2016年12月28日

防風通聖散の効果 お腹の脂肪を燃やしません。その飲み方は危険です。

★防風通聖散(ぼうふうつうせいさん)は
メタボリック症候群に使用する薬ではありません。

★お腹の脂肪の多い方が使用する漢方薬ではありません。

★太った方と言われている実証タイプだけの方が服用するのではありません。

★痩せている 太っているは関係ありません。 

★痩せていても 便秘で喉が痛む実証の風邪の表裏の症状の方には全て適用します 



【警告;防風通聖散の下記の効能書きは醫方集解とは全く異なる効能書きです。】

●肥満症、便秘、尿量減少、むくみ、のぼせ、肩こりなどに用います。
また、そのような症状をともなう高血圧症や腎臓病、糖尿病などにも使用します。

●体力を充実させて、腹部に皮下脂肪が多いという人にお勧めです。

●お腹周りの脂肪が多い人、
高血圧で肥満になりむくみが気になっている人、
肥満から便秘に悩んでいる人、
高血圧でのぼせの症状や
肩コリの症状があるという人にお勧めの商品です。

●食べ過ぎや運動不足で脂肪は溜まりやすくなりますが、
防風通聖散なら、お腹の周りの脂肪を落としてくれます
           以上 誤った効能効果です。


防風通聖散は
一切の傷風(しょうふう ;鼻水の症状)
   傷寒(しょうかん ;鼻づまりの症状) の寒さで体が傷ついた
夏の暑さや
湿気で水分代謝が悪い
飢えすぎたり、食べ過ぎたり重労働したり、

内的要因と 外的要因の様々の原因の
邪(じゃ)で体が傷つけられた。

表裏とは 三焦=さんしょう の場所です。
三焦には「上焦(じょうしょう)、中焦(ちゅうしょう)、下焦(げしょう)」が有ります。

三焦が傷つくとは
心臓、肺臓、脾臓、胃腸、肝臓、腎臓、大腸、小腸、膀胱、胆嚢 
が全部 熱という事です.


古来より 
漢方医になる為の必読書 醫方集解(いほうしゅうかい)では

防風通聖散は 風邪薬の表裏(ひょうり)の剤として
悪寒したり 高熱、めまい、目が赤く腫れたり
耳鳴りしたり、鼻づまり、口も苦く、舌が乾燥する、
咽喉が痛く、唾がねばり、咳、
便秘、尿が出にくい、
急な発疹、 皮膚の腫れ、精神の発狂、
斑点が出たり、人間が狂った状態だとか
体全体が 熱で犯され、
非常に きつい症状の風邪時に使用する漢方薬です。

大便が出れば、
熱は治まり
上記の症状は激減する大変素晴らしい風邪薬です。

熱が下がり症状が改善後は、
服用をただちに中止します。

この漢方薬は 決して、長期に連用する薬では有りません。

大便が出て 軟便状態でありながら服用を続けますと、
体内の エネルギーを奪いすぎて
冷え症、消化不良、下痢、食欲不振、腹痛、
倦怠感、精力減退、暗記力低下、記憶力低下で
自信喪失となり仕事に対する意欲も低下します。

また、免疫力低下、体力低下で、アリと
アラユル病気を発生させる事となります。


防風通聖散を

風邪の表裏の症状で服用しても
大便が出ない
場合は
そのメーカーの漢方薬成分が 非常に薄いと言う事です。
大黄 芒硝が入っているのです。

商品の成分表示には
芒硝を 別名で記載しています
●硫酸ナトリウム+水塩
●乾燥硫酸ナトリウム  等々です。

即時に大便が出ない筈が無いのです。

乳糖澱粉や賦形剤の多い漢方薬という事になります。

大黄と芒硝のみ2つだけの成分の場合
処方は
発狂して大便が出ない
または大便が出ない 場合に使用します

したがって
普段から 大便が正常に出ている方は
服用すべきでない
勿論 胃腸の弱い方や
普段から軟便下痢の方は用いるべきでない

下痢しやすい体質の方は絶対に飲まないで下さい 危険です。

補増  萬病回春 上冊
の中より抜粋  原文です。

「発狂。大便實。須用大黄芒硝為主。」

「大便閉。須用大黄芒硝為主」

日本では何故 大黄や芒硝が混入されている製剤を
お腹の脂肪を燃やす販売の仕方をするのか
大変 恐ろしい事をしている事が
何故 分からないのでしょうか?

