2008年07月

(追記あり)悪くなっていることが確認されたアメリカ経済

先ほど発表されたアメリカの経済指標ですが、じりっと悪化していました。

4−6月のGDPは、+1.9%
予想の+2.4%に届かなかった


新規失業者は、相変わらずvolatilityが高いが、今週は急増した。
みんなが見ている4週平均のチャート(右)も、上抜けした。
40万人を目指しそうだ。


継続失業者も一歩上に行きそうな気配だ


消費者マインドは、景気悪化のスピードの軟化や、戻し減税の効果や、そろそろ感なのだろうか、若干リバウンドした


しかし、市場は、「こりゃ、やっぱ、あきませんなぁ」という反応だ。

金利は低下し、
原油も軟化、

株は、GDPショックで寄りは安かったが、やや戻している。
明日の朝になってみないと完全に消化していないだろうと思う。

===以下、8月1日6時51分 追記=======
さて、朝起きてみて、、、、
やはり株、下がりました。
戻し減税があった4−6月でこの内容でした。
7−9月は景気が思いやられる、、、こう思った投資家増えたのだと思います。
まあ、仕方が無いですね。


ケース・シラー指数 5月のアメリカの住宅価格

[関連したBlog]で、「現在は、.静かに住宅価格が下がっている、、、そんな状況だと言えます。」と書いた。

さきほど、アメリカの5月現在の住宅価格統計(ケース・シラー指数)がでた。

前年同月比較で、▼15.8%
ピークからは、▼18.4%




少し下落ペースが鈍った。
たしかに、静かに下がっている



カバード・ボンド GSE救出作戦 その2

週末のGSE救済法案が、GSE救出作戦その1、
そして昨夜出てきた「Covered Bond」は、その2、、です。

Covered Bondとは、ファニー・メイやフレディ・マックに住宅ローンを売らずに、銀行が住宅ローンを保有したまま、それら担保として債券を発行する一種のABS(Asset Backed Securities)です。

そして、Covered BondをFRBに差し出せば、無尽蔵に金を貸してくれます。


GSE問題とは、
ファニー・メイ、
フレディ・マック、
連邦住宅貸付銀行<fhlb(federal bank) loan home>
資金繰り破綻リスクの問題です。

昨年サブプライム問題が爆発して以降、問題含みの住宅ローン業者は、住宅ローンを証券化できなくなりました。
次から次へと、証券化して資金繰りをまわす自転車操業を前提としていたので、
良質な住宅ローンは、ファニーメイへ売却して現金を捻出する。
そうでも無い質の住宅ローンは、連邦住宅貸付銀行(FHLB)に差し出して金を借りまくって、資金繰りをつけることに追い込まれました。

その結果が、右のロイター記事(07年10月)にあるような連邦住宅貸付銀行(FHLB)の住宅ローン業者への超偏った異常な貸付状態でした。

つまり、GSEにこれ以上しわ寄せができない限界に来ているので、銀行など住宅ローン業者は、カバード・ボンドにして、FRBから金を借りることになったわけです。

何故、限界か?
買い取った住宅ローンが腐ってきており、利払いが途絶えたり、元本が回収できなくなる事態が多発すれば、例えばファニー・メイが格好した債券の利払いや償還に穴が開くリスクが生じるからです。
リスクが生じただけで、ファニー・メイは債券の発行ができなくなります。そんな事態はアメリカ経済の破綻に直結するのですから、絶対に避けなければならないのです。

これが、本当に最後の貸し手=中央銀行の仕事です。


広瀬さんとの対談(その2)がアップされました

こちらです。

誰でも無料で読めます


こんなところに紹介されています

お友達からメールがきました。
こんなところに出てますよ!って

8月いっぱいまで、セブンアンドワイで『ザ★ブログ』フェアというのが、を開催していますが、そこに「人気ブロガー」として、フィーチャーされていました。

私は本を書いた後は書きっぱなしなのですが、きっと、営業の人が頑張って応援してくれたのだと思います。いろんな人にお世話になっていることを感じます。

さあ、昼休みを終えて、仕事!です




日本型の低迷宣言(2) 要は、金が無い、、、これに尽きる

[7月13日のBlog]で、「アメリカは日本の90年代のような状況になった。」と判断した。

その後、ファニー・メイや、フレディ・マックというGSE救済策がポールソンから緊急提案され、米議会はほとんど審議もせずに法案を可決した。

にも、かかわらず金融株は安定しない。
2005年12月のHSBCのネガティブ・サプライズ決算で表面化した金融バブル崩壊のプロセスだが、07年2月〜7月までのFRBの対応の遅れが今日の問題悪化の最初の引き金だったと思う。
この辺は、「サブプライム問題とは何か?」のP.99〜P.100に書いたとおりだ。
(右のチャートは、2005年12月以降の金融セクターの動き)

その後のFRB(バーナンキ)と財務省(ポールソン)の対応は、日本の金融当局の数倍のスピードで対策を打ち出している。
これは評価できるポイントだ。

にもかかわらず、私が日本型の低迷宣言をしたかというと、
日本の低迷は、(1)無制限の流動性の供給と公的資金の投入が決定されるのに、10年以上の年月を無為に過ごし、(2)95年まで急激な円高が進行し、経済にデフレ圧力が降りかかった、ことが原因だ。

