2011年09月

いらいらする国民、企業、投資家  VS  たじろぐ政治家

欧州の国民、欧米の金融機関、世界の投資家が、イライラしている。

政治家は、すべてに決断ができず、ひたすらたじろいでいる。
この状況は、2008年の9月から10月初旬の状況にソックリだ。

当時はUS議会が救済する・しないを議決せずに、結論を引き伸ばしていた。

当時のアメリカの自動車産業・金融業界 = 現在のPIIGS諸国
こういう構図だ

1001FT2008

今週から10月は、毎日のように重要な日が続く
一つでも否決・否定されれば、クラッシュ確率が上がっていく

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明確な底打ちの条件が整わない

8月9日のエントリー(起きてびっくり、もう一歩)から、一カ月以上経過した。
しかし、まだ底打ち3条件の最後が出現しない。

1.地域パフォーマンスの収斂:完了
2、VIX:完了(徐々に低下している)
3、単純大幅リバウンドnot yet

地域パフォーマンスの収斂に類似することだが、最後まで頑張っていたエマージング市場が、先週のロシア・ブラジルの為替+株価の急落で、長期チャートでおいても、先進国市場とのパフォーマンスの収斂が完成した。短期(1年では)では行き過ぎまで生じた。

下は、1年の地域パフォーマンス

52w_飲茶_20110924


こちらが、長期の先進国VS新興国のパフォーマンス比較

EM_DM_weekly_20110924


次が単純な長期株価推移

150W_飲茶_20110924

通貨安を志向していた新興国も、先週の自国為替の急落には焦ったようだ
人民元だけは、北京にコントロールされているので、超安定ぶりを見せ付けている。

bricS_対ドル為替レート_20110924


来週は、9月29日のドイツ議会でのPIIGS援助法案の議決が焦点だ。
先週の選挙で、救済を支持している野党(SPD)が躍進し、絶対反対を主張する連立与党(FDP)が後退した。
メルケル率いる与党CDUとしては、救済を可決させやすくなったと言える。

しかし、それはドイツの負担が急増することを意味する。
欧州統一債権への扉が開かれるわけで、「首都圏から税金を巻き上げて、地方へ回す日本」の構図の欧州版が成立するのだから

そういう感触を受けて、ドイツのCDSは急速に悪化している。

日独 PIIGS CDS_20110924



一方、欧州銀行のドル資金調達は実弾補給が行われないまま一週間が経過したようだ。
US$LIBORの3mは、上昇が止まらない。

LIBOR_20110924


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為替の超安定を見せ付ける中国だが、
実績PERが、ついに13倍を割れた
リーマンショックの時以来だ。

先週は、HK市場に対して、欧米の投資家の大量売りが出たと思われる。
欧米にある新興国EFTの残高も急減していた。

PER_上海_20110924


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リスク回避の動きは、景気がどうであれ、株がどうであれ、大丈夫と豪語していたゴールドにも及んだ。しかし、現状の下落では、単なる軽い調整の域を出ない。

gold


通貨別にみたゴールドは下のような感じだ。

通貨別gOLD価格_20110924

資源エネルギーは、すっかりリセッション・コースを織り込んでしまった。
今週の急落はただ事ではない値動きだった。

資源エネルギー_20110924


しかし、世界景気のバロメータの船賃は静かだ。
リセッション懸念はあるが、景気は一応巡航速度の中にあるのだろう。

船賃_20110924



さて来週は、29日のドイツまでは投資家は動けないだろう。
果報は寝て待つしかないだろう。

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2000年10月10日のエッセイ

10年以上も前に、ある会社のために書いたエッセイです。
ブラックマンデーの事を思い出そうと、HDDの中、ブログ、色々検索していたら、出てきました。

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エピソード1 : ブラック・マンデー
 

株の投資を始めたのが87年8月でした。
先輩に教えを請いながら投資を始めて2ヶ月ちょっと経過した10月19日、世界の株が暴落したブラック・マンデーがやってきました。

私の運用していた資金も、その30%が一瞬で消えてしまいました。
世界の崩壊みたいなことを言う人もおりました。


しかし、その後約2年で元気な世界に戻りました。
経済や株は、人々が必死に働いて達成しつつある姿を示しています。人間は向上を目指して努力を続ける生物です。
ですから、時間は私たちの味方です。
私がブラック・マンデーから学んだことは、『人間の努力を信じて前向きに考えよう。』という事でした。


現在の日本でも、向上心を持って必死に働いている人がいます。
そんな人が日本の多数を占める日がくる事を信じて、日々の投資活動に従事しております。


10th October 2000

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事実上の「貸しはがし」が急速に進んでいるアメリカ

アメリカ株に強気だった頃の理由の一つが「ABCP」残高の回復だった。

アメリカ経済の雇用の80%以上を支えている中小企業の資金繰りを観測する上で、ABCPの残高は一種のバロメータだ。

それが回復している = 将来の景気と雇用に期待が持てる
減少している = 将来を悲観せざるを得ない


バンカメ、シティ、JPモルガン、その他の地方銀行、
彼らが自己保身のために、BSの両肩を急速に削っていると推定できる。
ABCP残高は、そのあおりを食らって減少しているのだと思う。
別の手段を通じて、中小企業の資金繰りが達成されているなら良いのだが・・・今は、それを知る手段がない。

