(本ブログは月水金に更新されます。コメントは ryuuzaki_i@yahoo.co.jp  へ)
2018年2月5日記事には重大な算術上の誤りがありました。指摘してくださった読者に感謝であります。同日夜10時に式と計算結果を訂正しました。これに伴い説明文も変更しました。
(写真:立春の日、当地では早くも田の土お越しが始まりました。早速、小鳥たちが掘り起こされた土のなかに潜む虫たちを狙って集まってきました。 180205セグロセキレイ )


 春なのか 悲鳴をあげる 虫どもを ついばむ小鳥 満腹に笑う

 尊敬すべき熊の働く姿をとらえた動画を見つけたので貼っておきます:
Лапа помощи: дрессировщика в инвалидном кресле возит по Москве медведь   〔歩行介助:障害者用車椅子を押す調教された熊。どうやらこの熊は誕生後に孤児となったところ、このご主人が救助し育てたようです。まさに“熊の恩返し”というわけです〕

+++++深夜の時間を測る
 夏至日では太陽が真西にあるのは、午後6時です。その際のシリウス星の位置は、今から1500年前にはまだ地平の下にあることが図1からわかります〔1月17日記事
〔図1:1500年前のシリウス星運行奇跡、再掲、拡大は二回クリックで)
20180115_510軌跡修正前A

 シリウス星が地平に姿を現すのは図1右上によれば午後8時です。偶然でありますが、1500年前に八溝山で太陽が地平下に姿を隠すのが午後8時です。4時間後に太陽は地平下の最低位置に達する。すなわち「北中」点を通過するわけです。すなわち真夜中12時です。深夜にこの太陽の運行が視認できれば、その瞬間のシリウス星の方位計測が可能となるわけです。それができないために、いろいろな工夫、試行錯誤、絡め手からの接近などが求められるのです。

 北極星の尾〔北斗七星のこと〕は北極星の周りで一晩に360度回転します。したがって、夏至日の夕方8時の尾の位置が40度回転する瞬間を知ることはできます。そのときのシリウス星の位置が求めたい方位です。夏至日が近づくことは、太陽が沈む方向の移動から知ることができます。その前後日にシリウス星の運行を地上に写しとり図面を作成します。その図面と北極星の尾の位置〔目印となる星を定めておく必要があります〕を図面に重ねることで、精度の良い計測ができるのではなかろうか、と想像しています。
 八溝山頂にはそうした作業を行った跡が残されているのではなかろうか?さらには周辺の古墳にはそうした作業に使われた道具が発掘されているのではなかろうか、なぞと想像しています。

 ところで、1月15日記事 で書いたように2010年夏至日深夜12時のシリウス星方位は北から時計回りに測って128度(東38度南)です。1月17日記事では1500年前、すなわち西暦510年夏至日真夜中のシリウス星方位が163.7と求まっていることを書きました。最近の1500年間に超巨大地震が起きており地軸が大いに変動したというような大事件が起きていないとすれば、シリウス星方位変動はほぼ等速的にその位置をシフトしてきたと仮定することは合理的です。この仮定によるならば、シリウス星の方位は1500年間に(163.7-128=)35.7すなわちおよそ36度時計回りに回転したことになります。言葉を変えると およそ「速度=1.2度/50年」のスピードです。これを以後「遷移式」と呼ぶことにしますこの見積もりが正しいとすると渡来族が八溝山頂上で計測を行った年代が推定できます。

(図2:1月12日記事 の再掲、拡大は二回クリックで)
180109八溝ー鹿嶋


 上図は、八溝山から見た静神社(最左)、吉田神社〔中央〕、そして鹿島神宮〔最右〕の方位です。それら3点から最小二乗法で求めた「当て嵌め直線」が青点線です。この青点線が距離0すなわち方位角軸との交点が八溝山での観測方位角となります。その値は164.8です。

