風車探訪の旅in青森、3日目最終日となるこの日も朝6時に出発。
むつ市の宿泊先を後にし、まずは本州最北端の地、大間にある風車を目指す。
この日最初に現れたのは、大間の手前にある風間浦村のNEG-Micon製400kwの小型風車2基。

風車付近への林道は立ち入り禁止だったので、少し離れた牧場から撮影。なんとも牧歌的で優雅な風景であった。
ちなみに小型風車ほど早く回転する。
遠くから見て、物凄い速さで回っている風車があったら、まず小型だと思って間違いないぞ!
さらに車を飛ばすこと数分。
本州最北端の地、大間町の風車を道すがら山間に発見するも、こちらの林道は通行止め。
別の道からアプローチを試みるしかないようだ。

・・・しかし、大間風力発電所建設工事とな!?
ネットで情報を検索してみると、Enercon製の2300kwの大型風車が9基ほど建設予定だそうな。
これは完成したら、また見に来るしかないじゃないか!!
ひとまず大間の風車は置いておいて、国道338号大間バイパスを佐井村方面へ。

早速風車登場!
Enercon製の多分これもE-82だと思われる。
実際、Enerconの風車はナセル(三枚の羽の中心を支える発電機が入ったボックス)の形が卵型でかわいいので、すぐ分かる。そして羽=ブレードの形状も大きくて特徴的。
こちらの風車はバイパス沿いにあるので非常にアクセスしやすかった。
さて、残る問題は大間町の風車にどうやってアプローチするかだ。
ひとまず、佐井村から大間バイパスを大間町方面に走らせた・・・つもりだったのだが、何故か間違えて大間町内に入ってしまった。どうやらバイパスから海峡ラインという方に気づかず乗ってしまっていたようだ。
しかし、どうもこちらの道からの方が、先ほどの大間バイパスから見えた風車が近くに見える。
これはひょっとして近くまで行けるのでは!?

やっぱり着いたー!(歓喜)
我々の風車への勘はダテじゃない。
パッと道を見れば、大体風車に通じている道なのか、そうでない道なのかは分かってしまうのだよ、フフフ。

本州最北端の町、大間町の風車は、海を見下ろす小高い山の上の牧場の中に佇んでいた。
なかなかに感動的な風景。どうやら三菱重工業製のタービンのようだ。
ついに本州最北端の風車に到達である。感無量。
ちなみにこの風車、「まぐるんちゃん」というキュートなネーミングが施されているらしい。
由来は「大間のマグロのように力強く風車がまわり、みんなが元気になるように」という思いが込められているのだそう。
http://www.h-greencity.org/ooma/magurun/

癒される風景。
写真中央の辺りをよく見ると、先ほどの佐井村のエネルコン製風車が見える。
さて、気が付けばかなりの空腹。
せっかく大間に来ているのだから、何か旨いものを食おうという事で・・・

朝から豪華にうに丼!!

そして大間のマグロ!!
本州最北端風車に到達した記念の贅沢朝ご飯であった。
マグロも旨いが、ウニのクオリティーがやばかった。この付近の飲食店ではよく「うに丼」と書いたノボリを見かけるので、 ウニも特産品なのだろう。最高である。

腹も満たされご満悦の我々は、一路、下北半島北東端、岩屋を目指すことにした。
岩屋付近にはなんと70基以上の風車が乱立する、胸アツなポイントがあるらしいのだ。
大間町から国道279はまなすラインに乗りしばらく道なり、途中で266に左折して15分ほど走らせると、ついに岩屋の風車乱立地帯が姿を現した。

なんじゃー!この光景はっ!!
まるでパルテノン神殿に向かうアクロポリスの丘かの如き風車の神殿である。(大袈裟)

この一帯だけで、エコ・パワー(株)[岩屋ウィンドパーク]、(株)ユーラスエナジー岩屋[岩屋ウィンドファーム]、(株)ユーラスエナジー尻労ヒルトップ[尻労ウィンドファーム]、(株)ユーラスエナジー北野沢クリフ[ユーラスヒッツ北野沢クリフ風力発電所]と、幾つもの風力発電所が中央の桑畑山を取り囲むかのように密集している。
が、しかし、ほとんどの風車が立ち入り禁止区画内にあるので、全ての風車にアクセスするのは関係者でもない限り、残念ながら不可能。ちなみにこの写真は、当然、立ち入り禁止区画手前の一般車進入可能な場所からの撮影である。

