では、次は「10倍ヤバいレイア姫」ということなんですけども。

 レイア姫というのは、実は当初の設定年齢が12歳だったんです。なので、キャリー・フィッシャーが演じるにしては、少々歳を取り過ぎていたんですよ。

 その時に候補に上がっていたのが、当時13歳くらいだったジョディ・フォスターです。

 これは『白い家の少女』とか『タクシードライバー』の時代のジョディ・フォスターですね。
 彼女がレイア姫役の最有力候補だったんですけども、最終的にはそうはなりませんでした。たぶん、「『タクシードライバー』がヒットしすぎたから」という理由だと思います。


 キャリー・フィッシャーがレイア姫役を勝ち取った理由としては、この他にも、いろんなことが噂されてます。
 もう、キャリー・フィッシャーが、死ぬ寸前になって、いろんなことを喋りまくるんですよ。“バニティ・フェア”というアメリカのゴシップ雑誌から「どうやってレイア役を得たんですか?」と聞かれた時に、「ああ、あるオタクと寝たの。いわゆる“枕営業”ね」とか言ったりしてるんです(笑)。
 「いやあ、ジョージ・ルーカスだったら良かったんだけど、正直いって誰と寝たのかなんて覚えてないわ。なぜかというと、当時の私は、ずっとドラッグキメてたから、ほとんど覚えてないんだけど。確か、オタクと寝て、あの役を取ったわ」って(笑)。
 その他にも、キャリー・フィッシャーは、『スクリーム3』という映画に出てたんです。その中で、彼女は“やたらと映画に詳しい図書館の資料係”という役をやってたんですけど、「あんた、レイア姫に似てるな」って言われるシーンがあるんですよ。
 で、そのシーンでの返しのセリフが「私はレイア姫じゃないわ。でも、レイア姫のオーディションを受けたことがあるわ。結局、合格したのはジョージ・ルーカスと寝た女よ」ってものなんです(笑)。
 なので、「ひょっとして、キャリーが寝たオタクって、ジョージ・ルーカスじゃねえのか?」とか、まあ、いろんなことが言われております。

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 まあまあ、そんなこんなで、結局はキャリー・フィッシャーがレイア姫役になったんですけども。彼女が採用された時の条件が「体重を5kg減らせ!」だったんですね。
 なので、キャリー・フィッシャーは一生懸命ダイエットしたんですけども。まあ、ドラッグをやってますから、2kgしか減らない。
 結果、3kg体重オーバーのまま、撮影に参加することになったんですけど、キャリー・フィッシャーはこのことをずーっと気にしてたそうなんですよ。とにかく「自分が失敗したらどうしよう」って。

 例えば、マーク・ハミルと抱き合って「おまじないのキスよ」と言ってから、デス・スターの中をロープでピューンと行くシーンがあるんですけど。「私の体重が重すぎてロープが切れたらどうしよう!? 壁に激突したらどうしよう!?」という事ばかり考えていたんだそうです。
 終いには、ジョディ・フォスターと変えられる夢というのを何回も見たっていうんですよ。「お前は交代だ!」って言われて、現場にジョディ・フォスターが来るという夢まで見たそうなんですけども(笑)。

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 後に、ジョージ・ルーカスは、レイア姫役のキャリー・フィッシャーの使い方について、監督仲間のマイケル・リッチというヤツから、「お前は頭がおかしい」と言われたそうです。
 「あの女はウリは“おっぱい”だろ? なんでお前、あんなボディラインのわからないようなフワフワした服を着せるんだ? あの女はおっぱいを見せないと、おっぱいだけがウリの女なんだから!」と。
 そんなふうに、おっぱい、おっぱいと散々言われたんですけども。

 『スター・ウォーズ』というのは未来の話なので、ジョージ・ルーカスは「未来の世界にブラジャーはないから、とりあえず、ブラジャーをしてはいけない。レイア姫はこんな服を着て、なおかつノーブラなんだ」というふうに言ったんですよ。
 まあ、キャリー・フィッシャーというのは、本当にメチャクチャおっぱいがデカかったから、撮影中、ものすごくユサユサ揺れるんですって。
 なので、ジョージ・ルーカスも、「うーん、これは困った。なんとかして欲しい」と思ったんですけども、やっぱり恥ずかしくて自分では言えない。
 そんなもんだから、プロデューサーのゲイリー・カーツに、「ゲイリー、お前から言って」と。「どう言えばいいの?」とゲイリーが聞き返すと、「照明の固定用の“ダクトテープ”があるから、それでおっぱいをちょっと固定しておいてって言ってよ」って。
 もちろん、そんなことを言われたキャリー・フィッシャーは、「なんで? だったらブラさせてよ!」って言うんですけども。ルーカスは「いや、未来にブラはない」の一点張り。「じゃあ、その未来の世界では、女はみんなダクトテープでおっぱいを止めんのか!?」って、大揉めになりながら、結局、おっぱいをガチガチに止めて撮影することになりました。
 だけど、『スター・ウォーズ』本編を見ると、キャリー・フィッシャーのおっぱいがしっかり揺れているのはわかります。やっぱり、本当にエッチな身体をしてた人なんですね。

 彼女は、これにいつもイライラしてたそうです。
 これは、キャリー・フィッシャーが撮影現場でよく言ってたことなんだそうですが、「全部の撮影が終わったら、ビンゴ大会をするわ。ビンゴ大会で一等賞になった人は、私からこのテープをバリバリ剥がす役をやらせてあげる」って。
 そんな冗談を言うくらい、とにかく、毎朝おっぱいをガチガチに止めていたテープを早く取りたいと思っていたようです(笑)。

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 このキャリー・フィッシャーという女優さんは、実は名門中の名門の出身なんですよ。
 お父さんもお母さんも有名な俳優で、特にお母さんは『雨に唄えば』というハリウッドの名作ミュージカル映画の主演女優をやっていた人なんですよね。
 子供の頃からハリウッドに慣れていたから、頭の回転がものすごく良くて、おまけにプリンセス・レイアという大作映画のヒロインという役どころを持っている。自分はそんなお姫様になりきるつもりで現場に来てたんです。

 なぜ、ハリソン・フォードがキャリー・フィッシャーと付き合ったのかというと、彼は彼女のことを「自分よりも遥かに格上の俳優だ」と思い込んていたから、らしいんですよ。
 なんせ、親がものすごい俳優で、なおかつイギリスで演技を学んでいたらしいし、ジョークとかもバンバン言って映画の撮影現場で全く物怖じしていない。そんな彼女を見て「ああ、彼女は絶対に俺より格上の、普通だったら手が届かないような女なんだ」と思ったそうです、
 だけど、付き合いだしてみたら、イギリスの演技学校出身といっても、なんかちょっと行っただけという演技に関しては完全な素人娘で、ただ単にパーティージョークが上手いだけのドラッグ好きのバカ女だとわかってしまったんですよ(笑)。
 この当時のハリソン・フォードの反応について、何でも喋るでお馴染みのルーカスの嫁のマーシャル・ルーカスが、「キャリーに演技の経験が全くないと知った時のハリソンは面白かったわ。だって、真っ青になってたもの」って喋ってるんですけど。ハリソン・フォードとしては「俺、そんな女に手を出しちゃったの!?」ということで、真っ青になったみたいです。
 レイア姫を演じた当時のキャリー・フィッシャーは、そんな女の子でした。

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この記事は『岡田斗司夫ニコ生ゼミ』7月1日(#237)から一部抜粋してお届けしました。

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