2007年12月

2007年の振り返り(5) 日本株 ガッカリでしたね

今年ほどガッカリ度が激しかった年も珍しいかもしれません。
そして、ガッカリは激しい怒りではなく、ヤッパ仕方が無いよね、、、というアキラメを伴ったガッカリでした。

こういうガッカリは後に尾を引きます。
今や個人投資家が世界中のどこにでも自由に投資できる時代です。
日本株には未練はありません、、、こんな言葉を今年ほどたくさん聞いた年もなかったですね。

個別には良い株はありました。
任天堂などは誰にでも分かりやすく、観単に投資できる良い投資テーマでした。
ただ個別を言えばきりがありません。
やはり、市場全体の魅力度は、投資に際しての重要な判断材料です。


年初来、内需のダメさが日に日に明確になって、
株式市場はあっという間に
(1)ダメ : 内需、
(2)OK : 資源エネルギー中国外需、
と決め込んで、すざまじい二極化相場が秋まで続きました。

政府が内需のダメさを認めたのは、ようやく12月になってからでした

官製不況、コンプライアンス不況、、これらの言葉が今年を象徴しました。
痛みを避けたい一心で改革を拒否し、全員で貧乏になる安直な政策へとなだれてしまいました。これじゃ、外人は見放します。

そして、10月を境に頼みの資源エネルギー中国外需銘柄も失速して、あっという間に日本株は沈没してしまいました。


新興市場は、化けの皮がはがれました。
PER=100倍以下ではIPOしない!
こんな言葉をIPO予備軍の企業経営者から何度も聞きました。
自分の会社の収益力や将来性とPERの関係を無視する態度には怒りを覚えました。

IPOは自分が投資資金を回収する(=売り抜ける)のが目的だから、最高の値段でIPOするのだと、シャーシャーと言う企業経営者に対して、投資家も「我々だって、振り逃げ、ツモ切り、その後はショートだよ!」と、冷静な対応をしたのが、2007年だったと思います。


世界の中で比較して、日本株のPERは、ようやく割高観がなくなりました。
つまり、ここからは業績が回復・上昇すると投資家が信じれば株価はあがるし、まだダメと疑えば株価が下がるのです。
短期的には、投資家の心の中にあるEPSが上下するのです。



野村證券が2012年までの中期予測というレポートを出しています。それに採用された名目GDPの予想を使って、私は2012年までの株価予測をしてみました。名目GPPと株価の倍率を使っただけの超単純な計算です。

エクセルでコチョコチョ作業をして、エンター・キーを押して出てきた数値を見て、ぞっとしました。
2012年の株価の中心が、18225円なのです。
25816円〜11847円の範囲になるのです。

ここで使った予想名目GDPは野村證券が予想しているものです。彼らは証券会社ですから、やや楽観的な予想だと思います。それを使っても、2012年の最高が2万5000円だと、やや悲しいです。
これなら、BRICsの方が良いと考える個人投資家が多いのもうなづけます。

ちなみに、99年末はユーフォリアで倍率のピーク
2002年末は、悲観で倍率のボトム
ですが、これらは非常に稀なケースだと思います。



2007年の振り返り(4) アメリカの住宅バブル崩壊と、その後始末

アメリカの住宅バブルの崩壊は、
日本人には、分かりやすかったですね、

その栄枯盛衰を端的に象徴しているのが、右のABCPの残高チャートだ。

住宅バブルに提灯をつけた犯人だが、
日本の場合は、銀行+住専(住宅金融専門会社)という組み合わせだった。
アメリカでは、銀行+ABCP・SIVという組み合わせに置き換わったのだ。

来年以降の回復過程を想定する。
日本では、随分時間がかかったが、銀行の回復が先だった。この数年は、収益の改善も目覚ましい。
しかし、居住用不動産の状況は、まだまだダメ状態が続いている。
アメリカでも、程度こと違え、パターンは同じだと思う
銀行を助けようと資金は入っている(海外のSWFから)が、住宅を助けようという金は全く入っていない。政府も税金の投入など考慮外だ。


全米20都市の住宅価格データが発表された。
今週発表されたのは、10月の価格状況だ。

昨年10月と比較して、▼6.1%だった。
全ての場所がピークからは下がっているのだが、20箇所の内、まだ3箇所は、一年前よりも、価格が上昇している。

コンセンサスは、ピークから▼15%になってきたように思う。


絶対的な価格下落は、日本のバブル崩壊と比べてば、超軽度に見える。


4番目の図は、昨日発表された11月の新築住宅販売
64万7000戸
予想以下でした



2007年の振り返り(3) 為替、ドル安は、仕方がなかったですね

2007年は、ドル安の年だった。
昨年末、81.41だった貿易加重ドル指数(右のチャート)は、昨日73.37だった。
▼10%という下落だった。

円も、世界の中ではヒドイ通貨だったので、あまりドル安の痛みとか、ドル安が示唆する世界経済のヒズミとかを感じないままで過ごした投資家が多かったと思う。
でも、2007年は日本人も、それに対峙せざるを得ないと思う


人民元は、7.8051から7.3041まで、
対ドルレートは、6.5%上昇した。

変動が始まった時は、年間2%の上昇と言われており、今年の年初では+4%の上昇だと言われていた。
実際は6%を超えたえわけだ。
大体において変動の予想は、保守的で小さすぎるものだ。

私は、2008年は、7〜10%の上昇だと予想する。
2008年末は、6.8〜6.6というレンジだろう。
さて、これも保守的すぎるかな??


