(本ブログは月水金に更新されます。コメントはryuuzaki_i@yahoo.co.jp へ)
(写真: " target="_blank" title="">柴崎岳がバルセロナ相手にスーパーゴール! )


稀勢ちゃんよ 次場所の活躍 待ってるぜ 我(われ)らが岳(がく)は メッシを出し抜く

 郷土愛熱き私は、相撲は稀勢ちゃん、サッカーは鹿島アントラーズであります。稀勢ちゃんには,
じっくりと損傷した胸の筋力と足の完全回復を果たして貰います。さすれば、又、あの強い稀勢里相撲が土俵で展開されます。そして、サッカーです。アントラーズが快進撃です。そのアントラーズ出身の岳ちゃんが、メッシの居るバルサを向こうに回しての見事なゴールです。大迫もドイツ・ケルンで復調している気配。鹿島で育った興梠も浦和で頑張っています。嬉しいことです。

 台風18号が接近しつつある土曜日、江戸へ出ました。知人が参加するオーケストラMFL の定期演奏を静聴するためです。場所は400名余の座席を持つ中央線・武蔵小金井の音楽ホールです。1960年代半ばに五年程国立に住み、私の通学経路でありましたから、周囲の光景を懐かしむはずでした。が、昔の面影の欠片を見つけることは出来ませんでした。あの当時は沿線はもっと緑があった筈なのですが。
(図:演奏会聴衆に配布されたブローシャより。一部が撮影の具合で光ってしまいました。しかし、名前と経歴は明瞭に見えます)
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 バイオリン奏者の演奏が、予想を裏切って誠に見事であったことをまずは書いておきたいと思います。演奏に先立って曲の解説をした指揮者が「今日のバイオリン奏者は美しい音を出す」と語ります。実際、そうでした。指揮者氏の耳は確かでした。こうした将来を嘱望される演者を世間に教えたく思い、あえてプログラムの頁を掲載しました。
 オーケストラは「管弦楽」と訳されます。見事な訳語です。原義にそうした意味があるのか否かは知りませんが、まさに「管」と「弦」の共同作業です。ここから派生する動詞「orchestrate」には“多様な人が共同して一つのものを創造する”なる意と辞書は書きます。その共同作業を指揮するのがconductor です。Conductorの仕事は演奏会場で指揮棒を振り、聴衆にオーケストラが作り出した音楽を楽しませる。それは、仕事の一部でしかありません。最終的な成果を得るべく、事前にConductorは団員に自らの思いを練習を通じて周知し、技術向上の手助けをするのでしょう。この作業は、プロであろうがアマチュアであろうが同じであると思います。

 さて、音とやら音程とやらにはそれほど喧(やかま)しくない門外漢の私にも、バイオリン奏者がオーケストラの音程に引きずられ、結果として音を損ねた(外す)ことに気づきました。しかし、バイオリン奏者は若いに似合わず動揺する素振りも見せずその困難を乗り切っていました。
 こうした場面に遭遇すると、アマチュア・オーケストラの演奏にはどのような感想を寄せるべきかを考えます(例えば2016年9月12日記事 )。具体的には指揮者による団員訓練こそが楽団のパフォーマンス・アップに大きな役割を果たすのだろうと思っていました。このMFL常任指揮者のHP を見る限りでは、三ヶ月で五回の演奏会。これが多いのか、少ないのか分かりません。ともかく、指揮者自身も自らの生活と一ヶ月に二回の演奏会の間に、楽団の指導、訓練をする時間を作らねばなりません。「訓練」とは練習回数であり、指揮者が創りだしたい音に少しでも近づいているのかどうかは練習によってのみ確認できるのだろうと思います。個々の団員も、夫々仕事を持ち、その中から時間を捻り出して練習に参加してくるのでしょう。と、すれば貴重な練習の成果を個々の団員に納得づくで獲得させるのは指揮者の力量と熱意であろうと思っています。指揮者には団員の能力を最大限引き出す工夫があるべきではないのだろうか?どんなに忙しくとも。

