ぼちぼちと2

生活や人生設計に間接的にかかわる防災や地球科学のおはなし

     ・・・でも毒にも薬にもならないお話が中心です。通勤途上の暇つぶしにご利用ください。

『唯一生き残るのは変化できる者である』 チャールズ・ダーウィン

防災産業の黒字化

saiki5木下さんは、町おこしの専門家です。補助金を使う町おこしは全て失敗すると言われています。稼がなければ持続しないという当たり前のことを言われているだけなのですが、町おこしは補助金でするものという「常識」でやっている場合が多いとのこと。

お気に入りにしたのは、根本的な考え方に同意するからです(誤解しているかもしれないけど)。

役所がやる仕事は、基本的に赤字になる仕事です。黒字になる仕事なら民間がやればよいだけです。赤字になるけど、みんなのために必要ならば、みんながお金を出し合ってやりましょう、というのが役所がやる仕事です。

道路なども、観光地の有料道路なら黒字化できそうなので民間でもできるかもしれませんが、普通の道は無理だから役所がやる、ということです。

防災で黒字化するビジネスモデルができるか?ということが悩みの種です。

防災も、現在は役所のやる仕事です。でも、NPO黎明期の頃、河田先生に「防災がなぜ進まないかわかるか?民間の防災産業が無いからだよ」と言われたのを強烈に覚えています。

民間の防災産業は黒字でなければ持続できません。

いまは、全体として赤字になる防災を役所の仕事として民間企業が下請けして黒字化しているわけですが、河田先生は民間の中にも防災産業が必要だとおっしゃっています。

一般市民は、防災をして「得した」という気分にならなければお金は払いません。いま一般市民が抵抗なくお金を払うのは、紛争時のみです。意地の張り合いにはお金を払われます。これでは産業とは言えない。。。

これまで、基本的に一般市民からの相談事は、実費が発生する場合を除いて無料で対応してきました。HP担当を若い人と交代しましたので、これからは若い人の感覚で相談事対応することになります。次のステップは、無料の廃止です。これで相談が無くなるかもしれないし、産業化の芽が見えてくるかもしれないし。。。未知数ですがやってみないとわかりません。
-----------------------
蛇足ですが・・・HPで会社のことを紹介するということは、将来のビジネスの芽を創るためです。将来の会社の中心となる人がコンセプトを出さねば意味がありません。 

液状化は泣き寝入り

液状化するようなところにマイホームを建ててはならない、と思います。誰も何の補償もしてくれません。研究対象にされるだけです。

ディズニーランドは、施設の中は徹底的に液状化対策をしていました(駐車場はしていなかったようですが)。その上、首都圏が地震で被害を受けて客が減ることを想定して、大災害債券(キャットボンド)にも入っていたはずです(東日本大震災が支払い条件に適合したかどうかまでは知りませんが)。

ビジネスのリスク管理はこのようにして行われます。ところが、いわゆる4号建物は、常時の地耐力さえOKならば許可が下ります。液状化対策するかどうかは施主の望み通りになります。その意向を建築士が尋ねることになっているはずですが、建築士からそのことについて聞かれたという人にはまだあったことがありません。

そして大地震が起きて液状化が起きたとき、住民を助けるセーフティネットはほとんどありません(罹災証明の判定を甘くするくらいのことです)。

液状化は主に地盤や家屋の上下変動なので、他人に迷惑をかけません。横にはあまり動きません。ですから、施主の勝手です。対策してもしなくてもかまいません。その代り、被害を受けても自助=自己責任です。

液状化するようなところに家を建ててはいけません。どうしてもそこに住みたければ、別荘にするか、もしくは借家にするのが良いと思います。 

一方、谷埋め盛土の滑動崩落は、横方向の変動なので他人に迷惑をかけます。このため、危険地域に指定されたら対策をしなければなりません。しないと法的な罰があります。罰があるのは、盛土の住人が「加害者」だからです。盛土の住民を守るための法律ではありません。

