2006年07月

ナイナイづくしの新油田に、ちょっと明るいニュース

Sao Paulo Shimbunに出ていたニュースです。グーグルで引っかかってきました。
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カンポスに匹敵・サントス沖の新油田
「サントス沖油田はカンポス油田に匹敵」というペトロブラスの石油採掘担当エストレーラ重役の話は、単にボリビア問題で大揺れのための発言ではなさそう。1億ドルを越す資金を投下、468日もかけて7600メートルの深さまで探査しての軽質油田の新発見というからだ。
カンポス油田は現在のところ最大で、ブラジルの原油の80%の供給源である。
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久々の大きな油田なんでしょうか?
普通、見つかっても価格政策などから秘密にすることもあるのが、この業界らしいのですが、今回はプロジェクトによほど金が必要なんでしょう。 こんなにデッカイ油田だ! みんな投資してくれ! そんな感じでしょうか。

こういうニュースが継続して出るようになれば、原油価格は軟化する可能性が高まります。でも数年後に、やっぱ規模は小さかったよ、、、何てことも十分ありますから、続報を注意しなければばりません。


イスラエル内部の文民と軍部の権力闘争

[関連したBlog]

この24時間のニュースの推移を読んでいて思ったのですが、イスラエル国内で、文民(オルメルト首相)と軍部(右派)の権力闘争が醜い形で噴出しているように思われます。

オルメルト首相は、停戦に前向きのようですが、軍部は何やら意図的に事件を起こしたり、拡大したりして対立をあおっているように感じます。 オルメルト首相とは別に、軍部が独自に合意困難な停戦の条件を出しているようです。 合意困難な条件をだすという事は合意したく無いという事です。

こうなれば、アメリカがイスラエルの軍部にどういう物言いをするかですね。
やれやれ、こんな不安定な状況は株式市場は嫌いです。 決算など吹っ飛んでしまいます。 朝になれば状況は変化しておるかもしれないですが、、、、、

雑感: 株価下落のスピードは、上昇スピードの3倍ですよ!

株は上がる時は、エッチラ、オッチラという感じで上昇していきます。

本当にそうかな? 大丈夫かな? そんな不安を一つずつ乗り越えならが、見えない将来に向かって進むからです。

しかし、下げは、ドカーン、ズルズル、ドッスン、、こんな感じであっという間に下がります。

これまで期待していたことが裏切られるわけです。期待裏切りほどショックなことはありません。 これまで来た道を急いで引き返すのですから、道無き道を進むのと比べて3倍のスピードで引き返すことが出来ます。

さて、1月から調整したマザーズ市場の下げは今年世界で一番の下げだそうです。
6ヶ月下落したわけです。(まだ、下げ止まって無い、、、そうかも??)

元に戻るのには下がった期間の3倍必要として、18ヶ月後にやっと1月の価格まで戻るというのが標準的なシナリオです。

半年で▼60%の下落でした。そして今後18ヶ月で+60%の上昇か、、、、違います。もとに戻るということは、+150%の上昇です。
半値になった株(100円==>50円)が、元に戻ると+100%上昇(2倍)になるのです。マザーズは、100円==>40円ですから、40円==>100円ですから、+150%なのです。

まあ算数の世界だけの話で、私の買った株は単に元に戻るだけで、2.5倍にはなってくれません、、、、、


ちょっと視点を変えてみると、、、、
日経平均ですが、4月の高値から3ヶ月弱で▼20%の下落でした。
ということは、5ヶ月程度で元に戻るかもしれません。

この場合の日経平均の上昇は、5ヶ月で約+25%です。
このままの上昇スピードが継続すれば、18ヶ月で、約+90%です。

さっきのマザーズが、18ヶ月で+150%の上昇ですから、マザーズは日経平均の2倍近い上昇力を秘めていることになります。


ただ、マザーズ市場は、まだまだ未熟です。特に流動性が不十分です。 
発行株数が極端に少ないからです。

ですから、3番目の図にあるように、値動きが極端です。
上手に利用できる人、
チョットやそっとの下落などでへこたれない人、
ズバッと損切りが出来る人、
冷静に利益確定が出来る人、
まあ総じて、優秀なトレーダー的資質の有る人ですね。。。
こんな人にとっては、うれしくてたまらない市場だと思います。

