岡本法律事務所のブログ

岡山市北区にある岡本法律事務所のブログです。 1965年創立、現在2代めの岡本哲弁護士が所長をしています。 電話086-225-5881 月~金 0930~1700 電話が話中のときには3分くらいしてかけなおしください。

2014年10月


歴史が面白くなる ディープな日本史3

2014年8月28日 第1刷発行

2014年9月15日 第2刷発行

著 者 相澤 理(あいざわ おさむ)

発行者 川金 正法

発行所 株式会社KADOKAWA

ISBN978-4-04-600498-7

C2021

 

目次

 

はじめに

【第1章 古代】

(1)ワカタケル大王の国内統一と国際的立場との関係は?

  (13年度第1問)

    国家形成の出発点としてのワカタケル大王の時代

 問題

   古墳から見えてくるヤマト政権の成立と発展

   司祭者から軍事的支配者へ

   鉄資源を求めて朝鮮半島へ

   「治天下大王」としての自立

 解答例

 

(2)木簡が古代史研究に果たす役割とは?

  (91年度第1問)

   木簡によって書き換えられる古代史

 問題

   律令制化の地方制度

   国と郡の関係に見られる中央集権的な地方支配体制

   「軍評論争」と木簡

 解答例

 

(3)浮浪・逃亡した農民はどこに行ったのか?

  (90年度第1問)

   律令国家の対〈浮浪・逃亡〉政策

 問題

   本籍地主義から「不論士人浪人」政策へ

   国家公認で初期荘園で働いていた浮浪人

   「富豪浪人」の成長

 解答例

 

(4)平安初期に行われた政治改革は

  どのようなものだったか?(89年度第1問)

   単なる唐の模倣ではなかった日本の律令

 問題

   京中の警察・裁判義務を一括して取り扱った検非違使

   天皇直属の秘書官としての蔵人所

   実情に即した形での律令制の改革

   摂関政治の入り口

 解答例

 

(5)瀬戸内海に海賊が発生した背景は?

  (81年度第2問)

   「兎丸」のルーツをたどる

 問題

   社会の<底>から湧き上がる新しい力

   「群盗海賊」の出現

   「承平南海賊」と藤原純友

   「新星」から「王朝国家の武士」へ

 解答例

 

 

【第2章 中世】

(6)武士と荘園の関係は?

  (87年度第2問)

   一つのことを問い続ける営み

 問題

   元号のもつ意味

   武士と荘園

   朝幕関係の二面性

 解答例

 

(7)建武の新政はなぜ失敗に終わったのか?

  (91年度第2問)

   〈中興〉から〈新政〉へ

 問題

   後醍醐天皇の前に立ちはだかった〈3つの壁〉

   「天下統一」の理想と現実

   北畠親房の批判

 解答例

 

(8)惣村で行われていた自治とはどのようなものか?

  (92年度第2問)

   デモクラシーが花咲いた中世

 問題

   農民の自立と惣村の成立

   直接民主制がとられていた惣村

   武力を裏づけとした惣村の自治権

 解答例

 

(9)守護大名と戦国大名の違いは?

  (88年度第2問)

   〈時代の転換点〉から見えてくるもの

 問題

   鎌倉時代の守護

   守護領国制の成立

   応仁の乱から「下剋上」の世へ

   「守護(使)不入地」をめぐる違い

 解答例

 

(10)文化の地方伝播に武士が果たした役割とは?

  (14年度第2問)

   〈歴史の分水嶺〉としての応仁の乱

 問題

   幕府と守護の〈もたれ合う〉関係

   文化の庇護者であり担い手でもあった武士

   「小京都」の建設

 解答例

 

 

【第3章 近世】

 (11)江戸幕府はなぜ政治路線を転換したのか?

  (13年度第3問)

   〈三代目〉で潰れなかった江戸幕府

 問題

   戦乱の世から天下泰平の世へ

   大名は将軍に軍事力で奉公する家臣

   天皇は「第一御学問なり」ということの意味

   文治政治への転換

 解答例

 

(12)秋田藩が院内銀山を経営した意味とは?

  (10年度第3問)

   「白銀の国」ジパング

 問題

   院内銀山に集まる山師

   三都市場に依存する藩財政の脆さ

   鉱山町の人口支持力

 解答例

 

(13)幕府が印旛沼干拓計画を立てた目的は?

  (81年度第2問)

   洪水との戦い

 問題

   江戸地廻りの発達

   株仲間の解散は成功だった!?

   アヘン戦争の衝撃

 解答例

 

(14)近世の学問の発展の特徴は?

