
例えば、「武蔵野の森公園」

先日、視察もかねて家族で行ってみました。
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/map058.html
調布飛行場を取り囲むように公園があります。

・普通、飛行場の隣だと、騒音で敬遠されがちですが、飛行機の離発着が見れるので、子どもが集まります。

・そして隣には、東京外国語大学。2000年に神田から移転。学生が楽しそうに公園にたむろしています。

・さらに隣には、FC東京の本拠地「味の素スタジアム」。

・そして、スタジアムを隣にサッカー場がズラリ。少年少女たちが練習しています。

これならば「将来はサッカー選手になる!」って本気で思えますよね。

「武蔵野の森公園」内を歩いていて、
この構想力の凄さに、タダ、ただ圧倒されました。

調布飛行場の周辺を公園にし
東京外大を誘致して
FC東京の本拠地を作り
スポーツ施設を集めてくる。

完璧な構想だ!

いったい誰が考えたんだ!!!

こと、青梅市で考えると
(今更言ってもしょうがないのですが)

・昭和47年にできた「わかぐさ公園」
→もっと敷地を取っておくべきだったのでは・・・

わかぐさ球場が半端すぎる。
ニューヨークのセントラルパークor代々木公園
とか見ておけば、今の広さにならなかったのでは。

・平成4年、明星大学青梅キャンパス開校、平成25年撤退。
→山の中にある大学は、近年、軒並み撤退。
何百年と続く海外の大学は、町中にあるのが鉄則。いや大学自体が町。
オックスフォード大学しかり、マサチューセッツ工科大学しかり。
明星大を青梅市に誘致するにあたり、誰か海外の事例は調べたのか?

・昭和46年、河辺下グラウンドなど。
→正規のサッカーコートがとれるグランドがどこにも無い(小中学校の校庭含む)。
将来の国際化とサッカーの広がりを予想はできなかったか。。。
誰か海外のスポーツ事情の視察に行かなかったのか?

・平成7年、青梅スタジアムを青梅市が買収、平成28年売却の方針に。
→高校野球の予選もできないスタジアム(スタンド少なし、ライト側狭し)。
なぜ青梅市が買った???野球に関しては、みんな詳しいはずだ。

〇例えば
わかぐさ公園の敷地をもっと取っておく
スポーツ施設を併設、ついでに1万5000人くらいのスタジアム。
河辺駅前or青梅駅近辺に明星大学を誘致していれば、明星大は日野に行かなかったかもしれない。

遡ると数十年前になりますが、
過去によーく考えて施設の配置をしていれば
今の青梅市もかなり違ったのではないかと思います。

それに
青梅市が運営する競艇の年間110億円(平成3年)もの収入は
いったいどこへ消えたのだ。

「何をどこに作るかは政治の役割」。

市長と市議会の判断、
一つ一つの積み重ねが
市政の結果として、
数十年後に出てきます。

若草小の卒業式の来賓席に座っていて
「将来はサッカー選手になる!」
という卒業生たちの決意を聞きながら
市議会議員として、
とにかく将来を見越して
頑張らなければと思いました。
卒業式03
卒業式02
卒業式04
卒業式05
卒業式06
卒業式07

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