2017年10月04日

夜道

帰り道、空がやけに明るいなーと思っていたら、そうか。
今夜は。

振り返ったらやはり。
東の空の雲の中に眩しい光が。
もったいなくて、
その姿も名前も隠したいような秋の夜の美しさ。

お向かいの家からにこにこ顔のじい様が出てきて東方を仰いだ。
するともうひとり、異国のじい様がが出てきて彼に並んで空を見上げた。
なんだかじんとくる場面だった。

写真も撮ったけれど、心に映る美しさにははるか及ばず。

金木犀が香っているが、我が家の蕾はまだかたい。




oiharamumay at 21:45|Permalink日記帳 

パターソン

9月は映画三昧でした。
『ELLE』『オン・ザ・ミルキーロード』、それから土曜日に『パターソン』。

パターソンはジム・ジャームッシュの新作。
バスの運転手であり、詩を書く男の単調とも平凡とも見える1週間の話。
ありきたりな日常に、こっそりシュールなことがあったり、大した意味は持たないけど自分の知らないことが起きていたり、人には些細なことでも自分には人生の大事件が起きたり。

発表しない詩を書いている主人公に自分を重ねて見た映画でした。
比喩的な意味で、発表しない詩を書くような毎日を過ごしている人間はたくさんいると思う。
今こうしてブログを通勤時に書きながらも、映画の世界を重ねると心に潤いを感じる。

自分の中にいつもある一言を映画の中に見て、ものすごく静かに最大限にこっそりと、とても熱ーくなります。
入場時にもらうノートも良い存在で、映画館で見てよかった。
こんな風に、地味な中に見た人が勝手に何か見つけた気がしてひとり感動できる作品は大好きです。

映画の後はヒロコちゃんの提案で荻窪の3米3へ。
お粥と優しい味のスイーツ、可愛い食器、居心地の良いお店。

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oiharamumay at 08:39|Permalink映画的要素 

2017年09月24日

今月2本目の映画 オン・ザ・ミルキーロード

映画をひとつ見るとわりとまた気軽に見に出かけるようになる。
読書でもレース観戦でもそう だな。
何事も慣れですね。
それと一緒に観に行く友達がいると面倒がらずにちゃんと観に行ける。
ELLEに引き続きヒロコちゃんが付き合ってくれるというので、映画『オン・ザ・ミルキーロード』を観てきました。

画面が一瞬一瞬、最初から最後まで圧倒的な絵。
色と光と陰。空気感。
音、テンポ、音楽もぎゅっと描きこまれている感じ。
においも。

戦争の終わらない街の人々、動物、時間。
動物の存在感がとても大きい。

説明するのは野暮って気がする。
(そう言って説明力の及ばなさをごまかす)
シュールとか奇抜とかって言葉を超えて、こういうのが映画の自由さ、迫力だなと思いました。

モニカ・ベルッチはエミール・クストリッツァの世界に美しくよく似合っていました。
はやぶさも蛇も羊も山羊も良かった。

あとモンシロチョウが好きだった!

朝から映画見て銀ブラは気持ちよかった。
爽やかな秋の日。

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スイスアーミーマンも見たいのです。
カフェは帰りの北参道ラファカフェ…

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oiharamumay at 09:46|Permalink映画的要素 

2017年09月21日

『ELLE』映画と本

先日、映画『ELLE』を見た。
そのあと原作を読んだ。
思ったほど映画と小説の印象は違わなかった。

バーホーベンの映画はわかりやすい心理描写も状況説明もしないし、イザベル・ユペールの演技もクールだ。
だから小説では色々心が動いている場面も、映画では「何考えてるんだ?この女」と見えなくもない。
それでも徐々に彼女の家族や過去がわかり始めると、なんとなく彼女の気持ちもわかる気がしてくる。

もともと共感できるキャラクターが出てくるタイプの物語じゃないです。
映画はバーホーベンらしい暴力的で娯楽的な味付けとイザベル・ユペールが思い切りよく演じきった「彼女」を味わえれば良いのかなと思います。
それと(ネタバレしないように書くからわかりにくくなるけど)犯罪と無縁な顔した「世間」こそしばしば残酷なことをするのだと想像できればいいかな。
そんな世間を相手に強くいるためには…って。

