これから始まる『ガンダム講座 第7回』の11分目に“遠心重力区画”の話が出てきます。
 僕、講義の中では、ホワイトベース内の遠心重力区画をここと言ってるんですね。
(ホワイトベースの模型を見せる)
旧重力区画

 側面のお皿のような部分にメガ粒子砲が入っているんですけど、「このお皿の周囲の部分が遠心重力区画だ」と言ってるんです。


 『ガンダム』放送当時、1979年辺りのアニメ雑誌に載っていたホワイトベースの内部機構の3面図では、遠心重力区画はここだったんですよ。

 ええと、あれは何だったっけな? 『Animec』とか、『ジ・アニメ』。その雑誌に載っていたホワイトベースの3面図では、僕が覚えている限り、
確かこっちになっていたはずです。

 でも、今の公式設定は違うんですよね。

 今のサンライズとかバンダイの公式設定では、ホワイトベースの胴体の中央部に2つ、遠心重力区画というのがあって、

新重力区画
 

これがグルグル回るという設定になっています。

 でも、これだと直径から考えると難しい。
 確かに、足首、くるぶし辺りあたりでは1Gなんだけど、頭の辺りでは0.3Gくらいにしかならないんです。
 こんな小さい直径では、グングン回して遠心重力を発生させるのは難しいんですよ。

 「最低でも直径が8メートルから12メートルくらいないと、人間が歩けるほどの人工重力を作ることは出来ない」から、今でもやっぱり遠心重力区画はこのあたりにあるべきでは?と、僕は思ってはいます。

ただ、公式設定とは違うので、先に訂正しておきます。

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この記事は『岡田斗司夫 アニメ・マンガ夜話』5月14日放送分から一部抜粋してお届けしました。

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