2006年09月

Web2.0ファンド (14)懸念の壁を登っているのか? まだ疑心暗鬼のマーケットです

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一日早いけど、あすからネットの無い田舎生活なので、日本が引けたので集計です。
ファンドは、設定来+23.16%

今週は、セールスフォースと、アップル、アカマイが上昇した。

グーグルと、いい生活は横バイです。 
いい生活は、たいしたレポートも出てないし、"所詮マザーズのチャラチャラした超割高銘柄"と見なされているから、しばらくはマザーズ連動銘柄だろう。当面は仕方が無いだろう。でも、来年の今頃までには、+100%を期待している株です。投資家向けのプレゼンテーションの充実も徐々にやって欲しいと期待してますが、、、、


さて、長らく動かないグーグルだが、ニュースはパラパラ連続している。
昨日も、おやっと思うものが、3件あった。

最初は、スペインの大学図書館が、グーグル・プロジェクトに参加することになった。(コピペ参照) 世界の英知をデジタル化して、世界中で簡単に活用でくるようにするというのが、グーグルの使命とされている。徐々に賛同する機関が増加するだろう。うれしいことだ。


次が、グーグル・アース(Google Erath)のデータ容量が発表されていた。何と、70テラバイト以上だそうだ。最近、日本語版も発表され、グーグル・マップでは、通常の道路地図と衛星写真の切り替えボタンも付加された。ますます、おもしろくなってきた。


最後が、『UCバークリー校が、講座をGoogle Videoで無料配信する』というニュースだ。 

どんな授業なのか、楽しみだ、、、、うん? 英語は大丈夫かって??
習うより、慣れろですよ!


ロシアの横暴

[関連したBlog]で、ロシアの横暴と書きましたが、今朝の日経(右のコピペ)にも同様な記事が出てます。

ロシアは国内法(ガスブロムだけが、国内生産されたガスを外国に輸出できる)を盾に、過去に特例として欧米エネルギー企業に許可した輸出権を横取りしようとしています。

ただ、ガスブロムの立場から擁護すれば、EPSを増加させて株価を上昇させるには、市場価格以下での国内への供給を減らして、輸出分を増加させるしかありません。この辺は、日欧米での投資家説明会でも懸案・懸念となっていた部分です。

市場価格以下での国内への供給を減らして、、、これは政治的に不可能なので、
(1)周辺諸国の市場価格以下を減らし、市場価格に近づける、
(2)そして、過去ロシアが苦しい時代に、ロシア側から見て不利な条件で契約した案件(今回の英米分)の『不平等条約改正』で、ガスブロムに利益を流し込む、
という結論になったのだと思います。

(1)は実行しました。ウクライナへのガス供給価格の大幅上昇問題と、それに絡む欧州へのガス供給不安、、、これが顕在化しました。
そして、今(2)が実行されつつあるのです。

どれほど不平等条約なのかは不明ですが、当時の状況からして、そこそこ欧米は譲歩せざるを得ないのでしょう。
これを契約違反と考えるか、状況の激変条項と考えるのか、、、裁判所が機能しない実力行使の世界ですから、、怖いですね。



==追記==
なお、ガスブロムに利益を流し込む手段として採用されたのが、パイプラインの殺傷与奪を抑える戦略です。

ガスや原油は、パイプラインが無ければ市場に出せないのです。
そして、今回は、環境省とグルになって、作戦実施となったわけです。
環境破壊!、、、と一言言えば良いのですから

しかし、パイプラインを抑えるという戦略の教科書は欧米エネルギー企業です。彼らが昔から採用している戦略です。ロシアはそれを学んで、私も、、、と右にナラエ!しているだけなのです。その意味では欧米エネルギー企業は非難しずらいです。ぐるっと回って自分の首を絞める可能性があるからです。

アメリカには多くの中小の原油くみ上げ企業(E&P企業)が存在しています。彼らは、くみ出した原油、掘り出したガスを市場に運搬する手段(=パイプライン)を持たないので、市場価格よりもはるかに安い価格で、いわゆるメジャー(エクソンなど)に売り渡しているのです。

そしてオイル・メジャーは、E&P企業が苦労してくみ出した原油を、市場価格で売却することで、E&P企業よりも、高いマージンを得ているのです
E&P企業=農民、、オイル・メジャー=商人、、という構図でしょうか


