カテゴリ: 議会
東京都市議会議員研修
奈良県三郷町の視察・キャンパス跡地の活用・その他
昨年の11月。
青梅市議会・環境建設委員会で
訪れた奈良県三郷町。
自動運転の実証実験の往復先が
「奈良学園大学より無償譲渡を受けたキャンパス」
であり、話は、キャンパス跡地の活用方法に!
※青梅市では、明星大学跡地の話がありますので
Q「どうやって無償譲渡となったのか」という質問には
①「キャンパス無償譲渡と活用」
・有償で受けるとなると建物等の解体費用が15億円かかると町で試算。
・よって購入はできない。大学と町とで営業することにした。
・キャンバス跡地には、奈良学園大学の部活の拠点を残す。
・その他、海外の大学、語学学校、福祉施設を誘致。
・おもちゃ美術館も設置、檜原村に視察に行ったそうです。
・駅前のオフィス施設が満員なので、サテライトオフィスも設置
・スケートボードやBMXの公園も整備
②「三郷町(2万人の町)に奈良クラブ(Jリーグチーム)の拠点」
・町内の別の場所にあるグラウンドは、サッカーチーム奈良クラブに6億円で売却
・その後、奈良クラブはJFLを勝ち抜き、Jリーグへ昇格。2万人の街にJリーグのチームの拠点が!!
・練習場はもちろん、ユースチーム等の合宿施設を建設中であるといいます。家族連れが移住。
③「キャンパス跡地で脱炭素・国から50億円」
・また、キャンパス跡地を使った脱炭素の計画が環境省に認められ、「脱炭素先行地域」に指定されて、最大で50億円の予算を国から獲得。
・三郷町長より、東京の地方自治体で「脱炭素先行地域」に指定されているところはないので、青梅市が申し込んでみてはいかがかとアドバイスがありました。
三郷町長を始め、各担当課の方たちが丁寧に説明していただき
一つ一つの政策を、町で綿密に計画されていることが伺えました。
公共交通・奈良県三郷町のデマンドタクシー視察
昨年(2022年)の11月
青梅市議会・環境建設委員会で
今では、デマンド系の交通は
至る所で導入されていますが
ここ三郷町は、今から約10年ほど前に、
全国でもいち早くデマンドタクシーを導入して、
現在も高い稼働率であります。
※町長就任と同時に、肝いりで進めたようです。
◎経緯をザックリ書いてみると
・平成15年・・・町内路線バスの利用が少なく、町が赤字補助
・平成22年・・・デマンドタクシーの導入検討を開始、以降27回の説明会
・平成23年…実証実験開始、町内循環バスの一部廃線を決定
・平成25年・・・本格運行開始
・令和4年・・・現在にいたる。
◎運営は
・民間タクシー会社に委託して4台を稼働
・距離に応じて料金設定(民業を圧迫しない料金)
・免許返納者には、9,000円分のチケットを配布
・令和3年度の予算は、1,800万円ほど