2008年09月

冷静な気持ちで考えてみた(4)

金融業界というブラック・ホールが吸い込んだ金額

民間(SWF、奉加帳、PEファンド、バフェットやPIMCOなどの普通のファンド、、などなど)が、過去1年で$400bnも突っ込んだと、PIMCOのビル・グロースが述べている。

今回のアメリカの公的資金は、$700bn

両者をあわせると、約$1000bnだ。<約100兆円>
ちなみに、アメリカの住宅ローンの残高は、$10兆($10000bn、1000兆円)だ。
$1000bnは、$10兆の10%だ。

これは、ものすごい金額だ。


冷静な気持ちで考えてみた(3)

将来の金融の姿に関しての現在のコンセンサスは、
(1)規制が強化される
(2)借金レベレッジが抑制される

というものだ。

(1)は、自由奔放にやらせて、この10年で2回(今回と98年のLTCM)も大失敗をしでかしたわけだから、お灸をすえられて当然だ。

自由奔放=>適正な規制、、、だ。
適正=無茶をして他人(=実体経済)に迷惑をかけないような抑制措置だ。
(2)の借金レバレッジの抑制も、これと同一線上の動きだ。

そういう目で、現在のアメリカの金融機関救済パッケージの当初案から修正案への変更内容を見てみると、上記(1)、(2)の精神にのっとっていると感じる。

なお、私が興味深いと思ったのは、7000億ドル出す条件としての「金融機関のワラント取得」だ。
金を出す=Helpすること
ワラント取得=Helpした果実の享受


つまり、Help=投資と位置づけられているのだ。
過去は、Help=社会の安定のコストという位置づけだった。(=単純Bail Out)
しかし、今回はそんなコストはタダじゃあ負担しません、Help(=リスク・テイク)の見返りが必要です、、、となったのだ。
この点で、公的資金はWall Streetに対して対等な立場に近づいたのだと感じた。


冷静な気持ちで考えてみた(2)

証券市場(Wall Street)と、実体経済(Main Street)が、別々の世界で、前者は一部の金持ちだけのギャンブル場だという感情論、暴論を平気で言いふらす人がいる。
でも、現実は、証券市場と実態経済は表裏一体なのだ。
このブログに集う皆様は冷静に理解していらっしゃると思う。

でも、感情に支配されて、暴論を吐く人、それをはやして商売をしようというグループ、そんな動きを政治的に利用しようという団体も存在している。

今、証券市場は大火事になっている。
実体経済も不況になっている。(あとから<約3ヶ月遅れで>経済指標で知るのだが)
ちなみに、8月の日本のマクロ指標はひどかった。

大火事になっている証券市場の消化をしなければ、実体経済(=一般庶民の生活)の悪化もとまらない。
消化をして、処罰をする、、、それを急ぎ、厳しく実行するしかないと思う。


右図にあるように、二つの頭痛の種が存在している。
サブプライム問題=>信用収縮
商品高騰=>インフレ

インフレは不況の影響で収まりつつある。
信用収縮は、不況では止まらない。
金融の世界の正常化を実現するしかない。

正常化は、(1)過去の処理、(2)将来の対策、、の二つが必要だ。
(1)過去の処理=不良資産処理
(2)将来の対策=金融の過剰キャパ縮小

(2)は、金融機関の倒産、合併、人員整理という規模の縮小が粛々と進行している。
(1)は、不良資産を弱った企業から、市場価格で、強い企業が買い取らないと終わらない。


不良資産は2つある。
(1)住宅<実物資産>
(2)ローン債権<金融商品>
どちらも、現在の弱体所有者が保有している限り、金融も弱体したままだ。
彼らから、市場価格(=この値段で買えば、将来ソコソコ利益が出るという意味)で、引っぺがすしかない。

引っぺがすときに、損が出る。
損失に耐えられない金融機関は退出してもらうしかない。
退出とは、倒産、合併だ。



冷静な気持ちで考えてみた(1)

7月13日にアメリカに対する見方を引き下げた。
週末の定点観測 : アメリカ(2) 日本型の低迷宣言(1) に書いたとおりだ。それまでも、『アメリカには当面投資は必要ない』という判断だったのだが、日本の90年型に一歩近づいて、経済が長期間低迷するリスクが増したと感じたのだ。

その背景の大きな部分は、日本型の低迷宣言(2) 要は、金が無い、、、これに尽きるで記載したとおり、『アメリカには資金が無い』という事実だ。

そして、昨夜、救済パッケージが拒絶された。
今週末までに修正したうえで、可決するといわれている。
しかし、この拒絶したという行為を持ってして、私は7月13日に続いて、もう一段アメリカを格下げする判断をした。

共和党議員の多数の反対票、民主党議員の予想以上の反対票、、、これらは、90年代の日本を覆った『金融機関バッシング』に近づくものだ。

大手のメディアがバッシングに加担していないので、まだ日本よりマシだ。しかし、アメリカの経営者にとってはショッキングな出来事だろう。
今後アメリカの企業経営者(=GDP、付加価値の創造のリーダー・シップ達)が萎縮することは間違いあるまい。
悲しいことだ。

期待裏切り : NYやワシントンの銀行はつぶれても、オラが州の銀行だけ守れば良い

朝おきて驚きました。
共和党議員の反対が多くて否決されたようです。

アメリカの歴史の本を読んでいると、『ワシントンやNYの連中は・・・』というフレーズが頻繁に出てきます。
州(States)と連邦政府(Federal)の確執、対立です。
銀行も例外ではなく、昔は、州外の銀行が入ってこれないように制限されていましたし、州ごとに独自のお札が発行されていました。

