2011年05月

リズム的な戻りが始まりました

週末29日に「来週は単なるリズム的な反転上昇があっても良いかもしれない」と予想したが、そういう流れになってきた。
とは言え、基本は「Sell in Mayの中のボックスの中の戻し」だと考えている。

今日は、ハンセン指数も+2%の反転上昇を見せた。
ラリーが循環物色につながっていくには、先導銘柄が上抜けする必要があるが、3銘柄ほど観察している。

農業銀行
1288

テンセント
700

蒙牛
2319

ハンセン指数が赤線まで戻るまでに、上記3銘柄が上抜けする流れが来てほしいのだが・・・
HSI

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みずほの3行合併で浪費される「優秀な」人材のエネルギー

みずほの3銀行合併が2016年を目処にすると発表された。

銀行の合併は30年が必要と言われた「日本勧業銀行+第一銀行=第一勧業銀行(1971年)」の合併を思い出させた。
30年と言う意味は、合併新銀行になってから入行した社員が役員の多数を占めるまでは、元銀行ごとの別々の人事政策が継続するということだった。

今回発表された「2016年目処」というフレーズをみて、何故既に決定したことを実施するのが2016年なのだ?と不思議に思った人が多いと思う。
かくも日本における銀行の合併とは時間がかかるものだ。
しかも、一般人の理解する常識的な感覚の統合は、2020年ごろだと私は判断している。

私の理解では。。。

1.3行は合併したくないが、お上から命令されて嫌々やることになった
2.合併にあたって何をどうするかの検討委員会をこれから設置する
3.検討委員会の構成や権限は、合併後の体制を制するので、3行間でつばぜり合いが起こり、委員会が設置されるのは2011年度になるだろう。
3.一旦決まった検討委員会だが、決まってからも修正画策などがあるので、委員会が稼働するのは、2011年後半だろう
4.2012年ごろから、実務レベルの3行協議が始まるが、3行入り乱れての主導権争いが始まる
5.合併すると役員数が減少せざるを得ない。合併前後は「役員になれない人の処遇のために、関連会社に出向・転出する人事政策」が増加する。この時、誰がどこへ行くかの出向・転出先の選定などが激化する
6.ポスト減少に対応した事前・事後のリストラが2016年〜2020年にピークを迎える
7.これを見越した人材流出が2012年頃から継続的に続く

こんな社内政治的なゴタゴタが長期化するので、従業員が「EPS成長にフォーカス」できるのは相当先になるだろう

メガ・バンクには有名大学から大量の優秀な人材が集められている。彼らが今後取り組むのが社内抗争的な内向きなエネルギー浪費だと思うと、ちと悲しくなる

これが、誰がリーダーかの責任が不明確な対等合併よりは、リーダーシップが明確な買収の方が株式投資家の観点からは好ましい要因になっている

下記グループ概要は、みずほFGのHPから
ここもお勧めウィキペディア
みずほFG_HP_20110531

参考チャート
みずほFG
みずほFG

みずほ信託
みずほ信託

みずほ証券
みずほ証券

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Sell in Mayの真っただ中を通過中のアメリカ株

今週も低下を継続したドルLIBORです。
インフレ懸念など、ここには微塵もなく、あるのは景気失速懸念です
ドル LIBOR_20110528

長期金利も3%割れ目前まで下がって来ました
US 10y Note_20110528

世界景気のバロメータとしての船賃の動向ですが、ボックスで推移していますが、極端な世界経済の底割れは無いと推定できそうです。
船賃_20110528

USドルの反転は、一旦終了かもしれません
DXY_20110528

ドル/円、ドル/ユーロですが、昨年秋に設定した「US大統領選挙までの、ドル安推移」の中で動いています
ドル安予想チェック_20110528

商品相場も、ゴールド以外は先月までの勢いがありません。
投機資金だけでは上昇が継続できません。
景気の堅調さが必要です
今は、資源は枯渇する、、、これが頼りです
商品_20110528