良くなっているような気がします、、外交の新フェイズ入りも、関係すると思う

日本株、、、
何でしょうか? これと理由を言えませんが、良くなってきたように感じます。

今日は、下がっても仕方が無い、上がっても、まあそうかな、、そんな中途半端な日だったと思うんですが、昨日に続いて元気な相場の時に上がる株が上がってます。

まだ買い戻し主導、ショートカバー、先物主導、、、かもしれません。
でも、明日もまた、なら、3日連続なので、これは年末〜来年3月に向かっての新波動の開始と考えるべきなんだろうなー、、、そう思いました。

(私、根っからの楽天家なので、、、下げの予測は下手です、、、)

右図のように、人民元は対US$で上昇が続いており、高値を更新中です。(グラフでは下に下がれば人民元高、US$安です) 先日、アメリカの新財務長官ポールソンが、中国訪問から文章的約束としては何も持ち帰らなかったので、非難がでるという予測もありました。 でも、このチャートを示せば、そんな非難は出ないでしょう。

最近の中米関係は急速に改善傾向にあります。日本も安倍新総裁は、早急な日中関係の改善を実行に移すと思われます。これは外交の世界で、新しいフェイズが始まることを意味します。

この新フェイズは、一時的な米ロ親密時代から、『ロシア囲い込みフェイズ』への移行だと思います。 ロシアは資源・エネルギー価格の高騰を良いことに、調子に乗ってやりすぎたのだと思います。 

ここらで、資源・エネルギー価格を下げて、ロシアを痛い目に合わせてやる、、、それは考えすぎでしょうが、、、結果的にそうなったら儲けもの、、、それはアリでしょうね。

レーガン大統領のソ連敵視政策の中で、結果として一番ソ連を苦しめたのは、一次産品価格の下落だったというのは、歴史が示しているのです。ソ連は一次産品価格の低下で、外貨が底をついてしまい、同胞(ワルシャワ条約機構)諸国への援助が不可能になってしまい、80年代終盤の東欧革命がドミノ倒し的に発生したのは記憶に新しいところです。

エネルギー輸入に関しては、日、中、米、ともに輸入国として共通の利害関係にあります。 さてさて、どうなりますやら、、、


今回の為替調整は、中国との間で調整すれば事足りるのだ (2)

[今回の為替調整は、中国との間で調整すれば事足りるのだ ]と、8月に書きました。
最近の為替は恐ろしいほどそうなっています。

US$ > 円
US$ > ユーロ
人民元 > US$
という流れが続いている。

でも、相場ってそんなに簡単では無い、甘くは無い、、、これは何故だ?
もう少し考えす必要がある。

右は、対USドルでの各国通貨の動きです。上昇していれば、US$に対して、その通貨が値上がりしており、下落していれば、その通貨はUS$に対して値下がりしているのです。

7月下旬から、人民元の独歩高です。(黄線)、
オーストリア・ドル(緑)と、円(白)は目だって下落しています。

このまま人民元の独歩高が継続するのでしょうか?

円安は、、、日本の貿易黒字も減少トレンドなので、、、、

でも、US$に対して、円やユーロがこんなに弱いのは、景気・金利に対してかなりの悲観を織り込んでいると考えざるを得ないのです。
だから株もここまで調整したのですが、、、、

じゃあ、今日の株高は一過性???
そうでないなら、円高復活????

わからん、、、



来年の銘柄を、超出遅れセクターから仕込んでおこう

さて、アメリカのWeb2.0ファンドの銘柄や、中国の内需銘柄は、期待以上に上昇しています。こんなときは、それらを追いかけずに、来年のための銘柄を少しずつ仕込むことに真剣になるべきです。

7月に、その他金融カード会社)の橋頭堡を築こうと書きました。二の矢はまだです。もう少し待つべきです。年間の超出遅れが復活するパターンは、我慢9ヶ月、急復活3ヶ月という動きが多いからです。

今日は、"その他金融"と同様に、来年のための種玉の一回目を仕込む時と判断した"もう一つのセクター"についてです。小売セクターです。右の図は過去1年のセクターパフォーマンスです。小売セクターは、ビリのその他金融についで、ブービーです。