 ここから、八溝山頂でシリウス星を計測した年代が上に書いた遷移式にしたがって見積もることが出きます。すなわち
(164.8-163.7)=(510-x)*1.2/50
->x=510-(164.8-163.7)*50/1.2
x = 464.16667 (西暦年)
となり、五世紀の半ばごろとの推定ができます。まさに武王が日本列島を北から南へ驀進した時期ということになります。同様に現在の静神社、吉田神社に陣屋を設営し最後に香島に大本拠地を建設した年代も推定できます:
-->Yshizu=164.3; 〔静〕
-->Yyosida=163.4; 〔吉田〕
-->Ykasima=163.2;  〔香島〕
-->x=510-(Yshizu-163.7)*50/1.2 = 485
-->x=510-(Yyosida-163.7)*50/1.2 = 522.5
-->x=510-(Ykasima-163.7)*50/1.2 = 530.8

 第一橋頭堡である静神社での陣屋設営〔地点の探索などを含む〕には485-464=21年もの長い年月をかけたことがわかります。シリウス星方位計測のための足場作り、必要な技術開発、道具作成で長い年月を要したと思われます。残る二つについても静・陣屋設営から吉田陣屋の設営には38年弱の年月を要しています。これは、距離が伸びたことに伴う困難であったろうと想像しています。いかに。この三つの陣屋設営が難事業であったかが推察できます。

 もう一つ指摘しておきたいことは、このシリウス方位を用いた建造物配置が現在でも遺跡として残されているならば、これまでの年代決定法を はるかに超える高精度でその構築年代を決定できるのです。実際、本ブログではその多くの事例を検証してきました。
〔つづく〕

+++++安倍政治二題
 株価が上昇したとか、貿易収支が良くなったとか、安倍氏が自らの経済政策を国会で、自慢げに語ります。言いたかないですが、「モリ・カケ・ダンゴ・スパゲッティ」疑惑については一切の説明を回避しての自己宣伝です。しかし、安倍氏の経済政策の失敗が数字でも表れていることを指摘した記事を以下に紹介します:
%%%%%安倍政権で実質賃金は4%も減少2018/02/03(土) 00:33:06
 安倍政権が掲げる働き方改革は、日本をどのように変えようとしているのか。経済アナリスト・森永卓郎氏は、「安倍晋三総理がやろうと しているのは、一億総活躍社会という名のもとに国家総動員で働かせる富国強兵策に他ならない」と論破する。森永氏は、お金目当てに嫌な 思いまでして働く必要はない」と、以下のように提唱する。 日本の生産年齢人口(15〜64歳)は、1995年をピークに大きく減少してきた。ところが、第2次安倍政権が発足して以降、何と日本の 労働力人口は280万人も増えている。
 なぜそんなことが起こったかというと、高齢者や女性の労働参加が拡大したからだ。安倍政権下の5年間で、経済のパイは確かに大きく なったが、一方で労働者の実質賃金は4%も減少している。それを棚に上げて、安倍政権は、賃金が下がって生活が苦しいなら、今まで 働いていなかった人もみんな働けばいいじゃないかと提唱した。高齢者でも女性でも、働ける者は全員働けというのが、まさに働き方改革 という政策の実体なのだ。
 実は、高齢者が体に鞭打って労働に参加して所得を増やしても、感じる幸福度は上がらないというデータがある。10数年前に、医学者で 経済学者のイチロー・カワチ氏が、所得と幸福度と寿命の相関関係を世界的規模で調査した研究結果だ。
 それによると、1人当たりの所得が1万ドル、100万円ぐらいまでは、所得の増加とともに幸福度も上がり寿命も延びる。ところが、所得が その水準を超えると、幸福度の上昇も寿命の延びも頭打ちになってくるというのだ。この研究結果が端的に物語るのは、どうやら「幸福は カネでは買えない」ということだ。
 私は、お金目当てに自分の自由時間をすべて失うほど、あくせく働くことは止めた方がいいと思っている。もちろん、お金に縛られない ために、最低限生活できる程度のお金を稼ぐことは重要だ。かといって、嫌な思いまでして働く必要はないだろう。ほどほど稼いで、後は 好きなことをやるのが一番いいのではないか。たとえば、年間生活費の3年分、1000万円程度のお金を持っていれば、暮らし方の工夫次第で 困ることはないはずだ。
 最近、ある経済記者から、3億円の資産を持つ富裕層のこんなエピソードを聞いた。3億円もあれば、誰が考えても悠々自適な生活が 送れると思う。しかし、その資産家は6億円ないとまだまだ不安だと、漏らしているというのである。そんな欲をかき過ぎる富裕層みたいに
なってもしょうがないだろう。
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以下はこの記事に付された、コメント。ウイキまでが安倍氏の意向に沿って書き換えられている。驚きました:
1: 2018/02/03(土) 01:01:22
雇用数が上がればいいんじゃね。
労働基準法や最低賃金法が実質存在しない中国と真っ向から勝負しないといかんからな。 バブル時と違ってそう簡単に賃金は上がらんよ。 恨むなら中国投資を必死に宣伝してた大新聞(特に日経)を恨め。