アメリカの中小企業向けの資金供与はゆっくり改善していると推定できます
ABCP残高の継続的な上昇が欲しいところです
ABCP_20110528

新規失業者の減少が横ばいになってきました。
景気モメンタムの低下を受けたものでしょう
新規失業者_20110528

失業者全体の減少もやや足踏みです
長期失業者_20110528

株は、典型的な Sell in May
短期トレーダーが活発になるのは、9月中旬からでしょう
それまでは、ボックスの動きが続きそうです

US株_20110528

セクター動向は、入れ替わり立ちかわりの状況です
今週は、素材とエネルギーに対して、売られ過ぎ感から買い戻しが入りました
sector_US株_20110528

1早めに調整を経験したWeb2.0企業群は、反発が始まっています
ネット分野への投資は基本的にはOKです。(企業間の競争は激しいのですが・・・・)
Web20_US株_20110528

激しい企業間競争の負け組は、Web1.0企業に多数見られます
シスコ、マイクロソフト、ヒューレット・・・・90年代は光り輝いていました

堅調が続くネット株

今週は、ダレダレ状態の調整が継続した。
毎朝メールに添付されて届くアナリスト・レポートだが、「EPSの下方修正+もう下がっちゃったのでBuy継続」というレポートが本当に多かった。
多くのアナリストは工場再開や稼働率上昇のニュースに一喜して、業績の上方修正開始しているが、そんな事は一カ月も前に織り込み済みなので、株価は冴えない。株価とアナリスト行動の時間差は通常時は私の経験値では2カ月 だが、今回のような上下変動の激しい事態では、今頃格下げする人と、格下げ後にニュースに反応して引き上げる人が入り乱れて、ぐちゃぐちゃだ

来週は単なるリズム的な反転上昇があっても良いかもしれない
日本株_20110528

世界の中で比較すれば、日本は震災&原発事故の分だけ劣後した状態が続いている
2011年中に逆転するとは思えない
飲茶_20110528_2

輸出が減った=>海運は辛い
経済や相場が悪化した=>金融が辛い
わかりやすい相場動向だ
セクター_日本株_20110528

為替も大きな貿易相手国に対しては円高が続いている
3月の76円が年内の円の最高値であって欲しいと願っているが、為替は相手との相対関係だから、相手が今日以降日本以上に悪化すれば円高になる
対円主要通貨_20110528

Jリートは、値持ちが良い
Jリート_日本株_20110528

ネット株の堅調が続いている
円高の影響がほとんど無い、
新聞・TV広告の自粛はあっても、ネット広告には自粛がない
外出して大きな手提げ袋を抱えた派手な買い物は控えても、購買欲求が消えたわけではなく、ネットで買うなら誰にも気兼ねしないで買い物ができる
高齢者のネット・スーパー利用が着実に増加している
このトレンドは2012年まで継続するだろう
ネット_日本株_20110528

株のPERだが、下のような企業は、EPS増加率見合いでOK状態にある
PER_ネット_日本株_20110528

小売セクターでは、UAが戻り高値を更新した
「少々高くても良いものを買いたい」と思う人が多い地域=経済の中心にある東京・名古屋・大阪は被災していない
小売_日本株_20110528

日本のCDSは小動きだった
日独CDS_20110528

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記録 : メディアのトーンは変わった

メディアの論調は風見鶏のように変わる。
情報が錯綜して、何が真実かが不明確な時は、ある程度は仕方が無い

( 下は、5月25日の日経新聞 )
福島第一_20110525

1

経済成長率 ・ 経常収支 ・ 紙幣の印刷

この3週間ほど、色々なことを調べています。
3月11日の後の2週間の熱心さ程では無いですが、時間をかけて色んな場所にメモを残して・・・
そんな作業を毎日やってます