金融や小売は、金利敏感セクターに分類されます。したがって、日銀のゼロ金利解除騒動でコテンパに売られたのです。

しかし、来年以降を考えると大きなStoryがあると思いました。過去に、
1.今後活躍する消費の本命はどの辺にあるのか?(1)団塊の世代&団塊ジュニア(前編)
2.今後活躍する消費の本命はどの辺にあるのか?(2)団塊の世代&団塊ジュニア(後編)
3.今後活躍する消費の本命はどの辺にあるのか?(3)働く女性の靴・アパレル消費
4.今後活躍する消費の本命は?(4)百貨店の衣料品が復活
5.今後活躍する消費の本命 (5)婦人用アパレルは好調な業績です
というシリーズ物を書きました。同時に女性用アパレス・ファッション雑誌を買って研究したりもしました。そうこうしている間に株価も本当に安くなりました。日銀の金融引き締めに対するアレルギーもかなり株価に織り込まれたとと判断できる段階に到達したと思います。

小売セクターは、その他金融同様に、我慢9ヶ月、復活3ヶ月というパターンを想定しています。
しかし、今! 一の矢を放つべきと判断します。

アパレル小売の難しさは企業数の多さです。どうやって銘柄を選ぶかで悩んでしまいます。店舗を見て人の入りを確認する。ファッション雑誌、ネットの書き込み、回りの女性の話、、色々足で情報を稼ぐことも重要です。

小売全体が軟調なときは、残っている有望銘柄に人気が集中します。その株に全員がすがろうとしますので、実力以上の業績期待が株価に織り込まれます。それら人気銘柄以外は、全員脱出の犠牲者となって株価は止め処も無く下がります。

しかし、来年の種玉として小額の投資をするのであれば、大幅出遅れ、、、でも株価チャートで、アレッ!もしかしたら、、、そういう銘柄を調べて、橋頭堡を築く、、、これを私は好みます。

前置きはここまでです。今日の銘柄は、ポイント(2685)です。以前からいくつかチャートで紹介した企業の中の一つです。

この会社に特徴は、
(1)手の届く、ちょっとした贅沢
(2)売れ筋・人気を察知することに集中し、察知したらすばやく委託製造し、販売、
(3)自社工場を持たない、
(4)少量生産、売れたら即追加製造
です。(2)、(3)、(4)は、まとめると超風見鶏戦略と言えるでしょう。


HP(右のコピペ)はここです。


右のコピペは、ブランド一覧です。

株価は、ピークから▼47%も下落しました。
チャート的には、ダブル・ボトム(赤丸&緑丸)を形成しつつあります。
まさに橋頭堡銘柄でしょう。


資源・エネルギー バブル宣言 (15)チャートをこねくり回してみた

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原油は、$60で一旦は反発と予想していますが、昨日、スーパー・サイクル陣営の一角が、若干のゴメンナサイ宣言をしました。往々にして、こういう最強気派のゴメンナサイが底打ちのきっかけになるものです。

しかし、それにしても、チャートの形が悪すぎます。今日は、チャートをこねてみました。

1番目の図です。
A(緑丸)、B(青丸)というダブル・トップ、(しかもBが若干低い)を形成して下落を始めました。これは典型的に天井のサインです。

しかも、C(赤丸)で、『ここで反発と思わせて、はしごをはずす』という崩落のトリガーも形成しました。これは、典型的な続落のサインです。

通常は、一気に下がらずに、Dのレンジで一旦小休止して、もみ合ってから、上か下への離れとなる事が多いのです。

しかし、今回は一気に下のレンジ(E)まで突っ込んでしまいました。
これが原油のチャートだという事を忘れて、純粋にチャートとして観察すれば、これは相当重症です。上昇トレンドは一回終わった。現在は、大勢下落とみるべきでしょう。


