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セルフトート・アート (self-taugh art) ☆

美大や芸大などで美術教育を受けず、自発的に独学で制作活動をする作家さんの作品



アウトサイダー・アート (outsider art)☆

特に芸術の伝統的な訓練を受けていなくて、名声を目指すでもなく、既成の芸術の流派や傾向・モードに一切とらわれることなく自然に表現したという作品のことをいう。 (Wikipediaより) 





★ 「″ セルフトート・アート ″ の作家たち -アウトサイダー・アートの核心へ- 」 YOD Gallery (3/20まで、11:00-19:00、日月祝休) 大阪市北区西天満4-9-15 第一神明ビル TEL06-6364-0775 ★





アウトサイダー・アート、またはアール・ブリュットと日本ではよく耳にし、精神になんらかの障害をもったアーティストという解釈だけの場合が多かったりしますが、欧米では上記のようにもっと広い意味の解釈が、なされています。


20世紀初頭、ヨーロッパの精神科医らによって見出だされたこのアートは、パウル・クレー氏やマックス・エルンスト氏などの前衛芸術家がインスパイアされ、戦後はジャン・デュビュッフェ氏がヨーロッパ各地で作品を集め、それらを 『アール・ブリュット (生の芸術) 』 と呼び絶賛




で、今回のこの3人の作家さんの展覧会 



アカデミックな芸術教育を受けずに、自己流で制作されてきた作家さんの展覧会、つまり、 『アウトサイダー・アート』 の核心をついた企画展ということなんです 





《画像1》 野中 陽一郎 作品 ミックスメディア、アクリル板


ガラス絵のように、アクリル板の裏側から描かれた作品で、産まれながらにして色弱を患っている野中さんの色彩の捉え方が、モノを表現したい  という信念の強さに繋がっています。





《画像2》 蛇目 作品 水性ペン、紙(左)・ボード(右)


高校を中退し、鬱病で引き篭りの時に絵を描き始めた蛇目さん、板に彫った作品には気迫がみなぎり、自己のオーラとして作品が叫び合っていますよね 





《画像3〜5》 塔本 シスコ 作品 油彩、キャンバス 立体


1913年熊本県で生まれた塔本さんは、1961年に脳溢血で倒れ、手足と心のリハビリを兼ねて石を彫り始め、1963年には家にある画材で絵を描き始め、1970年には長男の賢一さんと同居のため大阪へ 



その後、個展、画集出版、美術館での展覧会と活躍し、2005年没。




今回3000点ある作品の中からの一部が展示されているんですが、塔本シスコさんの作品を拝見して思うこと。



それは





″ 泥中の蓮の如くの心 ″ 





清らかで純粋な心が宿る美しさ 



自然から学び、育んでゆく芸術。





私は今回の展覧会を拝見して、 【生かされる術】 ということを実感しました 




″ 生の芸術 ″ その意味が自分の中で循環し始めた今、またアートの奥深さに触れたような気がします 




今週、大阪は暖かいそうです 




重いコートを脱ぎ捨て、身軽でギャラリーに足を運んでみてはいかがですか?







■ トークイベント
  
「"セルフトート・アート"に見るアウトサイダー・アートの諸問題」
  2010年2月27日(土) 15:00〜16:30 YOD Galleryにて
  
 ゲスト:服部 正 氏(兵庫県立美術館 学芸員)