2005年01月

アスクル (1)大手証券の格下げに逆張り

日本株の多くはアジア・エマージング市場の株と同様、とてもcyclicalです。
換言すれば、日本にはEPSがヒタヒタ成長するタイプのGrowth株がとても少ないのです。だから、日本株のgrowth株 fundは、成長株じゃ無い株まで、無理やり成長株だー、と言って投資するので、values株 fundになかなか勝てないのですけど、、、、

それはさて置き、
数少ない日本の成長株にアスクルがあります。どんな会社かは、説明不要ですね。
この数年で大手証券がこの株を格下げしたことが2回ありました。
最初は、2003年の6月だったと思います。
2回目は、今月です。

私は両方とも、大手証券のアナリストの格下げに逆張りだと思います。
今から2003年の5月6月を見ると、たいした下げには見えませんが、そこそこ世間的には投資家は心配したと記憶してます。しかし、この時の格下げに対する逆張りは見事に成功でした。

さて、今月も別の大手証券から格下げが発表されました。
前回の格下げは、2003年5月に一旦株価が下がって、そこから戻ってきた時期を見はからって格下げしたのだと思います。悪口的に言えば、素人のヤレヤレ売りですね。

で、今回の格下げは、2004年の春からダラダラ下げて、こんなに下がってからのこの安値での格下げです。ここからshortで儲かると思っているのでしょうか??
ここも、またまた大手証券のアナリストの格下げに逆張りだと思います。



株価低迷の原因は織り込まれたようだ

今月の株価低迷の要因を図示したものが手に入りました。
発表された10〜12月期の決算は、事前予想よりかなり良好でした。
(右図の左側の線が急上昇しています。)
ただ、株価は過去に反応するのではなく、"未来予想図"に"一喜一憂"するわけです。
その未来予想図が、ガクガクと低落したのが今月です。
(右図の右側がドンドン下がってます。)

要は、今後が急に心配になったというわけです。


そんなわけで、18日に発表されたState Street Investorに見られる投資家のポートフォリオの状態は"萎縮したまま"で地を這っています。


さて、心配したイラクの選挙も終わり、相場的には材料としては終了です。
原油価格も下がってきました。これも、散々心配しました。

さて、2月2日利上げがあれば、ほとんど懸念のハードルを越えることになります。
2月は、リカバリーの月になりそうです。

次の懸念は、FEDの連続利上げの時でしょう。


さて、1000に向かうか? 韓国株

毎度、1000を目指しては、挫折してきた韓国です。
久しぶりに、これから1000に向かっていきそうな雲行きです。
その後はまだ不明ですが、、、、


そして業界の利益がまた一つ消えていく

本業をサポートしたり、結果的に本業の利益増大をもたらすという観点から副業的に実施するビジネスは良く見られる。往々にして、その部門は本業に比べて利益の追求が求められず、割安な価格で商品・サービスが提供されることになる。消費者にとっては、値下げは歓迎すべきことである。しかし、その規模が巨大であると、それを本業として生きている企業は業界利益の消滅に直面し、ビジネスからの撤退・縮小を余儀なくされる。

90年代のインターネット・ブラウザーをマイクロソフトが無料配布したおかげで、より優れていたブラウザーであった可能性のあるネットスケープは実質的に倒産してAOLに救済合併された。結果的に、競争状態が消滅し、ブラウザーの進歩が停止してしまい、現在のウィルス騒動の一要素にもなっているように感じられる。

同様な事が、アメリカの巨大ディスカウント小売のウォ−ルマ−トによって進展している。そして、これは遠からず日本にも西友を通じて実施される可能性がある。
Business Weekによると、
ウォ−ルマ−ト(以下WMT)は各金融機関と提携する事で店舗内での金融サ−ビス業務を一般消費者に提供し始めており、関連金融機関などの将来が一段と厳しくなって来ている様である



1月21日にWMTは年間費無料でかつ1%のキャッシュハ゛ックが付いた“ウォ−ルマ−ト・ディスカバ−カ−ド”をGEの子会社である“GE Consumer Finance”と共同で提供し始めた。
=>既存のカード会社(AXP、KRM、COF、PVN)は大変だ。一番バッティングするのはどこだ??



