2007年02月

レバレッジ・バブル相場後半戦に向けて(3)

[関連したBlog]

筆を進める前に、一休みです。
前回の相場全体のチャートを眺めておきましょう。
1982年に始まり、2000年に終わった、史上最大(?)の大相場の歴史です。

何回も、景気、事件を引き金に中間反落を経験しています。
中間反落というよりも大きめで、全体相場のフェイズ分割をしている下落もあります。
今日は、ただただ眺めてください。


2番目は、82年から最初の5年です。


最後は、2003年から始まった現在のブル相場の約5年間です


今回の調整局面が、昨年と比較して
(1)浅くて、長いのか
(2)深くて、短いのか
今日現在は、正直不明です。

ゴメンナサイの投げの量と、次なるファイティング・ポーズのエネルギーの量が、バランスすれば、底打ちと思いますが、実に観察するしかありません。

==続く==

レバレッジ・バブル相場後半戦に向けて(2)

[関連したBlog]

現在の株価の下落局面が、おそらく中間反落だろうと判断している根拠は、連鎖反応が限定的で、株式という部分に限定されているということが一番の理由です。

たとえば、先日少し心配したラトビアの通貨ですが、昨日、本日、ともに小動きにとどまっています。(右のチャート)
もし、レベレッジ・バブル相場の最終局面であれば、連鎖反応が株だけにとどまらずに、通貨や債券、商品など広範に及ぶはずだと認識しています。

依然として現在は、バブル形成のプロセス途上<ブーム&バブトの法則(1) (バブルの法則 )www.doblog.com/weblog/myblog/17202/2431094#2431094>にあるのです。つまり、バブルの対象の生き残りゲーム(=選択と集中のプロセス)が進行中なのだと理解しています。無論、中国は最後まで選ばれる一つだと思っています。


連鎖反応が限定されているが故、あふれる流動性はそこから逃げ出して、次なるリスク・テイク(=ファイティング・ポーズ)を維持しつつ、生き残っているバブル対象に流れ込んでいくのです。

たとえば米国住宅市場に関しては、関連株は2005年の夏にピークを打ってボロボロ状態です。2番目のチャートは、サブプライムの貸し手企業の株価推移(by モルスタ)です。


しかし、住宅ローンの返済の遅れが急に増加したのは最近です。
(3番目のチャート by モルスタ)
株価(2番目のチャート)は、お先に失礼!という感じで、状況がless positiveになれば、あっという間に半値ですという典型例ですが、、、、、、

クレジットという面では、右のチャートに見られるような返済遅延が急増すれば、クレジット市場に連鎖が発生してもよさそうに思うのですが、、そんな事態になっていないのです。天下平成安泰が見れるのです。


それは、4番目のチャート(by モルスタ)に表現されているのです。
ここでも、壊滅的な負の連鎖は見られません。
いわゆるスプレッドは低位安定状態なのです。

このような負の連鎖が発生しない事象が散見されるのです。
それゆえ、投資家のファイティング・ポーズが維持されるのです。

==続く==


レバレッジ・バブル相場後半戦に向けて(1)

[関連したBlog]

今日からレベレッジ・バブル相場の後半戦が始まった。
前半戦と後半戦とを分ける一番の違いは何だろう?

今日、数人と会話して一番ピンときたのは、『中国国内市場が世界に与える影響が、決定的に大きくなった』という事実認識だった。これまで、中国のA株市場は、国内の特殊な市場で自由世界の株式市場とは切り離された特殊な(=おかしな)市場であって、まったく別の隔絶された動きをするので、日米欧の株式市場と関連付けて考えない方が良いと言われてきました。

しかし、昨日でその認識が完全に変わったのです。
換言すれば、レバレッジ・バブル相場の前半戦は、何だかんだと言っても、『アメリカが他の世界に影響を与える』のであって、『アメリカは他の市場が上がろうが、下がろうが、自分の運命は自分で決められた』状態でした。

しかし、27日は様相が異なりました。中国の動向がアメリカ株式市場に決定的に影響を与えるようになったと、私は理解しました。主役の交代は一瞬にはおこりませんが、徐々に移っていくのだと思います。

ただし、完全にアメリカが消え去るとは思いません、今の段階では。
中国は、今年から完全にバブル相場に突入したのだと思います。ですから、バブル後をそつなくこなしてこそ、アメリカを追い越せるのだと思います。その意味では、日本はバブル後の処置に失敗してしまったのです。

中国は、日本のバブル期を十分に研究していると聞いています。今後、バブルとどのように付き合っていくのか、、エンジョイしながら見守りたいと思います。

==続く===

レバレッジ・バブルの最初の記念碑が出たのだろうか?



