2009年01月29日

民主、揺らぐ選挙態勢 岩國氏は引退表明 名古屋市長選・河村氏に県連反旗

麻生政権を追い込むと意気込む民主党の選挙態勢が揺らいでいる。神奈川1区の公認が内定していた岩國哲人氏(72)=比例代表南関東ブロック=が28日、唐突に今期限りの引退を表明すれば、愛知1区の河村たかし氏(60)が4月の名古屋市長選への転出の意向を固めながら、地元、愛知県連が反旗を翻してドタバタ。解散が遠のく中、同党のほころびが露呈している。

 岩國氏は同日の記者会見で引退理由について「衆院選先延ばしの可能性が高い。候補者を代わってもらうには(引退決断は)1月しかないと判断した」と述べた。秘書給与の一部を強制的に“上納”させていたとされる疑惑については否定した。

 岩國氏は平成17年の前回衆院選で神奈川8区から出馬したが落選し、比例で復活当選した。民主党は昨年11月、同選挙区で当選した無所属の江田憲司氏(52)との共倒れを回避すべく、神奈川1区に国替えさせる方針を打ち出したが、会社役員の市川智志氏(42)の擁立を決めた国民新党が反発していた。

 神奈川1区は麻生太郎首相の側近、松本純官房副長官(58)の地盤。民主党は「重点区」として新たな候補者の選定を急ぐが、「岩國氏の突然の引退は、何か封印したい理由があるのではないかという否定的な印象を与える」(中堅)との声も漏れる。

 一方、名古屋市長選への出馬を事実上宣言している河村氏も行く場がなくて右往左往している。党本部には「異端児的な河村氏の市長転出は大歓迎」(中堅)といった空気が強く、小沢一郎代表はすでに河村氏の後継候補に目星をつけているとされる。だが、民主党市議団は「河村氏はパフォーマンスが過ぎる」と猛反発。弁護士の伊藤邦彦氏(55)を担ぎだし、党本部と綱引きを演じる。

 河村氏は強行突破し「無党派」で市長選に挑む構えをちらつかせるが、党幹部は「民主王国で県連がばらばらなのは最悪」と危機感を抱く。市長選をめぐる遺恨が次期衆院選まで尾を引く事態も否定できず、党執行部は事態をどう収拾するか頭を悩ませている。

oiuneuy at 15:09│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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