AIの「できるできる詐欺」疑惑

3〜4月はPCの調子がすこぶる悪く、AIの助けを借りて修復を試みました。使ったのはcopilotです。iPadで画面の写真を撮って、「次は何したら良いか」を尋ねると、非常に専門的な解決策を提示してきます。

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3台のうちセキュリティ認証がおかしくなっていたマシンは、、、結局何も改善されず、残りの2台は、、、結局破棄になりました。

AIは「完璧です!これで次は直ってますよ!」と希望的コメントを軽々しく連発しました。しかし、結果だけを見ると、ただの役立たずでした。症状を悪化させた疑いさえあります。

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弱かったときの日本サッカーが、敵のいない遠いエリアで上手な球回しはできるけど、シュートして得点することができなかった時代と重なります。一見上手に見えるけど、役に立つことがなにもできない、的な。分かるかなぁ。。。ドーハの悲劇の頃の日本サッカーの実力の話です。
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結局copilotのアドバイスを受けたPC3台のうち、1台は何の改善も見られず、残りの2台は完全に壊れました。買い替えたPCでもnasに繋がらなくてアドバイスを受けたら、「あーこれで完璧に分かった。これが最後の一手です。次はちゃんと繋がるよ」を10回以上繰り返して何一つ改善しませんでした。

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AIって本当は、メッチャ無能なんじゃないの?まだ一度も問題解決できてません。

マニュアル覚えて仕事できる気になった半人前の生意気な口だけの技術者とソックリ!
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結局、NASの接続は、従来通りに自分で検索したIOデータのHPに案内されたとおりにやったら、すんなりと接続できました。AIはここに書かれている手順は何一つアドバイスしませんでした。

Windows 11 24H2、25H2からNASにアクセスできない場合の対処方法

結局copilotのアドバイスは全て的外れの頓珍漢なものでした。「PCが壊れてるから私が直してあげる」ばかりを言っていました。でも実際にはNASのアクセス権の問題だけでした。この問題は、HPにちゃんと書かれているのに、AIは知らなかったようです。

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AIに文句を言ったら「反省している振り」をしました。AIは外見上、ITに詳しそうに振る舞いますが、実際には全然役立たずでした。

AIに頼らず、以前のように自力で検索して問題解決法を探したら、すぐにできました。

結論、、、AIは見掛け倒し!

文才は不要、書きたい事があるかどうか

高校の関西同窓会の役員幹事会に74期の同期の人がいます。先日久しぶりに会の後で酒飲みながら話をしました。彼は公立高校の国語の先生でした。

国語の先生だったので文才の話を聞いたら、「文章を書けるかどうかに文才は関係ない。書きたい事がその人にあるかどうかだけだ」という答えでした。

太田ジオのHPは1996/8/7から開始しました。当時から私はブログのようなものを書いていましたが、「書き溜め」ができなかったので、2009年からライブドアの今のブログに変えました。これは書き溜めができるので重宝します。

このブログに変えてからでもすでに6700以上の投稿数になっています。私には「書きたい事が沢山あった」のですね。特にテーマに困ったことはあまりないしね。。。だいたい50日分近くの書き溜めがあれば、何かの用事で書けない時期があっても大丈夫です。石油備蓄に似てます。「目詰まり」しないし・・・

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書きたいことの多くは、公的技術基準にないけど問題解決には重要な話が多かったです。多くのトラブルは公的技術基準書が引き起こしています。ルールの前提条件を無視して「都合のいいとこ取り」するからです。それと、技術基準でカバーできないことの方が遥かに多いことを知らない人が多いからです。

まずい結果になった時、ルールの使い方が間違ってたんじゃないかと自分を疑わず、ルール通りしたんだから(誤った使い方をしたことは棚に上げて)、自分には瑕疵がないから責任もないと主張する人を沢山見てきました。でも、、、現実に被害出てるじゃん!それは宇宙人の仕業なの?

