2012年12月30日

防風通聖散は風邪薬です。正しい服用の仕方

★防風通聖散の正しい飲み方
木室ミヱ子の体験
12月18日火曜日 深夜2時30分
咽喉の痛みで目が覚める
耳下腺 リンパが 腫れているみたい 少し痛い
明日 声が出なくなると大変 仕事に差し支える
薬局内は漢方薬を扱うために湿度 20% 
木曜日と金曜日はラジオFMKITAQ北九州放送 と FMきらら山口放送で漢方薬のお話し
声がでなくなるのは とんでもない
すぐに起きて 部屋を暖め 加湿器をつけて
防風通聖散を服用 服用と同時に耳下腺あたりの腫れと痛みが消えた
ホッと一安心してまた眠りにつく

朝 起きて 2回目 防風通聖散服用
朝 9時半ごろスッキリ 大便が沢山出ました

今回の風邪は急にきた
 風邪ひきはじめ薬も服用していない
風邪ひきはじめ薬を飲まなければならない時期を見落とした。
風邪ひきはじめ薬を飲んでいれば 
こんな 恐ろしい程ののどの痛みと耳下腺の腫れを経験することはなかったのに

後悔

そういえば 風邪として思い当たる事
 スッキリ どんどん 勢いよく 出して出してと言うような
勢いのある大便が昨日(月曜日)なかった。
車がキーンと鳴っていると思ったのは
風邪から来た私の耳鳴り
車を修理する必要があるかと思った。
買い換えて1年もたたない新車 おかしいなーと思いながら


防風通聖散は
一切の傷風(しょうふう):風の邪で体が傷ついた
傷寒(しょうかん)、;寒さで体が傷ついた
夏の暑さや
湿気で水分代謝が悪い
飢えすぎたり、食べ過ぎたり重労働したり、
内的要因と外的要因の様々の原因の
邪(じゃ)で体が傷つけられた。

※内的要因:強い感情
酷く起こり 頭に血がのぼるというように
感情が一定レベルを超えた場合
体に悪影響が出ます。
喜びすぎると心臓を傷つける
怒りすぎると→肝臓を傷つける
憂いすぎると→肺臓を傷つける
思いすぎると→脾臓をきずつける
悲しみすぎると→ 肺臓を傷つける
恐れすぎると→腎臓を傷つける
驚きすぎると→ 腎臓を傷つける

外的要因;気候の変化
気温や湿度 風邪の強さなど 気候の変化が急激な場合
病気の原因となることがあります。
風;風にあたりすぎて病気になる
寒:寒さが原因となって病気になる
暑:夏の暑さで病気になる
湿:高い湿度で病気になる
燥:乾燥により津液が不足して病気になる
火:高い熱の環境が原因となって病気になる


表裏、「三焦=さんしょう( 上焦、中焦、下焦)」が皆、熱という事は
心臓、肺臓、脾臓、胃腸、肝臓、腎臓、大腸、小腸、膀胱、胆嚢が熱という事です.

よって下記の症状が発生します。

 悪寒したり高熱、めまい、目が赤く腫れたり、
耳鳴りしたり、鼻づまり、口も苦く、舌が乾燥する、
咽喉が痛く、唾がねばり、
咳、便秘、尿が出にくい、
急な発疹、皮膚の腫れ、
精神の発狂、斑点が出たり、人間が狂った状態だとか
体全体が熱で犯され、非常にきつい症状の風邪時に使用する漢方薬です。


大便が出れば、熱は治まり上記の症状は激減する大変素晴らしい風邪薬です。

熱が下がり症状が改善後は、服用をただちに中止します。

この漢方薬は決して、長期に連用する薬では有りません。


防風通聖散の成分は
防風、荊芥、連翹、麻黄、薄荷、川芎、当帰、芍薬、白朮、山梔子、
大黄、芒硝、黄芩、石膏、桔梗、甘草、滑石、       
生姜と葱を加えて煎じる

大便が出れば、熱は治まり上記の症状は激減する大変素晴らしい風邪薬です。

熱が下がり症状が改善後は、服用をただちに中止します。
この漢方薬は決して、長期に連用する薬では有りません。

i以上の事から
オータニ漢方薬局では防風通聖散は店頭には置きません
必ず 症状をお伺いした上で お渡ししております
防風通聖散は風邪薬です。
中性脂肪を取り除く漢方薬では決してありません。
大便が出れば服用を中止する これが基本です。



ohtani_kanpou at 07:00│Comments(0)TrackBack(0)漢方薬について 

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