2/17は朝からほとんど現役の時の留学生たちの書類の片付けをしていた。15時の休憩をとテレビを付けたらちょうどNHKでサグラダ・ファミリアのことをやっていた。
家を壊す話を聞いては廃材を集め、教会の建設にリユースしていたこと
ガウディは小さい頃から生命の力、とくに植物の育つ力やその芽をよく観察していたこと
人の話に耳を傾け、人をまとめる才能があったこと、
自分の財産を全部提供したのはもちろん分け隔てなく祈れる空間の創設のために自身の構想を解いてまわり資金を集めたこと
職人の家族の世話なども分け隔てなくしていたこと、
作った労働者たちの住宅は隣との壁を低くし、交流ができる工夫をしていたこと
色に敏感で、自然をグラデーションで表そうとしたこと、
自然には境目がないが、人の作るものには境目がある
飽くなき挑戦心があったこと、「神は完成を急がない 諸君! 明日はもっといい仕事をしよう!」

日本人でサグラダ・ファミリアに出会って一生をかけて仕事をされている外尾悦郎さんが172mという一番高い塔の内装を任され、ガウディはどう考えただろうかと悩みながら、自然を表す色のグラデーションにいきつくところは感動的であった。

ガウディの始めた仕事に後の人たちが何年かけてでも完成させようとしたのはガウディの構想と人間的魅力があったゆえかもしれない。改めて機会があればもう一度行きたいと思ったところである(2/19)。