 二曲目の第一楽章に、ファゴットとクラリネット(?、あの長い金管楽器に見えたが)のちょっとした掛け合いを数回繰り返すパートがあります。二人の奏者は見事にその掛け合いを、やってのけました。が、概して今般の演奏でも相変わらず、金管楽器が聴衆を不安でやきもきさせました。多分、指揮者はそうした聴衆が感ずるであろう不安を熟知しているのだろうと思います。奏者の技術向上を手助けするべく、指揮者は何がしかの手立てを講じたのだろうか。
 アマチュアオーケストラの演奏鑑賞は、成長の跡を確認することであり、指揮者は聴衆にそれを訴えられるような訓練・指導の証を見せることではないのか。と、現ブログ管理人は思います。以前書いたように指揮者の知識を語ることではなく、今回の演奏では「この点で著しい成長があり、それを訴えるために演目にこの曲を選んだ』と、語って欲しかった。

 と言うわけで、聴衆たる私は、定期演奏会にいたる様々を色々と想像するしかありません。練習と適切な助言を団員に与えたのだろうか、と。それは、指揮者が創り出したい音と音楽がアマチュア楽団によって現出されるに必要な行程と思うからです。そうしてこそ指揮者と楽団員に達成感をあたえ、それが双方に大きな喜びとなるのではなかろうか、てなことを考えながら、中央線に飛び乗りまっしぐらに神田の居酒屋に走りました。
 上に書き連ねたことを読み返してみると、いささか指揮者氏に対してはきつい事を書いてしまったようです。上にも書きましたが、氏には日常の生活、指揮者としての活動に加え、福祉活動への貢献もされていて至極多忙なのだろうと想像します。しかし、団員の音楽性の向上はひとえに氏の指導性に強く依存しているはずです。演奏会冒頭の挨拶で、せめて団員のひたむきな演奏技術向上への熱意に言及があって欲しいものと思った次第です。

 安倍氏が9月28日の国会開会冒頭に衆議院解散を目論んでいるとのことです。金“刈り上げ”将軍の助けを得て、国民の支持率が回復したからだそうです。
 【金子勝】安倍アラート連発で森友加計問題ぶっ飛んじゃった!
 
 こんな時期に最大野党である民進党は”離党するのしないの”とスッタモンダしています。彼らは日本国民の安全と平和を担おうとする「政治家なのか!」と厳しく問い質したい気分であります。「そんなことをほざいている場合ではなかろう。まずは自公政権をストップさせることが先決だろう!!」と。
 既に書いたように自公の中に垣間見えるちっぽけな亀裂に手を突っ込んで現在の与党を力づくで分裂させ、来るべき選挙で安倍一派を敗北に追い込む。それこそが野党代議士たることの醍醐味ではないのか。
 
 弁護士の郷原信郎氏が上記動画で語る金子氏の危惧を指摘しています:
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森友捜査終結「特捜部はやる気なしで財務省は逃げ切り」郷原信郎・元特捜検事
AERA dot. 9/15(金) 16:32配信

 学校法人「森友学園」をめぐる事件で、大阪地検特捜部は11日、籠池泰典前理事長と妻の諄子氏を詐欺などの罪で追起訴した。捜査開始の時点から「国策捜査」との批判が噴出した今回の事件。いったい何が問題なのか。元東京地検特捜部検事の郷原信郎氏が解き明かす。

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──森友問題で「国策捜査」との批判が多いのはなぜでしょうか?

 今回ほど、政治的色彩が濃い捜査はありません。幼稚園や保育園の補助金不正は珍しいものではなく、不正がわかった場合は行政が調査や指導をするのが一般的です。悪質であっても捜査をするのは警察。大阪地検特捜部が出てくる事件ではありません。籠池泰典氏が「国策捜査」と思うのも無理もないと思います。

──捜査は不自然な部分が多い?