ドル円だが、124円まで円安が進み、その後は107円まで円高が進んだが、年末に向かっては日本の景気後退観測で112円で一年が終わる。

119.07円=>112.29円
6%弱の円高だった。

来年はアメリカの金利は大幅に下がると思う。
そして日本の金利は下げ余地がほとんど無い。
円が強いとは思わないが、ドルがもっとダメだと思うので、円高を想定する。


4番目のチャートは、対円レートの推移です


2007年の振り返り(2) My US Selection 大満足でした

2007年のセレクションは大満足だった。
アップル、
セールスフォース、
グーグル、
アカマイ、
モンサント、

アカマイ以外はスーパー・パフォーマンスだった。

セールスフォースは、2006年12月のIDCのレポートで、07年には買収される企業として紹介されていたが、実現しなかった。この超高いPER(予想PER=150倍)では、買収する企業の株主が希薄化を懸念するだろう。
しかし、日本の新興市場の中身の無い"お馬鹿な企業"(上場=ファウンダーの高値売り抜け)の超高PERよりは、よっぽどマシだと思うんだけどね。


My US Sellectionでは無いが、2007年はマイクロソフトも好パフォーマンス(+20%超)だった。
これだけ世界中にPCが氾濫すれば、嫌でもVISTAを受け入れざるを得ない。

私も2月にVIATAのPCをやむなく一台購入した。
確かにOSとしては、落ちないOSだと評価できる。その点では、これまでのマイクロソフトのOSとは一線を画すると感じた。

年明けには、もう一台VIATAのPCが我が家に加わる。5台もPCがあれば、毎年一台買うハメになるのだ。これが、マイクロソフトの美味しい収益源だ。


2007年の振り返り(1) Web2.0の最大の株価的な恩恵は、アップルと任天堂

アップルも任天堂も、年間で2倍以上になった。
(右のチャートは円ベースの年間チャート)

両社とも所有してウキウキする商品やサービスを私たちに提供してくれた。


2004年の夏から、アップルは13倍を超えた(円ベース)
任天堂は、まだ6倍を超えていない。

iphoneは日本ではどんな使われ方をするのだろう。
無線LAN経由使うと、反応速度もサクサクで便利さが享受できると期待している。

課題はバッテリーだろう。日本人のヘビーな使い方用には、強化されたバッテリーが必要だ。


年末に動き出す為替は恐ろしい

今日の為替の動きは、随分前に経験したある年の年末を髣髴とさせる。




年末に動き出す為替は恐ろしい。

長ーいトレンドが出る可能性を秘めているのだ。




今日の午後はデジャブを経験した気分だった。

チャートは、上から
ドル円
ドルユーロ
ドル人民元


昨日のブログで書いたように、日中関係の緊密化が方向付けられれば良いと思う。


月例経済報告

12月の福田内閣の月例経済報告で
従来は、企業部門の好調が、『家計部門へ波及』となっていたが、今回、
『家計部門へ波及』が消えた。

『波及前に、日本経済は低迷に入ってしまった』ことを、政府も認めたのだ。

通常は、景気対策で利下げをするフェイズだ。
金利の無い日本では何が出来るのだろうか?
円安で輸出ドライブをかけるのだろうか?

このままでは、ドルと円が、世界の中で落ちていく。
元々、一蓮托生、アメリカのコバンザメだったのだから仕方が無いともいえる。
中国のコバンザメになれとは言わないが、1853年の黒船来航から155年ぶりに、再度中国シフトに戻った方が将来的に良いと思う。

資料 : BRICsのhistorical PER

白:インド
黄色:香港
緑:ブラジル
紫:ロシア


週末の整理(12月24日)日本株

時節柄多忙につき短文ご容赦

金曜の急騰で、世界の株式相場の戻りに付いていけそうな感じを首の皮一枚残した。
しかし、3年チャートをみると、ヒドイ形である。


セクターの動きも、右往左往状態で中心が定まらない。
日銀も景気の下方修正を認め始めた。

海外景気に引っ張ってもらうしかなさそうだ。


世界に対しての出遅れは明確だ。
外人がソロソロと思うのも良く分かる。

しかし、過去10年間、外人はずーと間違ってきた。
「賢い外人という間違った幻想」に踊らされているマスコミは、その認識を変えていない。


金利差は縮小したが、円は下落した


日経平均は、チャート的には、ここで耐える必要がある。


週末の整理(12月24日)HK中国株

時節柄多忙につき短文ご容赦

時間的には調整はいいところまで来た。
今日も素直に戻っている。
しかし、国内要因では無い。



相場全体に比較して、バブル三兄弟の戻りは弱い


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