何かの時に使おうと思って下の表を作りました。
左:日本、
真ん中:アメリカ
右:ベトナム
というイメージです

日本は、世界から金を受け取っており、金持ちです。
全体合計では、対外的な支払いが無いので、紙幣の印刷の必要はありません。

アメリカは、世界から請求書を突きつけられます。
でも、ドル札を印刷して渡せは、一旦は受け取ってくれます。

ベトナムも、世界から請求書を突きつけられます。
でも、ベトナム・ドン札を印刷しも、誰も受け取ってくれません。


低成長、経常収支、インフレ_20110526

そんな3カ国に対して、2011年は・・・
1.経済成長モメンタムの低下
2.まだ収束しない資源農産物などの値上がり
が、覆いかぶさっています。

そうなると、
日本:金利は上がらないし、インフレもない
アメリカ:金利は上がらないが、ややインフレ傾向
ベトナム:対外債務支払いに窮して金利が上昇し、インフレ
、、、という圧力が生じます

下は、ベトナムのインフレです。
スゴイ状態です
VNCPIYOY_20110525

なお、日本は、地震&原発事故の後遺症で、4月の貿易収支は赤字になっていますが、一応短期で収束して黒字になるというコンセンサスを春山も是認しています

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Google VS facebook (7)facebookを使い始めて3か月経過しました

2月23日にfacebookに登録してから3か月が経過した。
当初はTwitterの飛ばし先にすぎなかった。
「よし、真面目に取り組んでみよう!」と、真剣に使い始めたのは4月上旬からなので、約1か月が経過した。

使い方のマニュアルは初心者には分かりにくい不親切なレベルだが、facebookが日本での利用者を増やそうとするのなら、何をどうすれば、何が表示されるのかを、簡明に解説すべきだと思う。

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使いながら、「なんだ、こうなっていたのか!」と分かったことをメモしておこう
facebookの私の"ページ"(旧名称ファンページ、、"ページ"って変なネーミングだと思う)にアクセスするとエントリーがズラズラならんでいる。

赤枠で囲んだところ(時間が表示されている)をクリックすれば・・・・・
facebook comment_20110526

下のように、その記事が単独で表示される
facebook comment_20110526_2


HPやブログとfacebookは、立ち位置が異なっているのだろうが、、、、、、
自分でデザインを変更するやり方
はどこを見ればよいのか不明だ。

ブログのTop Page・表紙(下のような)のようなものは造れないのだろうか???
表紙_20110526

そして、分類整理する機能(下のような)はあるのだろうか???
目次_20110526

あと数カ月、試行錯誤してみようと思う

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目次 : Web2.0第二フェイズ:Google VS Facebook
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Google VS facebook (6)調べること & 意見を述べること

調べることは、一人でもできる。
インターネットの検索エンジンが充実して以来、いつでも・どこでも・時間さえあれば・一人で、かなりの事を調べることができる。

意見を述べる行為は、一人ではできない。

なお、誰も見ない非公開の日記なら、他人の存在は不要だが、ここでは、日記は意見表明ではないと定義して話を進める。
また、紙であれネットであれ、書き手が書いたモノを第三者が
閲覧可能な状態にしたとたんに、
他人との関係が生じるので、「他人が勝手に見ているであって、書き手は閲覧者に見るように要求していないので、何を書こうが、何をアップしようが、書き手は無制限に自由だ」・・こういう論理はオカシイと思う。ただ、今日のお題はそういうことではないので、その議論はここではしない。

意見を述べることは他人との関係を生じさせる。
閲覧可能なサイト、Twitter、faxebook、HPに、コメントしたり、質問したり、これらはまさにcommunicationを伴う行為だ。
他人との関係とは、communicationそのものだ。
これが今日のお題だ。

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昔は調べ事をするに際しても、communicationが必要だった。
本や資料を借りる。直接お会いしてして教えてもらう。
これらは、一人ではできない。事前に、何を調べるのか、どこに資料があるのか、誰に聴けば良いのか?、、これらを整理してから、他人とcommunicationを取りつつ調べ事を進めることになる。
昔は、communication能力が無ければ、調べ事すらできなかったと言える。

