マクロビオティックでおいしい音がきこえる

まだまだまだまだ暑い日が続きます。

そして大雨による各地での甚大な災害のニュースにはこころがいたみます。

昨日、梅田駅で広島の土砂災害で死亡者が出たという号外が配られていました。

私の前にも差し出されたのですが、受け取りませんでした。

いい表すのがとても難しいのですが、遠くの事故や事件、戦争や、不幸って、どう受け取っていいのかわからないんです。

うわぁ、大変だなぁ、とか、

可哀想だなぁ、とか、

おもうことは沢山あるんですが、それは本当にこころの奥底に落ちるような感じがあるのかといえばそうではなく、無機質な感じなのです。

知ることは出来ても、本当には苦しさや悲しさを感じ取ることは出来ない。

世の中の苦しみや悲しみにいちいち共感してたらキリがないし、する必要もない。

でもそこに目を向けずに私アハハハッピーー!なんて生きていくのもなんだかや。

人はかならず何かを失うし、予測不能なことだって起きる。

表大なれば裏もまた大なり。

で、世の中の素晴らしさや愛おしさに触れて感じて喜ぶことが出来れば出来るほど、裏の苦しさや悲しさもまた同じくらいに染み込んでくることはありませんか。

そんなことを思う中で、最近また私の食との向き合い方が変化しています。

毎日の食事のスタイルが変わりました。
それについての発見はまた次に書きます。

毎日の食事が、ほぼご飯と味噌汁中心の粗食です。そこからの気づきと発見がめちゃくちゃあるんです。

簡素なお料理な分、ゆっくり時間をかけてお料理をすることができて、たまらんのです。


また次回。ごきげんよう!

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堺に引っ越してきてから、家の玄関の表札がなくて、段ボールの切れ端に油性ペンで苗字を書いて即席表札を掲げていました。

それはそれはかっこ悪いのなんの。

ホームセンターで表札コーナーを見てもパッとしないので、また今度にしようといって先延ばしにしていました。

家から歩いて2分くらいのところに、小さな小さな印鑑屋さんがあって、そこで表札も取り扱っていることを知っていたので、今日夫と一緒にお店を訪ねました。

お店に入ると小柄なおじいさんが接客をしてくれて、表札のデザインや素材についてテキパキと教えてくれました。
なんだか不思議だったのは、そのおじいさんの提案を聞いていると、迷わないんです。
素晴らしく自然なリードをしてくれて、ひのきの素材の表札に決まりました。

色々と注文の手続きをしていると、おじいさんは夫の名前を見て、

「この名前、誰かにつけてもろたん?」と聞いてきました。

「姓名判断の方につけてもらったそうです。」と夫。

「あ〜やっぱりね。」とおじいさん。

「名前見ただけで分かるんですか?」と聞くと、

「うん、まあね」と。

印鑑屋さんて名前のプロですものね。
長年の経験で分かるものがあるんだなぁと思いました。

おじいさんは15の時に印鑑の世界に弟子入りして、5年間住み込みで修行をして、二十歳の時に堺に戻って開業したのだそうです。今年で51年目だと!

「わしが弟子入りした頃のひと月の給料は500円やったんや。会社勤めの人は7000円くらいや。毎日毎日掃除させられてん。そのおかげでな、今も毎朝掃除せな落ち着かへんねん。ありがたい経験させてもろたで。」

色んな本を読んでいても、卓越した人って掃除を大切にしていますよね。
マクロビオティックの創始者、桜沢先生も誰よりも早く起きてドブ掃除をしていたという話があります。

たしかに、お店のガラスや印鑑ケースは指紋ひとつなくて、お店の中もピカピカなんです。

お店の名刺には、「運が良くなる手彫りの店」と書いてある。

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おじいさんは、印鑑はすべて自分の手で彫っているのだそうです。
しかも、お客さんのその後の人生に寄り添う印鑑ですから、必ず大安の日に彫るのだとか。