 籠池氏は、不正だと指摘された国交省からの補助金は返還していました。にもかかわらず、3月29日に大阪特捜部が補助金適正化法違反の告発を受理したことが、一斉に報道じられました。当時、籠池氏は国会の証人喚問で証言をして、注目を集めていた。その時期に、東京の法務・検察サイドから出たと思われる情報がメディアに流れたのです。

 それだけではありません。籠池夫妻は、補助金適正化法が適用される事案なのに、詐欺罪で起訴されました。従来の検察ではあり得ない処理です。「詐欺」の罪名を付けることで、特捜部は籠池夫妻に悪いイメージを付けたかったのでしょう。

──政治的な意図を持って特定の人物を狙い撃ちする「国策捜査」だとしても、森友問題では、財務省近畿財務局も8億2千万円の国有地の値引きに関わっていたと指摘されています。近畿財務局の担当職員も起訴されるのでは?

 担当職員が起訴されることはないでしょう。背任の成立は「自己や第三者の利益を図る目的で損害を与えた」ことが必要です。担当職員が、自分の利益のため不当な値引きを行って、国に損害を与えたことを立証できなければ、背任容疑で刑事責任を追及できません。

 特捜部は「籠池夫妻は詐欺をした悪者」というイメージを世間に広げることで、近畿財務局は「不当な圧力を受けた被害者」とのストーリーを作ろうとしているように思える。それによって、近畿財務局の不起訴が世の中に受け入れられやすいようにしたいということでしょう。

──しかし、国有地の値引き交渉では、安倍昭恵首相夫人付の政府職員だった谷査恵子氏も、財務省とやりとりしていたことが明らかになっています。「近畿財務局は被害者」というストーリーは成り立たないのでは?

 特捜部の捜査では、特定の人物の捜査をしない「国策不捜査」もあります。本気で捜査するなら、特捜部は近畿財務局を強制捜査をしているはず。証拠隠蔽が国会で大問題になっているのに、ガサ入れをしていないのは、最初から起訴の方向で捜査する気がないからでしょう。「籠池夫妻=悪党」を世間に広め、「籠池夫妻が昭恵夫人の名前まで使って脅してきたので、不当な値引きに応じざるを得なかった」というストーリーに持ち込みたいのでしょう。

──近畿財務局を調査している会計検査院の報告書が、今月中に発表されると報道されています。森友問題は、今後どうなるのでしょうか。

 会計検査院の報告書がどのようなものであれ、特捜部が「近畿財務局は被害者」というストーリーを基本的に変えることはないでしょう。

 幼稚園の補助金に関しては、多くの施設で同様の問題が大なり小なりあるはずです。本来は行政指導で対応すべき問題です。特捜部が捜査を始めた経緯も、捜査のやり方も処分も不可解でなことだらけです。もともと動機が不純だからでしょう。

 このまま籠池夫妻に「悪党」のイメージを広めるだけで捜査が終結してしまえば、検察は一体何のためにこの事件でしゃしゃり出たのか、という疑問を持たざるを得ない。そうなれば、特捜部が国民から批判を受けるのは避けられません。(AERA dot.編集部・西岡千史)
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  今夕、郷原氏のメルマガが届きました。長くなるので、全文をここに掲載しませんが、誠にいつもながら説得力があります。是非の一読をお勧めします。
“憲政史上最低・最悪の解散”を行おうとする「愚」〜河野外相、野田総務相は閣議で賛成するのか


+++++北朝鮮核実験が引き起こした地学現象(1)
 9月3日の“刈り上げ”金将軍の核実験は、新たな地変を引き起こし、その地変による地震動が世界の地震観測所で観測されているといいます。以下の記事がそれを書いています(長い記事なので、二回に分けて掲載します):
%%%%%A second jolt felt minutes after this month's detonation continues to confound researchers
今般の核実験の数分後の一秒程度の揺れが研究者を困惑させている。
Scientific American誌より 
• By David Cyranoski, Nature magazine on September 15, 2017

Eight-and-a-half minutes after North Korea set off a nuclear bomb on September 3, a second burst of energy shook the mountain where the test had just occurred. More than a week later, researchers are still puzzling over what caused that extra release of seismic energy—and what it says about North Korea’s nuclear-testing site, or the risks of a larger radiation leak. Monitoring stations in South Korea have already picked up minute levels of radiation from the test.
 9月3日北朝鮮が核爆発をセットした8分半後に一秒間ほどのエネルギ放出がが実験が起きた山を揺さぶった。一週余の後になっても、研究者達は何がこの振動を生じせしめたのかー北朝鮮のこのテストについて何が見えるのかー放射性物質の拡散は動であったのかなどの謎解きに取り組んでいる。南朝鮮(韓国)の監視観測所はテストサイトからの微小レベルの核物質を検出している。