日本との比較では、アメリカの低迷は、(1)無制限の流動性供給と公的資金の投入をしたいが、国内に資金が無い、、無い袖は振れない、、、という金融システム内の資金繰り不安だと思う。

ドル札を無制限に印刷すれば良いではないか、、、そう、すでに刷りまくっている、、、にもかかわらず、この状況だ。

重要なことは、流動性とは、借金をさせてあげるだけで、出血をとめる効果は無いのである。
出血を止めるには、(1)そのビジネスから撤退するか縮小するか、(2)ビジネス環境が劇的に改善するしかない。
(2)はいつか来る、、、しかし、来るまでに多くが死ぬ。
だから、(1)を選択せざるを得ない。

そして、そのためには撤退によって生じる撤退損を埋める新規資本金が必要なのだ。

しかも、海外に金融機関を明け渡せないので、国内資金が必要なのだ。そして、その国内資金が無いのだ。

先日のメリルの決算で、Bloombergの株式を売却して資金を捻出した。しかし、もっと金を捻出できるブラックロックの株は売れなかった。買い手が海外だったからだと思う。当局から海外に売るなと言われたと私は推定する。
優良企業であるブラックロックは、海外に渡せないのだ。



右のコピペ(毎日新聞の記事)は、ブラックロックを売却できなかったために生じた穴を埋めるための増資と資産売却だと思う。

腐ったローンは、ローンスターに売却し、
資本金は、シンガポールから出してもらう。



Cuil、、使ってみたが、、

新しい検索エンジン、、Cuil

とにもかくにも、使ってみた


世界中の物目ずらし好きがアクセスしている。

検索結果が返ってこなかった

また後でやってみよう

============
エラーの原因は、単に日本語に対応していないという事のようだ
========


検索エンジンモデルの終焉(2)

関連したBlog(1)
関連したBlog(2)

検索エンジン+広告配信というビジネス・モデルの陰りを感じています。

先日の決算は投資家の期待を下回るものでしたし、株価はそれ以前に「なんとなくそんな状況を察知して」さえない動きに終始しています。


2番目のチャートで明らかなように、過去4年間は、グーグルとアップルがダントツの勝ち組でした。

グーグルに関して、何故壊れてきたと投資家が感じているのでしょうか?

(1)高値で買収したYouTubeが収益に寄与していない。
これは否定しようもない現実です。
もっと稼いでくれると思って、超高額で買った会社が不良資産化したようなものです。

(2)すでに70%のシェアに達した検索連動広告の伸び悩み
世界の人口の伸び、PCを見る時間の伸び、こういう当たり前のことを考えると、シェアがここからさらに上昇しないかぎり、広告収入の伸び率が徐々に下がるのは目に見えています。
今回の決算でも、投資家は現実を突きつけられて失望を始めています。

(3)携帯電話への広告配信に対する「投資家の高すぎる期待」
日本や韓国での携帯電話の使い方は、世界的にみて異常です。
これほど携帯を通話以外に使う民族は無いと思います。欧米では携帯電話に配信される広告をクリックする割合は、日本や韓国ほどのスピードでは上昇しないだろうと思います。

結局、どんなビジネスでも「地球より大きくなれない」というような限界があると思います。


週末の定点観測 日本(2)

先進国の中では、、ドルと円が、世界の2弱通貨
この構図は変わっていない。


つかず離れずのパフォーマンスを演じていた任天堂アップル

先週は、スティーブ・ジョブズの癌再発のウワサが駆け巡った。
あのゲキ痩せぶりを見れば、、、「仕方が無い」と思ってしまう。
人間、、さからえない運命はあるものだ。

ビル・ゲイツも引退し、、、もし仮に、スティーブ・ジョブズもいなくなったら、業界は本当につまらなくなる。
グーグルもすでに成熟してしまい、キラキラした輝きが消えてしまった。
ヤフーは当の昔に老衰している。。。。

スティーブ・ジョブズ、1955年2月24日生まれ
ビル・ゲイツ、1955年10月28日生まれ、
すごい二人だったと心から思う。

日本株とは関係ない話に脱線してしまった。。。


週末の定点観測 日本(1)

今週は、3月の底打ちからの上昇に対する利益確定売りがようやく止まった週だと思う。

PERの調整は、予想ベースで15倍だ。
まあまあOKの水準になっている。

とはいえ、海外のPERのドカ下げに比べれば、PER面での割安感は少ない。
ちなみに、アメリカ:11倍、欧州:9倍、ハンセン:13倍、、


ほぼ全てのセクターがリバウンドした。
底打ちの時は、反射神経みたいなものだから、こういうものだろう。


Jリートも少し反発した。
新聞、ネットでは、ようやく不動産悲観論が増えてきた。

しかし、困っている不動産業者に金を貸さない銀行が悪いという論調が多い。
まだ、「こんな投資をした不動産業者が悪かったのだ」という論調までには至っていない。

森ビル社長の言う「09年3月決算に向けての処分売り」までに、さらに悪いニュースが続くだろうと予想する。


カード会社、、
三菱UFJニコス以外は、底値圏を這ている。
下がってはいないのだが、、


サラ金、、
断末魔が終わったという判定は、まだできない。


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