ここ(www.doblog.com/weblog/myblog/17202/2621046#2621046)でも書きましたが、私は現在進行中の相場を『レバレッジ・バブル相場』と命名しました。
そういう意味では、踏み上げ太郎さんが、[関連したBlog]で書いていることを読んで、『将来、語られる記念碑的事件が出ちゃったね!』と感じました。

相場の最終の引き金を引くのは別の事件だと思いますが、このKKR等によるテキサス・ユーティリティの買収は、記念碑的事件だと理解して、今後の相場を観察したいと思います。

つまり、私の推定が当たるとすれば、昨日から、相場の性格としては、バブルに突入したのです。私の推定は、今月が現在の上昇相場の大天井では無く、もう少し先があるが、『相場が腐り始めたのはこの瞬間だ!』というポイントを今通過したのだというものです。

そして、そうであれば、そういうポイントを境に、少しずつ相場を支えていた要素に変化がでるハズです。

たとえば、キャリー・トレードを支えている2大要素は、(1)金利差と、(2)円安トレンドです。
(1)は、日銀の利上げペースにもよりますが、格差の絶対水準は、まだまだ大きいので、キャリーを殺す効果は少ないでしょう。
(2)の変化は、短期的であっても、発生すれば相当なインパクトを持つと考えています。

昨年も、アイスランド騒動から日銀の利上げに至る過程で、BRICs相場、資源エネルギー相場がガタガタになりましたが、その際も相当な円高が発生しています。(右図の赤枠の部分)


今月の円相場は実に胸突き八丁にいます。(2番目のチャート)
週末のグリーンスパンの『2007年12月ごろは、アメリカはリセッションになる可能性がある』という発言も重みをもち、為替を動かしています。アメリカ景気の後退は金利の大幅な低下を意味しますから、日米金利が急速に縮小する可能性があり、円高要因です。

日本が少々利上げをしても影響は壊滅的ではないのですが、アメリカの不況+利下げは、円高を発生しさせて、キャリーの巻き戻しを加速させるでしょうし、日本人投資家の年間八兆円の海外投資を一時的にためらわせる効果も呼ぶでしょうから、これもさらに円高要因になります、、、、、、という想像のスパイラルが、今日は世界の投資家の頭を駆け巡っているのです。


私の推定がハズレて、今月が今回の大相場の大天井の場合は、、
(1)まず、相場全体が、ずるずると▼10%程度下がるでしょう。
(2)その後、この夏に、ファンダメンタルが悪化したという企業、マクロの証拠がゾロゾロでて、さらに▼10%〜▼20%下がるという推移になるでしょう。
(3)そして、来年の正月明けには、グリーンスパンが言ったようにアメリカはリセッションになっていたと確認ができるでしょう。
(4)その時は、円は100円〜105円のレンジで、アメリカのFF金利は下がっているでしょう。

3番目の図は、長期の為替です。


アメリカにも存在していました、、休耕田!

[関連したBlog]

今日の日経新聞の記事ですが、アメリカにも休耕田があったとは、驚きました。政府に頼まれて耕作しないのだから、お金(補助金)をもらうというのは、日本と全く同じですね。 休耕の理由は、土壌保全、環境保護となっていますが、理由はあとから付けたように思えてなりません。

一部が耕作に復帰するといっても、広大なアメリカのこと、、一部=四国の大きさ、、とは、恐れ入りました。 まさか、トウモロコシ価格、、暴落しませんよね!


エストニアの銀行ローン・ポートには驚きました、、、

[関連したBlog]

ラトビアついでに、チョコチョコ調べました。
エストニアですが、中央銀行の調べによれば、エストニアの銀行の貸出の78%はユーロ建(=外貨建)だそうです。
もうすぐユーロが流通する予定とは言え、78%とはすごいですね!


