2016年06月23日

もちものかくにん

何にせよ「持つ」というのは持ち方が肝心みたいで。
面倒になって、何も持ちたくない!
なんて言いたくなる気持ちもわからなくない。

まずお金ね。
女性は服の持ち方もよく言われるね。
物は極力持たない主義とか、
コレクターとか。
こころざし、計画、夢、理想、希望。
しまいに気の持ちよう、心の持ちよう。

人間関係の持ち方が案外大きくて重い。
どんどん手放す人が評価される場も多いけれど…
人の関係が寄木細工や石垣みたいに
組み合わさり積み重なる細密画が、
曇天の白い空に浮かび上がるわ。
人が去って、また去って、またぬけて…

石垣は瓦礫の山になるのかしら

などと考えながら夜道を歩いていると
今年もくちなしが近所の庭に咲いている。

見えなくてもこんなにも甘美な存在。

良いにおいを美しく持ちたいね。
いろんな意味で。

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oiharamumay at 13:16|Permalink

2016年06月12日

あやめさん

筋肉痛は好き。

久しぶりにジョギングしよう!
と思ったけれど、体と相談してまずはウォーキングへ。
しっかりきっちり追い込んで歩くのよ。

すると川には超級の緋鯉がいた。
みとれていたらハクセキレイが横切った。
歩くうちにスズメが3羽。
川から池の入り口に白鷺のだんな。
向こうの枝には川鵜のだんな。
鳩が2羽。
大きなカメラをかまえ息を殺しているバードウォッチャー…カワセミを撮っているらしい。

蓮が咲いていた。
向こうには紫陽花。
あちらには芙蓉。
そして菖蒲。

菖蒲…あやめと言えば思い出す。
藤娘でおどった潮来出島。

 潮来出島の 真菰の中で
   あやめ咲くとは しおらしや

 宇治の柴船 早瀬を渡る
   わたしゃ君ゆえ 上り船

 花は色々 五色に咲けど
   主に見かえる花はない
     
あやめという名に子供の頃憧れていました。
あやめさん。
凛と艶やかで、すっとしてて。
藤娘と潮来出島が踊れて、夢みたいに嬉しかった。
いつか潮来に行ってみたいなあ。

花鳥華やかな土日トレーニング。
しっかり筋肉痛になれました。

体を動かし重みを感じること。
筋肉の痛みを感じること。
気持ちいいね。
筋肉が喜んでいるね。

動ける喜び。
歩いて行ける喜び。
もっと動きたくなる。

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oiharamumay at 20:56|Permalink

2016年06月10日

もどかしく美しく

昨日、アイスコーヒーがとても美味しくて驚いた。
わたくしホットコーヒー党で、アイスコーヒーにはいつも全く期待していなかった。
記憶の中の唯一美味しかったアイスコーヒーは、学生時代に京都の裏道で飲んだ水出しコーヒー。
毎日飲むコーヒーよりも、昔飲んだ一杯のコーヒーの方がはるかに美味しいということは、時々ありがちなものだけれど。


6月の空気は季節のはざまの色で、もどかしく艶かしいね。
「六月の詩」が聴きたいな。
歌いに行きたいな。

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あのさ
もし私のことを思い出してくれる人がいたら
そして悲しい気持ちで思い出されるよりも
思い出して明るい気持ちがしてくれたら
この上なくしあわせだと思うのさ

好きな人のことを思い出している時の
あの子の輝く笑顔みたいにね
そこにいなくても想い微笑む人がいたら
想う人も想われる人もね

それは恋や愛に限らず

君が悲しいとボクも悲しい

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oiharamumay at 08:59|Permalink

2016年05月16日

総帆展帆

横浜でとても美しいものを見た。
日本丸が全ての帆を広げる総帆展帆。
青空に白帆。
帆には風。
優美、優雅でいてワイルド。

年に12回あるらしいからまた見に行こう。
今度は開く作業も全部見たい。

気のせいかも知れないけれど、本当に美しいと思うものを見ると正気に戻るわ。
普段正気じゃないのかというとそんなことはないけれど、色んなフィルターが解除されたり価値感がリセットされるような気がするの。

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飛行船が浮いてた。
金曜夜、同僚が光る飛行船を見て
「あっ!UFO!」
と叫んだのを思い出した。

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帰路はシーバス。

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oiharamumay at 13:21|Permalink

2016年04月19日

星の皮膚の上

桜が散って、誕生日がきて、その夜熊本で大きな地震が始まった。

地震、火山、惑星こそ生きていて、私たちはその皮膚に間借りする微生物みたい。

生き死には身近になる程とても単純な事実だけれど、取り巻く構造はいつも複雑で悩ましい。
感情とかいう現象を持つ微生物として火山の上に暮らす私たちは、惑星を見つめたり周囲を見回したり手元を見つめたりして、生きる道を探すのですね。