唯一、近くまで寄れたのが、ここ岩屋ウィンドパーク。
NEG-Micon製、定格出力1500kwの大型風車が18基建っている。
Miconの大型風車なんて初めて見たよ!!!これはレア!!
・・・しかし、これだけの風車群を目前にして、中にまで入れないというのはどうにも悔しい。
なんとか中に入る術はないものかと、「岩屋 風力発電 見学」でネットを検索してみた。
すると、なんとEcoPowerさんが見学会を開いているというではないか!
問い合わせてみると、岩屋への見学は一月前から事前に予約していないと無理だそう。
ただ、六ヶ所村にある「エコパワーむつ小川原」の営業所であれば見学可能だとの事で、ここから急遽、六ヶ所村方面に移動する事に。
岩屋の風車群は名残おしい所だが、これは風力発電関係者と直接お会いできるチャンス!
もはやデビューを目指す若きインディーズバンドが、メジャーレコード会社の人と会えると聞いて大はしゃぎしている状態と近いだろう。
しかしただでは転ばないのが我々である。
まだ見落としていた風車は全て巡りながら六ヶ所村を目指すというルートを開拓することにした。

岩屋から国道248号を南下しつつ、国道338号へ。
まずはここ、小野田沢ウィンドファームに立ち寄る。
ここにはデンマークのBonusというメーカー製の風車が。 定格出力1300kw。
Bonusは2004年に、Siemens Energyというメーカーに買収されている。

今度は県道7号を横浜町方面へ。
そこからはまなすラインを左折すると、見えてくるのがこの風車。
これもEnercon製。青森はEnerconが多めですな。
ちなみに余談ではあるが、僕がEnerconの風車に目覚めたのは福島の布引高原の風車群であった。布引高原も素晴らしく良いとこなんです。

風車裏手に回ってみると、なんとエネルコンの車ががが!!
かっこいい!かっこいいよ!!!
どうやら風車の整備をしていたようです。

国道から少し内陸側に入った道をさらに六ヶ所方面に南下。
するとそこにはユーラス大豆田ウィンドファームが。雄大な景色。最高です。

こちらの風車は今回の旅では初登場のVestas製。
定格出力1750kwが6基ほど丘の上の牧草地帯に立ち並んでいます。
最っ高のロケーション。
だが、しかしあまり悠長にのんびりとしている時間は無い。
六ヶ所村に急がねば。

ようやく六ヶ所村に到着。
ここが目的地のエコパワーむつ小川原である。敷地内に入れただけで大興奮!!
やはりここもNEG-Miconの大型タービン。
昨日も見てはいたけども、改めてやはりこれはレア!

施設内でエコパワー職員の方が、風力発電について丁寧に色々と説明して下さった。
しかし風車を見る目的だけで東京から来たと伝えるとやはりビックリされていましたが(笑)
風力発電について解説するビデオを見させて頂き、さらに風車の卓上カレンダーやポスターを頂く。待望のオフィシャル風車グッズゲット。最高である。
色々と風車に対する熱意を職員の方に伝え、発電所内の視察は終了。
何か一歩前進した気がするよ!!俺たちメジャーに少し近づいた気がするよ!!(なんのこっちゃw)
ホクホク顔でエコパワーむつ小川原を後にするも、気が付けば夕暮れ時。
日が暮れる前には青森を出発しないとヤバイ。
なんせ戻るのに10時間位かかるし(汗)
だが、あと今回見るべき風力発電所は残す所あと一箇所だったので、
大急ぎで立ち寄る事にした。

立ち寄ったのは、エコ・パワー(株)野辺地風力発電所。
敷地の入り口には厳重にフェンスが。当然、敷地内には入れなかった。
これはフェンスを避けてなんとか撮影した一枚。
写真には一基しか写っていないが、ここにはNEG-Micon製の小型風力タービンが2基ある。
…だが、しかしこの施設、なんだかおかしい。
つーか、これって鳥居ですよね…まさか神社??
ひょっとして廃神社の敷地に風車を建てたのだろうか…?
神社と風車とは、なんという異種格闘技的な組み合わせ。
もしくは御本尊が風車だったりして。
風車のタワーにしめ縄でも巻いてあるんじゃなかろうか。(それはない)
しかし、夕暮れ時というのもあって、薄暗い中、鳥居の奥で無表情に回り続ける風車達は、妙に怖かったのでそそくさとこの場を後にする。くわばらくわばら。
さて、この日も、相当数の風車を見て回れたので、かなりご満悦かつ、疲労困憊してきた我々一行は、ボチボチ帰路に着くことにした。
…のだが、

なんと帰り道の途中で、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構のことねw)のホームページにも記載されていない未知なる風車群を発見!!
こりゃあ側まで行って見てみるしかないべ!!!

