2012年09月22日
ネギ、ショウガ、青ジソ…薬味の効能知って夏バテ回避
夏が終わり 食欲不振を訴える方がおられます
原因は? サァー 本人さんわかりません
夏に冷たい物を食べ続けましたか?
いいえ 氷などは頂いておりません
冷たい飲みものも頂いておりません
ソーメンは毎日主人と一緒に食べていました
主人も食欲不振です。
毎日食べ続けたソーメンが犯人でした。
ソーメンは冷たく 湿が多く 噛まない毎日のソーメンは胃腸に打撃を与えます
胃腸は冷えと湿が一番大敵なのです。
温めて乾燥させる事が胃腸を強くする事です。
下記の記事を見つけました。
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1包みで胃腸が回復しましたとのお喜びのお声を頂きます
しかし
手元に漢方の胃腸薬が無い方 下記の薬味情報は胃腸回復に大変お役に立てます
お役立てください
2012/8/18付 ニュースソース 日本経済新聞 プラスワン
新陳代謝促進し、食欲を増進
夏は冷たい麺に、冬は温かい鍋に欠かせないのがネギやショウガなどの薬味だ。料理に添えると香りや彩りが加わり食欲をそそる効果があるが、栄養成分などに体を温める、消化を助けるといった様々な効用もある。薬味をうまく取り入れて、夏バテを回避できる体づくりに役立てたい。
薬味の効用を知り役立てたい
そもそも、なぜ薬味と呼ぶのか。食材に詳しい鎌倉女子大学名誉教授で医学博士でもある成瀬宇平さんは「薬の効能とうまみを引き出す効能が期待されることから、薬味の名前が生まれた」と話す。
タデは臭み消し
日本では昔から、魚の臭みを消す目的で使われてきたという。
例えば、平安時代の辞書「倭名類聚抄」に記述が残るのはことわざ「タデ食う虫も好き好き」のタデ。独特の香りや辛みが特徴だ。現在も葉をすりつぶして酢でのばしたタデ酢はアユの塩焼きを食べるときに使われる。タデの酸性のビタミンCが、アルカリ性の魚の臭み成分を中和することを、昔の人は経験上知っていたとみられる。
その後研究が進み、古くからある薬味の効用が科学的にも分かってきた。

代表はポカポカと体を温めるショウガ。冬は特に人気を集める。さわやかな香り成分のジンギベレンは冷え性改善が期待できるうえ、ぴりっとした刺激的な辛みのジンゲロンとショウガオールには新陳代謝を促進したり、発汗作用を高めたりする働きがある。
薬味に共通する栄養成分もある。例えばアリイン。ネギやニンニクの香り、辛みのもとになる成分で、包丁で切断すると酵素などの働きにより刺激臭のあるアリシンになる。アリシンは体内でビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を活発にする。「ネギはニンニクほど刺激が強くはないので、生のまま細かく刻み、麺や鍋の付け汁に入れるなど使いやすい」(成瀬さん)
ワサビは新緑のようなさわやかな香りを添え、脂ののった刺し身でも独特の辛みでさっぱりと食べやすくするが、それ以外にもワサビをすり下ろすことで生じる辛み成分に食欲増進効果がある。ただ「刺激が強いので胃潰瘍や十二指腸潰瘍があるときは摂取を控えるほうがいい」(成瀬さん)。
西洋の栄養学だけではない。中国では「薬食同源」として、毎日の食事で体を整えられるよう、体質や体調に合わせて取る食材の働きが伝承されてきた。北京中医薬大学日本校講師で薬膳料理家の阪口珠未さんは「中医学では8月ごろを長夏と呼び、胃腸が弱りやすい時期。消化吸収機能を高める薬味を取るのは理にかなう」と話す。
ネギで体温かく 気分安定にユズ
表に並べた薬味には、体を温めたり、消化を促進したり、食欲を増進する働きが多い。阪口さんは「ショウガやネギは体を温めるため冬には量を多めにしたいが、夏は消化促進の働きを期待して少量使うといい」とアドバイスする。
ウナギのかば焼きなどに振りかける粉山椒(サンショウ)。日本料理では、果実を乾燥させて粉末にしたものだけでなく、吸い物には木の芽、煮物には果実そのものなど様々な形態で使う。「余分な水分が胃腸を中心とした体の中にたまりやすくなって、胃腸の働きが弱まる湿(しつ)と呼ぶ状態を改善する働きが強い」(阪口さん)。盆地の京都でよく使われるが、中国でも湿気の高い四川省の料理で頻繁に使うという。
取りすぎに注意
日本料理ではユズなどの強い香りのかんきつ類も薬味として使う。ユズや温州ミカンなどの皮には、香りにより胃もたれや食欲不振、うつ感を取り除き、肩こりや疲労感、イライラ感を和らげる作用がある。
かんきつ類のさわやかな甘酸っぱい香りは、夏の冷たいおやつにもぴったり。阪口さんに、湯に溶かして飲むユズ茶を使った冷たいデザートのレシピを教わった。砂糖はキビ砂糖がおすすめ。「グレープフルーツにも気持ちをリラックスさせ、消化を高める働きがある」(阪口さん)
もっとも「薬味は一度にたくさん食べられないので、すぐに効果が表れるものではない」(成瀬さん)という。また「更年期障害で顔のほてりやのぼせのある人は、ショウガの取りすぎには注意してほしい」(阪口さん)。体の声を聞き、無理せず少しずつ食事に生かしたい。(畑中麻里)
[日経プラスワン2012年8月18日付
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