これでは 
病人を増やすために
防風通聖散を進めているようなものです。


  
防風通聖散の成分は
防風、荊芥、連翹、麻黄、薄荷、川芎 当帰、芍薬、白朮、山梔子、
大黄、芒硝、黄芩 石膏、桔梗、甘草、滑石、を       
生姜と葱を加えて煎じる

防風(ぼうふう)、荊芥(けいかい)、麻黄(まおう)、薄荷(はっか)、
は発汗させて熱を下げます。

大黄(だいおう)、芒硝(ぼうしょう)、
は大便を出して 熱を 体外に出します。

山梔子(さんしし)、滑石(こっせき)は火を下げて利尿します。
また山梔子は肝臓の熱を消します。

石膏(せっこう)、桔梗(ききょう)は肺の熱を下げて胃腸の熱を出します。

川芎(せんきゅう)、当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)は血を平和にして肝臓を補います。

連翹(れんぎょう)は集まりすぎている気と滞っている血を散じます。
湿疹や腫瘍 出来物 癌にも多く用います。 

甘草(かんぞう)はお腹を調和します。

白朮(びゃくじゅつ)は脾臓を健康にして
湿気を乾燥させます。

防風、荊芥、麻黄、薄荷、は
発汗させて熱を下げますが

必要以上に
服用いたしますと、
発汗しすぎて、体を冷やしすぎ、乾燥させます。

結果 
肺臓が冷え乾燥しますので
喘息等 長い咳嗽が発生します。

夏風邪をひき 風邪薬を連用しすぎて、
咳が治らずに喘息にまで進むのはこのような原因です。

風邪薬の発表剤(防風、荊芥、麻黄、薄荷:消炎解熱鎮痛剤)
で肺臓を冷やしすぎと 
乾燥しすぎで 咳から喘息へと進行するのです。

連翹、黄芩(おうごん)、石膏、滑石、山梔子、桔梗
は体を冷やします。

大黄、芒硝は排便させて、熱を下げます。

体を 養う成分は当帰(とうき)、芍薬、白朮のみです。

防風通聖散は大便が出ますと
体全体の熱が体外に排出され、
上記の酷い熱の症状が神業(かみわざ)のごとくに改善される漢方薬です。

服用5日目ぐらいで症状は改善されますので
改善後はただちに服用を中止すべき風邪薬です。

防風通聖散のように
 下剤を使用して下痢をさせ
胃腸を冷やして 食欲不振にさせる
そのような
不健康な方法で
一時的に痩せたとしても 
すぐにリバウンドするでしょう。
むくみ太りするのです。 

怖いのは、リバウンドよりも
「痩せました、
健康も害して、仕事にもやる気が起きず、
持病のある方は悪化するという事」

上記、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)  
大承気湯(だいしょうきとう)、
桃核承気湯(とうかくしょうきとう)
は ともに 表裏の剤の風邪薬です。
  
大承気湯(だいしょうきとう)、  桃核承気湯(とうかくしょうきとう) は 

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)よりも

一段と下剤作用が強く、
ストレスによる過敏性腸症候群で下痢、
軟便症状の方が増えている日本においては
使い方を間違えますと
非常に危険すぎる薬剤です。 

 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)  大承気湯(だいしょうきとう)、
 桃核承気湯(とうかくしょうきとう)  
を長期服用されないよう警告いたします。