幸いにも丘の上は農道となっており、一般車両も入ることが出来た。
かなり大型の風力タービンが全部で5基林立している。

たぶん、これは日立製作所の風力タービン。
ナセルの形に特徴がある。
おそらく、ウィンド・パワーかみす第1洋上風力発電所で見たのと同型だと思われる。

風車は夕暮れによく映える。これもとても良い風車だ。
旅の最後の思わぬ出会いであった。
風車の旅は、毎度狙って確実に風車の良い表情に出会えると言うものでもない。
かなり天候に左右されるので、せっかく遠出して見に行っても肝心の風車が霧に隠れているなんて事だってある。まあ、でもそれはそれで、その時にしか見れない風車のまた違った一面が見ることが出来て楽しかったりもするわけだが。…風車の旅にはそういった偶発的なドラマ性がある。そんなところも風車の旅の魅力なのである。
この風車を暫く眺めた後、風車探訪の旅in青森編は幕を閉じる事となった。
これで青森県にある風車は、思わぬうっかりミスでスルーしてしまっていた西つがる風力発電の1基を除いて、全箇所視察する事が出来た。なかなかな過密スケジュールで過酷な旅ではあったが、片道700キロ近く走らせて来た甲斐があったというものである。
この旅の最後の出会いが象徴的ではあるが、
まだインターネットにも記載されていない未知の風車が日本中には山ほど存在している。
そして今も尚、風車はその数を増やし続けているのだ。
まだ見ぬ風車が存在する限り、我々の旅は終わらない。
この風車コラムも、月に一度位のペースで更新していこうと思っている。
毎度毎度、遠征というわけにはいかないが、様々な視点から風車の魅力について語っていければと思っている次第だ。
今後もお付き合い頂ければ幸いである。
むつ市の宿泊先を後にし、まずは本州最北端の地、大間にある風車を目指す。
この日最初に現れたのは、大間の手前にある風間浦村のNEG-Micon製400kwの小型風車2基。

風車付近への林道は立ち入り禁止だったので、少し離れた牧場から撮影。なんとも牧歌的で優雅な風景であった。
ちなみに小型風車ほど早く回転する。
遠くから見て、物凄い速さで回っている風車があったら、まず小型だと思って間違いないぞ!
さらに車を飛ばすこと数分。
本州最北端の地、大間町の風車を道すがら山間に発見するも、こちらの林道は通行止め。
別の道からアプローチを試みるしかないようだ。

・・・しかし、大間風力発電所建設工事とな!?
ネットで情報を検索してみると、Enercon製の2300kwの大型風車が9基ほど建設予定だそうな。
これは完成したら、また見に来るしかないじゃないか!!
ひとまず大間の風車は置いておいて、国道338号大間バイパスを佐井村方面へ。

早速風車登場!
Enercon製の多分これもE-82だと思われる。
実際、Enerconの風車はナセル(三枚の羽の中心を支える発電機が入ったボックス)の形が卵型でかわいいので、すぐ分かる。そして羽=ブレードの形状も大きくて特徴的。
こちらの風車はバイパス沿いにあるので非常にアクセスしやすかった。
さて、残る問題は大間町の風車にどうやってアプローチするかだ。
ひとまず、佐井村から大間バイパスを大間町方面に走らせた・・・つもりだったのだが、何故か間違えて大間町内に入ってしまった。どうやらバイパスから海峡ラインという方に気づかず乗ってしまっていたようだ。
しかし、どうもこちらの道からの方が、先ほどの大間バイパスから見えた風車が近くに見える。
これはひょっとして近くまで行けるのでは!?

やっぱり着いたー!(歓喜)
我々の風車への勘はダテじゃない。
パッと道を見れば、大体風車に通じている道なのか、そうでない道なのかは分かってしまうのだよ、フフフ。

本州最北端の町、大間町の風車は、海を見下ろす小高い山の上の牧場の中に佇んでいた。
なかなかに感動的な風景。どうやら三菱重工業製のタービンのようだ。
ついに本州最北端の風車に到達である。感無量。
ちなみにこの風車、「まぐるんちゃん」というキュートなネーミングが施されているらしい。
由来は「大間のマグロのように力強く風車がまわり、みんなが元気になるように」という思いが込められているのだそう。
http://www.h-greencity.org/ooma/magurun/

癒される風景。
写真中央の辺りをよく見ると、先ほどの佐井村のエネルコン製風車が見える。
さて、気が付けばかなりの空腹。
せっかく大間に来ているのだから、何か旨いものを食おうという事で・・・

朝から豪華にうに丼!!

