2011年07月

単なるチャート : 東京電力

東京電力の株価は、90%はセンチメントで上下している。
(1)最低でも、10年間程度は、利益ゼロ、配当ゼロ
(2)賠償法で、国に資金援助を求める際は、同時に株主責任を実行する(=減資?)
という状況に、今日の東電は置かれている。

(1)は、ほとんどの投資家が認識している。
しかし、(2)は、「そんな事は無い」とか、「まさか減資などは・・・」と考えている投資家が多数だと思う。

恐怖で暴落した銘柄は、
(あ)単純なリバウンド局面があり、
(い)次に、冷静に考える局面に移行する

200円を割れた時に、(あ)が始まると考えた。
参考:6月10日のヘロヘロの海外よりはマシだった日本株
( ターゲットが、300円、400円、500円と図示されている )

単純リバウンドは、売られすぎの反動にすぎない。
理論は無く、チャートの節目まで駆け上がる。

私は、500円だと思ったが、600円超えまであったので、少し驚いた。

9501_20110730_2


今は、(い)の冷静に考える局面になったと思う。
投資家が冷静になる時、どちらかと言うと下がることが多い
なぜなら、冷静になる前は、勢いだけで買い上げる局面であることが多いからだ。

冷静になるための遊びとして、私はチャートをひっくり返して眺めることにしている。
昔は、窓の所に行って、チャートの描かれた紙を裏返しにして日の光を透かして見たものだった。

今は、PCで簡単に逆にできる。
下のがそうだ。

これを見て、
上がると感じるだろうか?
下がると感じるだろうか?
まあ、チャート遊びなので、上のチャートと、下のチャートを見て、自分の心が同じか、異なるかを確認して欲しい。

9501_20110730



コメントは、こちらへ

農産物価格高騰 = トウモロコシ に尽きます

世界の消費者物価を上昇させている大きな要因は、農産物価格の高騰だ。

下は、日本、アメリカ、中国、インドの物価の推移だ。
食品価格の上昇のおかげ(せい?)で、日本も消費者物価のマイナスから脱した

物価


農産物価格の高騰は、トウモロコシ問題に尽きると、私は判断している。
トウモロコシを主食(そのまま、粉にして、乾燥させて)にしている民族はかなり多い。

農産物_20110731

21世紀になって以降は、バイオ燃料の需要も参戦してきた。
ただし、これは政治的に演出された需要の拡大だ。

国民から集めた税金をトウモロコシ生産者とトウモロコシ原料アルコール生産者に補助金として支払い、そのうえ高価格のバイオ燃料を国民が購入する、という図式になっている。
世界中の先進国が財政赤字で困窮する現状では、補助金削減はやむなし路線だろう。

中国においても、食品価格高騰の犯人は「豚肉」という肉食化が根底にある。
重要食物の中では、豚肉以外は上昇率が低い。
( なお、2011年の豚肉価格高騰は、前年の豚の病気による豚の減少という一過性の要因があり、肉食化の要因以上に、豚肉価格を押し上げたが、妊娠期間短期&多産の豚ゆえに、豚肉価格は現在は鎮静化に向かい始めた )

2



新興国の「食の先進国化」は、長期の問題だ。
トウモロコシを大量に消費する牛肉、豚肉の消費が増えれば、トウモロコシの価格は下がりにくい。


3



チャート的には、ゴールド以外の農産物と工業用コモディティの相場は終わっているように、私は感じている。

商品_20110731_2



コメントは、こっちらへ

US景気は弱々しい、金利も、US$も、上がれない


US景気、2008年〜2009年の不況は深刻だった

しかも、戻りは鈍かった


下図のブルーの横線は、今回の景気の戻りの最高地点
過去と比較しれば、景気回復の道半ばでとん挫した感じだ。


ピンクの横線現在のレベルだが、以前なら、金融緩和が叫ばれるレベルだと思う

昨夜のGDP統計発表だが、1−3月が、0.4%に下方修正されたうえに、4−6月も1.3%だった。

US GDP_20110731



GDPの下方修正に加え、US国債発行上限法案のドタバタ劇を受けて、USドルは大幅下落

対ドル主要通貨_20110730



US国債が発行できなくなるとデフォルトが起こる。

このデフォルト懸念に敬意を表して、US$LIBORは上昇

US$ LIBOR_20110731


他の景気指標を見ても、US景気はQE3を必要とする可能性があると、私は判断している

新規失業者申請件数
ピンク・ゾーンの中を低下するのが、景気のOK状態だ。
年初から、そうなりかけたが、現状はとん挫している。

新規失業者_US株_20110730


世界景気のバロメータとしての船賃の動き
左団扇にはなれない

BDIY_20110731




景気が2010年末にピーク・アウトして、半年もモメンタム低下が続いている。
現状では、金利は上がれないだろう。

今週の10年債は金利が大幅に下がった。景気も悪さを素直に反映したと、判断している。

US 10y Note_20110731



長期チャートで見ても、インフレ懸念で金利が上昇するという論には賛成できない

長期 US 10y Note_20110731



コメントは、こちらへ

引っ越しました

日々の相場に関する事
短期的な事、
経済指標などに関するコメントは、
fecebook( https://www.facebook.com/shoka.haruyama.fan )
に引っ越しました