でも、今は打ちひしがれた状態だから、チャンスだと思います。
相場で言うと、遅れて後からワッと上がる傾向が強いですが、、、、


Web2.0ファンド (1)

昨年から、Web2.0に入れ込んでいる私です。グーグル・インパクト というコーナーを作って、過去に書いたブログ記事を特集にしています。

Web2.0って、株式投資として儲かるのか? それを確かめるために、今日から"Web2.0ファンド"をスタートさせます。Web2.0に合致する企業と思われる企業に、100万円投資すれば、年末まで、1年後はどうなるのだろうか、模擬的にファンドの形式にして観測することにしました。

選んだ企業は、グーグル、セールスフォース・ドットコム、アップル、アカマイの4社です。 私の独断と偏見で選びました。 金曜の終値で計算して、全体で100万円になるように株数を決めました。

グーグル、9株、
セールスフォース・ドットコム、67株、
アップル、26株、
アカマイ、47株
です。株数は、グーグル(40%)、セールスフォース・ドットコム(20%)、アップル(20%)、アカマイ(20%)となるように計算しました。アメリカ株は、1株単位で売買できるので便利です。



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ファンドの40%を占めるのは、グーグルです。
グーグルってどんな企業? 説明は不要ですよね。 もし、ちょっと深く理解したいとお考えの方は、『ウェブ進化論 』を読んでいただければと存じます。

2番目の図は、グーグルのチャートです。


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セールスフォース・ドットコム(CRM)は、"Software as a Service"(SaaS)という概念で、企業向けのソフトウェアを開発販売する企業です。
通常のソフトウェア企業は、ソフト販売時点で、一時金をもらいます。1億円〜10億円という感じでしょうか、そしてその後毎年メンテナンス費用と称して1000万円〜1億5000万円などという料金を徴収します。

2004年6月にIPOして、株価は約1年間鳴かず飛ばずでした。その後2006年1月まで堅調でしたが、1月以降は株価は大幅に下落(約▼50%)して、最近ちょっと反発しています。 
オラクルなどのライバル企業も、SaaS的なアプローチを部分的に採用してきました。大企業が本腰を入れれば、新興企業などひとたまりも無いし、そもそも高成長なんて続かない、それにPERは馬鹿みたいに割高だ、、、というような理由が背景にあると思います。

Web2.0的なアイディアが、消費者市場(グーグルは、主にここで成功している)のみならず、企業向けの市場でも通用するのか? その試金石としてセールスフォース・ドットコム(CRM)は注目しなければなりません。


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アカマイ(AKAM)は、ネットワーク・インフラを支える企業です。
Web2.0は、第二のネット革命です。ネット間のアクセスが超大飛躍するのです。 通信インフラは、大々的な拡張が必要なのです。アカマイはその巨大なトレンドの恩恵の享受社なのです。

(Doblogのインフラ、、最低です!怒!怒! 私、5社のブログのアカウントを持ってますが、ここのアクセス状況が最低です。でも、このブログはやめませんが、インフラを他社並にレベル・アップして欲しいです!)

90年代から提供している代表的なサービスはキャッシュ・サーバーです。 頻繁に要求されるような情報を、キャッシュとして別の高速サーバーに保存して、顧客から見たインターネットの反応を加速させるのです。 その他色々ありますが、アカマイのHPをご覧ください。

業績は絶好調です。 他のハイテク企業につれ安する局面もありましたが、先週の絶好調な業績を見せ付けられて、株価は年初来高値を更新しました。


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最後は、アップル(AAPL)です。
異論は多いでしょう。消費者向けのコンピューターやMP3プレイヤーを販売しているだけです。 私は、Web2.0は、"個への回帰"、"衆合知"といったパワーが炸裂するものと考えております。だから消費者向けの製品を提供する企業にチャンスが大きいと思っているのです。反面、デルのように企業を対象としていると、ますます楽しくなる自宅のネット生活、 日に日に監視社会で不自由になる会社のPC、 勝者はマックだ! に書いたような停滞状況(=逆風)で散々な目に会うと思っています。