そして大間のマグロ!!
本州最北端風車に到達した記念の贅沢朝ご飯であった。
マグロも旨いが、ウニのクオリティーがやばかった。この付近の飲食店ではよく「うに丼」と書いたノボリを見かけるので、 ウニも特産品なのだろう。最高である。

腹も満たされご満悦の我々は、一路、下北半島北東端、岩屋を目指すことにした。
岩屋付近にはなんと70基以上の風車が乱立する、胸アツなポイントがあるらしいのだ。
大間町から国道279はまなすラインに乗りしばらく道なり、途中で266に左折して15分ほど走らせると、ついに岩屋の風車乱立地帯が姿を現した。

なんじゃー!この光景はっ!!
まるでパルテノン神殿に向かうアクロポリスの丘かの如き風車の神殿である。(大袈裟)

この一帯だけで、エコ・パワー(株)[岩屋ウィンドパーク]、(株)ユーラスエナジー岩屋[岩屋ウィンドファーム]、(株)ユーラスエナジー尻労ヒルトップ[尻労ウィンドファーム]、(株)ユーラスエナジー北野沢クリフ[ユーラスヒッツ北野沢クリフ風力発電所]と、幾つもの風力発電所が中央の桑畑山を取り囲むかのように密集している。
が、しかし、ほとんどの風車が立ち入り禁止区画内にあるので、全ての風車にアクセスするのは関係者でもない限り、残念ながら不可能。ちなみにこの写真は、当然、立ち入り禁止区画手前の一般車進入可能な場所からの撮影である。

唯一、近くまで寄れたのが、ここ岩屋ウィンドパーク。
NEG-Micon製、定格出力1500kwの大型風車が18基建っている。
Miconの大型風車なんて初めて見たよ!!!これはレア!!
・・・しかし、これだけの風車群を目前にして、中にまで入れないというのはどうにも悔しい。
なんとか中に入る術はないものかと、「岩屋 風力発電 見学」でネットを検索してみた。
すると、なんとEcoPowerさんが見学会を開いているというではないか!
問い合わせてみると、岩屋への見学は一月前から事前に予約していないと無理だそう。
ただ、六ヶ所村にある「エコパワーむつ小川原」の営業所であれば見学可能だとの事で、ここから急遽、六ヶ所村方面に移動する事に。
岩屋の風車群は名残おしい所だが、これは風力発電関係者と直接お会いできるチャンス!
もはやデビューを目指す若きインディーズバンドが、メジャーレコード会社の人と会えると聞いて大はしゃぎしている状態と近いだろう。
しかしただでは転ばないのが我々である。
まだ見落としていた風車は全て巡りながら六ヶ所村を目指すというルートを開拓することにした。

岩屋から国道248号を南下しつつ、国道338号へ。
まずはここ、小野田沢ウィンドファームに立ち寄る。
ここにはデンマークのBonusというメーカー製の風車が。 定格出力1300kw。
Bonusは2004年に、Siemens Energyというメーカーに買収されている。

今度は県道7号を横浜町方面へ。
そこからはまなすラインを左折すると、見えてくるのがこの風車。
これもEnercon製。青森はEnerconが多めですな。
ちなみに余談ではあるが、僕がEnerconの風車に目覚めたのは福島の布引高原の風車群であった。布引高原も素晴らしく良いとこなんです。

風車裏手に回ってみると、なんとエネルコンの車ががが!!
かっこいい!かっこいいよ!!!
どうやら風車の整備をしていたようです。

国道から少し内陸側に入った道をさらに六ヶ所方面に南下。
するとそこにはユーラス大豆田ウィンドファームが。雄大な景色。最高です。

こちらの風車は今回の旅では初登場のVestas製。
定格出力1750kwが6基ほど丘の上の牧草地帯に立ち並んでいます。
最っ高のロケーション。
だが、しかしあまり悠長にのんびりとしている時間は無い。
六ヶ所村に急がねば。

ようやく六ヶ所村に到着。
ここが目的地のエコパワーむつ小川原である。敷地内に入れただけで大興奮!!
やはりここもNEG-Miconの大型タービン。
昨日も見てはいたけども、改めてやはりこれはレア!