ところが、いまの宅地耐震化事業では、「加害者の住民合意」をとろうとして自治体は四苦八苦しています。そこで躊躇している間に、大地震が起きて、盛土の下側に被害者が出来たら、、、、自治体にペナルティが発生します(某事情通談)。役所が許可を与えた開発に対して、あとになって「そこは危ない場所だから安全対策せよ」と命令しにくい、という心情はもちろん理解できますが。。。

「いい加減に大人になれ」&「そりゃ当たるでしょう」

okiniiri4ツイッターのお気に入りシリーズです。
----------------------
私も若いころには「何を考えているんだ」「いい加減に大人になれ」と言われ続け、それに嫌気がさしてアメリカに逃げたが、そのおかげで元気になれた。そして分かったのは、そーゆーことを平気で若者に言う大人たちは、自分ができないことは他人もできないと思っている、無知で傲慢な人々だとゆうこと。
----------------------

どういう人かは知りませんが、年寄りにとって「良い若者」は、自分の立場を脅かさない人で自分を大事にしてくれる人のことです。年寄りは力が衰えてきますので(知恵は向上するという人もいるが私は否定派)、若い人が伸びて自分を追い抜くのを阻止しようとします。オブストラクションするわけです。

年寄りが「それは良い!」という反応をしたら、あまりいいことはありません。「そんなことやってもダメ」、ということの中に宝があります。もちろんドツボもあるでしょうけど。

もう一つ。

----------------------
「道南もマークしてました」と自画自賛する村井俊治氏の地震予測。今週発行の『週間MEGA地震予測』(無料公開サマリーから)。警戒度が高い順にレベル4赤、3橙、2緑、1青。これだけ予測出してりゃ、そりゃ当たるでしょう…。
----------------------

村井先生の地震予測。私は方法論は合理的だと思っています。でも、アウトプットはアバウトすぎて、当たっているのか当たっていないのかよくわかりません。たしかに、この予測では、どこで起きても当たってしまいます。

勇気をもって、予想面積を、国土の1/3程度まで絞り込んではどうでしょうか。そうすると、当たったか外れたかがわかるようになります。

まだ土検棒を知らないコンサルが多い!(8)まだ残っている!

dokenobou20031開発すべき技術として、土検棒で解決できた表層地質土質調査技術以外に、微地形調査技術や地下水調査技術が挙げられています。

微地形調査技術の中の踏査位置簡易確認技術は、土検棒の位置を山の中で確定することをイメージされていたようで、当社が開発したSUGDASを考えられていたようですが、今の時代にはGPSなどで結構正確に位置だしができます。

レーザー測量技術は、すでに枯れた技術になりつつありますが、まだ高価です。IT技術なのでドローンなどと合せて、近い将来廉価な技術になることでしょう。これは利用する立場で十分だと思います。

地下水調査においては、パイプ流の存在箇所が肝になります。

土検棒開発の数年後に、森林総研の多田さんが開発された地中音測定を知ることになります。地下水がソイルパイプを流れる際(不飽和流)に発せられる曝気音を「聞く」という非常に合理的な方法です。

パイプ流は、山地地盤には確かに存在し、そして均等配置ではないということが、現地で確認できます。

からだの中の血管の位置を音で探すというイメージに近いです(血管の中は飽和しているので音の種類は違います)。

20世紀の最後に、応用地質学会で「表層崩壊の予知予測は不可能」という結論が出て、それから15年ほどたって、「表層崩壊の予知予測は難しいがある程度できる。一方、予防はかなり可能」というところまでたどり着きました。

ただ、まだまだ普及していません。

土検棒を使って実測し、その結果を使って安定計算し、さらに地中音計測をしてみないと実感できないと思います。

それをやるのがコンサル技術者です。「美しい書類作り」ではありません。

まだ土検棒を知らないコンサルが多い!(7)まだパイオニアになれる!