チャートは、上から順に
AXP
KRB
COF
PVN



PVNの株価は絶好調だが、たのAXP,KRB,COFは、まあまあである。
今後は、しっかり三冊が必要だ


大手地銀であるSun Trust(STI)と提携し、45店舗内に“Wal Mart Money Center by Sun Trust”と呼ばれる銀行の支店を設置済みであり、2006年初旬までにはこれを100店舗まで増やす事を計画している。
=>WMTの近くにある銀行は影響を受けているのだろうか? STIが競合する可能性のある地銀と同様なサービスが提供しているなら脅威だ。まだ恐怖の声は聞こえてこない。

また、送金業界の第二位のマネ−グラム(MGI)と提携し、約1,000ものウォ−ルマ−ト店舗で、給料の小切手をたった$3の手数料で現金化したり(銀行口座を持てないアメリカ人は結構多いのです)、出稼ぎにきているメキシコ人の本国へのマネ−トランスファ−(送金)手数料を$9.46で提供したり、マネ−オ−ダ−の作成手数料を46セントとするなどである。
=>ここで暴利をむさぼっていたウェスタン・ユニオン(親会社は、FDC)は困っているだろう。

<確かに、株価(一番下)も低迷している>

要するに、いろんなサービスに関して、同業他社の約半分ほどの手数料設定となっているのである。ウォ−ルマ−トは低所得者層に対してこれまで彼らが利用出来なかった金融サ−ビスを提供し始めているのである。背景には、銀行口座を持たない5,600万人という存在である。
これらウォ−ルマ−トが参入している消費者金融ビジネスの手数料は年間$5bln規模もあるが、これから先においてこの部門でもウォ−ルマ−トがお得意の価格破壊を用いて市場シェアを引き伸ばし始めるのは時間の問題と見られている。なぜなら、全米に約3,100もの店舗を構えており、毎週1億人もの消費者がそれら店舗を訪れているからである



猛進する中国のエネルギー漁り

中国がベネズエラとエネルギー投資に関する5つのAgreementを結んだ。
長期的なエネルギーの安定供給のために、外野の詮索・やっかみなどには耳を貸さずに、ひたすら世界各地にエネルギー・ネットワークを張り巡らす勢いである。

アメリカと何かと摩擦のあるベネズエラに関してのこの動きは政治的にも面白そうだ。パナマ運河は小さいので、太平洋までパイプラインを敷設するかもしれないそうだ。うーーん、パナマ運河はアメリカに支配されているし、大型タンカーは通行できないからな。

アメリカの国家エネルギー戦略は良く取りざたさせるが、この1年の中国の動きを見ていると、中国も負けてはいない感じである。アメリカ帰りの優秀な人材が前面にでて活躍を始めたのだから、アメリカのように・・・・というのは当然の帰結か。

チャートはペトロ・チャイナ


1832年のドル・ポン・レート

<パクス・ブリタニカ>

本で見つけた。
1832年、バンク・オブ・ルイジアナが$7mの債権を発行した。
欧州の投資家が多数購入していた。
利払いが行われた。
$1=4シリング3ペンスという為替レートが適用されていた。

今の表記方法だと、$1=0.2125ポンドである。
現在は、$1=0.5297ポンドであるから、170年あまりで、ポンドはドルに対して半値以下になったようだ。
えーっ? その程度しかポンドは値下がりしてないのか???

<右のチャートは、1970年以降の図、上向きがポンド高>


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ウィキペディアによると、以下のような記述がある。

従来は1ポンド=20シリング=240ペンスであったが、計算上混乱するため、1971年2月13日に切り替えられた。

古い補助貨幣はこのほか、クラウン(crown)、フローリン(Florin)、グロート(Groat)、ギニー(guinea)がある。1クラウン=5 シリング、1フローリン=2シリング、1グロート=4ペンス、1ギニー=21シリングに相当した。イギリスでは、1817年にソブリン金貨が本位金貨として鋳造され、この金貨を1ポンドに流通させ、自由鋳造、自由融解を認める唯一の無制限法貨としたが、ギニー金貨も引き続き流通することになり、この時価値が21シリングと定められた。因みに1ポンドは20シリングであった。

通貨名は、大昔、重量1ポンドの銀から240枚の1ペニー貨が作られたことに由来する。ポンドを表す記号はLであり、これは1ポンドをリブラと言ったことに由来する。また、スターリングシルバーという言葉が使われるが、これはイギリスの銀貨と同じ品位の銀(銀含有量92.5%)を表す言葉である。

リビヤは、やはり"アメリカを選択"した

リビヤの油田開発の落札者が発表された。
重要なことは、欧州の業者は締め出されたということだ。
ブッシュの重要な判断基準である、『仲間か、敵か、白黒は明確に態度で示す』が、ここでも貫徹されたと言えよう。

OXY, AHC, CVXなど落札者は、まず$750mをE&Pに使い油田を探索する。その後生産のためRig &Pilelineに$1bn使うそうだ。40年の権益だそうだ。
さて、2回目、3回目と入札は実施されるだろう。どれほどの金額がリビアに投入されるのだろう? そして、欧州はどこで、どの程度、落札を許されるのだろう?