消費者向けは、嗜好品です。
好き/嫌い、かっこ良い/悪い、クール/ダサい、楽しい/楽しくない、、、これが重要なポイントです。 感性が重要なのです。

SONYか、アップルだと思いましたが、今はアップルを選びました。


特集イラク情勢:戦争対応をレベル・アップしているアメリカ

以下、読売報道ですが、
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イラク駐留米軍、近く13万5千人に増加へ
 【ワシントン=五十嵐文】米国防総省は28日、イラク駐留米軍の現在の兵力が約13万2000人で、今後数週間以内に13万5000人に達するとの見通しを明らかにした。
 首都バグダッドの治安強化のため、帰還予定だった一部戦闘部隊の駐留を延長し、4000―5000人規模の兵力を首都に再配置するのに伴う増加だが、首都の治安が急速に回復しない限り、年内の駐留米軍の大幅削減は一層、困難な見通しとなった。
 イラク駐留米軍は6月末時点で約12万7000人、14戦闘旅団だったが、現在は16戦闘旅団に増えている。今年後半には、陸軍・海兵隊の計5旅団がイラクに投入される計画が決まっており、兵力の交代が停滞すれば、駐留米軍の規模がさらに増加する可能性もある。
(2006年7月29日19時48分 読売新聞)
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首都防衛は、後付の理由であろう。とにかく、中東地域に米軍を増強する必要があるのだ。

理由は、明白だ。最悪の場合イスラエル崩壊の危機が生じるリスクだあるからだ。一旦、それが生じたら、歴史が教えるところでは、取り返しがつかない。

中東は、通常兵器のみの使用という前提では、既にパワーバランスが変わったのだ。短期でのイスラエル優位は存在するが、年単位では四方を敵に包囲され、人口も少ないイスラエルには勝ち目は無いのだ。
だからこの数年、イスラエルは縮小均衡を選択していたのだ。しかし、周辺諸国は過去60年のウラミを忘れてはいない。そのウラミという情念を利用してイランも勢力拡張のために暗躍している。

どんなに理不尽であっても、世界から何を言われようとも、イスラエルを守り抜く事がアメリカの最優先政治課題であることは、現在のブッシュ政権には変更不可能だ。

しかし、テロ勢力とは交渉せず、ただ殺戮するのみ、、、この姿勢を維持しつつ、、、実は水面下で、実利を考えた交渉を継続する。二枚舌、三枚舌、何でもあり、、これも外交だ。 欧州では当然のこととされている。特にイギリスの伝統的な外交姿勢として有名だ。

しかし、、アメリカでは、キッシンジャー(ドイツ系ユダヤ人、1938年アメリカに移住)のみが実行・成功している。
現在のライス国務長官がキッシンジャーの考え方に近いと思われるが、頑固なブッシュの下では、『うるさい欧州勢のガス抜き』のために、見せ掛けだけの行動をやらさせる損な役回りを演じるだけかもしれない。

いずれにしても、この週末、中東の地では、今後数年を占うつばぜり合いが行われているのだろう。

値動きが止まった資源・エネルギー、、、固唾を呑んで見守っているようだ

[関連したBlog]

Oil価格の値動きが止まった。
チャートの形も"ダイヤモンド・トライアングル"という"ひし形"になってきた。(1番目の図の四角で囲んだところ) 
通常、ひし形の右端にたどり着くと、大きく上下に飛び出すのだ。 今は、どっちに飛び出してよいか分からずにエネルギーが蓄積されているのだ。

年末の原油価格は、$100ドルが当然だ! という、確信犯的な強気派とか、 何を馬鹿なことを言っているのだ、適性価格をはるかにオーバーシュートしているので、下落するぞ! という確信犯的な弱気派とかは、ポジションを大きく張っていると思うが、多くの人はリスクを縮小して、方向性が出るのを待っているのだ。 だからこそ、上下のトレンドが出た!と感じた瞬間に、ワーッとメダカの大群よろしく群がるので、ひし形がの右端にたどり着くと、その後大きく上下に飛び出すのだ。


2番目は、銅だが、これも原油価格同様に動きが止まってしまった。


ゴールドも、しかりである。


私は、大きな流れで迷ったら、為替とか金利が何を示そうとしているかを見ることにしている。
4番目は米国金利であるが、これからもう少し金利は下がります、、、、そう言っているように思う。



5番目の為替も、『これからの米国は、金利を下げて景気の下落を防止する方向に変化する可能性が高いです。ですから、ドルは上昇しずらいです、、、』と言っているようだ。

勿論、私のポジション・トークである。 真に中立にはなり得ない。

人民元も、高値を更新した。

アメリカの金利上昇で、これまで被害者であった物どもへ、、、
やっと防空壕から出てこられそうですよ!


