陶芸による3人の作家によるグループ展。


そう、YODさんは


″ 陶 ″ にも強いんです




★ モノトーンのかたち 一陶芸の領域にある表現一 YOD Gallery 〔25日(土)まで、11:00-19:00、日月休〕 大阪市北区西天満4-9-15 TEL06-6364-0775 ★



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《画像1》 展示風景



三木 陽子

新宮 さやか

北野 勝久




アーバンでスタイリッシュな、モノトーンの陶磁器。

伝統を受け継ぎながら進化してゆくそのスタイルの可能性は、無限大 ∞   。



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《画像2》 新宮 さやか作品 半磁土 2010


枯れはてたヒマワリから伝わってくる、生死。

生きた証のグレーカラーが、己の記憶をも呼び起こします  。



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《画像3》 北野 勝久作品 磁土、サンドブラスト 2011


光のあたり具合により異なった光彩を放つ、大皿。

高貴です  。



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《画像4》 三木 陽子 「AIR BABY」 陶土 2008


誕生は目映く、そして無垢。

″ 尊さ ″ を感じる作品ですよね  。



このモノトーンの世界観、是非ギャラリーでご覧下さいませ  。



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《画像5》 3作家作品 展示風景


【ギャラリーサイトより】

□ 当展趣旨
 
 このたびYOD Galleryでは、陶芸で表現する3名の作家によるグループ展、「モノトーンのかたち −陶芸の領域にある表現−」を開催いたします。

 近年、現代美術の領域では陶芸の作家の発表が目覚しく、一種のムーブメント的な様相を呈してきております。この要因には、美術の領域における新たな表現の提示の行き詰まり感、そして工芸としての陶芸の領域における美術としての価値観の向上といった、美術と陶芸の双方に明確な思惑が存在していると考えられます。明らかにそれぞれの領域の革新ということが大前提にある現代において、ここ最近の美術と陶芸の接近する速度は、メディアの進化によって目まぐるしく状況にあります。そのため、美術の領域でどのように陶芸そのものを捉えていくべきかを真摯に考える時間が不足しているように思います。

 美術、工芸、それぞれの領域から生まれる作品は、素材や様式を省くと概して表現と技術の二つの要素で構成されるものと言えます。この二元論で両者を分類した場合、表現に重きを置くのは美術、技術に重きを置くのは工芸と考えることができます。工芸の主たる特徴である伝統を支えているものは現在に至るまで連綿と伝わる技術であり、陶芸もその類に漏れず土や石を用いて造形し焼成するという技術が基盤としてあります。一方で美術の領域は、近代以降さまざまな領域にある手法を取り入れて、素材や技術のみでは分類不可能なほど境界線が曖昧なものとなっています。素材や技術の取捨選択の前提にあるものは作家の意思や感覚によるものが大きく、作家自らの制作の主題に基づく選択、すなわちそこには表現の要素が強く関与していると言えるでしょう。

 当展では、この美術における「表現」という要素から陶芸を読み取るために、陶芸のかたち・造形に焦点を絞ります。土石に限定された素材と、実用品制作という概念が技術の要素の素地にあるとすれば、歴史の中に時々出現する造形的な様式は、陶芸界におけるアイデンティティの転換のしるしだったのではないでしょうか。古墳時代の埴輪や、古伊万里の人形類、備前焼の細工物などにおいて、当時には作家の表現という概念は無かったと思われます。しかし、実用品から造形的なものへと用途やかたちに変化が生じることによって、自然な流れで美術的な「表現」が成立したと解釈できると思います。近代に入り、西洋から流入した美術工芸分離の概念によって一旦リセットされますが、戦後の走泥社の出現によって陶芸の美術的「表現」が大きく注目され、両者の関係は活発に議論されました。いま「表現」がさらに複雑で多様化した時代に、現代陶芸のあり方を深く見つめ直す必要があると思います。

 当展で発表する3名の作家は、共通してモノトーンに限定した色彩で作品を制作するスタイルを遵守しています。モノトーンの中でもそれぞれが理想的と考える色調を探究し提示していますが、その目的は造形表現を強調するための一つの要素であると言えます。色彩の表現領域を限定することで、より造形に依拠した表現の多様性の展開を、この3名の作品を通じて明確に感じていただくことができるでしょう。日常的な人工物や動物を型技法を中心に制作し表現する三木。一つ一つ手びねりで作り上げたパーツを組み合わせ、空想的な花のオブジェを制作する新宮。伝統的スタイルを遵守し、ロクロの卓越した技術で大胆な器や花器を制作する北野。3名の対照的な造形手法と陶芸からのアプローチを通じて、陶芸の領域における表現のあり方を再考する機会になればと思っております。ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


□ 作家プロフィール

■ 三木 陽子(Yoko Miki)
1963 兵庫県に生まれる
1986 大阪芸術大学工芸学科陶芸専攻 卒業
1988 大阪芸術大学芸術専攻科工芸専攻 修了
2001- 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース 非常勤講師

〈主な個展・グループ展・受賞歴〉
1986 第1回国際陶磁器展美濃 '86 入選
    八木一夫賞現代陶芸展 '86 入選('87)
2002 個展(ギャラリータフ・京都、'06)
2004 TUBE LIFE 京都芸術センター2004(京都芸術センター)
    stay with art 〜境界線〜(HOTEL T'POINT・大阪)
2005 個展(ヴォイス・ギャラリーpsf/w・京都、'07)
2006 art in transit(ザ・パレスサイドホテル・京都)
2008 個展(麻布十番ギャラリー・東京)
2009 アジア現代陶芸 新世紀の交感展(愛知県陶磁資料館)
    韓日米青年作家交流展(韓国工芸文化振興院・ソウル)
    個展(ギャラリー揺・京都)
2010 個展(INAXガレリアセラミカ・東京)



■ 新宮 さやか(Sayaka Shingu)
1979 大阪に生まれる
2001 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース 卒業
2003 滋賀県立陶芸の森 創作研修館 研修生

〈主な個展・グループ展・受賞歴〉
2004 第42回朝日陶芸展 入選
2005 個展(ギャラリーマロニエ・京都、'06)
2006 CONTACT act5(ギャラリーカク・ソウル)
     第44回朝日陶芸展 入選
2007 個展(立体ギャラリー射手座・京都)
     thing matter time(信濃橋画廊・大阪)
2008 京都工芸ビエンナーレ(京都文化博物館)
2010 個展(INAXガレリアセラミカ・東京)
    個展(SILVER SHELL・東京) 
    個展(Gallery Suchi・東京)



■ 北野 勝久(Katsuhisa Kitano)
1980 大阪市に生まれる
2000 大阪芸術大学短期大学部ビジュアルデザイン学科 卒業
2002 京都府立陶工高等専門校 成形科研究科 修了
    信楽にて古谷信男氏に師事
2005 大阪に戻り作陶を開始


〈主な個展・グループ展・受賞歴〉
2006 第35回日本伝統工芸近畿展 入選('06〜'11)
    個展(アートサロンくら・京都)
2007 個展(現代陶芸サロン桃青・大阪、'09)
    第13回新美工芸会展 新美工芸大賞 受賞
    第36回日本伝統工芸近畿展 和歌山県教育委員会教育長賞 受賞
    第1回萩大賞展 優秀賞 受賞
2008 個展(大丸梅田店アートギャラリー・大阪)
    個展(銀座黒田陶苑・東京、'09)
2009 第15回新美工芸会展 新美工芸会賞 受賞
2010 第16回新美工芸会展 大阪府教育委員会賞 受賞
    第57回日本伝統工芸展 入選