もう少し長期のチャートです。
2002年から上昇トレンドが始まり、トレンドが加速しています。
白線、赤線、緑線と上昇の角度が急傾斜化しています。

そして、今回、緑のサポートがブレイクされました。
赤のサポートが$60にあります。 これも、私が$60で一旦反発と考えている理由でもあります。

でも、所詮チャートです。
されど、チャート、、、


BRICsの二極化、、BR<ICの鮮明化

過去記事で、これから始まる新相場展開は、BRICsに関しては、
BR < IC』になる。何故なら、エネルギーコストの低下が見込まれるからだと書きました。

やや急ピッチに進展しており、結構なゆり戻しも覚悟しなければならないと思いますが、ここまでは想定どおり来ています。

定例のBRICsの株価チェックです。
白:ブラジル、赤:ロシア=>9月に入って急落してきました。
黄色:インド、緑:中国=>まだOKです。


しかし、先日も書いたように、多くの好材料が一旦出尽くた直後に、いろんな悪材料が出始めました。
タイのクーデター、ハンガリー、ポーランドのゴタゴタ、ヒューレットの違法な社内調査活動、アメリカ住宅バブルの崩壊懸念、エネルギー価格の継続的下落によるヘッジファンド破綻の連鎖不安、アメリカ中間選挙に対する不安、中国上海要人逮捕、、などなど、、、、秋・9月&10月は、毎度に懸念の月なのです。

まあ、この懸念で下げたとき買えば、毎度大もうけが出来ていることも歴史が証明しています。どこら辺が下落の底かは、いつも不明です。でも、逆張りで対応すれば、1年後には、平均的に+15%は儲かるという意見も聞きました。(検証していません。)

個別株ベースで、長期テーマに順張り、短期下落に逆張り、、、、下落する株価を待っている私です。 でも、実際下がると、自信は揺らぐんですけどね、、、、、、

中国内需株:康師傅 (TINGYI )

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前回、『チャイナ・メンニウ、Hot Milkが沸騰しちゃいました。 循環物色状態になってきたので、出遅れの銘柄に回った方が、資金効率は高いと思います』、、と書きました。そして今度はこれを書かなくっちゃと思っていたら、スイマセン先週後半にぶっ飛んでしまいました。

という事で、今日の記事は、『飲料、麺類も相場になる』から、こんな会社もあります。、、、、けど、一番美味しい瞬間は先週でした、、、という報告です。

TINGYI (322 HK)ですが、リンクをクリックして、HP(右のコピペ)を見ていただければ、たくさんの、雑多な食品関係の会社であることがわかります。画面の下半分で、やっているビジネスが右から左に流れてますので、どれでもクリックしてみていただければ、どんな製品を製造販売しているかを知ることが出来ます。しかし、麺類、飲料、パン、、、こりゃ、何でもありですね。


こちら(2番目のコピペ)から、会社の情報を英語で読むことが出来ます。

この会社の経営方針で、これは良いと思ったのは、
(1)何でも自分でできるとは思わない。 
(2)今は、食品関係は拡張する時期だ
(3)優秀な日本企業と協力関係を構築しよう
という戦略を採用し、マネージメントに日本人を堂々と採用しているしたたかさです。

飲料部門では、伊藤忠経由で、アサヒビールと提携してペットボトル入りのお茶ビジネスを拡大に力を入れています。ここに記事があります。
麺類部門では、三洋食品と組んでおり、同社が大株主です。そして、2名の役員が送り込まれております。なお、麺類は低価格品部門では競争が厳しくなっております。
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 日本は最近、台湾企業の中国内流通網を活用するため、IT分野以外でも積極的に提携している。例えば、台湾の統一というラーメン会社と日本の日新食品、台湾の康師傅と日本の三洋食品が合弁会社を作り、中国に共同進出している。
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という報道(朝鮮日報)もあります。この記事だと、康師傅は台湾企業と書かれています、正確には台湾系企業だと思います。会社の登記はケイマン籍です。まあ、どこ籍の会社であろうと、中国の内需の恩恵を受けようと"もくろんでいる"会社です。




株価は、この記事の書くために色々見ているうちに、先週スルスルと上がってしまいました。一番美味しい瞬間は半分終わったかもしれませんが、チャイナ・メンニウと同様に、先は長いと思います。


===追記===
領事館様にご指摘いただいたカゴメとのJVのニュース(右のコピペ)です。これも、株価急騰の一因だと思います。

康師傅 (TINGYI )は、一体どこまで、他人のふんどしを利用してレバレッジをきかせるのでしょうか、、、、

============ニュース内容抜粋==============

カゴメ株式会社(本社:名古屋市中区錦3丁目14番15号 代表取締役社長 喜岡浩二)は、中国・浙江省杭州市下沙経済開発区に野菜・野菜果実飲料の生産工場を建設、8月上旬までに上海市エリアの大手組織小売業を中心とした初期導入目標企業への商品導入を完了いたしました。同時に広告展開を行ない、中国でのカゴメ(可果美)ブランドの確立を目指して本格的な販売活動を開始しております。尚、中国での野菜・野菜果実飲料の自社生産・販売は初めてとなります。