重要な日曜日

イラクで投票が始まっている。
イラクの選挙、FEDの利上げ、G7と続く相場が超えなければならないハードルが連続するが、その第一ハードルだ。
久しぶりに気が落ち着かない日曜日だ。

その反対側の国連本部では、日本と北朝鮮の舌戦が行われていた。拉致問題と戦争保障の水掛け論だ。世界的な見地からは無視されるレベレルのセレモニー的口論とみなされている。

景気が、良くなったり、悪くなったりするのは? <サイクルの不思議>

景気は、良くなったり悪くなったり、変動します。『景気は変動する』といいます。また、変動のことを『景気の波』とか、『景気サイクル』とか言うこともあります。では、どうして景気は良くなったり、悪くなったりするのでしょうか?いろんな説明のしかたがありますが、一つの商品を例にとってお話しましょう。


ポリクラという商品(プリクラではありません。)があります。女子高生の間で人気なので、いろんなところからポリクラ・マシーンへの注文が殺到します。人気のあるポリクラ・マシーンは高い値段で販売できますので、とても儲かります。そんなに儲かるのならと類似製品を製造するの業者も参入しますが、ポリクラ・マシーンの購入希望は旺盛で生産は追いつきません。ポリクラ・マシーンの購入希望者も、割増し金を払ってでも、人気のマシーンを早く入手しようとします。製造会社も、人を雇ったり工場を拡張したりして、増える注文への対応で大わらわです。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


でも時間がたつと、さすがの異常人気も、普通の人気程度になります。でも、新聞・雑誌・テレビでは依然としてポリクラの特集だらけです。ポリクラ・マシーンの注文も増えてはいますが、増え方に異常さはなくなります。プリクラ・マシーンの異常に高い値段(プレミアム)というオーバーヒート状態もおさまります。でも、注文の量は多く、なにより十分に儲かりますから、製造業者は強気の姿勢を崩しません。拡大した最新鋭の大規模工場も、まだフル生産体制です。しかも生産したものは、ドンドン売れています。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


さらに時間が経過し、別の商品が女子高生の間で人気化してきます。そして、ポリクラの人気も下がります。しかし、ポリクラの製造会社は人を雇ったり、借金をしたりして工場の生産能力を大幅拡大したばかりですし、なんとかポリクラを大量に販売しようと努力します。最新鋭の大規模工場の生産を維持しなければ、工場拡張のために借りた借金を返済できません。しかし、プリクラ・マシーンの注文も横ばいになります。でも、注文の量自体は多く、しかも売れば儲かりますから、量をさばいて儲けを拡大しようと、ポリクラの製造会社は強気の姿勢を崩しません。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


しかし、類似の業者も参入して、彼らも拡大路線を採用していましたので、ポリクラ・マシーンは、市場でダブツキ気味になってきました。次第に値崩れを起こします。しかし、最新鋭の大規模工場の生産を維持しなければ、工場拡張のために借りた借金を返済できませんので、多少の値引きをしても、生産水準を維持しようとします。類似の業者も拡大路線を採用していましたので、同様に多少の値引きをしても、生産水準を維持しようとします。お互いの工場には、売れ残った在庫がたまりはじめます。こうなると、価格は下がる一方です。在庫はますます増加します。こんな価格で売っては損失になるというところまで値下がりします。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


さすがに、工場での生産は縮小し、中には倒産という会社も出てきます。こうして、ポリクラの栄枯盛衰が完結します。

景気が良くなったり悪くなったり、変動を繰り返すのも、基本的にはポリクラ・ビジネスの栄枯盛衰と同じようなものです。経済学的には、『需要と供給のバランスの変動』が景気・経済のサイクル・波を形成しているのです。

==
そして、となりの工場では、、、
『社長、これ"タマゴッチャ"という妙なゲームなんですけど、、、』
『えー、こんな物が売れるんだ。よーし、、、、、』



逆バッテみるか? 薬品株

今年1年を考えてみよう。
昨年の覇者は、エネルギー株、資源株です。負け組みは薬品株です。
チャートで見ると一目瞭然です。一位:エネルギー、2位:資源、どん尻:薬品です。



欧州の代表選手を見てみます。
グラクソ


アメリカの代表を見てみます。
ファイザー


日本の代表を見てみます。
武田


来年は特許切れ続出の年だから、買えるわけ無いよ!と言う"大合唱"が聴こえてきます。ということは、ここに投資しようという人は皆無に等しいということだ
そんな状況なら、きっとチャンスはあるはずだ!この悲惨な株価は、来年の悪材料もそれなりに織り込んでいるのではないだろうか?


記事検索
最新記事
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
*****
  • ライブドアブログ