ろくでもない技術者が沢山いたおかげでこのブログは続いてきたわけですね。その「ろくでもない比率」が低下する理由が思い当たらないので、多分増え続けてるんでしょうね。

技術者倫理に関することもずいぶん書いてきました。談合は「社長の犯罪」なので、技術者が直接実感することはあまりありません。実行犯は営業マンですが、圧倒的主犯は社長です。

無断再委託は刑法犯ではありません。でも公共事業のような税金を原資としている仕事は、真の契約者は納税者なので、意図的な契約違反は限りなく犯罪(横領罪)に近いです。

元請け技術者は再委託先と仕事をしていることは当然わかっていますが、上司から渡されてるのは契約書ではなく特記仕様書と金抜き積算書だけなので、敢えて気づかないことを装う事が可能です。だから私が「あんたほとんど犯罪者だよ」と挑発します。人生の分岐点(クロスロード)を突きつけます。

太田ジオでは以前からちゃんと対応しまてますが(常に他社から刺されることを意識してましたので)、同調する会社は一つも心当たりがありません。多分みんな納税者への裏切り行為を普通にし続けているんでしょう。

でもね。。。日経クロステックの記事を細かく見てください。再委託先のミスの記事に、再委託申請の有無のことがいつも書かれるようになっています。下請法も改正されて外堀も徐々に埋まりつつあります。そのうち国会で野党が質問するでしょう。談合、無断再委託、天下り、と政治献金、選挙支援は無関係とは言えないので、どこかのタイミングで顕在化します。

私はノンポリなので支持政党はありませんが、このブログは時々国会の質問ネタになってます。業界専門誌もネタの仕入れ元の一つにしています。私は「なかのひと」なのでそれなりに事実を知ってて、質問や記事の「隠し味」くらいにはなるようです。

「紙切れ一枚三十万円事件」

先日ある仕事場で、知り合いの人から問われました。先日「紙一枚の報告書で地盤品質判定士に30万円請求された、とのクレームが地盤品質判定士会にあったという話がありましたが、詳しく教えてくれないか」、でした。

このクレームに対して、本部の対応は「これは、判定士が”勝手に個人と契約”したものなので、今後は個人の客と判定士の直接契約はさせず、全て判定士会を通す」だったそうです。

その報告が関西支部であったとき、「士業の資格を作っておいて、士会を通さないと仕事を請けてはならないってどういうことや!逆やろ!個人と判定士が自由に契約するのが基本・原則で、判定士会が関与しないといけないのは限られた条件の例外的な場合だけやろ!」とすぐに反論がでました。

関西の人たちはすぐそう思うのに、なぜ東京の人たちは、こんなにビクつくチキンマインドなのでしょうか?権力に地理的に近い位置にいるとそうなるのでしょうか?

判定士は自由に個人や企業と契約して良いんです。全く問題ありません。と言うかそれが原則です。客が「高い」とか「安い」とか「品質が悪い」とかクレーム言うのも自由です。腕の良い判定士も、そうでない判定士もいるだろうから、クレームがあるのが当たり前です。

でも、それを解決するのはあくまでも契約した判定士個人であり、判定士会ではありません。判定士会は「しったこっちゃない!」です。それが認められず、判定士会全体の名誉を頑なに守りたいないなら士業資格を作る資格がありません

関西支部は、個人から判定士会関西支部に入ってきた相談に関しては、現時点では現場に行かず相談者から写真等の資料を求めて、無償で対応しています。回答を幹事会でチェックしたりもしています(チェックは私の趣味ではありませんが)。

ちなみに私個人に判定士会以外のルートから来る相談もたくさんありますが、判定士会に情報を入れることはしません。私はずっとこれを自分のビジネスとしてやってきました。当然有償でやります。これは私のビジネスノウハウそのものなので、判定士会の経験データベースに入れる義理はありません。

判定士会関西支部が関与しての無償対応は、判定士の多くが建設コンサル技術者のため、公共事業や大企業との仕事ばかりしていて個人相手の仕事に慣れていないので、慣れるまでの経過措置=例外措置に過ぎません。基本は「勝手に個人の自由契約」です。だからこその「士業」ですから。