 生産及び販売は、可果美(杭州)食品有限公司が行います。同社はカゴメ株式会社と中国国内最大級の食品事業を展開する康師傅グループ、伊藤忠商事との合弁にて05年8月24日に設立しています。
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中国内需株の目次

16.こっちも戻りだしました:康師傅 (TINGYI )
15.内需爆発:中國海外發展(4) + 中国蒙牛乳業(6)
14.中国蒙牛乳業 チャイナ・メンニウ (5) まだOKですね!
13.内需一色の雰囲気を感じた中国株セミナー:中國海外發展 (3)
12.中国内需株 : 中國海外發展 Chine Overseas Land & Investment (2)
11.中国内需株 : 中國海外發展 Chine Overseas Land & Investment (1)
10.中国内需株 : これまた収穫の秋銘柄、COFCOインターナショナル、中國糧油國際
9.中国内需株:康師傅 (TINGYI )
8.中国内需株フォローアップ : チャイナ・メンニウ(4)、 Hot Milkが沸騰しちゃいました
7.中国内需株フォローアップ : チャイナ・メンニウ(3) 好決算でした!!
6.中国内需株 : COFCOインターナショナル、中國糧油國際
5.中国内需株フォローアップ : チャイナ・メンニウ(2)
4.中国内需株チェック、、、あれから2ヶ月経過した
3.中国の第11次五カ年計画と中国内需株 (3)Shanghai Industrial Holdings
2.中国の第11次五カ年計画と中国内需株 (2)Beijing Enterprises Holdings
1.中国の第11次五カ年計画と中国内需株 (1)チャイナ・メンニウ


資源・エネルギー バブル宣言 (14)初めての経験?

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原油価格が$30を超えた頃の話です。2002年の終わりから2004年春まで期間(右図の赤い四角)です。

この期間(2年弱)は、経済的に見て原油価格は$20〜$25が適正だというアネリストの意見がコンセンサスでした。


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しかし、2004年の後半以降(緑の四角)、、特にBRICs相場を全員が認識して以降期間は、様相が変わりました。

証券会社のアナリストが口を揃えて言った事は、
(1)今後は過去とは違って原油価格は高い時代に入ったのだ。
(2)しかし、現在価格は、地政学的リスクを過度に織り込みすぎてきて、短期的には割高だ。
と、いう内容でした。これを唱えるアナリストをその他大勢アナリストと定義しましょう。

1〜2社は、スーパー・コモディティ・サイクルで原油は、$100〜$200、金は$1000〜$2000になる。何故なら枯渇するからであって、需要と供給から価格は一方通行低に上昇する。原油無しでは生活が成立しないのだから、有無を言わせてもらえないのだ!と主張しました。これをスーパー・サイクル・アナリストと定義しましょう。

この期間は、原油価格は、ジリジリと上昇を続けました。
その他大勢アナリストは、企業業績を計算するベースとなる予想原油価格(市場より$10ほど安い価格が多かったです。)を、上昇する市場原油価格にあわせて、少しずつ上に調整していきました。

ですから、エネルギー企業の業績発表で起こることは、
(1)常にアナリスト予想を上回る上出来の業績発表と、
(2)会社の将来予想が、常にその他大勢アナリストよりも強気、
という事態です。
これは株価上がるパターンです。



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しかし、今年の5月以降、また様子が変わってきました。
(1)その他大勢アナリストの予想原油価格が$65〜$70になる一方、
(2)原油の市場価格は、$65以下に下落(3番目の図)したのです。

つまり、この数年で初めての事態が発生したのです。
その他大勢アナリストの予想原油価格>現在原油価格、、という事態です。

さて、7月〜9月の決算発表が2週間後に始まります。
企業経営者の想定する予想原油価格は、どう変化しているのでしょう?
その他大勢アナリストは、来年の予想原油価格をどう変化させるのでしょう?

スーパー・サイクル・アナリストは、相場には関係ないでしょう。 彼らは意見を変えることは無いのです。世界の景気がどうであれ、やがて資源は枯渇するという考え方だから、1回や2回の景気サイクルで、その枯渇論が変更させるハズが無いからです


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