誕生日は正月よりも新年気分で、歳をとることが古びることとも全く思えず、新しくなったような気がします。

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生きるための様々が戻りますように。
悲しみが癒えますように。
柔らかに強く生きられますように。
海の向こう、エクアドルにも。


oiharamumay at 18:35|Permalink

2016年03月08日

春の無言

何か余計な言葉を発してしまいそうな
本心を隠せないような夜。

撮った写真に全部任せて、黙る。

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oiharamumay at 23:38|Permalink

2016年03月05日

桜の頃の記憶

思い出したので書いておく。
まえにも書いたと思うけど
大事だから自分のため。

あの人は弱さに苦しみながら強くなった。
弱きものだからこそ強くなった。
強くなっても弱さは変わらないんだけれど
その分さらに強くなった。

そして私に
ー 自分より強いものに立ち向かえ
と教えた。

弱さと強さの同居。
弱き戦士の強さ。
あの人は体も心も、弱くて強かった。

きっと誰でもそう。
己の弱さを認めて強さを信じるしかない。

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oiharamumay at 01:14|Permalink

2016年02月29日

うるう だね

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幸せなことに小林賢太郎のうるうを観劇しました。
チケットをとれなかった人も多いはず。

物語、テーマやアイディアもファンタスティックなのは言うまでもないのですが、その魅せ方が…言葉にならない部分の魔法がすごい。
見る人の想像力へのアクセスが自由自在というか、雄弁な休符の使い手というか。
感想を書けば書くほど、感想書くのも違うような悔しいような気がしてしまう。

エンターテイメントやアートに自分が見たいのはこれなのよこれ!と興奮する。
CGで何もかも映像化出来た上に4Dになった映画より、大道具すら何もないステージで、ひとりの人間が感じさせてくれる風景や音や森のにおい。

そんな表現が好きだー。
好み!

話がずれるようですが、本や歌やお芝居や映画みたいなものは小さな旅よね。
そして、人と会うことも時に旅だなと、ふと思う。

ただ旅が好きだからそんな例えを思いつくだけかしら。
人はそれぞれ小さな1世界だと思えば、旅に違いないけれど。

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oiharamumay at 20:33|Permalink

2016年02月21日

北風と甘酒

明るい春の陽射し。
梅見ウォーキングに出かけよう!
と、心も軽く歩き始めたけれど
風が強くて寒いこと。
歩くだけで大自然との闘い。
(大袈裟かしら)
こんな強風で梅見なんて出来るの?
気温が高いって予報を信じて薄着だし。
何処かカフェでぬくぬくする方が良いのでは?
…絶えず何かが囁く始末。

いやいや。
公園に着けば木々が風を防いでくれるはず。
とりあえず行こう。
盛大に寒くてもそう思わせてくれる
春の陽射しの明るさは偉大なり。
北風と太陽の童話を思い出すわ。

さて。
公園に着くと広場にテントがありまして。
東京の地酒の幟。
焼き鳥、煮物、くさやの干物。
そして甘酒!
甘酒ください!!

テントの中はストーブがあって
とてもあたたかかった。
甘酒をごくりと飲むと、
全身がざわっと喜んだ。

幸せなり。

この美味を味合うためなら
寒い道を歩くのも悪くないと思う程。
幸せで美味しかった。

飲み終わって梅林に行くと、
松の木立に守られてか。
風の音は轟々するのに風は殆ど吹かない。
木々の頼もしさ。

紅梅の下に花と同じ色の落し物が。

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大きな問題を抱えていると
中ぐらいの問題は気にしないが
大きな問題が解決すると
途端に中ぐらいの問題が大問題に思える。
それが解決すればさらに些細な問題が
どうにも気になりだす。
体調が悪いときなどは、
ー 健康にさえなれば全て解決
ー 他の悩みなどどうってことない
なんて思うのに。

生きていて、道を進んでいる。
問題が道をふさぎ絶体絶命に見えても
生きていること自体がひとつの答え。

甘酒の美味にそんな事を思い出した。
風音に懐かしい人の言葉を聞いたように。

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oiharamumay at 22:40|Permalink

2016年02月18日

ほどけよう

毎日少しずつほどけ咲く近所の蕾。

人間はさ。
体はすでに満開だったり、実が熟する頃だったり枯れつつあったりする人も、内面ではまだまだ一生かかってもほどけきれないたくさんの蕾があるし、また毎日生まれたりもしていると思うよ。
咲かずに枯れる蕾もあろうよ。

咲こうとか気張るより
ほどけよう
ぐらいがいいあんばいかな。

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oiharamumay at 08:33|Permalink