太陽と北風、、、+ロシア

Financial Timesの風刺画は、毎度実に楽しい、、、
先週は、アメリカ、中国、ロシアに関しての論評が掲載されており、右のような風刺画がありました。

最初は、まさに北風と太陽の童話を、アメリカと中国の外交政策になぞられています。
中国はエネルギー権益の確保という必要に迫られているとは言え、多くの国に対してお金をばらまく太陽政策をとっています。
それに対して、アメリカの外交政策は、気に食わないヤツはぶっ飛ばせという北風政策です。


次は、もうコリゴリだと脱げ出すトニー・ブレアーの図です。
どうひいき目に見ても、アメリカのアフガン、イラクへの強硬策は政治的に百害あって一利無しという風向きになってしまったので、大失態になる前に、一抜けたーーという図です。

北アフリカからインドネシアまでの、イスラム二億人を相手に、アメリカは徒手空拳状態になってきました。アメリカの当初描いた構図は実現しないのです。

しかし、このままの状態でアメリカが中東から撤退すれば、イラク VS サウジアラビア(スンニ VS シーア)というイスラム二大勢力の武力衝突になりかねない危機でもあるのです。

換言すれば、今のアメリカは、憎まれ役を引き受けることで、イスラム内部の武力衝突を寸前で防いでいると言えるのです。 
でも、英国は憎まれ役は、もうコリゴリということなんでしょう。

ただ、人気の王室の一員、ヘンリー王子が火中のイラクに行くそうです。
---===以下、ネットから、コピペです=======
英のヘンリー王子、4月にもイラク派遣へ…BBC報道
特集イラク情勢
 【ロンドン=本間圭一】英BBC放送は21日、チャールズ英皇太子と故ダイアナ元皇太子妃の二男で、陸軍所属のヘンリー王子(22)が4月にも、イラクに派遣されることが確実になったと伝えた。
 実現すれば、王室からの戦場派遣は、皇太子の弟のアンドリュー王子が、1982年にフォークランド紛争に派遣されて以来、25年ぶりとなる。
 2006年4月に、サンドハースト陸軍士官学校を卒業した王子は現在、陸軍の「ブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊」に所属し、約10人の機甲偵察部隊を率いている。BBC放送によると、同連隊が、部隊交代の形でイラク南部に派遣されることになったという。
 王子は日ごろから前線勤務を希望し、「実現しなければ、軍を辞める」との発言が伝えられるなど、特別扱いをしないよう求めていたという。
(2007年2月22日10時49分 読売新聞)
=========================================



最後は、ロシアの周辺国に対する態度について書かれています。
色々かかれていますが、ロシアはエリート集団による独裁国家として蘇ったが、これはロシアの歴史としては毎度の事である、、、、なんて感じです。


ラトビアの波及は??

バルト海三国の一つ『ラトビア』の経済は、ハードランディングの可能性があり、通貨もユーロに連動することを維持することは困難である、、、、これが2月19日以降の観測です。短期のLatsのチャートは昨日の記事に掲載しています。
右のチャートは1999年以来の、Latsの対ユーロレートの推移です。これを見ると、2005年から、かなりの無理(カラ元気)をして通貨価値を維持してきたのかな、、、と思ってしまいます。2002年〜2004年の通貨の下落を眺めれば、この一週間に下落幅なんて小さく見えます





ラトビアはEUに加盟以来、投資が盛んで景気が過熱気味です。+10%以上の経済成長ですから、中国並みです。賃金も急上昇しており、インフレが心配されています。

インフレ(生産者物価指数)も、2番目のチャートのように最近はうなぎのぼりです。
高いインフレは、通常通貨の目減りを発生させます。しかし、2005年から、Latsはユーロに連動しているのですから、目減りしないまま、高インフレが継続しているのです。

つまり、2年間のヒズミを、(1)通貨下落という形で、短時間で、修正・解消するのか、(3)インフレが低下する形で、徐々に割高感を消していくのか、、、それが、2月19日以降は、(1)のコースだと投資家が考え始めたということでしょう。




[関連したBlog]で書いたように、東欧諸国では、円・スイスフラン・ユーロといった外貨建ての住宅ローンが超人気です。

もし、自国通貨が下落するとしたら、外貨建てで住宅ローンを借りた一般庶民の生活は破綻します。自業自得なのですが、大きな政治問題になります。そして、ラトビアだけの問題ではなく、キャリー・トレード全体の問題に見直しが入る可能性があります。

もしかしたら、今年のBRICsの春の嵐があるとしたら、こんな事が引き金になるかもしれません。 要継続観察です。一旦煙が出たら、売り仕掛けも心配されます。来週、ECBのコメントがあるとしたら、要注意です。 ほら、だからキャリートレードは害悪なのだよ、、、こういうフレーズがあるか無いか???