  (07年度第3問)

   〈近代〉的だった江戸時代の学問

 問題

   儒学によって培われた合理的・実証的精神

   独自の博物学として発達した本草学

   実学に限定された洋学(蘭学)

   国学に根づく実証的精神

 解答例

 

(15)幕府は列強諸国に何を要求したか?

  (00年度第3問)

   幕末に海を渡ったサムライ

 問題

   吹き荒れる攘夷の嵐

   貿易は民集からも嫌われた

   軍事力をかさに要求をはねつけるフランス

 解答例

 

 

【第4章 近代】

(16)なぜ大日本帝国憲法は民権派に歓迎されたのか?

  (14年度第4問)

   〈憲法問題〉をもう一度

 問題

   議会の権限が強かった大日本帝国憲法

   憲法に条例の改正・廃止の「根拠」を求める

   法律によって初めて自由・権利は実質的に保障される

 解答例

 

(17)明治政府が三国干渉を受け入れた経緯とは?

  (79年度第4問)

   政治家の回想録を読む面白さ

 問題

   「外交に在りては被動者たるの地位を取り……

   国益を守る選択

 解答例

 

(18)鉄道はどのように発達してきたか?

  (06年度第4問)

   「秘境駅」はどのようにして生まれたのか?

 問題

   停滞する政府主導の鉄道建設

   華族出資の鉄道会社がぞくぞくと設立

   鉄道国有法の制定

   原敬内閣の「我田引鉄」

 解答例

 

(19)一九三〇年代に訪れた「農村の危機」とは?

  (09年度第4問)

   「その下」に雪は降る

 問題

   近代化の波にとり残された農村

   米価と繭価の暴落

   少ないパイの奪い合い

 解答例

 

(20)教育は日本の近代化にどのような役割を果たしたのか?

  (99年度第4問)

   〈教育立国〉日本のあゆみ

 問題

   「国民皆学」の方針

   忠君愛国の精神と初等教育の確立

   大正時代の「お受験ブーム」

   『山びこ学校』と学習指導要領

 解答例

 

おわりに

ジャカルタ漁港物語

ともに歩んだ40年

2014年3月31日 第1刷発行

著 者 折下定夫

発行所 佐伯印刷株式会社 出版事業部

ISBN978-4-978-4-905428-46-6

C0336

 

目次

 

プロローグ

なぜジャカルタに漁業基地が必要なのか

 

漁業だけでなく、経済や雇用も支えているジャカルタ漁港

ジャカルタ漁港の歴史と日本の関わり

インドネシアと日本にとっての漁港整備の意義

ジャカルタ漁港の歩み

 ●ジャカルタ漁港の歩み

開発コンサルタントとは?

 

 

第1章

新たな漁業の中核拠点創出に向けて始動(1978~1985)

 

OTCA報告書の再確認のため、現地へ

計画案の調査と見直し

援助対象国の実情に配慮して代替案を創出

冷凍施設の設計

実現に向けた建設工事のための円借款

想定外の経緯でジャカルタ漁港の工事監理に参加

“工事のための工事”が多数発生

海面下の作業状況を「見える化」にする

工事現場を襲ったさまざまな難局

新たなスタイルで作成した工事完成報告書と記録映画

第2期の陸上施設建設工事を経ていよいよ開港

竹杭・竹マット工法を学会誌に発表

NOTE1 幽霊のはなし

 

 

第2章

開港後に浮上した課題解決に向けて奔走(1984~1993)

 

トロール漁禁止を受け、対策立案が急務に

幻と化したコールドチェーン計画

漁港活性化のパイオニアになったエビ加工場

中央卸売市場誕生で、経済活動も本格化

開港後3年を経て、見えてきた新たな課題

ジャカルタ漁港の再整備に向けて始動

現地視察で見えてきた各地の漁業の実態

チームワークを最大限に高める難しさ

再整備マスタープランの完成

簡単でなかった再整備計画の資金調達

ODAを評価する観点

NOTE2 “空飛ぶマグロ”のはじまり

NOTE3 目を覚ますことになった三男の「一日に一度」発言

 

 

第3章

ジャカルタ漁港の品質向上を目指して(1996~2004)

 

8年のブランクを埋めるため、改めて調査を実施

測量中にわかった地盤沈下問題

迅速な工事実施が生み出した思わぬメリット

詳細設計・入札図書作成を経て建設会社選定へ

暴動で自然消滅した地方漁港整備

汚水処理場建設で直面した試練

入浴時に思いついた港内海水の浄化システム

自然の力を借りて護岸機能を強化

省庁再編にともない、政策方針策定にも協力

漁港は、在ジャカルタ邦人にも広く認知されるように

残った円借款資金を有効活用

見学で理解を深めてもらうことの重要性

手づくりのプロジェクトX

生み出したアイデアを広めるべく、学会で発表

JBICによる事後評価の囲み記事(2004.9)