2:2018/02/03(土) 02:22:38 ID:X0//JKPP8s
日本の経営者はアホが多いから、先が読めないから大幅な利益が出ても社員に還元(賃金アップ)しない。 一度上げたら下げにくいとか嘘をつく。(黙ってしれっと直ぐ下げる) バブルがはじける前は、利益が出ていれば賃金アップは当たり前だった。 官僚、政治家、議員は問題が発生するとその報告、解決を先送りして…。

3:2018/02/03(土) 07:39:02 ID:o4NjHi5qes
デフレ=実質賃金の上昇
インフレ=実質賃金の下落
みんな、デフレ(=実質賃金の上昇)は嫌だー!
イフンレ(=実質賃金の下落)にしよー!って言ってたじゃん
お望み通りインフレ(=実質賃金の下落)になったんだから素直に喜べよ
名目賃金も上がってるんだし
〔図3:賃金の推移、パート・アルバイトの上昇率が定職者より大きく見えるが、そもそもベースが低い。っ労働力不足であらたなパートを得るには給与を高くせねばならないという事情を反映している)
180205インフレ

%%%%%

 これもまたデタラメナ答弁。しかし、日本のメディアはすっかり安倍氏の前ではおとなしい。こんな暴論「貧乏人は麦を食え」といった脚気の首相の暴言に匹敵すると、騒ぐのかと思ったのだが。
%%%%%「エンゲル係数」ウィキペディア書き換え 首相答弁直後に...
2018/2/ 2 18:39 J−CASTニュース
001 2018/02/03(土) 04:16:21 ID:apZjsu2pOc
国会でエンゲル係数をめぐる議論が行われた直後、ウィキペディア(日本語版)の「エンゲル係数」の内容が、あるユーザーによって書き換えられたことが注目を集めている。
編集後の文章が政府側の主張を擁護するような内容だったため、批判派は「政権の主張によって事典の内容まで書き換えられるのか」などと紛糾、中には政府による「工作」「陰謀」を唱える人も。2018年2月2日午後の時点で、件の項目は編集できない状態となっている。
■エンゲル係数の上昇をどう捉える?
発端は、1月31日の参院予算委での質疑だ。
民進党の小川敏夫・元法相は、各種の指標を挙げて「アベノミクスによって国民生活は苦しくなった」と主張、特にエンゲル係数の上昇を指摘し、政権批判を展開した。
「エンゲル係数」についてウィキペディア(日本語版)で調べると、以下のようにある。
“「エンゲル係数とは、家計の消費支出に占める飲食費の割合(パーセント単位)のこと。(中略)一般に、エンゲル係数の値が高いほど生活水準は低いとされる。これは、食費(食糧・水など)は生命維持の関係から(嗜好品に比べて)極端な節約が困難とされるためであり、これをエンゲルの法則という」
総務省の統計によれば、エンゲル係数は2005年まで低落傾向が続いたものの、以後はゆるやかに上昇、特に2010年代半ばからはそのペースが速まり、2016年には25.8%(前年比0.8ポイント増、2人以上の世帯)と、1987年以来の高い数字を記録した。
小川氏はグラフを示しながら、「エンゲル係数はアベノミクスが始まってから上がっている」として、
“「安倍総理、これは厳然たる事実ですよ。国の行った調査でエンゲル係数が上がっている、国民の生活は苦しくなっている。それがアベノミクスの実質じゃないですか」
などと質した。対して安倍首相は、エンゲル係数の上昇自体は「ファクト」だと認めつつ、その原因には「物価変動のほか、食生活や生活スタイルの変化が含まれている」と反論する。野田聖子・総務相も、高齢化や共働きの増加など、やはり「豊かさ」以外の要素がエンゲル係数の上昇に関わっているとの認識を示した。
■「安倍官邸が、wikipediaを書き換えてるようだ」