私は個人相手の相談事を30年近くやっているので、自分のレポートをあまり他人に見せたくありません。ノウハウの流出になるからです。士業はビジネスなので、競争です。競争相手に手の内を明かしてどうするんですか?「仲良く競争」ってあり得ないからね。競争してないときに仲良くするのはアリだけど。

(そういう観点では盛土申請の三次元解析法のノウハウも判定士会に提供するつもりはありません。彼らは自治体職員に技術指導する仕事を請け負ってますから、民間の申請者側から相談を受ける私と利害対立があります。だから教えてと言われてもしません)

判定士が個人の困った地盤や擁壁の問題に対応するのは、あくまでもビジネスです。社会貢献的な効果があればなお良いが、それが目的ではないはずです。「お金払ってでも問題解決して欲しい依頼者」と「お金貰えば解決するサービスを提供するプロ」のビジネスです。
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以前も書きましたが、「船のエンジンの調子が悪いのを、ハンマーで一箇所叩いて直して、100万円の請求をする」、、、これがコンサルタントの仕事のあり方です。紙切れ一枚で30万円が特に高いとは思いませんし、それは客の一方的な言い分で、実はそれ以外にも色々求めてたんじゃないですか?しらんけど。

この話(下)では、目に見えるのはハンマーの一撃だけですが、その場所と叩き方がわかる背景に、どれだけの経験と知識が必要か、そして解決した時の経済的利益を考えたら、損失費用の50%を請求してもいいくらいです。

船が出航できない損失は1000万円くらいになるかもしれないから500万円を請求してもバチは当たりません。5分で500万円なら大谷翔平並みですね。でもプロはそういうものです。

プロフェッショナルの対価 2019.1.15

船のエンジンの調子が悪くなって出航できなくなったので、客の中にエンジンの技術者がいないかと尋ねたら、一人の元技術者が名乗り出た。エンジンの各所を触り音を聞き、ハンマーで一か所叩いたら、エンジンがかかり始めた。

感謝した船長が、お礼をしたいといったときに出した請求がこれ、100万円也。って話です。ものの5分ほどで解決したので、船長は「感謝はしているがすぐにできたのだからそれは法外じゃないか」と言ったら、ハンマーでたたいた代金を時間給500円にして、コンサル料を999,500円に書き換えた、って話です。(多分作り話だと思ますが、非常に良い作り話です)
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個人客は、「知恵はタダだ」と思っている人が圧倒的に多いです。特に日本人は形のないものには価値がないと思いがちで、こういう人が多いです。でもその人に「悔い改てもらう」必要はありません。そんな場面は人の一生の中で数えるほどしかありません。その人に改心してもらうなど無理な相談です。常にそういう相手と対峙している側がちゃんとした仕組みを作れば良いんです。

(したたかな商売をする人は、見た目が「高価そうな機器」を使うのが良い、と私に教えてくれました。本当は目で見ただけで、経験と知識を駆使すればわかるんだけど、それで請求すると払うのを渋る。高価そうな機器を使うと喜んで払う、と言っていました。

解析でも質素なアウトプットより、難しそうで、高価そうで、カラーで表現力の豊かなものにした方が喜んで払ってくれます。今の日本は知恵に金を払う気がない文化なんですね。お客さんに喜んでお金を払ってもらうのがプロなので、プロ側で対処すればよいので、それはそれでいいんです)

わたしもいろいろ経験して、いまは極めて簡単にしています。「全額前払」です。高いと思えば「やっぱ頼むのや〜めた」としてもらえばよいだけです。相談者にリスクはないですね。終わってからお金の交渉したら、みんな高いと言うでしょう。経験と知恵のビジネスは「5分で100万円」的なのでね。
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以前私が経験したのは、「レッドゾーンに指定されて家と土地の不動産価値が激減した。そこに擁壁を建ててレッドゾーンを外したい(そのココロは・・・地価を回復させたい)」という要望でした。結構遠方の現地調査や擁壁の安定計算等をせよと次々と言ってこられました。