原作の方が心理描写もあり、誰にでもわかりやすく受け入れやすい気はします。
私は少しわかりにくい映画の方が好みでした。

普段はスポーツ中継とドキュメンタリーとニュースぐらいしか見なくなっていたけれど、時々フィクションを猛烈に欲します。
小説、ドラマ、映画。
フィクションはいいね。
現実にあることだと心が揺れすぎてしまう時、フィクションだと冷静に感じたり考えたりしながら見られるのがいいですね。
なにかの本質とか普遍的なこととかも、たまにフィクションやファンタジーの器に入れると頭のスイッチが切り替わってリフレッシュされる。

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oiharamumay at 20:35|Permalink映画的要素 

2017年08月21日

0810 旧熱塩駅

8月10日、喜多方へ。
お昼は人気店はせ川で喜多方ラーメン。
それから日中線記念館。

旧熱塩駅を利用している日中線記念館。
1938年完成の駅舎に当時の資料、外には古いラッセル車や客車が展示されている。

のどかすぎて駅舎からは当時の駅のざわめきは想像しにくかった。

誰もいないしんとした客車の中で、喜多方生まれの母が子供に乗っていた姿をわりと長い時間かけて一生懸命想像してたら、だんだん気分が出てきた。

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oiharamumay at 18:42|Permalink

2017年08月20日

坂の名前

風邪をひきました。
あちこち痛くて寝付けない。
明日も仕事が休めない焦りが風邪の一番の辛さかも。

昨日からブエルタが始まりましたね。
グランツールの最中に風邪をひいたら辛かろうな。

喜多方へ気持ちよくまっすぐ続く道をアップしておきます。
ネーミングセンスがちょっとなんですが。

好きな坂の名前というと、多摩蘭坂を思い出します。
それからむじな坂。
(たまらん坂自体は走りにくくて好きな道ではないけど)

道はまだまだ続いてる。

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oiharamumay at 23:16|Permalink

2017年08月17日

0809 夏休み1日目-2 眠りの湖の食卓

旅行中自炊だったので、夕飯と朝ごはんの買物は猪苗代のヨークベニマルに行った。
都内のヨーカ堂と同じ品揃えがあるスーパーだ。
けれど折角違う土地に来たのだから土地のものを食べたい。
という訳で土地の野菜をまず探す。
桃をたくさん食べるのが旅の目的のひとつ。

桃を2個とキュウリを4本買って宿に帰ったら、宿のオーナーさんから桃を2個とキュウリを20本もらった。
昨日台風予報が出たので、台風で桃が落ちる前に慌てて全て収穫したのだそうだ。
桃はまだ固かった。固いけど甘い。

1日目の夕飯はこんな感じ。
キュウリは味噌つけて食べ放題。
食べきれない分は持って帰って干しきゅうりにしよう。
大好物の干しきゅうり炒め!

夜になると雨が降る。
テレビも特に見たい番組もなく、移動疲れですぐ寝てしまう。

今年の猪苗代は眠りの精のお祭りかと思うほどよく眠れた。
眠ることが格別似合う空気。

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oiharamumay at 23:06|Permalink

0809 夏休み1日目 猪苗代湖・コーヒー

今年も猪苗代で夏休みを過ごしてきました。
雨がちながら日に一度は青空も見え、涼しくてよく眠れた。
寝すぎかという気もしたけれど、春からの新しい仕事でわりとへとへとだったので必要睡眠だったのかもしれない。
夏休みなんだから。
休むのが目的。

しばらくは写真を少しずつ載せていく。
きのう、自分の記憶力の無さに愕然としたことがあったので日記帳を買いました。
このブログはアルバムの代わりみたいだな。
携帯やスマホで写真を撮るようになり、プリントした写真のアルバムも持たなくなった。
データで持っているからと思うわりには、前に写した写真も見返さなくなった。
機種変更したりパソコンが壊れたりするたび、たくさん写した写真も消えてしまった。
写真が簡単になった時代に、私は思い出の写真から離れてしまったみたいだ。


超低速の大型台風と共に旅に出たので天気が心配だったが、猪苗代湖は変わらずに静かだった。
湖沿いのサイクリングロードを少し歩いた。
磐梯山は雲の中。

去年見つけて気に入った、世界のガラス館のカフェでコーヒーを飲んだ。
スイス直輸入の生チョコ付き。
コーヒーもチョコレートも大変美味しい。

コンビニコーヒーもシアトル系カフェも好きだし、家でいれるコーヒーもエスプレッソも最高だけれど、たまにはこんなお店のコーヒーが飲みたい。

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oiharamumay at 08:19|Permalink

