2016年08月19日

花火と流星

猪苗代3日目の夜。
初めて夜空の雲が晴れた。
ちょうどその日はペルセウス座流星群の極大日だった。

天の川の見える空に、明るい大きな流星がいくつも飛んだ。
痕が残るものもいくつも。

高校時代から見ているけれど、こんな空に恵まれる日は滅多にない。


星を身近に見ていると、天気に恵まれなくてもめげなくなる。
晴れると自然の巡り合わせに心から感動する。
空気、温度、地形。風。
天気を作る諸々と、流星を見せる天体の諸々とを想いまくるので、想像力も鍛えられる。

4日目の夜は猪苗代の花火大会だった。
会場にはさほど近づかなくても、あたりは田畑しかないのでどこからでも見える。
むかしむかし喜多方のはとこ達に連れられてそうしたように、適当な田んぼ道に車を停めて見た。
みんなそうしていた。
喜多方で見たのと同じ、派手さや迫力とは違う、果てしなく趣深いお盆の花火だ。
秋の虫が鳴く道に、時々花火の音が響くのだった。


流星群と花火は対照的でいて少し似ていた。
それらは非日常のようでいて、こちらが「本来の世界」なんだなって。思い出した。

今回、流星の写真は撮ってない。

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oiharamumay at 20:51|Permalink

2016年08月18日

17000歩

猪苗代3日目。
湖を目指して歩いた。
この辺りの人は歩かないらしい。
みんな車なので歩道を独り占めした。

いつも通る真っ直ぐな広い道から
斜めに伸びる小さな道を進んだ。
道の入り口に道祖神。
こちらが古い道だ。
道沿いに古い祠や石碑が時々ある。
用水路にたくさんハグロトンボが飛んでいた。
歩くだけで歌のような美しい道だった。
畑にいたおばあさんとこんにちはを交わした。

道を抜けると突然観光地。
リニューアルしてグッドデザイン賞を取ったという野口記念館は、親子連れで賑わっていた。
人気は野口博士のロボット。
まばたきまでリアル。
展示は梅毒スピロヘータと黄熱病をポップに紹介している。

私の好きな、隣の民族資料館にはお客さんがいなかった。
ひとりで江戸時代の建物に入ると、建物のあちこちで説明の録音が響いているのが映画インターステラーを思い出す。
村の掟にそむいた人をかくまった小部屋とか、外から槍で襲われないように作った廊下とか、都内では見られないものばかりで当時を想像できてぞくぞくする。
何故こんな面白いものを見ないで梅毒スピロヘータに観光客が集中するのか不思議としか言えない。
そりゃ向こうの方が建物が新しくて綺麗だけどさ…そりゃ古いよね。江戸時代だもん。

ペンションのオーナー夫妻にあとで話したら、リニューアル後の野口記念館には行ったことがない、スカイツリーにはもう2度も行った、と言われた。
私はスカイツリーは行ったことありません、そんなもんですよね〜と笑った。

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oiharamumay at 09:03|Permalink

2016年08月17日

青空に汽笛

この迫力。
汽笛と蒸気、
ドッドッドッドッ と走り出す音
煙…

これだけのものに鳥肌。
心底痺れる。
心の震えはしばらく止まらない。

蒸気機関車を最初に走らせようとした人は凄いな…
なんて美しいんだろう。

喜多方でC57 180を見た。
今スマホの壁紙はこの写真です(笑)

圧倒的なものを見る幸せ。

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惚れすぎて帰る日にまた見に行ってしまった。

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oiharamumay at 22:41|Permalink

ブロンプトンで1日中

2日目はブロンプトンで1日中
喜多方から熱塩加納村へ、また喜多方へ、
あっちへこっちへ走り回っておりました。

行くたびに桐の下駄を買っていたお店が無くなっていたのは残念でしたが。
いつも行くラーメン屋は長蛇の列で断念。
適当に入ったお店が素朴に喜多方ラーメンだったので満足。