防風通聖散を服用しての 患者さんの体験です。
木室ミヱ子の漢方薬で身体を立て直させて頂きました。 

【体験談】
「防風通聖散を服用する様になった理由は、
自分は見た目より皮下脂肪が多いから
ズーとダイエットしてきました」

「体脂肪は35%見た目より有ります」
18〜39歳の体脂肪基準値は28〜34%

「しかも、便秘だから、防風通聖散は効能書きの
“皮下脂肪の多い方に”を見て一石二鳥と思いました」
「安かったし」

「最初、一週間だけでした。効いたと思ったのは」
「服用してから食事すると下痢すると言う具合に」
「痩せると思いました」

「でも、皮下脂肪は 落ちない」
「おなかの ポッコリも落ちない」
「後は 全然効きませんでした」

「それでも 飲み続けたのは 
脂肪が落ちていっているのかなという思いが有ったから」

「パッケージの効能書きにだまされて
2008年の4月から2008年12月16日迄
防風通聖散を飲み続けました」

「女の子は みんなおなかポッコリして 
皮下脂肪が 気になっているから
防風通聖散の 効能書きにだまされて 飲み続けるのは無理も無い事です」
 
下記は上記の 患者さんが防風通聖散を服用して
発生した副作用です。
便秘が酷くなった(浣腸しても大便が出ない)
便秘であるが下痢もする
過呼吸
体が異常にダルイ 少し動いたらすぐに横になりたい
痩せているのに 体が重く動くのがきつい
冷えてカーと上半身がのぼせる
足が浮腫む
風邪をひき易い
神経質、イライラ、気が沈む、煩わしい
口が渇いて冬でも冷たい物を異常に飲みたい
甘い物を異常に食べたい
過食アリ ヨーグルトを沢山食べたい
目の下にくま
鼻炎症状が出てきた(鼻水、くしゃみ)
目が充血して眩しい
黄色い硬い痰が出る
声がかれる
動悸して過呼吸が出、
★ 心臓が痛む 1日3回
胸にブツブツが有り痒い
アゴ回りに化膿したニキビができた
生理は早く来たり遅く来たり生理不順(早い時;一週間 遅い時;二ヶ月)
生理がきたら生理の出血量が異常に多く塊の血が出る
生理痛が起きるようになりました。
白いおりものが出る
不眠、デパス(睡眠薬を服用する様になった)
★ ベットに入っても一時間寝付かない(12時から朝の5時迄3回起きる)
痛みの無いいぼ痔が発生した


誤った漢方薬の使い方をして副作用を発生させても
過失として 認めずに
漢方薬に副作用があるとして
漢方薬のせいにしている 
日本の現状が有ります。


小柴胡湯 大柴胡湯で間質性肺炎が発生すると
言われています。
しかし
此れも 
小柴胡湯 大柴胡湯は風邪薬ですから
5日程の服用で中止すべきなのに
肝臓に効くとして
風邪でもないのに 
長期に
2〜3年も常用させた結果
胃腸が冷えて 気も不足し
胃腸が傷つくと
先に肺臓が傷つくと言われています。

胃腸を傷つけますと 間質性肺炎に為り易くなります。

抗生物質 抗菌剤 沈痛解熱薬等々は胃腸の弱い方は
長期服用し続ける事で消化力 消化吸収力が非常に低下します。
胃腸は元気ですと 食物から気 血を作り
身体に供給します。

しかし
胃腸が弱体化して 肺臓が気を充分に受け取れなくなりますと
肺臓は火を持つ 熱を持つと言われています。
肺臓が火や熱を持つと筋肉が萎縮すると言われます。

肺胞の伸縮がうまくできなくなり 息苦しい 呼吸が浅いとなり
筋肉にも影響します。
結果 間質性肺炎等に為り易くなるようです。

筋肉が萎縮するのです。
だから 間質性肺炎の方々は
肩凝り 首コリ 背中痛 肩甲骨痛 関節痛 腰痛 筋肉痛
の症状が同時に発生するのです。

31年前
30才で漢方薬局を
漢方の先生と共同経営したころの事です。
肝臓の症状で
小柴胡湯 大柴胡湯を服用している
と患者さんが言われる。

貴方にはもう そのような
大柴胡湯 小柴胡湯を服用するような
症状は有りません。

といっても 医師が勧めるからと
頑固に飲み続けた方もおられました。

それだけ 医師の言葉は重い。

※木室ミヱ子の症状別改善別レポートも合わせてご覧ください※
 


ohtani_kanpou at 09:32│Comments(0)TrackBack(0)漢方薬について 

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