NOTE4 不運続きのおかげで命びろい

 

 

第4章

地下水問題が引き起こす

重大な地盤沈下とリハビリ事業(2001~2012)

 

援助効果促進調査でも存在感を示したジャカルタ漁港

事態の深刻さが認められリハビリ事業が成立

指名停止処分を通じて情熱や愛着を再認識

さまざまな工夫・苦労が求められた調査設計

1グループだけが残ったパッケージ1の工事入札

深刻な大洪水および緊急対策(2007~2009)

ジャカルタ漁港にふたたび息吹を吹き込む

竣工式でコントロールタワーをお披露目

円高を活用してパッケージ3を追加

出席できなかったリハビリ事業竣工式

NOTE5 インドネシアの変わった風習

 

 

第5章

4万人が働く大漁業複合施設に発展

 

漁港

中央卸売市場

水産加工団地

沿岸レクレーション

空から見るジャカルタ漁港の移り変わり

NOTE6 ジャカルタ邦人向け情報誌に連載

 

 

エピローグ

ジャカルタ漁港整備の波及効果と今後の課題

 

プロジェクトを進める中で生まれた波及効果

 ●インドネシアの人財育成

 ●新たな工法・システムの検証例

 ●インドネシア漁船員の育成

ジャカルタ漁港の今後の課題

 ●地盤沈下対策

 ●衛生管理体制の強化

 ●漁港の監視体制の強化

 ●新たなアクセス道路の整備

プロジェクトを通じて気づいた開発コンサルタントのあるべき姿

 ●案件には愛着を持ち続ける

 ●常に考えを巡らせることで存在価値を示す

 

 

あとがき

略語一覧

参考文献・資料

労働契約か委託契約か

質問1

わたしはアニメーション制作会社と月25万円でアニメの制作の委託契約をむずんだうえではたらいています。会社の指示を受けながら会社の従業員と机をならべイッショにはたらいています。毎日残業続きですが残業手当をくれません。もらえないものなのでしょうか。

回答

あなたの働いているありさまが、実態として、」事業に使用され、かつ賃金を支払われていると認められれば労働基準法の労働者にあたり、残業手当を請求できることになります。

岡山市 岡本法律事務所 所長 弁護士 岡本哲

実用法律雑誌

判例時報

発 行 平成26年10月11日

発行通巻2230号

編集人 下平健一

発行人 判例時報社

発行・発売所 株式会社 判例時報社

雑誌 26332-10/11

ISSN0438-5888

 

細目次

 

◆記 事◆

現代型取引をめぐる裁判例(357) 升田  純

 

◆判決録◆

─行 政─

▽一 アンゴラ国籍を有する外国人に対して法

  務大臣がした難民の認定をしない処分の取

  消請求が認容された事例

 二 難民であることを考慮せずにされた在留

  特別許可をしない旨の処分及び退去強制令

  書発付処分が無効であるとされた事例

  (東京地判26・4・15)

 

─民 事─

◎再生債務者と別除権者との間で締結された別

 除権の行使等に関する協定における同協定の

 解除条件に関する合意が、再生債務者がその

 再生計画の履行完了前に再生手続廃止の決定

 を経ずに破産手続開始の決定を受けた時から

 同協定が効力を失う旨の内容をも含むものと

 された事例

 (最一判26・6・5)

〇ビル内の飲食店で飲食した者がビル内の下り

 エスカレーターの手すりに接触し、乗り上

 げ、転落して死亡した事故について、ビルの

 共有者・管理者の土地工作物責任、エスカレ

 ーターの製造業者の製造物責任を否定した原

 判決に対する控訴が棄却された事例

 (東京高判26・1・29)

〇学習塾に在職する講師らが学習塾の新設を準

 備し塾生に対して新設する学習塾に入塾する

 よう勧誘したことが共同不法行為にあたると

 された事例

 (広島高判26・4・16)

▽自己破産の申立てを受任した弁護士が債務者

 の財産散逸防止義務に違反したとして破産管

 財人に対し損害賠償責任を負うとされた事例

 (東京地判26・4・17)

▽化粧品の表示上の欠陥を否定し、製造業者等

 の製造物責任が否定され、販売業者の債務不

 履行責任が否定された事例

 (東京地判26・3・20)

▽慢性腎不全により入院治療を受けていた高齢

 の患者が、深夜病院のベッドの脇に倒れてお

 り、脳出血を発症して死亡した場合につき、

 患者の遺族らが病院の医師らに転落・転倒防

 止義務違反があるとして病院に対して求めた

 損害賠償が棄却された事例

 (広島地三次市判26・3・26)

