




タイトルの reseau とは
フランス語で ″網 ″

タイトルの solide とは
フランス語で ″固体、強い ″

つまり、モノの状況 (空間、環境、在り方など) の兆しという現象を作品から探り、各媒体の表現を共有する展覧会ってことですわぁ〜

★ 「reseau ? - solide (レゾー2ソリッド)」 O Gallery eyes (23日まで、11:00-19:00※土17:00まで、日休) 大阪市北区西天満4-10-18 石乃ビル3F TEL06-6316-7703 ★
展示されているのは、3人の作家さんの作品

《画像1》 稲垣元則 「untitled」 50.7×33.3×74.0cm 液晶モニターに映像 2010
風景を撮影し編集した映像で、 【視点】 【経過のスピード感】 【色などの記憶】 【そのことを考えている時間】 を表現

この映像は、日々の状態で内的・外的要因による見え方という相対の振動が変化し、自分なりの 『正しい』 と思える着地点を見出だしますが、それを 『真実』 と呼ぶにはちょっと単純すぎるような気がする ・ ・ ・ 。 (※ 稲垣元則さんのコメントを要約)
《画像2》 稲垣元則 「untitled」 27.5×36.3cm 紙に鉛筆 2009
あらためて、稲垣さんのドローイングの繊細さに触れることのできる作品

《画像3》 山田七菜子 「Ballade」 10.0×24.5×3.0cm 木箱にスピーカー、MP3プレーヤー 2010
音楽、子供の声、雑音 ・ ・ ・ 、いろんな音が木箱から聞こえてきます

音の記憶って、ひとつひとつの音をクローズアップしていくと、まわりの音が薄くなり消えそうになります。
そんな自分が聞いた音を集め聞き直すと胸騒ぎがします。
箱の中にしまったそんな音が箱から逃れ飛び回っている間、イメージはひとつになってはまた遠ざかり、離れ離れになる音の気配たち。
過去へ 遠くへ 昔へ ・ ・ ・ 。 (※山田七菜子さんのコメントを要約)
《画像4》 日下部一司 展示風景
《画像5》 日下部一司 「pair-air」 32.0×28.0cm ゼラチンシルバープリント 2010
作品は、カメラの持つ 『対象を切り取る』 という機能を大事に制作にしています

3人の作品がおしゃべりするのではなく、一つにまとまった見せ物 (新たな意味を持つ場所) として完成した展覧会にしたいと思っています。 (※日下部一司さんのコメントを要約)
時の流れをゆったりと感じることができ、なおかつその流れにハッとさせられるこの3人展 ・ ・ ・ いやアート・トライアングル・スペース

是非、味わって下さい