施設内でエコパワー職員の方が、風力発電について丁寧に色々と説明して下さった。
しかし風車を見る目的だけで東京から来たと伝えるとやはりビックリされていましたが(笑)
風力発電について解説するビデオを見させて頂き、さらに風車の卓上カレンダーやポスターを頂く。待望のオフィシャル風車グッズゲット。最高である。
色々と風車に対する熱意を職員の方に伝え、発電所内の視察は終了。
何か一歩前進した気がするよ!!俺たちメジャーに少し近づいた気がするよ!!(なんのこっちゃw)
ホクホク顔でエコパワーむつ小川原を後にするも、気が付けば夕暮れ時。
日が暮れる前には青森を出発しないとヤバイ。
なんせ戻るのに10時間位かかるし(汗)
だが、あと今回見るべき風力発電所は残す所あと一箇所だったので、
大急ぎで立ち寄る事にした。

立ち寄ったのは、エコ・パワー(株)野辺地風力発電所。
敷地の入り口には厳重にフェンスが。当然、敷地内には入れなかった。
これはフェンスを避けてなんとか撮影した一枚。
写真には一基しか写っていないが、ここにはNEG-Micon製の小型風力タービンが2基ある。
…だが、しかしこの施設、なんだかおかしい。
つーか、これって鳥居ですよね…まさか神社??
ひょっとして廃神社の敷地に風車を建てたのだろうか…?
神社と風車とは、なんという異種格闘技的な組み合わせ。
もしくは御本尊が風車だったりして。
風車のタワーにしめ縄でも巻いてあるんじゃなかろうか。(それはない)
しかし、夕暮れ時というのもあって、薄暗い中、鳥居の奥で無表情に回り続ける風車達は、妙に怖かったのでそそくさとこの場を後にする。くわばらくわばら。
さて、この日も、相当数の風車を見て回れたので、かなりご満悦かつ、疲労困憊してきた我々一行は、ボチボチ帰路に着くことにした。
…のだが、

なんと帰り道の途中で、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構のことねw)のホームページにも記載されていない未知なる風車群を発見!!
こりゃあ側まで行って見てみるしかないべ!!!

幸いにも丘の上は農道となっており、一般車両も入ることが出来た。
かなり大型の風力タービンが全部で5基林立している。

たぶん、これは日立製作所の風力タービン。
ナセルの形に特徴がある。
おそらく、ウィンド・パワーかみす第1洋上風力発電所で見たのと同型だと思われる。

風車は夕暮れによく映える。これもとても良い風車だ。
旅の最後の思わぬ出会いであった。
風車の旅は、毎度狙って確実に風車の良い表情に出会えると言うものでもない。
かなり天候に左右されるので、せっかく遠出して見に行っても肝心の風車が霧に隠れているなんて事だってある。まあ、でもそれはそれで、その時にしか見れない風車のまた違った一面が見ることが出来て楽しかったりもするわけだが。…風車の旅にはそういった偶発的なドラマ性がある。そんなところも風車の旅の魅力なのである。
この風車を暫く眺めた後、風車探訪の旅in青森編は幕を閉じる事となった。
これで青森県にある風車は、思わぬうっかりミスでスルーしてしまっていた西つがる風力発電の1基を除いて、全箇所視察する事が出来た。なかなかな過密スケジュールで過酷な旅ではあったが、片道700キロ近く走らせて来た甲斐があったというものである。
この旅の最後の出会いが象徴的ではあるが、
まだインターネットにも記載されていない未知の風車が日本中には山ほど存在している。
そして今も尚、風車はその数を増やし続けているのだ。
まだ見ぬ風車が存在する限り、我々の旅は終わらない。
この風車コラムも、月に一度位のペースで更新していこうと思っている。
毎度毎度、遠征というわけにはいかないが、様々な視点から風車の魅力について語っていければと思っている次第だ。
今後もお付き合い頂ければ幸いである。







大作ですね!
私は風車には詳しくありませんが、今回Okajiさんが旅した辺りは私も且つてドライブしたであろう場所が多かった気がします。何となく思い出しながら写真も見させていただきました。
20年近く前の場所もあるのでまだ風車がなかった場所もあるかもしれませんが。
これって出版出来るんじゃないですか?^^