現在は、インターネットがあるので、、、、
とりあえず的外れでも良いから、数撃ちゃ当てる的な感覚で、ドンドン検索する。
それを糸口に、何をどう調べればよいのかのポイントがつかめてくる。
当初は闇雲で非効率な検索&調査であっても、時間の経過とともに知識が増えて、ポイントを絞った検索&調査にレベル・アップする。
相手はマシーンだから、文句も言わず何時間でも何日でも不的確な検索活動に付き合ってくれる。

それに慣れると恐ろしい。
人間を相手にする時も、マシーンを相手にするような態度になってしまう。
他人に対して、何を聞きたいのかを整理しないまま質問する。
時には、回答する義務の無い相手に、しつこく要求する。
他人を検索エンジン(=マシーン)と勘違いしてしまうのだ。
本人は悪気があるわけではない。熱心に疑問を解決したいと願っているのだ。
しかし、その相手方になった方は迷惑千万である

ネットの中でのcommunicationは、face to faceよりも細かな配慮を要する

直接相手を眼前にするface to face communicationの場合は、話しながら相手の反応を見ることができる。それを見ながら、会話のトーンや話題の内容を調整・変化させることができる。
( TV会議の場合は、face to face communicationに類似する。電話会議の場合は、声だけのcommunicationになる )

しかし、テキスト・ベースのネットのcommunicationでは、時間差・地理差があるものの、生身の人間と向き合っているのだが、相手の顔が見えない。
見えているのはテキストなので、その文章を怒りながら書いたのか、喜びながら書いたのか、その違いさえも誤認識する可能性が高い。
相手をマシーンと勘違いしてしまうような人間の場合は、誤認識(時には、無認識=KY)になりがちだ。

ネット上で、かつ匿名でのcommunicationでは、face to face communicationの際に留意するモラルや感情の抑制が失われ、感情の爆発になる事態が散見される。これでは他人を傷つけるだけの非建設的なcommunicationに陥ってしまう。

昔の田舎のcommunity(ネット出現以前)では、そのような行為は共同体の構成員がチェックしてリーダーが処分し、共同体のモラルを維持していた。
インターネットが爆発する以前(〜1996年まで?)のいわゆる「パソコン通信」時代のネットcommunityでも、リーダーが同様な役割を果たしていたし、ネットcommunityの参加者も同質的な人間の集まりに限定されていたので「性善説」が機能する割合が高かった。

しかし、時代は変わった
様々な種類の人間が入れ替わり立ち替わり、複数のネットcommunityに出入りするのが常識になった。
リーダーが持つ統率力や影響力は、全参加者に対しては遠く及ばなくなった。
性善説が機能する範囲が小さくなった。悪人を排除するシステムが消えたことになる。

Googleは人類の英知を解放して世界中の誰にでも利用できるようにする目標を打ち立てて企業した。人類の進歩を信じているのだ。
Googleが果たした役割は大きい。金と暇のある富裕層が独占していた知識を、一般庶民に開放したと、私は評価している。数十万円の百科事典を買いたくても買えなかった人は多かったと思う。私もそうだった。それが今では事実上無料になったのだ。

しかし、解放・透明性・非閉鎖性を求めるグーグルが生んだ副産物(上に書いたような弊害)が、同質性&クラブ意識&非開放性(=差別に結びつく可能性もある)を求める流れを復活させたように思う。
facebookは、そんな時代の流れにピッタシはまったのだろう

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目次 : Web2.0第二フェイズ:Google VS Facebook
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あの時は? (5) 政治状況 1995年〜

前回は、1990年年代前半は、日本政治の1955年体制が終焉を迎えた「政治の屈折点」であったと同時に、経済成長トレンドが大幅に劣化した「経済の屈折点」でもあったと述べた。