2017年07月10日

シロヤギさんたら書かずに食べた

昔ほかの場所に書いたことなのですが…


今や「メールは簡潔に短文で」というのは主流だろう。
うん。
長文好きの自分さえもメールでいただくと
「文字がたくさんあるな〜」
と思っているかも。

 特にビジネスメールは簡潔なのがいいな。
友達からもらうなら長文も歓迎。
「メールが長い人」って人の個性として言うこともある。
 メールは日々手軽に使うイメージ。
こみいった話は電話。

ああ、そうか。
文にしたためて心を伝える文化の終焉なんだ。
朝、湿気の高い道端の百合の花を見ながら
1枚で終わる手紙に添えられる2枚目の白紙便箋を思い出した。

 添える理由の諸説はひとまず脇におくとして 。
多くの手紙は便箋1枚では収まらないことが多かった。
今の日常メールはすべて便箋1枚以内だろう。
ハガキ1枚よりおそらく短い。

踊りの師匠など手紙をしたためる相手は幾人かいたけれど、皆天国に引っ越してしまった。
抽斗にしまいこんだ懐かしい手紙がいくつかある。
手書きの文字を見ると書いた人の笑顔がそのままこぼれる。
目の前にいるように魂を感じる。

「メールが長い人」が書いたメールって、
たぶん昔の一般的な手紙の長さだと思う。
しかし風情は違う。
子供の頃想像した21世紀よりも今の風景は変化が少ない。
子供たちが携帯で話しながら歩く姿は想像以上かな。
でも本当は、したためたおたよりを
「メールが長い人」
 って言っちゃう変化の中にこそ、時代は流れているのかもね。

文章の長さの価値観と伝える方法、返事の速度など、徐々に変わりやがて当たり前になったら、気づかないうちに人間の内面もなかなか変わっているんじゃないかしら。

時代が変わっても日本の夏の暑さには昔ながらの日本の食べ物が1番。

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oiharamumay at 12:34|Permalink

2017年05月20日

雨の日だから 晴れだから

今日の午前中は心ゆくまで眠るぞ!と思っていたのに、いつもの時間に目が覚めて雨戸を開けたら眠くなくなってしまった。

青空がいけない。
青空は怠けたい者の敵だ。
動きたくなって困る。

とか言いながら雨の日も。
晴れたら気持ちがそわそわするが、雨の日だから落ち着いて出来ることや行ける場所がある。

先週の雨の日、気まぐれに見たソール・ライター展がとても心地よくて、写真を撮ることが苦手という長年の思い込みが溶けました。
雨じゃければ、全然知らない写真展にポスターの印象だけで行ったりはしない。

ずっとその時々の自分の気持ちに素直な写真がうまく撮れない気がしていたけれど、ソール・ライターの写真を見たら存分にやればいいって気がしてきた。
素人がプライベートに楽しむ写真撮るだけなんだから当たり前なんだけれど、素人で凡人であればこそ「写真はこうあるべき」みたいな気持ちに縛られがちなのかも知れない。

写真は発見
絵は創造

という言葉も、彼の写真を見てから読むとすんなり気持ちにしみこむ。

ソール・ライターはファッション・カメラマンとして大成功しながら商業写真の世界から退き、個人的に撮り続けた作品集で再び脚光を浴びたという人。
商業写真もその後の写真も私の目にはどちらも心地よかったけれど、彼にとって商業写真はあまり意味がなかったようです。
そして彼はボナールが好きで、彼自身も絵を残している。
彼の描いた絵や、撮った写真に加筆した作品が、私にはこの上なく魅力的で刺激的でした。

ところで、モノクロからカラー移行期の作品展を見ながら考えたのは、フイルム時代とデジカメ時代の写真の違いです。
それから、子供の頃、限りあるフイルム数で何を撮るのか迷い考えていた時のことを思い出しました。

あの頃、遠足のスナップ写真を見る時、どきどきわくわくしたこと。
1枚1枚の写真の持つ存在感、重みが今とは違っていた。
今が軽いとは言わないが、質の違いは強く感じる。
一瞬ぼんやりと、フィルムのカメラが欲しいなあと思ったりした。一瞬ね。

傘好きなソール・ライター。
Bunkamuraを出たらまだ雨模様だったので、自分も傘を撮ってみた(笑)
今日からやってる映画も観たいな。

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oiharamumay at 10:08|Permalink