それにしても自分の力でペダルを回して進むという単純なことが、これほど自分を元気にするとは。

人の元気は照らされるよりも自家発電
という言葉がやたら頭に浮かぶ。
正しい表現かわからないけれど。

だからみんな走るのね〜
だからみんな歌うのね〜
いつか友達と、人には太陽のように発光する人と、太陽に照らされる月のような人がいる、という話した。
太陽はほんの一握りの人。
殆どの人が、あなたも私も月。

その時はそうねと思ったけれど、生きるという現象は、ほんの僅かでもやはり自ら発光するようなものかもね、と今は思う。



シンクロニシティ。シンパシィ。
人は踊り続け、走り続け、歌い続け。

走らなければどこへも行けず
辿り着かず。
辿り着いた場所が最初に描いたものと違っても。
走ることや歌うことは生きることなので
生きることをやめるわけにはいきませぬ。
明日もいっそう走りましょう。
歌いましょう。

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oiharamumay at 08:40|Permalink

2016年08月16日

蛙の時間

山の日が出来たおかげで休みがとれて、猪苗代でのんびり過ごして来ました。
猪苗代湖も会津喜多方も8年ぶり。
いつもお世話になるペンションのオーナー夫妻と積もる話などしながら、親戚の家みたいな気分の夏休み。
朝晩は自炊でおひるは毎日喜多方ラーメン。

久しぶりのペンションの西の窓には、8年前と同じようにちゃんと蛙がはりついていた。
壁にも蛙。

世界は変わって行くんだな
あったものはなくなっていくんだな
そんなことばかり最近見ていた。

蛙くんたちに会えて嬉しい。

過ぎた時間や諦める勇気とやらを
拡大して美化する風潮はないかい?
ケロ?



1日目。
猪苗代湖を眺めてそれから天鏡閣。
静かに美しい有栖川宮威仁親王別邸。

美しく存在する場所では、自分なりにふさわしくありたいと憧れる。
内面的なこと、フィジカルなこと、それに身支度なんかもふさわしく。
表参道での身支度よりも、湖や山のある町の身支度の方が自分には気持ちがいいみたい。
仕事用ワンピースより、本来Tシャツにカーゴだったんだなあと。
懐かしい自分に会った気持ちよ。

今年は熊が多いらしく、猪苗代に着いて初めに買ったのは熊鈴でした。
音はさほど大きくなくて、鞄の内側につけていると風鈴みたい。
可愛いリリン…リーンという音と一緒の旅。

今、日常に戻って通勤電車だけれど、鞄の中で熊鈴の音がしないのが、なんだか物足りない(笑)

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oiharamumay at 08:54|Permalink

2016年08月08日

音の粒を撫でたい

先日、11ヶ月ぶりにアミリンさんに会えた。
アミリンさんは本を2冊貸してくれた。
その内の一冊が「羊と鋼の森」だった。
「メイちゃんが絶対自分で買わない本」
とアミリンさんが言った通り、
もし貸してもらわなかったら読まなかった。
心から感謝です!
読めて本当によかった。

主人公は駆け出しのピアノ調律師。
音を調律すること、プロの奏者を目指すこと、音楽そのもの、人それぞれの問題などが、彼の見える範囲で静かに丁寧に物語りされるので、音楽に愛される人達も音楽に片思いする私のような者も、心地よく読める本だと思います。

読み始めは少し村上春樹を思い出しすぎて気になったけど(双子登場を含め)読み進める内に気にしなくなった。
音楽を語ったり音楽家の登場する小説は大体好きになってしまうから贔屓目もあるかしら。
(しかしなぜかロードレースの物語は共感できないのが多いわ)
若い調律師の目に見えている世界、というのがとても素敵。
初めて見るものへの新鮮さ、純粋さ、感動を一緒に味わえるし、まだ見えないものもあるし、見たものの意味をはかりかねることもあるし。

