岡本法律事務所のブログ

カテゴリ: アメリカ

「農業主と奴隷のアメリカ」
安倍首相の演説でアベはエイブとよまれることがありアブラハム・リンカーンを想起させて光栄である、という趣旨のことがあったので奴隷関連で書庫からとりだしました。
 アメリカ南部の奴隷制について古文書の記録から17世紀以降の農園主(プランター)及びその家族、奴隷の生活を実証的に述べたものです。
夫が奴隷にこどもを産ませながら自分は身持ちを固くしなければならない女性の気持ちなどもえがかれています。

...

ミッチェル「風とともに去りぬ」のスカーレット・オハラの農園はスカーレットの祖父がトランプの賭けでカモからまきあげたものだし、男性の数もすくなかったので、比較的歴史があさく、スカーレットには血のつながる奴隷はいなかったのかもしれません。英国式の遺言万能の地域ですから相続で血縁というのはあまり重要ではないのですが。

 
 佐藤賢一「黒い悪魔」だとフランス領土のカリブ海の植民地のはなしですが白人黒人混血のヂュマ・ペールは相続権は潜在的にはあるようです。

農園主と奴隷のアメリカ
2004年5月2日 第1刷発行
著 者 滝野哲郎(たきの てつろう)
発行者 高島国男
発行所 世界思想社
ISBN4-7907-1049-1
C3322

目次

序 章 アメリカ南部と奴隷制
第一章 プランターの暮らし―ウィリアム・バード
第二章 プランターと土地―ウィリアム・バード
第三章 楽園のなかのプランター―ロバート・ベヴァリー
第四章 理想のプランテーション―ジョン・ペンドルトン・ケネディ
第五章 白人女性と奴隷制―メアリ・チェスナット
第六章 女性奴隷の境遇―ハリエット・ジェイコブズ
第七章 男性奴隷の体験―フレデリック・ダグラス
第八章 奴隷制廃止論者―フレデリック・ダグラス
第九章 奴隷船の反乱―フレデリック・ダグラス
第一〇章 故郷を訪れた元奴隷―フレデリック・ダグラス


あとがき
初出一覧
図版一覧(Illustrations)
主要参考文献
索  引

ニューズウィーク2014年12月9日号のカバーストーリーは警察官による黒人青年射殺事件についての抗議デモをあつかっています。
日本だと警察官職務執行法にいつ被疑者を射殺してよいかという規定はないのですが、判例法国アメリカでは数々の判例の集積があり、実質的に警官が不当な射殺をしたとしても被害者側からの抗議手段がありません。人種差別的な問題もあり、全国へ飛び火しました。
日本では問題意識が共有されにくいせいか、あまりおおきな扱いになりませんでした。

Newsweekニューズウィーク日本版

第29巻47号通巻1426号

2014年12月9日 発行

2014年12月2日 発売

発行所 株式会社CCCメディアハウス

発行人 小林圭太

編集長 横田 孝

雑誌25252-12/9

 

Newsweek Table of Contents

 

Cover Story

アメリカの「正義」

 全米に広がるファーガソン黒人青年射殺事件への抗議デモ

 はびこる「不正義」はいつになったら解決されるのか

 

アメリカ社会 ファーガソン事件の本当の意味

現地ルポ デモの守護神、怒りの街を走る

真相 食い違う目撃証言、誰の言葉が正しいのか

司法 警官による殺人行為が正当化される「正義」

人種差別 リーダー不在がデモと混乱を呼ぶ

米大学 もみ消される学内レイプ

 

絶滅危惧種はネットで売買

【犯罪】拡大する野生動物の違法ネット売買とオンライン取引の実態

【動物保護】中国の経済成長に食い尽くされる珍獣

 

◆Periscope

 InternationaList

SAUDI ARABIA 減産見送りはOPEC解体の始まり?

HONG KONG 追い詰められたデモ、共産党は勝者か

FRANCE 仏極右がロシアを擁護する裏事情

SYRIA ISISが今度は同性愛者を標的に

SIERRA LEONE エボラ熱の遺体処理で大もめ

IRAN 再延長でも見えないイラン核交渉の出口

MEXICO 暴力大国メキシコ、今度は大統領に疑惑

EUROPEAN UNION ローマ法王がEUに手痛い助言

 

 Asia

MYANMAR 再びビルマと呼ぶべき?