************************************
 
この業界にいる限り、
毎秒のように入ってくる政治経済情報
有用情報とゴミ情報に短時間で分類し続けなければならない。

有用情報に対しては短時間で集中熟慮して、短い判断コメントを残す。
過去数十年間に蓄積された知識と経験を使って、3分間で作業を完了させるイメージだ。

この際限のない作業のアーカイブには、ブログは適さない。
twitterかfacebookが適当である。
私は、facebookを選定した。理由だが、、twitterの140文字では不足であり、400文字以上のfacebookに軍配が上がった。また、スレッド構造のfacebookの方がインタタクティブだからだ。

人気No.1米国エコノミストを要するリサーチ企業とのミーティング・メモから

混迷しているUS住宅に関しては、
要するに・・・
大きすぎて手に負えない(=解決するには、資金がかかりすぎる)ので、見はなした。

大きすぎて、政治的に取り上げることは、共和党も民主党も、しないという暗黙の合意ができている。

・・・・という事ですね。

過去20年以上、アメリカの世帯数増加(=住宅需要)は、移民の増加に等しかった。
現在、民主・共和両党とも、移民制限の緩和に反対している。
これは、法的措置として、アメリカ政治家が住宅を見放したことになる
。。。。そう思うが。。


資金的にも、法的にも、見はなされたと言えば、そうなるかも

コメントは、こちらへ

任天堂:参考過去記事

2010年8月の過去記事
単なるチャート : 任天堂 ネックラインを切ったか!?

任天堂_20110728





ようやく白旗を上げた任天堂

醜い赤字決算
3DSの値下げ、25000円=>15000円、事実上の在庫処分だろう。

3DSの話が出た時から、私は「3Dは、TVであれ、VTRであれ、失敗する」と判断してきた。
任天堂は3Dは何度も挑戦し、そのたびに失敗しているが、これは任天堂の問題ではなく、平面に無理やり3Dを疑似的に作り出そうと言う発想自体がミスなのだと、私は思っている。

任天堂_20110728



明日は「悪材料は出尽くし!」という応援団アナリストのレポートが多数出るだろう。
一時的には反発もあるかもしれない。
しかし、まだまだ苦難は続く。
エントリー・ポイントは2012年だと思う。

7974



下値の目処は?
今は、判定不能だ。
年内はペナルティ・ボックスだから、放置しておけばよいだろう

7974_2


コメントは、こちらから

借金に頼った福祉の弊害は、社会全体が多重債務者になることだ(その11)都市化が破壊した相互扶助の精神

番号はズレますが、借金に頼った福祉の弊害は、社会全体が多重債務者になることだ(その9)介護は年金世代の健康保険問題の続きです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

個人であれ企業であれ国家であれ、大量に借金したら、借金返済が困難・不可能になる。

そしてすったもんだの挙句、返済が免除される傾向がある。
借りた方は、一定年数だけ信用を失えば良く、程ぼりが覚めれば、また借りられる。
 
何故なら、金を貸している金融機関は、他人の金を貸して鞘を抜いているのであって、手金をリスクにさらしているわけではない。

信用本位(=借金本位)の資本主義においては、悪意を持った借主が儲けてしまう制度的欠陥を内包している。
一部であれば、その損失をその他大勢で負担すればよいが、一定限度を超えて悪意者が増加すれば信用本位制度自体が崩壊する。


こういう事を頭に入れながら、福祉を考えると・・・・・ 
福祉の大原則に関して、福祉は外部の第三者が与えるものではなく、全員が相互扶助に参加することが基本だと、私は認識している。
相互扶助に参加するということは、社会(=コミュニティ)に対する一種の義務だと思う。
人間は個々人が社会に対する貢献を果たすことが求められているのだ。

1.社会とは、家族・一族、地域社会、国家、人類という区分と広がりを持つ
2.貢献とは社会の役に立つことである
3.役に立つとは社会が「それを貢献と認めること」である
4.個人は、隔離された自給自足生活を除いて、社会に対する貢献の対価を受け取り生活している
5.社会的に何も貢献ができない状態になれば、人間は社会的には無価値になる。無価値になれば、受け取りが消える。その後はそれまでに蓄えた資産で生活するか、他人の慈悲にすがって生きるか、になる。

現代先進国家の国民で、蓄えた資産を持たない者は、他人の慈悲を国に請求している。
顔の見えるコミュニティ内の他人に請求するのは恥ずかしく、思いとどまり、何がしかの努力をするが、顔の見えない政府に対しては、「俺に金を恵むのは当然だ」と請求をするようになる。


