〜風車とゲームと音楽と〜
風車を旅していると、様々な出来事が起こる。
それは時に、自分自身の人生そのものが「旅」であるという事に深く気付かされるものだ。

昨年2015年11月末に訪れた、九州佐賀〜熊本の風車探訪の旅。
この旅行もまた、人生の1ページに深く印象の残る、そんな旅であった。

今回の旅行は、普段の風車探訪の相棒であるロッキー氏に加えて、元々はロッキー氏の友人であるS氏も同行する事になっていた。
S氏とは、それまでに2度ほどロッキー氏と共に3人で食事をした事があったのだが、初めて会った時から、音楽、芸術、哲学など、様々な分野の話題で意気投合し、紹介してくれたロッキー氏をそっちのけで二人で会話に夢中になってしまった。
年齢は離れていても、ありとあらゆる意味で、出会うべくして出会ったと言っても過言ではないほど、お互いウマが合うのだ。
S氏は、僕とロッキー氏との風車探訪にも大いに興味を示し、「そんな面白そうな旅行なら、是非自分も」と同行を申し出てくれた。我々としても、これだけ話のわかるS氏の参加であれば、断る理由はない。

また、そのS氏と初めてお会いした際に、彼が、「お近づきのしるしに」と僕に手渡してくれた一冊の本があった。
その本は「The Healing Cat」という題名の本で、美しい絵にポジティブなメッセージが添えられた、小さな詩集である。

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作者は、画家で詩人の葉祥明氏。
葉祥明と言えば、高校生当時、ゲームのグラフィッカーを目指していた自分が最も影響を受けた画家の一人である。
当然の事ながら、随分と過去の話でもあるので、ロッキー氏にもそんな話はしたことは無いし、当然の事ながら、S氏とはこの時に初めて出会っているのである。言うまでも無いが、S氏だって僕のそんな過去を知る由もないだろう。
そして僕自身、葉祥明というキーワードがこんな形で自分の人生に再来するとは思ってもいなかった。
だが、しかし、この奇妙な偶然はさらに続き、なんと熊本・南阿蘇の風車へと繋がって行くのだった…。


一日目:佐賀

旅は、福岡空港からレンタカーを走らせ、佐賀の風車を訪れるところから始まった。
佐賀には合計で大凡30基ほどの風車が建っている。
まずは、中でも一番大きなウィンドファームである「肥前風力発電所」に向かうことになった。
そこは佐賀県唐津市肥前町の沿岸部に位置しており、風車は玄界灘に沿うように広範囲に立ち並んでいた。

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山間から入り、赤坂ダムから風車を望むポイントへ。

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ダム湖からの眺望が美しい。
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今回、風車探訪に同行したS氏。

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風車を追いかけながら車を走らせると、偶然、玄海国定公園いろは島の展望台に到達。
素晴らしい眺めに見とれるロッキー氏。

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広範囲に渡るこの風車群は、様々なアングルで多様な表情を見せる。
肥前風力発電所と肥前南風力発電所、肥前風力エネルギー開発、そして玄海風力エネルギー開発の風車は、どこからがどの発電所の風車なのかを判別するのはなかなか難しい。何しろ、どの発電所も全てGE Wind Energy社1500kwの同型の風車なのである。唐津市旧肥前町〜玄海町に関しては、この一帯で一つの大きな風車群として捉えても問題は無いのではないだろうか。


 一行はそのまま海沿いに北上し、次なる目的地である「串崎風力発電所」へ。

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久々に拝見したGamesa社製の風車。以前訪れた三重青山高原以来である。
世界的にはかなりのシェアを誇るGamesa社だが、日本国内ではそこまで多くない印象である。 

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ブレードの鋭角的なデザインがカッコいい。

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この風車はこんな岸壁に一基佇んでいる。岩肌に自然の力強さと迫力を感じる。


これで、佐賀県にある大体の風車は網羅したのだが、さらに一箇所、是非訪れておきたい場所があった。

それは加部島にある「風の見える丘公園」である。

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小型ではあるが、ここにもこんな風車が建っている。
なによりここは、風力発電の豆知識で一杯の、風車ファンには楽しい施設なのだ。

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この公園からの眺望も壮観である。
眼下に見下ろすのはあの呼子大橋。そして呼子と言えば、やはりイカである。

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気がつけば、ろくに飯も食べずに風車を見続けてきた我々一行。
佐賀の風車も網羅した事だし、ここいらで一休止。 
呼子の老舗「河太郎」でイカを堪能することとなった。

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生け簀には無数のイカ。さすが呼子。

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イカの活け作り定食を頂く。人生食べた中で最も美味しいイカであった。
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ゲソは天麩羅にしてもらえる。こんな旨いゲソ天食べたことない!!

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斯くして、風車とイカで心もお腹も満たされた我々一行は、一路、今晩の宿泊先である熊本市内へと向かうことになった。翌日は朝から熊本は南阿蘇にある風車を堪能することになっている。
当然、この時は気づく由も無いが、翌朝から我々は、風車を巡る奇妙な出来事に巻き込まれてゆく事になるのであった…。

続く。


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