もうじき宅建試験の合格発表日です。宅建試験は相対評価の試験なので、毎年合格点が動きます。若い人たちもたくさん合格する試験なので、決して難易度が高いわけではないと思いますが、合格率は15%程度で調整されています。

合格予想ライン

私も受験しましたが、合格予想ラインの最頻値は34点のようです。当日どこかの受験ビジネスサイトで公表された解答例では自己採点で39点ありましたので、おそらく合格していると思います。(U-CANに送った無料採点サービスだと40点でした。受講してませんが。)
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防災は、災害を防ぐことですが、災害は人間の生活に関わらなければ発生しません。人が住んでいないところが崩れても、それは単に自然現象です。人間の生活に関わる部分の多くは「家」です。だから、防災は「家」と関わらねば実現できません。

建築確認は、地盤に関しては主に地耐力だけで審査が行われました。

砂防分野は、斜面だけを見ていました。

それぞれは、縦割り行政の中で独立独歩でしたので、地耐力のある場所に建った家が、土砂で埋まって災害になっていました。

1999年6月29日に広島で発生した土砂災害を機に、土砂災害防止法ができました。建築と砂防が初めて連携した画期的制度です。

現在、イエローゾーンの指定は大方終わり、レッドゾーンの指定に入っています。レッドゾーンは法規制がかかるので、地価の下落や、建築制限があり、人の生活に影響を与えます。平成31年度に日本中のレッドゾーン指定が終わります。

それから、それに関連した問題が急浮上してくると予想しています。ゾーン指定は、地形要因のみで行われています。そうしなければ全国指定ができないからなのですが、当然のこととして無理が生じます。レッドゾーンの個別評価というマーケットが必然的に生まれます。不動産業界側に生まれると予想します。

それを、地盤問題の技術者兼宅建業者として解決するということが新しいマーケットになると思っています。したがって、従来の仲介・媒介による土地建物の取引にはあまり興味がありません。土砂災害の安全性に関わる部分に関して新しいビジネスモデルを作っていきたいと考えています。(以前「あんしん宅地」ビジネスで目指していたことです)