今のところ、バルト海三国の銀行を買収したスェーデンの銀行の株価が▼5%ほど下落したに留まっています。東欧でビジネスが大きな欧州の銀行株も、▼3%ほどの下落です。

ちなみに昨年のアイスランド騒動のあと、アイスランドの通貨は、3番目のチャートのような推移です。嵐は収まったようですが、完全には元に戻って無いですね。




日本内需株ファンド(8) : かっ、かっ、株が上がる、大変だ! ローラーコースターの一週間

[関連したBlog]

今週は、激変の一週間だった。

月曜:
日銀はこんな景気指標の状態では利上げは無理だけど、結局はいつかは利上げだと投資家は思い続けるので、残尿感が残る相場になりそうだ、、、と陰鬱
そんな気分の中、これまでの一番の上昇銘柄だったEMシステムズだが、彼岸まではペナルティ・ボックス銘柄だとあきらめて半分処分。

火曜:
なんかエマージング関連の株が弱い、日銀の利上げを予期しているのかな?
昨年の5月〜6月のようなキャリーのまき戻しの前兆かな?
それにしても、日本株は強いな???

水曜:昼
12時のニュースで、『福井総裁が利上げを提案!』と報道された!!!
これは大変だ! 株が上がる! 残尿感は無くなるのだ!!
後場にドデン、買いまくらなければ!!

水曜:夜
あれっ! 変だな、後場の相場は上がって無い、、下がっている、、
読み間違えたな?????
まあ、買ってしまったものは仕方が無い、、、、
でも、やっぱ、、エマージング関連は弱いぞ、、、
夜、友人2人と飲みながら歓談、、、そこでも、『久しぶりに、カンカンの強気だ!』と、叫んだ。
これまでは、金利を上げる理由が無いのに利上げするなんて、、という憤慨が支配的だった。しかし、今回の福井総裁の『理屈じゃ無いんだよ! 正常化だよ! 絶対水準だよ! 金利が1%程度上がっても、経済にどれほど悪影響があるってんだ!』と、そこまで言われちゃ、あく抜けしてしまうと思いました。
本当は、ジワジワと悪影響が累積するんだけど、それは来年の話だ。次の利上げまでは、とりあえずあく抜け(=もやもや感終了、開き直り)になってしまいそうだ。


木曜:おおっ! やっぱ、上がり始めた、間違いじゃなかった

金曜:小型にも金が回ってきた。これで、今晩の海外がOKなら、来週は勢いがつきそうだ!



エマージングが弱いのは、ラトビアが通貨切り下げに追い込まれるというウワサが出ているからだ。 ラトビアは2005年から、通過をユーロにペッグして頑張ってきたが、19日対ユーロで通貨(Lats)が、ガクンと売られて下落している。

昨年3月〜4月のアイスランドと同じようなミニ危機かもしれません。
(昨年の記事は下記を参照してください。)
えーっ、メルトダウン! アイスランドは、"アジア危機の時のタイよりひどい"?
マスコミを賑あわせ始めたアイスランド、中東の株、為替

このラトビアの状態を見れば、今週エマージングから金が抜けているの理解できるけど、日本株専門のFMは、全く知らないかもしれない。
どかっと買ってしまったけど、やや反省、、、


現金比率が、56%から、4%に減少した。


Web2.0ファンド (38)ラッキーな事がありました

[関連したBlog]

2月はセールスフォースの株価が力強く上昇上昇しています。
水曜に当面のターゲットの$50に来たので、ちょっと早いかもと思いつつ、売ってしまいました。でも、アメリカ株の相場は堅調を想定していますので、現金を増やしたくなかったので、今月出遅れのアップルとアカマイの買い増しに当てることにしました。

そしたら、昨日のセールスフォースの決算は、事前の期待どおりの決算でした。
ただ、マーケッティング費用がやや増加しており、ケチをつければつけられるという不満足な内容でした。それで、株価がやや下がっています。
そして、代わりに増やしたアップルとアカマイは堅調です。こんなラッキーな事もあるんですね!


セールスフォースの決算は順調です。
前四半期で、ユーザーは9万人増加しました。
売り上げも順調です。

文句をつけるとしたら、
(1)販売奨励活動の強化で、コストが上昇しています。
(2)今までユーザーの増加を、毎四半期ごとに発表していたのですが、今後は半年ごとにしか開示しないと言ったことです。

予想PERが、115倍ですから、ちょっとした事で株価は大幅に上下します。
仮に、▼15%〜▼20%の調整があれば、再度行けると思います。


記事検索
最新記事
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
*****
  • ライブドアブログ