どこにでもいそうな嫌な先輩が読み終わる頃にはちょっとお気に入りになってた。
それだけでも面白い本の証拠よね。
感想、レビュー、うまく書けない。

読書はとても個人的なものだから人にはなかなか本はすすめられないのだけれど、さすがアミリンさん。
ぴたりとはまりました。
やる気の出る本でした。

このところちょっと痛いところがあって検査することになり、この本は土曜日の病院の待ち時間で殆ど読めた。
読書はやっぱり旅ですね。
病院へ行く以外大したこと出来なかった週末なのに、遠くへ旅した気がします。


たとえ形が変わっても
少しでも魂が触れた人や物事とは
大切に繋がり続けようと思う。
想いは変わらず、全力で。

形。

関係、の形。
あなたや私の形。

形を持たなくなっても。

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oiharamumay at 00:07|Permalink

2016年08月04日

なぜか気づいてしまう

とても美しく通る、それでいて高らかに変わった鳴き方をしている鳥がいる。
姿が見たくて上ばかり見ながら歩く…のは、危険なのでやめましょう。
星や鳥に気を取られ、しばしば道の穴ぼこに片足突っ込んだりしている私は、歩きスマホの人を言えないのかも知れない(>_<)

いや一応上を向いていると他の通行人や車は視界に入ってますよ。
危ないのは自分の足元、路面だけよ。
気をつけます気をつけます…

それにしても好きなものは見逃さない。
例えば雨上がりの露草。

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怖いものもなぜか気付くよね。
視界の外なのに。
振り向けばコックローチとか。
無意識にカサカサ音を聞き取って振り向いているのではないかという仮説。

これは好きな抜け道。
飲食店街でなければ夜も苦手な虫に遭遇する恐れはありません。

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oiharamumay at 08:58|Permalink

2016年07月30日

24時 大雨

激しい雨音に心歌う24時。

とても素直な気持ちよ。
星を見上げる時のような。

土曜日、今年はじめて夏の大三角を見た。
星なぞ見えないと思いこんでいたかも知れない。
雨の夜も闇を見透かして。
雲を突き抜け星を見上げれば良いものを。

雨が叩きつける膜が、人を世界から隔離するのが嬉しい。
優しい。

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oiharamumay at 18:03|Permalink

2016年07月27日

やるせない花が見たい やるせない歌が聞きたい

涼しくて嬉しくて
久しぶりの帰宅ウォーキング

踏切の脇に背の高い黄色い花が見えて、一瞬ときめいた。
大待宵草!?
近寄ったら、なんだ。
カンナだった。
悪くはないけれど。

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駐車場の隅や線路脇で、無造作に咲く大待宵草が好きです。
出来れば熱帯夜の散歩道。
あら、雲の合間に月が見えかくれ。
なんてね。そんな風情。
自動販売機やマンションの壁に大きな蛾。

白いのが月見草。
背が高くて黄色い大輪の大待宵草。
小ぶりな待宵草が宵待草。

どれも見なくなったね。
寂しいね。
宵待草のやるせなさ。

淡谷のり子の宵待草が聞きたいな。
映画「夢二」にも使われていた。

夏の夜の散歩は良いね。
歩こう歩こう。

選ぶ道はつい自転車ゆかりの

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思い切り歩くならポケモンよりstravaよね。




oiharamumay at 21:54|Permalink

2016年07月26日

夜の向日葵

ツールが終わったのが寂しくて
向日葵を買ってしまった

真剣に毎日見ていた訳でもないのに
見ていなくても
ツールが走っている日は安心する

この目で見て応援出来なくたって
大好きなヒーローが世界のどこかを
走っていると最高にときめく

観られなくても好きなミュージシャンが
世界のどこかで音楽を奏でていると
なんか幸せ

…というのと同じ。

さて。自分が走る番。奏でる番。

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