NORTH KOREA 謎に包まれた金正恩の妹の肩書は

 

 Business

アマゾンで買わないクリスマス

強過ぎるグーグルに分割を強いるEU

独経済は「頼れる碇」から今や欧州の足かせに

インド投資の可能性は無名都市にあり

 

 People

世界を怒らせる暴君エルドアンの失言語録、ほか

 

◆Features

イデオロギー 韓国リベラルは北の手先か

政治 ヨーロッパで極左が大躍進

中東 ISIS自滅の道はSNSから

安全保障 米ロのスター・ウォーズ第2章

インド 右派の暴力に「愛のキス」で対抗

人種差別 KKKヘイトスピーチvsアノニマス

社員研修 ゲームとお遊びで業績向上?

 

◆Culture

Theater 1999年4月20日のカフェテリア

Art 平和を象徴するイスラムの至宝がトロントに

Movies 中国が蓋をしたい「ゲーム」の行方

Fashion アメリカ製時計が再び時を刻む

Food 世界からチョコレートがなくなる日

 

◆Departments

 Perspectives

 News Gallery

 Picture Power

 Letters

 RearView

ブログネタ
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アメリカ・ロースクールの凋落

2013年4月25日 初版第1刷発行

著 者  ブライアン・タマナハ

訳 者  樋口和彦 大河原眞美

発行者  平田 勝

発 行  花伝社

発 売  共栄書房 

ISBN978-4-7634-0662-0

 

目 次

はじめに

謝辞

 

序章 ロースクールの危機(1997年ころ)

 

第1部 自主統制への衝動

 第1章 アメリカ司法省、アメリカ法曹協会を訴える

  査察はどのように生かされたのか

  教授の報酬をターゲットに

  リーガル・クリニック教員の反乱

  高くついた認証評価

 第2章 なぜロースクールは3年なのか

  超一流ロースクールが基準をつくる

  異なった専門職の学術モデルの統一化

 第3章 教員がアメリカ法曹協会認証基準の変更に戦いを挑む

  社会的貢献にも従事する無私無欲の法学教授

  リーガル・クリニック教員の既得権を守るための戦い

  今のリベラル派と昔のエリートとの予想外の酷似

  規制取り込みの再挑戦

 

第2部 ロースクール教授について

 第4章 講義の負担を減らすが、給料は上げる

  講義担当数の削減

  記録的に少ない授業担当時間数のさらなる削減

  授業担当時間削減の問題ある結果

  給料の上昇

  ロースクール教員の高い給料

  ロースクール教員の給料のための授業料の支払い

 第5章 研究の追求のコストと結果

  ロースクール教授はなによりも研究者

  法学研究成果に誰が支払うのか、またどれだけの量に対してなのか

 第6章 教授が増え、予算も増える

  ロースクールの拡大

  拡大の経済的結末

  拡大により身動きがとれない

 

第3部 USニュースの格付け

 第7章 ランク付けの威力と弊害

  ロースクールの厄年

  USニュースのロースクール支配

 第8章 法律学界における有害な進展

  揺れる定時制プログラム

  どこそこもはびこる転学現象

  奨学金制度の拡充と方向転換、その影響

  エリート体質の強化

 

第4部 壊れた経済モデル

 第9章 授業料高騰と借金の増大

  授業料上昇とインフレの比較

  上昇する借金の負担の実像

  二つの返済類型:トップ企業法務職とその他

  弁護士の職を得られない卒業生の割合の高さ

  収入基準返済プログラムの否定的側面

  いかがわしい経済的結果を生むロースクール

 第10章 授業料急上昇のわけ

  ロースクールと大学の授業料の値決め

  需要と価格

  エリートロースクールの責任

 第11章 ロースクールのコストパフォーマンス

  法律学位の経済的報酬の計算

  法律学位はペイするかの確率計算

  ロースクール志望者の選択妨害

 第12章 学生への警告

  当てにならない公表給与額

  ロースクール生の債務と仕事の展望

  ロースクール志望者のなすべき計算

  ロースクール志望者が考慮すべきこと

 第13章 ロースクールへの警告

 第14章 前進への道

  法律市場における構造的変化

  基本的問題

  分化した法教育システム

  アメリカ法曹協会抜きの改善法

  連邦ローン受給資格要件

  ロースクールごとの連邦ローン総額制限

  市場に強制される変革

  未来への希望

 

エピローグ(結びの言葉) 最後に

 

原注

 

訳者あとがき(樋口和彦)

 

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