空には秋の雲が漂い、ススキが穂を伸ばし稲穂は頭を垂れてきました。
急速に秋の装いに変ろうとしています。
ここに暮らす私たちをいつも慈しみ、育み見守ってくれる風土
この豊な恵みは、四季折々に表情を変える雪月花にあります。
時に厳しい洗礼を受けつつもここで暮らす理由は雪解けと共に芽吹く
柔らかい命の萌えの輝き、それは人の命と同じく柔らかく、愛おしくて
豊な香りと共に心身を目覚めさせてくれます。
夏には山野を渡るクリーンな風が木々を揺らし人々に癒しと休息をもたらし
豊富な水量が疲れた体と心に潤いを与えてくれます。
むせ返る夏草は幼い頃を思い出させます。
山を赤く染める秋の里山、錦の色も鮮やかに黄金色に実った稲穂。収穫の秋は
感謝の秋でもあります。
忍び寄る冬に身を引き締める季節です。
容赦のない厳しい冬は街を里山を無彩色に変え過酷な重労働を強いることでも
ありますが、もたらす雪を楽しみ、利用することが雪国の冬の暮らしです。
閉鎖された地域には独特の文化が生まれ、それは長い年月を掛け語り継がれ、おおらかで
あたたかな情を育み地味(滋味)な味わい深い人をそだてています。
そんな里山にみなさま一度来てみませんか。
新たな発見と新たな交流を、人と人を結び、人と地域を結び豊な魚野川の流れのように
吹き渡る風のように留まることのない時間をチョットばかり印象に残るような時間にしてみませんか。
そんな時間を提案したいのが
よりみち大学です。
里山で息づく楽習を・・・