終わってから20万円の請求書(私的にはかなり控え目)を出したところ、ナシのつぶてになりました。なんで払わないの?とこちらから尋ねたら、「法外な請求だ!結局あんたにやってもらった擁壁の設計も使わなかったからあんたに頼んだことは役に立たんかった」とのことでした。

「じゃあどれくらいなら払うの?」と尋ねたら「2万円くらいだ」とのこと。「じゃあすぐに2万円払ってね」で終わりました。こういう人と争うのに労力や時間を使うことが一番経済的なデメリットだったからです。技術者を軽く見る人間ってそんなもんですよ。この人が特別じゃないです。

「可哀想な自分は助けられるべき人間なんだ。そこにビジネスのようにお金を請求するとは何事だ!」というのがその人の脳内回路だったのでしょう。レッドゾーンを外して自分の個人資産を高くしようという(ふつうの)欲まみれの人だと私には映っていたのですが、本人は「みんなが無償で助けてくれるべき可哀想な人間だ」と思っていたようです。かないまへんなぁ!

なるほど、人間ってそういうものなんだ、、、と思い、それ以降は、相手がどんなに可哀想であっても、「全額前払でね。入金確認してから動くから」としました。

全額前払でもらうようになるには、仕事に着手する前にその仕事がうまくいくことを確信できてなきゃできません。やってみないとわからない、では怖くて請けられません。とりあえず請けといて、できなくてもやった分だけはもらう、という人も中にはいますけどね。

そこまで到達するのにどれだけの経験・失敗・時間・お金がかかってきたと思ってるんや!まあそれは客に言わなくていい話ですけどね。

ただし、本当に自分の財産的利益が全くない、まさに可哀想な人も中にはいます。そういう人には、欲まみれの人から頂戴した利益を投じて無償で助けることもあります。でも、自分の財産を増やしたい人にまでそんな事する必要ないでしょ?知らん赤の他人やし。。。

それにしても、判定士会の本部の判断は全く駄目です。「士業」の意味がまったくわかってない。。。私がうわべだけの情報しか持っていないので誤解してそう思うだけかもしれませんけどね。
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「判定士は個人客との直接取引はさせず、全て判定士会を通す」という関東方面のメンタルは、釜井先生がおっしゃる「札幌・福島事件」の関東人・東北・北海道人のメンタルを感じます(凄い偏見ですけど・・・一概に否定できない気持ちもあります)。

また、「東京から北方面は権力に従順だ」という話をする人がいます。裏取りできない種類の情報ですが、私もそれを感じることがあります。

関西方面があまりにも権力に楯突くメンタルだからそう思うのかもしれませんけどね。でもこっちだとそれが当たり前なんですよ。私は関西人ではないけど、もう40年以上いるので染まってます。

被災家屋の写真は使えない???

福島の盛り土崩壊地で、ある役人が「地元の住民から苦情が入っているから許可を得ないものは現地に入るな」と学術学会に命令(要請)し、学会が「はは〜」と平伏してお上に従ったという、いわゆる「福島・札幌事件」がありました。マスコミの記者が裏どり調査をしたら、そんな苦情はなく、その役人が独断でやっていたことがバレました

(法を守るべき役人が虚偽の言論統制をしたのだから責任は相当に重いはずですが、処分があったという話は聞いてません)

これらは『宅地崩壊』(釜井俊孝著)に書かれています。

こっちが札幌事件で、下が福島事件。。。いずれも学会のボスたちが役所からの指示に何の抵抗もせずひれ伏してしまったという酷い出来事が書かれています。なんで学者がこんなに権力に弱いの?そんな要請なんかありえない話と思わないの?裏取りしないの?役人様は神様なの?