「わしの印鑑使って運気下がったいう人はあんまりおらへんで。そりゃその人が印鑑作ってもな〜んもせえへんかったら別やで。ま、気の持ちようやな」

いくつかサンプルの印鑑がありましたが、それはもう卓越した美しい印でした。



おじいさんはもう一枚名刺サイズのカードをくれました。

「これな、こっちのやつ二つするのやめて、裏側の方二つやるようにしてみ。お金たまるで。」と言いました。

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こっちのやつふたつやめて、

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こっち二つやるようにする。

「わしな、息子も娘もええ子どもに恵まれてな、幸せやねん。」としみじみ言ってました。

このおじいさん、ほんとに真面目に仕事をしてきて、家族をしあわせにしてきたんだろうなと思いました。

そんな人に作ってもらった印鑑だったら、そりゃ運も良くなりそうです。

大型量販店では買えない一流がそこにはあるなぁと思いました。

帰り際、「今度来る時一万円だけもってきてくれたらええからな!ほんとはもうちょっとかかるんやけどええから。消費税もいらんから!」とおじいさん。どんだけ気前いいんやろ。

そして若造の私たちの後ろ姿に、深々とおじぎをしてくれたのでした。


今度印鑑作る時はあのお店で買おうね、と約束しました。


掃除します!

今日もセミが鳴いてますね。

今日は朝からベランダに干し野菜エリアをつくりました。

梅の土用干し用の大きなザルを買おうとおもったのですが、置いておく場所もないし、干さない時は邪魔になるので、スダレで代用。

十分いけるじゃないですか!
そしてたっぷり干せる!

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南高梅はやっぱり漬かりがいいです。
柔らかさも素晴らしい。

古墳の風を感じながら、太陽のエネルギーを沢山貰ってね。

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愛おしい。

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梅酢も干します。


最近は食卓に冷汁がブームです。

暑いのに熱い味噌汁なんて飲んでられません。

でも味噌の塩気とミネラルはとりたいんですよね。

最近あみだした美味しい冷汁の作り方を紹介します。

まず、出汁をしっかりとりましょう。
鰹と昆布でとるといいですね。
煮出した出汁は冷ましておきます。

そして味噌をすり鉢にとります。
今日は60g。

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すり鉢にあてて、塗りつけるように。

それを、直火にかけます!
この作業がポイントなんです。

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熱くなるので底をしっかり掴んでください。

味噌の表面に焦げ目がつくくらいがいいでしょう。香ばしい香りがしてきます。

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それをだしで溶いていきます。
今日は650ccくらい入れたかな。あとで具を入れて薄くなることも考えて、すこし濃いかな、くらいで調整しましょう。

今日の具は
オクラ(下ゆでしたもの)
きゅうり(薄切りで塩で揉んで水気を絞ったもの)
わかめ(水で戻してさっとゆでたもの)
豆腐(下ゆでして水気をしっかり切ったもの)
ネギ、生姜

です。

ここでのポイントは、きゅうり、ワカメ、豆腐の下処理をしておくことです。

そのまま生のままで入れるということもありといえばありなのでしょうが、想像するだけで水っぽくなることが予想されるでしょう。
味噌も沸かしていないお水に溶いたらなんかまずそうでしょう。


そんな残念な仕上がりにはしたくないので、必ず下処理をしましょう。

汁を冷やして飲むということは陰性です。
ですから味噌は火であぶっておいたり、具には塩でもむ、火にかけるという陽性な処理を施すことで、陰陽の調和が図られて、抜群に美味しいものが出来上がります。

マクロビオティックの陰陽調和って、こういうところで活かされてくるんです。
知っておくとあらゆる料理が本当に美味しくなるんです。

食べる少し前に具を汁に入れて、冷蔵庫で冷やしましょう。

最後にネギを刻んだものと生姜のすりおろしを入れるとこれまたサイコー!

汁はキンキンに冷やすよりも、すこしぬる冷たいかなくらいが絶妙ですね。

なんでも適温というのがあって、冷えてりゃいいというものではないんです。
冷たすぎる冷奴は、なんだか豆腐の味がわかりにくい感じがしません?
冷奴も食べる少し前に冷蔵庫から出しておくというのも美味しくいただくポイントです。

適温のタイミングで食べていただく方にお出しする、それが作りてとして大切な心遣いだなぁと最近注意して取り組んでいるところです。
当たり前にある食材でも、心遣いひとつで最高のご馳走になりますから。

夏の冷汁、まだまだお世話になりそうです。

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