A number of theories have emerged to explain the second event, ranging from a tunnel collapse or a landslide to a splintering of the rock inside Mount Mantap, the testing site. But seismologists can’t agree and say that they may not get enough evidence to pin down the cause.
“This is an interesting mystery at this point,” says Goran Ekstrom, a seismologist at Columbia University in New York City.
この二番目の事象について幾つかの説明が提示されている。それはトンネル崩壊、テストサイトである萬塔山の地すべりと言ったことだ。しかし、地震研究者たちはそれだけで原因を特定するに充分であるとは考えていない。と、Goran Ekstrom, a seismologist at Columbia University in New York City派言う。

The nature of the first seismic signal is clearer because it matches the profile of a bomb blast. The US Geological Survey (USGS) determined the magnitude of the seismic event associated with the nuclear explosion at 6.3, whereas the Comprehensive Nuclear-Test-Ban Treaty Organization (CTBTO) in Vienna calculated it at 6.1 on the basis of a separate analysis. The explosion was many times the size of past North Korean tests and was the largest seismic signal from a nuclear test ever detected by the international network of seismic monitoring stations used by the CTBTO.
 地震記録上の最初の波はそれが核実験の特徴と良くがっちするので明瞭であった。The US Geological Survey (USGS)は核爆発に伴う地震波の放出はマグニチューど6.3に相当するとした。一方the Comprehensive Nuclear-Test-Ban Treaty Organization (CTBTO) in Viennaは異なる解析から6.1とした。その爆発は過去の北朝鮮による核実験規模を大きく上回っておりCTBTOによる地震観測網で検出された核実験の中では最大級であった。

The second event came 8.5 minutes later and registered as magnitude-4.1, reported the USGS. The agency suggested that it was associated with the test and may have been a “structural collapse”. The possibility that the smaller shock was caused by a tunnel collapse inside the testing site has dominated discussion in the media. But Paul Earle, a seismologist at the USGS, told Nature that was just one possibility that was raised in the immediate aftermath of the explosion. The USGS, he said, was “basing that on previous nuclear tests of comparable size that had a collapse”.
二番目の事象は8分半後であり、マグニチュードは4.1であった、とUSGSは書く。それはテストに伴ったものであり、構造的な崩壊であったと、付け加える。テストサイトないぶのトンエル崩壊によって引き起こされた可能性をメディアは書く。しかし、Paul Earle, a seismologist at the USGS,はnature誌にそれは一つの可能性に過ぎないと語った。それは、以前の実験が同程度の規模の崩壊を引き起こしたとの事実に倣っているだけだ、と。

Possible signs of a collapse are visible on satellite images taken of the testing site, according to an analysis released on September 12 by 38 North, a partnership of the US-Korea Institute and the Johns Hopkins School of Advanced International Studies in Washington, DC.
But the seismic signal doesn’t match what would be expected from a collapse, says Lianxing Wen, a geophysicist at the State University of New York at Stony Brook. A collapse would produce mostly vertical movement of rock, but his own unpublished work suggests that the seismic clues point to a large horizontal movement as well, something he says would be more consistent with a landslide.
 崩壊についてのありそうなことがテストサイトで撮影された衛星画像から見える。それは9月12日に撮影されたもので、38 North, a partnership of the US-Korea Institute and the Johns Hopkins School of Advanced International Studies in Washington, DCによる。
しかし、地震波はそうした崩壊から予期されるものとは合致しないとLianxing Wen, a geophysicist at the State University of New York at Stony Brookは言う。崩壊は岩石に鉛直落下を招じたようであるが、彼自身の未発表の調査は、地震波が水平方向の巨大な運動ウをも示唆している。それは地すべりと野考えに調和的であると。
(つづく)