名目GDP_20110521

細川、羽田の非自民政権のあとに成立した村山内閣前期村山内閣:1994年6月30日〜1995年8月8日)は、自民党が与党の座に返り咲いた連立政権だ。
村山首相(社会党)の誕生は、純粋な非自民政治家の首相就任と言う意味で、エポック・メイキングではあったが、連立与党の中心は自民党であり、95年7月の総選挙で社会党が議席を減らして以降は、短期間の村山改造内閣(後期村山内閣:1995年8月8日〜1996年1月11日)を経て、与党の中心であった自民党政権(橋本内閣)へのバトンタッチへと進んでいった。
なお、前期村山政権の時に、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件が起こった。

経済の混迷は、政党の集散離合の時代を生んだ。
野党は小党が乱立し、自問党は派閥が瓦解へ向かい、新党へ参加するグループが事態が増加した。この傾向は今日まで続いている

下図に記載したように、中曽根、宮沢、橋本、小泉を除いては、1990年以降の首相は短期間でコロコロ変わる時代になった。(小渕氏は病気がなければ長期政権の可能性があった)

表中で、自民党の介在しない政権は、細川、羽田、鳩山、菅の4政権である

GDP_政治

バブル崩壊以後、国民は変化を求めたが、それは弱い変化を求めていただけだった。
日本の地位はまだ高く、「アジアの中心として雁行発展の先頭を牽引する」と言う証券のレポートが多くみられた。
しかし、先頭となってリーダーシップを発揮すべく行動するというよりは、日本の特殊性を強調して、「世界標準を採用するべきではない、日本には日本のやり方がある、アジアに妥協すべきではない」という「変わりたくない日本」が前面に出ていた。

その間に、アジアの経済的なキャッチアップはスピードを増し、日本から脱出する工場の増加と言う恩恵に浴した。特に、中国では1992年のトウ小平の南巡講話以降に、改革開放路線が加速し、経済特区の優遇税制を活用した「外資企業の工場誘致」が急増した。輸出だけでなく、13億人の内需を目当てにできるために、直接投資で多額の資本を持ち込む外資系企業が増加していった。
1億人の日本から、13億人の中国へと世界の目が変わった節目だったと言えよう。

日本国内の小売店では、1995年を境に、中国製品のシェアが急拡大を始めた。
それは、デフレ経済の定着を促進する効果(心理面+実態経済面)となった。

1990年〜1995年の間に「変身できなかった日本」は、「ゆっくりと縮小する日本」になっっていった。経済劣化のスピードがユックリであり、変化(=リスク・テイク)によって失うモノも多かったので変化する必要性を感じる度合いが小さかった。( いわゆるユデガエル状態 )

現在振り返って思考して思うことは・・・・・阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件の起こった1995年は、「経済的な二流国家へ向かうか、リスク・テイクで復活するかの分水嶺」に位置していた年であった。・・・・ということだ。

「二つの事件が無ければ、リスク・テイク&復活していた。しかし、不幸にも二つの事件が・・・」という不幸なめぐりあわせの日本だと言う人もいるが、そんなタラレバは何の慰めにもならない


( 下記表は、ウィキペディアより )
菅内閣_20110517

〜〜〜 続く 〜〜〜

コメントはこちらから

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(目次)東北関東大震災
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インフレは懸念で終わるだろう  +為替、PIIGS、CDS

今週の世界の株式は、
リバウンドした・・・・アジア、新興国、先進海外株
軟調が継続した・・・日本、フロンティア
と過去1年のトレンドのままだった
飲茶_20110521_1

商品関係は、短期調整+長期強気がコンセンサスになっている。
中国の採用するとされている「二人っ子政策」が、今週に農産物価格の反発にどれほど影響を与えたかは判定できない。
農産物&商品_20110521

中国のインフレは依然として+5%だ。アメリカのインフレは5%に向かうような角度を見せている。
日本は+0%が続いている。
投資家はインフレ+景気失速=スタグフレーションを懸念している

しかし、私はインフレは杞憂に終わると判断している
物価_日中米_20110521

3月以降のドルLIBORの急速な低下を見れば、アメリカ経済は引き締めが必要な状態から、ドンドンと遠のいていることが分かる。今のアメリカに必要な事は、景気失速を防止する政策の採用だと思う
$LIBOR_20110521