ますます楽しくなる自宅のネット生活、 日に日に監視社会で不自由になる会社のPC、 勝者はマックだ!

昨年来、毎日のように企業の情報漏えいのニュースが新聞・雑誌・TVから伝わってきます。 日本中が情報漏えい防止でてんてこ舞いです。

私のとこにも注意喚起のメールが来ました。 
インターネット・メールは原則禁止である。
ファイルは暗号化せよ。
ネットサーフィンは業務に必要なサイトのみOK。
Webメール禁止、動画再生不可、ストリーミング不可。
以上は、以前から存在する規定であることを再認識せよ。
なお、全てのログが記録されている。

うーーん、日に日に企業内のネット環境は、監視社会的な制約が厳しくなり、どんどん不自由になるのが会社のPCです。

反面、ますます楽しくなるのが自宅のネット生活です。 Web2.0が、まさに開花しているからです。
そのトレンドを体現しているのが、マック(=アップル)だと思います。下のコピペをご覧ください。 ウィンドウズに、こんな楽しさ満載のイメージありますか??



また、OSのサイズ、大きさですが、マックのOS(2番目のコピペ)は、通常3ギガで、開発者用でも4ギガです。しかし、時期ウィンドウズのOSであるVistaは、15ギガという超巨大な大きさです。

こんな巨大なOSを使って、会社で何すんの?????
超制限された企業内のPCで使うのなら、XPでも十分すぎるほどです。 Vistaで付加させる機能なんて、会社で使用禁止の部分が多いのです。
エクセル、ワード、パワーポイントのためなら、Vistaは全く無用の長物です。

私、思います。
自動車ですが、『社用、公共機関用がほとんどだった時代』と、現在のように『自家用車が多くなった時代』とを比較すると、車のあり方、車に対する価値観が、大きく変化したのです。

今では社用車はオンボロの最低レベルです。軽自動車が多いです。でも自家用車の場合は、ほとんど使わない能力、馬力、機能、満載で、社用車よりも遥かに高価です。 

しかし、遥かに快適です。持っているだけで満足な気持ちを堪能できるという人も多く存在します。 そうなんです。 PCは変わるんです! 自家用車がたどったと同様な道を!



そうです。 自分の好きな車、自分のお気に入りの家具、自分にフィットした洋服を買うのと同じ領域にPCはすでに変化したのです。 そして、その変化に対応しているのが、マックなのです。

3番目のコピペの価格をご覧ください。 数年前のマックより安くなっています。ウィンドウズの2割高程度でしょう。 以前は、5割高って感じでした。

自家用車、自宅の家具なら、会社の営業車やショボい事務机より、2割高くてもお気に入りのものを買いますよね! この感覚だと思うんです。


さて、最後の図は、アップルの株価です。
先日の好決算で、高値から30%下がったところをボトムに反発しました。

最近のインテルのMPUの価格低下の恩恵をアップルは十分に受けると思います。 なぜなら、マックの値下げは発表されていないからです。 しばらくはマージンが増加するのだと思います。


不機嫌な株価の上昇が連続するだろうか?

2006年5月以降、強気に構えていた投資家は、"踏まれて、蹴られて、水をぶっ掛けられたような3ヶ月"です。

いやいや売らされたり、おとなしい株に入れ替えたりして、やっとこさゴメンナサイをして悔い改めた人が激増したはずです。

そのとたん、なんだかアメリカの利上げが終わるかもしれない、、、なんて雰囲気が広がってきた。
えーっ、今まで何回も騙されたんだぞ! 長い間ひどい仕打ちにあってきたんだ、急にそんな優しい言葉をかけられたからって、信じられるか!、、、とむっとしていた。

だいたい、今強気になったら、また往復ビンタをくらって、またヒドイ目にあうかもしれない。 もう勘弁して欲しい!!