先日電話をかけてこられた方は、土検棒はどれくらい普及していますか?いまなら業過の中で先行できますか?という問いかけをされました。

現在、土研からライセンス供与を受けて製造販売しているのは4社です。そのうち1社はほとんど販売していないので、実質3社です。当社が80セット位を販売していますので、全部で200セット強が世に出ているのではないかと思います。

そのうち、2/3がコンサルです。130〜40社が現在日本で土検棒を所有している数と見込めます。コンサルの数は、建設コンサル登録企業約3000社、その下請けを含めると1万社くらいでしょうから、まだ所有率は1%台と考えてよいでしょう。

近々販売3社と土研が中心となって(仮称)土検棒コンソーシアムが立ち上がる予定です。熊本地震があったので設立作業が遅れています。本格的な普及はそれからになるのだろうと思います。 

まだまだ地域のパイオニアになれます。

いまの逆算法を主体とした手法では、現在の斜面の安定度(危険度)評価はできません。最初に決めるのが、安定度(現状安全率)という、予測を軸に考えればとんでもない方法論だからです。 

その気になった方は、下記のURLからご注文下さい。

土層強度検査棒

また、土検棒で得られた値から順算で安定計算をすると、その帰結は、被圧水圧を地中(ソイルパイプ内)に発生させない排水補強パイプが、合理的な対策だということがわかると思いますので、斜面崩壊予防工として、設計に組み込んでやってください。(不明な点があればお気軽にお尋ねください)

排水補強パイプ

公共事業として採用されるかどうかは、担当者の理解次第なので不確定ですが、少なくとも技術者の中では合理的ですっきりした根拠づけができると思います。

ちなみに、鉄道事業では元々の開発者であることから疑いなく使われています。道路事業では、融雪期に毎年崩れて困っていたところなどで試験施工して確認した後、本格的に使われています。

土がなぜ崩れるかを、実測に基づいて合理的に考えると、この工法に落ち着くということがよくわかるようになると思います。ちなみに、排水補強パイプの生みの親は、崩壊予測を世界で初めて三次クリープ理論から導いた斎藤迪孝先生です。「斉藤の方法」と呼ばれています。

残念ながら太田ジオが考えたものではありません。土検棒も太田ジオが考えたものではなく土研の佐々木さんが考えたものです。コンサルは、研究成果を実務に応用するのが仕事なので、当社はそれに徹しています。
現場でc・φを軽々と計測

「土層強度検査棒」




(独)土木研究所開発

土木研究所資料 第4176号 平成22年 土層強度検査棒による斜面の土層調査マニュアル



-------------

3次元可視化ソフト

MVS / EVS

大幅値下げ!



他社と差別化できる3D

地盤リスク評価:3次元モデルを用いた地盤調査リスク評価事例




-------------

土構造物維持管理

最新技法!




計画的予防保全が可能となる合理的手法



-------------

太田ジオメルマガ


記事検索
最新記事
livedoor プロフィール
QRコード
QRコード
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Amazonライブリンク
現場でc・φを軽々と計測
「土層強度検査棒」

(独)土木研究所開発
土木研究所資料 第4176号 平成22年 土層強度検査棒による斜面の土層調査マニュアル

-------------
3次元可視化ソフト
MVS / EVS
大幅値下げ!

他社と差別化できる3D
地盤リスク評価:3次元モデルを用いた地盤調査リスク評価事例



-------------
土構造物維持管理
最新技法!


計画的予防保全が可能となる合理的手法


-------------
太田ジオメルマガ
アクセスカウンター

    現場でc・φを軽々と計測
    「土層強度検査棒」

    (独)土木研究所開発
    土木研究所資料 第4176号 平成22年 土層強度検査棒による斜面の土層調査マニュアル

    -------------
    3次元可視化ソフト
    MVS / EVS
    大幅値下げ!

    他社と差別化できる3D
    地盤リスク評価:3次元モデルを用いた地盤調査リスク評価事例



    -------------
    土構造物維持管理
    最新技法!


    計画的予防保全が可能となる合理的手法


    -------------
    太田ジオメルマガ
    • ライブドアブログ