2017年02月10日

まだまだ真っ白なページ

80パーセント比喩的な話。

コートを脱いだ時の軽さが最近心地良い。
これは春の気配のせい。
真冬なら服を脱ぐと一瞬心細い。
「動けるぞ!」と強気になれたら春のはじまり。

重たい服、持ち物、重い体(脂肪?)。
脱ぎ捨てたいと人は言う。
手放せば心も動きも軽くなるからと。

言葉もそうかもしれない。
美しく適量の言葉は、大切な場面である程残念ながら難しい。
言葉が多すぎて自ら重苦しくなり、打ち消したくてさらに言葉を重ねて…自爆。

捨てろ、減らせ、軽くしろ。

けれど削って捨ててからっぽにしただけの部屋や白紙のノートは、望ましいとは言えませぬ。
それはただの通過点。

身につけたことのある1番重い服は日本舞踊の藤娘の衣装だった。
裾の長い早変わりのある二重構造の衣装で、かつらもひたすら重かった。
けれどもそれを身につけて、たおやかにふわり軽やかに踊ることは出来るはずなのよね。
当時の私には重過ぎたけれど。

結局軽快さはそれぞれの体力である。
己に見合った量以上を持たないことも大事だけれど、目指す道のりを歩く(走る)ために「体力」をつけることはいつも考えていたいな。
走りながら鍛えられることもあろうよ。

言葉もまた。
清らかに口をつぐみつづけても世界は変わらない。
言葉を精一杯探して。
届け、伝われと思う時には、自己満足と伝えるべきことを間違わずに。

今手元には白いノート。
そして日々、言葉を重ね過ぎて失敗の気配。
美しく黙るべきか。
口を開くべきか。

白いノートを文字で埋めろ。
それが人生よね。

雇用問題について口を開いたら止まりそう…。


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oiharamumay at 01:30|Permalink

2017年02月07日

Het begin van de nacht 夜のはじまり

全てのいきものが背負ういつもの孤独。
生き死に直面する時の。

けれどあったかいお風呂はいつも私に優しい。
星や音楽は常に側にある。

道は遠く続いてる。


Het hele leven is eenzaam.
…Wanneer geconfronteerd met leven en dood.

Echter, warm bad is vriendelijk voor mij.
Sterren en muziek is altijd aan de kant.

De weg is veel verder.

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oiharamumay at 00:45|Permalink

2017年01月11日

屋上の薔薇

新年あけて10日もたってしまった。

先週、空いた時間に買い物をしていたら、屋上の案内に「英国様式公園」と書いてあったので登ってみた。
するとその屋上には木と植え込みとベンチがあって人影がまばらで、寂しくて。
まさに日本の商業ビルの屋上だった。
英国的なものは感じなかった。

青い空には飛行機雲が澄んでいた。
それから孤独に薔薇が咲きかけていた。
薔薇を見たら「星の王子さま」を思い出して、そこから「夜間飛行」と「人間の土地」を思い出し、それからずっと考えている。

夜空をひとり飛行機で飛ぶことを考える。

実際には私には出来ないことだけれど、毎日自分と向き合いながら人間性を問われるような気分で過ごしていると、本の中の夜間飛行にシンパシーを感じるね。
幻想ね。

それにしても、わかっているつもりでも経験すると全然ちがうものですね。
どんなに想像力が豊かでも経験は違う。
そして全てを経験することは出来ないのだから、わかったような気持ちにおさまってはいけないね。

幻想の飛行機が見下ろす街の灯は何者?

ついきのう、間違った方向に飛んでいることに気づきました。
気付いて良かったけれど疲れた。
それにもう2、3日「飛ばないと」軌道修正できない。
疲れるとプリンが食べたくなります。

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oiharamumay at 01:04|Permalink

2016年12月27日

寒い夜

元仕事仲間たちとお疲れさま会をした。
なんだかお洒落なボーカルやサックス、キーボードの生演奏を聴きながらディナー。

それでいま思うことは
「ほんとに思い通りにならない悔しいことばかりであればこそ、ことさら自分の最善を尽くす以外ないんだなー。」

仕事の話も、SNSで見るアイドルグループのファンの嘆きも、誰かの早すぎる死も、どれもこれも。

最善を尽くせ。
我が身を燃やせ。

もうそれしかないだろう。
悔しければなお。

それにしても何かと色々寒くて眠れない。
燃えろ自分。

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oiharamumay at 01:39|Permalink

2016年12月20日

うたえばたのし

ギフト、プレゼントの季節です。
お歳暮とかクリスマスとか悩ましいものです。
贈ったり贈られたりするには上手い下手がある気がします。
私はとりわけ贈ることが下手。
もらってばかりで、本質的には何も贈ることができていない。
返すことが出来ていない。
そう思うことばかり。
そんなことをうだうだ言う時は歌うようにうだうだ言えば、自己流ブルーズやシャンソン遊びができます。
明るめのメロディで読んでください。