かみ合わないまま終わった論戦だが、ウィキペディアの「エンゲル係数」の項目が、あるユーザーによって書き換えられたのは、その翌日2月1日の午前だ。
ネット上のフリー百科事典であるウィキペディアは、そのルール・方針に従う限りはユーザーが自由に編集できる。ところがこのユーザーによる編集は、「値が高いほど生活水準は低い」とする「概要」の項を全面的に改稿、エンゲル係数の重要性を否定する内容に書き換えるものだった。
ーーーーー以下はこの記事に付されたコメント
1: 2018/02/03(土) 04:18:34
このことに気付いた別のユーザーがツイッターで指摘したことで、一気に話題が拡散した。直前には、安倍首相がエンゲル係数の上昇は「食への消費が拡大し景気回復したということ」だと答弁したという不正確な要約がツイッター上で広まっていたことも(上述の通り、そうした趣旨の直接的な発言はない)、批判の燃え上がりに拍車をかけた。ジャーナリストの岩上安身さんがツイッターで、
“「ウィキすらが即座に歪められる怖さ。ネット市民は、随所で知的防衛戦線を張り続けないと、無知と詭弁と卑劣とデマの連合軍に押し切られる」
と発言したのをはじめ、
“「総理の発言に合わせて、Wikipediaのエンゲル係数が早速書き替えられたとか。アホに合わせて書き換えてたら、この国おかしくなるよ」
「王様が黒いものを白いと言えば愚民が『そう!白いですね!』という中世ジャップランドしぐさ」
などといった書き込みが続出、それどころか中には、
“「国民をだますため、ウィキペディアまで書き換えた?」
「安倍官邸が、wikipediaを書き換えてるようだ」
「ただのバカにはできない、高度な雇われチームの暗躍はまず確実だな!」
など、「官邸の陰謀」説を唱える人まで出始めた。
■わずか4時間後には差し戻されている
もっとも、ウィキペディアの「編集履歴」を見ると、問題の記述はわずか4時間で、情報の出典が小説だったことを理由に差し戻されている。その後、ツイッターでの話題を聞きつけて訪れたと思われるユーザーたちの間で編集合戦となり、最初の書き換えから8時間後には、編集をしばらくの間差し止める「保護」状態となっている(内容は当初のもの)。決してウィキペディアが、書き込みをそのまま許していたわけではない。
なお、最初に書き換えを行ったユーザーはこの編集以外に活動履歴のないいわゆる「捨てアカウント」であり、正体は定かではない。編集合戦に加わっていたユーザーの中には、英語版のウィキペディアにも同趣旨の加筆を行う者もいたが、その英語はGoogleによる機械翻訳そのままの文章である。「高度な雇われチーム」の暗躍ではなさそうだ。
おしまい