羞恥心の消えた理由は、都市化

都市化以前は、慈悲の融通(一種の地域内保険制度、地域内所得の再配分)がコミュニティ内部で機能していた。
誰が払い、誰が受け取っているかの対応関係が見えるので、コミュニティへのチャリティの道徳心、受け取る側にも感謝の念があり、コミュニティの負担能力も見えるために限度が認識できた。
一方コミュニティを維持するために構成員は一定の時間と労力を提供する義務を負った。

都市化はコミュニティから足抜けすることを意味した。
古い因習、負担、束縛から逃れて、自分で稼いだ収入を一定の税金さえ納めれば時間と労力を提供する義務を免れた。
免れるために支払う税金は、時間と労力の提供に比べれば負担感が少なく、かつ実際上安価だった。

古いコミュニティに残された構成員は、足抜けして都市に逃げた構成員の分まで時間と労力の提供をするハメになった。足抜けした構成員が払う税金は古いコミュニティには還元されなかった

経済的な算数の答えは、「都市化=負担の少なく、自由で裕福な生活」であった。
 
しかし、都市住民の高齢化は時間の問題だった。
コミュニティ内の相互扶助システムのない都市部では、民主主義が謳歌され、少ない納税&多額の福祉が住民の合意となった。
しかも誰も負担しようとしなかった

社会的価値を相互に保険するために集められた資金プール(年金基金、福祉予算など)から、個人の欲求・感情(原因が私のセイだとしても、私は現実に困窮しているのだ。お前らは、私を助ける義務がある)を満足させるために、過大な資金を引き出す(=奪う)ことは許されないはずだ。

保険が守る(=相互に補てんし合う=保険も本来的仕組み)べき価値は、社会的価値部分であって、それを上回る個人感情部分をカバーしてはいけない。
個人感情は非合理的であり往々にして際限が無い


==============
目次 : 年金&福祉、医療
==============

任天堂 : 終わりは何であっても悲しい

任天堂
相場が終わって久しい

昨年、「理由無き単純反発があって、その後もう一回低迷して」と年初に想定していたら、
3DSという製品(=私的にはキワモノ)が飛び出したおかげで、変な急騰を演じ、
その後は、案の定3DSがズッコケて、株価は断末魔のズルズル下げになってしまった。

任天堂は私の好きな会社だ。だから20年以上にわたって観察を続けている。
現在は、任天堂、ニトリ、ユニクロが長期観察銘柄だ。
( なお念のために・・・・ 好きな会社と、投資的にOKな会社はである。)

任天堂_0


初代ファミコンを始めほぼすべての製品を、結果的に購入したと思う。
私はゲームをしないので、家族用なのだが、それがかえって、「どのゲーム機が家族に好かれているのか、敬遠されているのか」を客観的に、私は観察できる。
( ちなみに、我が家で最高に好かれたゲーム機は「初代タマゴッチ」です。 )

7974_1


DSに始まり、Wiiで絶頂期を迎えた任天堂の真髄は「アンチ・オタク」路線だった。
老若男女を取り込むことを目標とし、それに大成功した。

絶好調の時代の様子を伝えるエントリー
(1)前年のW3 2006における岩田社長のスピーチは感動的なものでした。
=> 
任天堂 : Re-invent the relationship E3 2006

その結果が、翌年に現実化しました。
(1)
とんでもない化け物になった任天堂 (1)決算説明会資料(前編)
(2)とんでもない化け物になった任天堂 (2)決算説明会資料(中編)
(3)とんでもない化け物になった任天堂 (3)決算説明会資料(後編)

しかし、一般消費者=老若男女は「固定ファン」では無い。
あっという間にブームは去って、ゲームは普通の時代に戻ってしまった。

普通の時代・・・・ゲーマー、オタク以外は、ゲームに金を浪費しない
それに拍車をかけたのが、ケータイのモバイル・ゲームだ。
低価格化が進み、任天堂のソフトに4000円以上も払う人が減ってしまった。

さらに、次世代ゲーム機は、SONY、Microsoft、任天堂、誰も勝者にならない、と予想されている。

安直な3分間ゲームは無料〜200円と化し、
マージンの高い高価格帯は、市場に勝者がいない

それを反映しているのが、現在の任天堂だ。

7974_2


そんな暗黒の2012年に底打ち上昇が始まる。
それも、また歴史の教えるところだ。
しかし、あの素晴らしい2005年〜2007年が再現するのか、、、、わからない。

コメントは、こちらから

眠っていた時間が長かった日本のネット株が元気

2011年の後半はネット株が再び活躍すると判断している。
現状の日中米は、

まず、日本
2005年以降の日本株の低迷、新興市場の超低迷。。。この悪影響を受けて、眠っていた時間が長かった日本のネット株が世界で一番元気だ。

JPN



次にアメリカのWeb2.0
アップル、アマゾンは引き続き好調だ。
CEOが変わったグーグルは復活を始めた

US



中国は「、世界で一番嫌われている市場であり、先日の鉄道事故で、さらに嫌悪感が増している。
しかし、中国でも、ネット株の復活は時間の問題だと判断している。

China


コメントは、こちらから
記事検索
最新記事
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
*****
  • ライブドアブログ