▽市が国の交付金を得て実施した光ファイバー

 ケーブル敷設事業において、業務委託契約を

 解除された会社が市に対して損害賠償を求め

 た事案につき、解除条件を満たしたため解除

 されたとして請求が棄却された事例

 (鹿児島地判26・2・18)

 

―知的財産権―

〇独立特許要件違反を理由として補正却下をし

 て進歩性を否定した審決について、審判にお

 けつ手続違背はなく進歩性の判断にも誤りが

 ないとされた事例

 ――フィッシング詐欺防止システム事件判決

 (知的財産高判26・2・5)

〇発明の名称を「経路広告枠設定装置、経路広

 告枠設定方法及び経路広告枠設定プログラ

 ム」とする発明につき、容易想到であるとし

 て拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決

 がなされたところ、この審決が取り消された

 事例

 (知的財産高判25・12・25)

 

―商 事―

〇有価証券報告書に虚偽記載があることが発覚

 し、保有株式を売却した機関投資家から虚偽

 記載をした会社及び同社の元代表取締役等に

 対する損害賠償請求について、虚偽記載と相

 当因果関係のある虚偽記載公表までの損害

 は、株価下落分の一五パーセントであるとさ

 れた事例

 ――西武鉄道株式・機関投資家事件差戻控訴

   審判決(東京高判26・3・27)

 

―刑 事―

◎一 再審請求事件の特別抗告審において有罪

  の言渡しを受けた者の兄である申立人の死

  亡により再審請求事件の手続の終了宣言が

  された事例(①事件)

 二 有罪の言渡しを受けた者の養子である申

  立人の死亡を理由とする旧刑訴法による再

  審請求事件の手続終了宣言に対する特別抗

  告が棄却された事例(②事件)

  (①最三決25・3・27、

   ②最二決26・1・27)

季刊 刑事法ジャーナル

第41号(No.41)

発行 2014年8月20日(年4回)

発行人 阿部 耕一

編集人 田中 伸治

発行・発売所 株式会社 成文堂

ISBN978-4-7923-8847-8

C3032


目次

【巻頭言】

訴訟手続の主催者                   田口 守一


【特集 自動車運転死傷行為等処罰法の成立】

自動車運転死傷事故等処罰法の新設

  ――危険運転致死傷罪の改正――          今井 猛嘉

自動車運転死傷行為等処罰法の成立をめぐる所感

  ――議事録を読んで――              杉本 一敏

「自動車の運転により人を死傷させる行為等の

  処罰に関する法律」について            髙井 良浩


【特集 故意と責任能力】

故意と責任応力 安田 拓人・箭野章五郎・大庭 砂織・水留 正流


【特集 少年法・少年院法の改正】

「少年法の一部を改正する法律」について       檞  清隆

国選付添人制度の拡大と警察官関与          後藤 弘子

少年刑の改正                    樋口 亮介

新しい少年院法・少年鑑別所法について  内藤晋太郎・橋口 英明

新・少年院法の制定と少年矯正の課題         太田 達也

 【資料】少年法の一部を改正する法律

 【資料】少年院法

 【資料】少年鑑別所法

 【資料】少年院法及び少年鑑別所法の施行に伴う

     関係法律の整備等に関する法律


【外国圭司法務事情】

 英国圭司法務事情(39)

  XXXIX 2014年3月~5月の主要動向  清野 憲一


【刑事裁判例批評】

(267)

死刑確定者と再審請求弁護人との秘密面会を許さない措置の適法性

――最(一小)判平成25・12・10民集67巻9号1761――

                           金  光旭

(268)

 イカ/タコウィルス事件ソフトウェアの改変と器物損壊罪の成否

 ――東京地判平成23・7・20判タ1393号366頁――

                           森住 信人


(269)

 自動車の運転を停止した後の行為の「業務性」と「交通事故」の成否

 ――東京高判平成25・6・11判時2214号127頁――

                           岡部 雅人


(270)

 被告人が代表者である株式会社名義の預金口座が詐欺等の犯罪行為

 に利用されていることを知りながら、被告人が預金を引き出す行為

 につき、窃盗罪・詐欺罪の成立が認められた事例

 ――東京高判平成25・9・4判時2218号134頁――

                           田山 聡美


(271)

 警察官らの違法な取調べにより直接得られた第1次的証拠である

 被告人の自白のみならず、第2次的証拠である覚せい剤およびそ

 の鑑定書等をも違法収集証拠として排除した事例

 ――東京高判平成25・7・23判時2201号141頁――

                           髙倉 新喜


(272)

 養殖のシャムワニのはく製を輸入・販売する行為に対する刑事規制

 ――東京高判平成25・11・14公刊物未搭載――  二本栁 誠

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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