今回も、NYやワシントンの傘下の金融機関のしでかした問題なので、オラが州の銀行に被害が及ばない限り、オラが州の資金(=税金)を使うことは許さない!、、という長年のクセが出たのです。

特に選挙で落選しそうな共和党議員は、NYやワシントンの住民に投票してもらうわけではなく、地元住民に投票してもらうわけですから、『こんな法案に賛成できない! 皆さんの払った税金は皆さんのために使います』という感情論に流されてしまうのです。


銀行はつぶれてしまえ!
銀行に血税を入れるな!
俺たち庶民の生活には影響ない!
株や不動産は、一部金持ちのものだ!
銀行員は、10年間タダ働きをしろ!
今朝は、そんな風潮がメディアで流行した当時の日本を思い出しました。

経済はつながっていて、影響もつながっているのに・・・・


本日、PC壊れており、更新できません

昨晩、PCの具合が悪化して、何もできなくなりました。
現在OSの再インストール中で、この時間でもまだ作業中です。

私のPCは、今日のマーケットのように『えーっ、また壊れたの!』という状態です。

明日にはちゃんと動いていることを祈りつつ作業にもどります。

(追記しました) 救済パッケージは、暫定合意で時間稼ぎへと・・・

お互い
「経済をダメにした」という非難を避けたいし、、、
「ウォールStの言いなりになった」とも言われたくないし、、、

ならば、玉虫色の暫定合意で時間を稼いで、あとは新大統領に決めてもらおう、、、
結局、想定したとおりの出来レースとなりました。

月曜は上がります。
金曜までの5日間、
5−0
4−1
こうなら、超OK

3−2
なら、まあこんなものでしょう。コレが普通です。

2−3
1−4
0−5
これは、日本のように、「デフレ・コース」だと市場が疑っていると考えられます。

=====
なお、7000億ドル、、、やはりダメでした。
1500億ドルと議会から言われてましたが、2500億ドルで決着し、大統領が、+1000億ドル追加できる。
しかし、残りの半分、3500億ドルは、新議会が拒否できる。
というのが、暫定内容です

$700bnという見せ金が有効です。
見せ金の金額が少ないと、預金者が不安になり取り付け騒ぎを起こします。
また、銀行間の資金の融通も躊躇します。
とにもかくにも、$700bnを確保したと、ポールソンは言えます。
これはOK。
議会も、$350bn以上は、我々が監視できるのだ、と言えます。
これで、議員も選挙民に顔が立ちます。
こういうのが、政治的には、「知恵をしぼった」とか、「汗をかいた」というのでしょうね。
必要悪のセレモニーだと思います。


PCの不具合の原因はLEXのプリンターのソフトのような気がする

もし、私と同じ症状で悩まれている人か他にもいるかもしれないと思い、私のPCの不具合をここに開示します。
==================

今回の症状
(1)「PGM1」が読めませんと出たので、CHKDSKをかけたらHDDの一部にエラーが出ていた。
(2)前回と同じエラーメッセージ(右のコピペ)が起動のたびに出る。
(3)Lexmark X4550のスキャンソフト(Lexmark Imaging Studio)が起動できない。

(2)、(3)は前回と同じ症状なので、OSの再インストールを自分でやることにした。


リカバリー・ディスクを入れてOSの再インストールを始めたら、途中でOSの修復という選択肢が出てきたので、やったらOS自体はちゃんと入ったようだ。
(1)は解消された。

しかし、右の二つのエラーメッセージは消えない。そこで、原因と思われるLEXのプリンターを削除するとエラーは出ない。
不思議なのは、購入してしばらくは、LEXのプリンタター(4550)のソフトなども全部インストールできて、完全動作していたのに、しばらくしてから右のエラーが出だしたのだ。

ファイヤー・ウォールの例外を見ても、ちゃんと例外処理されている。
ドライバーがおかしいのだろうか?
一旦、LEXを削除して、再インストールするときにも、Device Mibitor Applicationオエラーメッセージが出る。そして、スキャンソフト(Lexmark Imaging Studio)が起動できない。

LEXにメールで質問しようとHPを見たら、電話(月〜金:9時〜5時)でしか質問を受け付けないと書いてある。怒ったが、色々みたら、別のページに24時間受け付けもあった。電話してみようと思う。



PCの不具合発生により、

PCの不具合発生により、OSの再インストールをしなければなりません。
これで、今年2回目です。
本日、明日と記事の更新が無いかもしれません。

投資は、素直な心との戦い

素直な心が悪いというのではない。
素直な心とは、天才や変人を除いて、一般的には「感情、情動に支配されている心」である。

そんな素直な心は、以下のような状態になってしまいがちだ。

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相場が長期間上がっているときは、
もっとあがる事をサポートするような記事が目に入ってしまう。
そして、買い遅れてはいけないと感じてあせってしまう。

相場が長期間下がっているときは、
もっとさがるのではないかと悪いニュースばかりが気になる。
そして、ここからさらに半値以下になってしまうのではと心配でたまらなくなる。

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こんな素直な心の自分を、
横から斜に構えて健全な批判精神で見つめるもう一つの冷徹な心の自分が必要だ。
きっと、血も涙も無い自分を内なる自分に中に抱えるのかもしれない。
嬉しいことなのか、悲しいことなのか、投資を継続することって・・・

私は素直な心の方が好きなんです。
感動している時間がすきなんです。
でも、そういう状態では、投資はうまくいかないのです。


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