この星に命をもらい
誰かに、どこか聞こえてくる歌に
安らぎをもらい
喜びや力をもらい
知恵や生き様を見せてもらい
胸を満たしてもらい

けれども何も返せない
どんなに言葉や物を送っても
何も贈ったことにはならない
そう思うことばかり

それでも聞く人のない歌をうたうように
リボンを結ぶ
風に木の葉を散らすように
カードをしたためる
誰もいない森のモミの木の枝で
鳥がさえずるようにハッピーホリデー


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oiharamumay at 11:34|Permalink

2016年12月18日

I should tell you といえば

新しい年が近づき、キラキラ輝くものが多い季節です。
電飾も人々の笑顔や言葉も、何かと shiny days ですね。
そんな季節にふさわしいミュージカル、RENTを観てきました。
生きること、死、時間、笑顔、恐怖、信頼、愛情、夢。
真の強い輝きを描くには影も闇も深いものです。

映画しか観たことがなかったので、迫力に心打たれっぱなしでした。
そんな時って笑いながら泣けるのね。
席も前から2列目、キャストの表情もまばたきも、目元に光るものなども全てが見えて息するのも忘れそうでした。

今も有名なあの曲、Seasons of love のメロディがずっと頭の中をぐるぐる。
Five hundred twenty-five thousand moments so dear…

私は1年をどうやってはかっているかしらね。
この愛しい瞬間の連続を。
とにかく私も自分なりの一曲を作りたい。
(ロジャーに感情移入派!)


RENTを見に行った日、表参道を通りかかったら今年のイルミネーションは暖かい色に見えました。
去年までは仕事でくたくたに疲れて眺めたイルミネーション。
点灯している時間に帰れる日は写真を撮ったりもしたものだけれど、今年は何故か立ち止まりもせず通り過ぎた。
青空の写真は撮ったのにね。

イルミネーションもサンタクロースも嫌いじゃない。
メリークリスマスも嫌じゃない。
身近にわんさか当たり前のように目にするし。
けれどもイルミネーションどころか電気が通っていることも、信仰あるなしかかわらずクリスマスがあることも当たり前であろうはずもなく。
してみると「ハッピーホリデー」という言い方は良いな。

…I should tell you (レントの曲)はアイシテルって聞こえるよね。
言わなくちゃ…って、言うべき言葉そのものだよね。

けれども今はとりあえず。
ハッピーホリデー。

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oiharamumay at 21:24|Permalink

2016年12月15日

パープル・ハート

部屋の大掃除を始めた。
もう使えなくなった昔のお気に入りを
いくつかゴミ袋に入れた。
クロゼットにスペースが出来ると
気持ちもゆとりが出来た。

仕事場から引き上げた紫のストールを
ようやく洗濯した。

長年寒さを共にした
相棒みたいなストール

洗い上がるとしなやかにふわりとして
気持ちもしなやかに柔らかくなった。

そして昭和記念公園へ。
端正な美しさ、気品、静かな迫力。
紫の空の下に輝く電飾。

けれどもそれにも増して凄かったのは
ビルの谷間に昇った月だった。
山吹色でとても大きな。

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oiharamumay at 01:43|Permalink

2016年12月10日

ど忘れの海

小田原から伊東へ。

暮れる冬の海や夜が早い伊東の町に感じるこれは何だろう。
当てはまる日本語はあるのかな。
限りなく「寂しさ」に近い美しさ。
限りなく「寂しさ」に近い心地よさ。
何でも言葉に出来るものではないけれど。
もっと的確な表現。
ど忘れしているだけじゃないか。

古い歌が似合う海です。
寝る前に古い本を読み直したくなる夜です。
星はたくさん見える。

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oiharamumay at 23:41|Permalink

2016年11月28日

鷺娘のうた

白い大きな鳥が川面から飛び立つ
水面にうつった雲と建物が揺れる
人も時間も通り過ぎていく
気持ちも記憶も通り過ぎていく

かたむく太陽に励まされながら
もうすぐ夜になる
夜には星も月も笑う
雲の向こうでも笑っている
通り過ぎた時も人も
そこで笑っている

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oiharamumay at 02:08|Permalinkプロット帳 

2016年11月25日

雪見散歩

雪が降ったので、いつものジョギングコースを散歩した。
いつもは風景として眺めて通り過ぎるだけの秋の景色と、一対一で向き合えた。
もみじの紅さがコンコン心を打った。
池の真ん中で首をすくめている鷺たちが、たおやかすぎて天女のようだった。
玉三郎の鷺娘を思い出す。

そしてあの紫。
雪の中に咲く菖蒲とは摩訶不思議。

冴え冴えと美しいものを見ると、自分の曇り濁りも少し晴れる気がする。

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oiharamumay at 00:43|Permalink