世界景気のバロメータである船賃の動向を見ても、景気過熱でインフレが起こるとは考えにくい
船賃_20110521

インフレの大半は、ドルの下落による「ドル表示の価格上昇」が背景にある
下のドル指数を見れば、2000年ごろが商品価格のボトムだったが、それ以来ドル指数は120=>70という大幅な下落をしている。商品の価値が一定であっても、ドルベースの価格表示は、1.7倍(120/70)になって当然なのだ。

1.7倍以上の部分が需要要因だと判定できる。
需要には、実需もあれば、仮儒(投資資金の大量流入)もある。
ドル指数_20110521

過去1年の主要通貨の対ドル・レートは下のように上昇している
対ドル主要通貨_20110521

私の想定するドル安トレンドは下のようなものだが、現状はその中で推移している
ドル安予想チェック_20110521

主要通貨の対円レートの推移は下のような状況だ。
スイス・フランと、豪ドルの堅調が目立つ。
スイス・フランは、欧州内の安全通貨だ。豪ドルに関しては、意見が分かれている。

ちなみに、FXの会社が「5年後を考えて豪ドルを買いませんか?」と、行きつけの店のマスターに営業をしていたが、通貨投資に5年後という営業トークは通用しないだろうと感じた

対円主要通貨_20110521

欧州の時限爆弾、PIIGSだが、今週は不安が再開した。とは言え、CDSの悪化はレンジ内にとどまっている。危機の本格化はもう少し先だろう
PIIGS CSD_20110521

対ユーロでのスイスフランの上昇が新高値に入ってきた。これが連続するようだと本番突入の可能性がある
対ユーロ欧州通貨_20110521


ここに書いたように、財務規律の厳格化(=民営化・規制緩和などの厳しい改革)を、ギリシアに迫ることは、平均点30点の生徒に100点取れと言うに等しい無理難題を吹っ掛けているようなものだ。
また、期限通りの借金返済が不可能なことが明白な状況にも関わらず、見て見ぬふりをして「何も起こっていないようにふるまう」ことは、50点未満は落第の規定があるにも関わらず、ルールを無視して落第させないのに等しい。

債務再編に対しては、ECBが強固に反対している(参考:facebookに書きました)が、ECBは「金融危機は破たんのドミノ倒しを発生させ、救済金額を出せる国がなくなる」事態を真剣に懸念しているのだ。
ほんの数年前にサブプライム証券化商品を大量に買い込んだ欧州の銀行が、バタバタと倒れ、その救済にアメリカに無制限のドル資金提供を懇願するハメになった事をプライドの高いECBは決して忘れてはいない。

ここに書いたことだが、要するに、ギリシアには約束(期限通りに借金を返済する)を守る意思は無いし、借金をするに当たって設定されたルール(財政規律を正常化する)を守る意思もない。それを実行することは「ギリシアという国にとっては非現実的」なのだ。
昨年来の欧州のPIIGS危機に対する基本的な態度は「ズルズルと引き延ばす、白を黒と言ってごまかす」という事に終始している。
この推移は、例えは非難されるかもしれないが、ヒトラーが約束をドンドン破って軍拡&侵略を進めているにも関わらず、「ヒトラーは攻撃的ではない」とか「ヒトラーは条約を順守する姿勢があるので、以前の条約をドイツ寄りに緩和(=ヒトラーの主張に譲歩)した新条約を締結する」などに終始した「根本対応を避けて放置」した第二次世界大戦前夜の状況を彷彿させる。

今のところ、欧州の株もギリシア以外は、普通の変動範囲のように思える。
欧州_20110521

日独のCDSの状況は、小動きだった。
外人の見る日本は「増税余地が大きい。消費税は世界標準の15%〜20%は可能で、+30兆円の税収増加が実現できる」という感じだ。

しかし、私のラフな計算でも、国債の発行金額が40兆円ほど必要な状態が現在の日本なので、消費税が20%になっても、国債を出し続ける状況を脱することはできない
日独 CSD_20110521

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