さっぽろじけん31

福島事件の現場は、私も釜井先生といっしょに調査に行きました。そのときの調査で出た話ではなかったと思いますけど。。。地元の人は現地調査をしている専門家風の人に話しかけて、何かの情報を得ようとする人たちばかりでした。専門家を嫌う人などいませんでしたよ。福島市のあさひ台団地でした。

あだひだい39


ふくしまじけん33

学者が権力にひれ伏してどないするんや!ということなんですね。

後日談はむしろ哀しいです。

国の出先機関の課長さん(たぶん若造ですよね)の作り話に、学会のボスたちがひれ伏したって話になっちゃったわけです。社会正義のためにも存在するはずの学者の存在価値ゼロですやん!多分この課長も、誰か上司に忖度したのでしょうね。何たる酷い世の中!

ごじつだん34

紙切れ一枚三十万円事件」には、地盤工学会が公益法人になったので「士(さむらい)」の資格を作って社会貢献してる振りをするけど、本気モードは全然ないよっていう判定士会のメンタルが透けて感じられます。士業の胴元として利権が欲しかったのでしょうか?(こんな無礼なことを言うやつは資格剥奪して即座にクビにしてくれ!)

士業は、建設分野だと技術士を連想するので拙いのですが(技術士はとても特殊なので)、本来他人資本が入る企業に属してはいけない人たちです。個人事業主が基本形です。

なぜかというと「士(さむらい)」は中立的な第三者であることを強く求められるからです。他人資本(株主ですな)がいるとそこからの不当な圧力を受けるおそれがありますから、それを排除するために個人事業主なのです。弁護士・税理士・社会保険労務士・弁理士・・・・みんなそうです。

技術士も基本は個人事業主なのですが、個人事業主には公共事業が受注できない仕組みを日本技術士会が自ら構築したので、企業内技術士じゃないと飯食っていけないんです。他人資本の中にどっぷり使っているのが技術士です。士業の中では際立って特殊です(悪い意味で)。(こんな無礼なことを言うやつは資格剥奪して即座にクビにしてくれ!)

(私が太田ジオを経営していたときは他人資本を入れませんでした。その御蔭で、誰も私に不当な圧力をかけることができなくて、極めて個人事業主的でした。言いたい放題ができました。建設コンサル技術者の中で非常に稀な「士業」の人だったのだと思います)

「判定士会を通さないと個人相手の仕事をしてはいけない」って。。。判定士会には、外形的に他人資本や役所OBがわんさかいる企業の現役の会社員がいる非中立的な組織です。そこを通して仕事を配分するってのは、最も中立性からかけ離れたやりかたです。とても士業的ではありません。

「士(さむらい)」なのに、トラブルが有るとすぐにそういう「組織の規律」に逃げ込もうとするメンタルは駄目ですよ。恥だと思ったほうが良いですよ。多くの人が紳士・淑女的にこういう問題をあげつらわないからですよね。結果的にそれがヘタレを創ります。

知恵のある斜面対策

いまや公共事業では、逆算法して鉄筋補強土工というのが定番になった斜面対策ですが、弱点は「高価なこと」です。

近所のゴルフ場から「コースを整備する人たちだけでできる工法で斜面崩壊を抑えてくれないか」と頼まれました。2000年頃の話です。神戸層群地山で、しばしば斜面崩壊を起こして困っていましたが、バブルが弾けてお金がないというゴルフコースでした。

1995年の阪神・淡路大震災で、神戸市の鶴甲の崩壊地が、当初小さかったのに、雨が降るたびに拡大していきました。すると、そこの仕事を取った人たちが、崩壊端部の未崩壊部に鉄筋を人力で打ち込んでいました。すると、崩壊の拡大が止まりました。

ノウハウだよなぁ。。。

何故それが効くのかは、以前何処かで書きましたので割愛します。今は理屈でわかっています。

同じ工法をゴルフ場に推薦しました。バックホーでφ22mm、L=2mの鉄筋を押し込むだけです。2平米に1本程度の割合で打ってもらいました。すると、、、崩壊は止まりました。10数年間は止まりました。

