2011年01月26日

【貧血】-----なまことえびの卵煮-----シャー子海参(シャーズハイシェン)


9-なまことえびの卵煮3

■主材料(2人前)
カンシャーズ(干したえびの卵)・・・15g
干しなまこ・・・150g

■副材料
スープ・・・500g
ねぎ・・・15g
しょうが・・・15g
黄酒(または日本酒)・・・30g
しょうゆ・・・6g
塩(マグネシウム塩)・・・3g
ラード・・・30g
片くり粉・・・3g

9-なまことえびの卵煮1


■作り方
①水を注いだ鍋に、きれいに洗った干しなまこを入れ、弱火にかける。煮立ってきたら火から降ろしてなまこをとりだし、包丁で縦に切り込み、内臓をとり除いてきれいに洗う。
②改めて鍋に水を注いで弱火にかけ、①のなまこを入れる。煮立ってきたら水をとり換えて、なまこが完全にもどるまでこの工程を何度も繰り返す(ここまでの調理の途中、なまこが油や塩に触れないように注意する。油はまなこを溶かし、塩はなまこを収縮させる)。
③②のなまこの内側に基盤目を描くように切れ目を入れ、熱湯でゆがいて水気を切る。
④ねぎはぶつ切りにし、しょうがは薄切りにする。
⑤中華鍋を強火にかけてラードを馴染ませ、④の材料を入れ、サッと炒めてとりだす。代わって③のなまこ、黄酒、塩、しょうゆ、スープ、カンシャーズを入れ、火を弱めて約20分間煮込む。その後強火に戻して水気がなくなるまで煮続け、仕上げに片くり粉を加えてとろみをつけ、皿に盛りつける。

9-なまことえびの卵煮2


■薬味・薬性
カンシャーズは甘温で、肝・肺経に入る。なまこは鹹温で、心・胃経に入る。

■効能
カンシャーズは血液循環を促進し、体力増強に効果がある。なまこは、大きくてとげのはっきりした、色の黒いものほど効能が優れ、新陳代謝を増進し、泌尿生殖器系機能を強化する。たんを除くなどの働きがある。この料理全体としては、血液循環をよくすることによって新陳代謝を促進し、体液の分布を整え、性機能を強化し、体に活力を与える。

◆このような方におすすめします
①貧血、めまい、耳鳴りといった症状のある方。
②便秘でお困りの方。
③せき、たんのひどい方。
④強精強壮、体力増強に。

〜黄酒(ホァンチュウ)について〜
中国料理に使われる料理酒は、一般に黄酒と呼ばれている。この黄酒は中国各地で作られている醸造酒で、原料はもち米、もちきびである。江南地方ではもっぱらもち米が、華北・東北地方ではもちきびが用いられている。麹はどちらも麦麹。黄酒の代表的なものは紹興酒(ショウコウシュ)で、日本でも老酒(ラオチュウ)の名前で広く親しまれている。紹興酒以外に、陳年封缸酒、福建老酒、などがある。価格はさまざまだが、安いもので600円くらいからある。調理の際、もしこの黄酒が準備できなければ、日本酒で代用させても構わない。

〜スープについて〜
基本的に、鶏、アヒル、豚肉、ハム、ガラ、豚骨などを時間をかけて煮込んだものをいい、これらの材料の他に黄酒、しょうが、さんしょうなどを加えるのが普通である。また、スープは次の4種類に分けられる。
①清湯(チンタン)・・・表面に油が浮いていない透き通ったもので、味は淡白。
②高湯(カオタン)・・・比較的濃厚で、味にコクがある。
③鮮湯(シェンタン)・・・高湯よりさらに濃厚な味で、肉類を煮だしたスープの中では最高のもの。
④ナイ湯(ナイタン)・・・乳湯ともいい、白く濁ったもので、味は濃厚。なお、ミルクを使ったスープもこう呼ぶ。
※スープが材料にあるところには、どれを用いても構わない。好みに合わせて濃淡使い分けて頂くとよい。

「これは効く病名別漢方薬膳料理」株式会社京都書院発行より引用

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ohtani_kanpou at 07:00│Comments(0)TrackBack(0)薬膳料理 | 慢性病

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