そしたら、松下、SONYの決算は良かったみたい、、、、なんて感じで、日本株はスルスルと上げってきました。

今更ながらチャートを眺めると、、、6月、7月と下値を切り上げているじゃないか、、
マザーズ銘柄は撃沈状態だけど、普通の株はどうも違うぞ、、、

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こんな株の上昇は、『不機嫌な株価の上昇』だと思います。
せっかくあきらめて投げたら、翌日から上がるんだもの、不機嫌極まりない!

実は、往々にして相場の回復初期はそんなことが多いのです。
こんな不機嫌な株価の上昇が継続してくれれば、年末高に向かう準備ができたことになります。 もう少し観察が必要です。 多分、8月8日のFOMCが確認の日だと思うんです。

(ちなみに、不機嫌な株の下げが続くときは、相場の天井ということが多いです。)


下の図は、上から大型(白)、中型(赤)、小型(黄色)、そしてマザーズ(緑)

結局、今んとこ、安パイの超大型、時価総額上位100銘柄が上がっているだけです。
赤の中型が底打ちしなければ本格相場にはならないです。


早速、始まったPCの値下げ競争!

[関連したBlog]

インテルとAMDによるマイクロプロセッサーの値下げ競争、そしてデルのPCの値下げ戦略、、、さて、ヒューレットはどう出てくるのか?と、思ってUS(右のコピペ)のサイトをチェックしたら、最廉価版のノートPCが、$449になってました。先月が、$499だったので、▼$50の値下げです。

やはり、年末の最廉価版ノートPCは、$399だと思うんです、、、、
こりゃ大変なことが起こりつつあるぞ。。


デル(赤線)の株価は、ボロボロに下落しました。
ヒューレット(青線)は、高値で頑張ってます。
うーん、ヒューレット、大丈夫かな??


Dellも、$449になってました


1966年

昨日は、1966年の金利上昇のことを書こうとして、ベトナム戦争、そしてイスラエル/レバノン紛争へと脱線してしまいました。

さて、1966年の金利上昇の原因に戻ります。結論から言うと、現在の金利上昇とは随分背景が異なります。 この時に似ているから、**++だという投資の仕方はやらない方が良さそうです。

1961年の景気は冴えませんでした。2月頃が景気の谷です。この時登場するのがケネディ大統領です。金利を低く抑えたり、減税したり、各種景気対策のカンフル注射を実施しました。その結果1964年まで順調に回復しました。景気のボトム期では、失業者も多く、工場の稼動率も低かったので、64年ごろまではインフレも低い状態でした。
欧州もアメリカへの輸出増加でホクホク状態の好景気をエンジョイしていました。

ところが、景気回復4年目の65年ごろから、完全雇用になりました。景気も過熱に近づいていきました。アメリカ企業の設備投資意欲は旺盛で、特に欧州進出のための資金需要はモリモリ状態でした。その結果、アメリカの銀行が米国企業に貸付をして、その資金がどんどん欧州に流れて行きました。好景気で輸入も増加しました。その結果、アメリカの国際収支は悪化が膨らみました。

フランスが余ったドルを金に交換してくれ!などと要求するなど、ドル価値の信任が低下しました。金をフランスに渡さないために、米国はドル防衛を強いられます。65年2月と10月に、アメリカの金(ドル)が欧州に行かないような制限措置(欧州投資をしたい企業に金を貸せない)を実施します。それでもアメリカ企業の欧州への投資意欲は衰えず、彼らは欧州で資金調達を始めました。

アメリカでは、景気過熱防止、インフレ防止、ドル防衛などで、政策金利は引き上げられていました。企業の資金需要も旺盛でしたので、長期金利も上昇していました。
今度は、アメリカ企業が欧州で莫大な資金調達を始めましたので、欧州でも資金が不足して、金利が上昇しました。

そんな状態で1965年以降、ベトナム戦争が拡大されました。過熱気味の景気は、戦争特需の発生で一気に過熱しました。アメリカ・欧州で同時に、インフレになり、金利が急騰したのです。

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この推移は、2005年〜2006年には当てはまらないと思いました。

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