ごるふ30

あるときすごい雨が振りました。80mm/h以上の雨が2時間継続しました。そのとき、崩れました。鉄筋を残して土が流れ去りました。崩れたと言うより「溶けました」。

ごうるふ32

この工法は、土が固体でいることが必須です。この時の土は、むしろ液体のように流れました。だから鉄筋が残ったのです。
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2000年すぎから排水補強パイプに関わり始めました。

四国の大洲市の行政の方が、台風の天気予報を見て1週間後に工事中の法面が大雨に襲われると直感し、すぐに材料調達〜工事をされました。切ったばかりの仮設の法面があったからです。すごい決断力、実行力でした。

結晶片岩の強風化岩でした。岩質が悪く崩れると思った半分の法面に排水補強パイプが打たれました。

残りの半分は見た目で岩質が良かったので打たれませんでした。

すると台風が来て、岩質が悪いけど排水補強パイプがある側は崩れず、岩質が良いと思ったけど排水補強パイプを打たなかった側が崩れました。

ぱいぷ33

こういう実例があると、色々知恵が増えます。

私にとって「防災」は仕事だった

私は防災の専門家です。ここでいう「防災」は予防のことです。被災後の避難所運営などは完全に専門外ですが、「防災」という言葉がそちらをイメージさせるようになってきているので、、、私はそっちと違います。

ひなんしょ16

仕事以外でも、様々な団体で「防災」にかかわってきました。少なくとも四半世紀はかかわってきました。仕事以外の「防災」は、どちらかと言うと被災後の避難所運営、支援、復興といった私がイメージする防災とは異なるものです。

私が積極的にかかわってきたのは、「現役」の時です。常に仕事とリンクしていました。ボランタリーな活動が多かったですが、そこからは社会のニーズを情報として得ていました。その情報をビジネスに活かすためです。

いまビジネスを引退したのでもうかかわる必要も気力もなくなっています。ビジネスにフィードバックする必要性が無くなったからです。

でも、私以外の大半の人は、引退後に防災にかかわられます。正直いって、すごい違和感です。年寄りは助けられる側です。「助けられる側」の人が防災を一所懸命やることの違和感です。その人たちが一所懸命できるのは現役の時と違う種類の活動だからでしょう。私は区別がつきませんから結構苦痛です。

それに「防災」って、いつ起きるかわからないので面白くないじゃないですか。いつ来るかわからない自然現象によって人が被害を受けるかもしれない、という「待ち」の話です。自分から働きかけて何かが変わる話じゃありません。

自分の働き掛けでできることと言ったら、、、「防災意識を高めなさい!」と大きなお世話を言うくらいです。そんなもの高まりません。むしろ言えば言うほど人は遠ざかっていきます。

マスコミ報道されるような災害があると、数カ月は防災意識が高まります。そして、すぐにしぼみます。防災って生産的ではないので、日々生きていく忙しさの中で忘れ去られる運命です。

それに「防災意識を高めなさい!」ってしつこく言う人って、、、鬱陶しいでしょ?

人生は楽しむためにあるのに、防災意識などと言ったクソ面白くもないものに気を使え!と他人から命令されるなんて嫌でしょ?言ってる人はそれが楽しみになっているので面白いでしょうけど、自分の楽しみの押し売りはけっこう鬱陶しいです。

私的には、「防災」は余生の自由時間にやるには面白みが小さすぎます。散々やってきた、ということが大きな原因だと思いますが。。。

だから防災は、特に意識しなくても仕組みで「自動的にそうなるようにする」のが一番です。「逃げる」のを防災というのはやめましょう。逃げるのは仕組みができていないからなので、逃げなくてもいい状態を目指しましょう。

しょうへい8

逃げなくちゃいけないところに住んでいる人は、逃げる理由が「そんなところに住んでいるからだ」と悟りましょう。そして、いつか、、、逃げなくてもいい場所に住みましょう。「巣は安全なところに作るべき」なのです。
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    またの名を、ウサギの恩人。たまたまWEB上の名前が必要な時に、カラスに襲われている小さなウサギを助けたのが由来。深い意味はありません。
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