ABCP_20110923

10年債金利は、1.76%まで急低下した。
日本化が定着するのかもしれない。

金利低下 = PER低下
これが日本化のファクターの一つだ
10ynote

下がる気配の無い、US$ LIBOR金利だ。

欧州の銀行に対して、無制限ドル供給が既に実施されているハズだ。

声だけで、実施されていないのでは・・・という懸念を反映しているのかもしれない

$LIBOR

昨夜は、PIIGSのCDSは、静かだったが、日独は急騰した

短期筋の動きだろうと思う。

CDS

「2011年は2極化!」と予想してきた。

政府と関係が薄い企業は、OK
国策の援助に頼る度合いが大きな企業は、ダメ

それが基本だ。
アップル、アマゾン、OKの代表格だ

AAPL_AMZN

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2011年9月22日(木曜)の記録

昨夜の欧米市場の記録

日米欧の金融セクターの動き
欧州(黄色)は着実に下がっている。
サブプライム関連の後処理が中途半端で償還延長などの実質的なトバシが行われている欧米の金融の下げが大きいのは当然だろう。
WFIN

USの金融4社の株価動向
Citi(白)
Bank of America(赤)
JP Morgan(黄)
Goldman(緑)
USFIN

耐えていたエマージング市場も、今週は一気に下がっている。
投資家が投げていることは明白だ
EM

ゴールド(赤)はチャート・ポイントまで下がった。正確には、少しネックラインを切った。
銅(白)、ニッケル(緑)は、景気後退を織り込んでいる
commodity_20110923

世界を震撼させている欧州の金融の個別銘柄の昨夜の動向
10銘柄が▼7%を超す下げた
bebanks

インデックスの状況
日本時間14時14分現在
20110923_1414


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月次リターン

"Sell in May"のリズム : 落胆の5月、6月、安堵の7月、不安の8月、9月が季節のリズムだということは、過去にも何回か書いている。 
ここ( 目次 : あなたは何月に株を買う? "Sell in May"を考える )も参考にしていただきたい。

いよいよ、不安の9月が来週で終わる。
今日は、月次リターンを考えてみたい。

下図は、過去36年間の月次リターン(ローカル通貨ベース)だ。
9月は、確かにヒドイ状況だ。

月次ローカル・リターン
もうすこし、詳細に、9月と10月を表示するとこうなる。
ばらつき度合いが、理解できると思う。
小さな図で申し訳ない
クリックして、拡大してご覧いただきたい。

まずは、9月
月次ローカル・リターン2

こちらが、10月
月次ローカル・リターン3

9月よりも、10月は、出来・不出来のバラツキが大きいのだ。
それは、時々10年に一回程度の暴落が、10月に起こっているからだ。

今年は?
確信的弱気論者でないかぎり、誰にもわからない

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頭が"くらくら"してきた

勉強会の資料を作っている

表紙を作っていたら・・・・・内容を見ていて
頭がくらくらして
吐き気がしてきた 
表紙

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リビアの暫定政権の無期延期

リビアの暫定政権が生まれない。
無期延期になっている。

( 下のオリジナル記事は、こちら )

リビア_20110919


2011年3月8日のエントリー、アフロ化中東の民主化運動
で書いたことだが、
再掲した下図の2.が顕在化しているのだ思う。

新体制を建設するプロセスでは、新権力間の激しい闘争が繰り広げられる。
それに勝ち抜き、他を排除する勢力が出現して、初めて安定的な政権が生まれる


今は、闘争期間中だ。
待つしかない。
中東アフリカ民主化_20110228_1

中東アフリカの株式市場の様子
トルコ、エジプトが、大幅に下げている
ここは欧州のファンドが大量に入れ込んでいたので、売りがなかなか終わらないのかもしれない。
アフリカ中東
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生活習慣を変えれば、投資が上手になる (4)机の上が物で「てんこ盛り」になると、投資が下手になる

どの株をいくらで売るか買うかの判断は、相場が始まるまでの時間で終わるわけではない。

一日24時間、世界中から情報が飛び込んでくる。
毎分のごとく入ってくる新しい情報に対して、「○×の判断」を継続するのが投資の基礎作業だ。

手渡されるレンガを一個ずつ正確にコツコツと積んでいくような単純作業に似ている。
ただレンガの形や大きさ・重さが不定期に変化するので、手に取ったレンガをどこにどんな形で積むべきかの判断を毎回短時間で正確に判断するハメになる。

その判断処理の作業場が、机と脳だ。

両方とも広々とした空間を確保して、最高の作業ができる条件にしておきたい。

机の上と脳内は表裏一体だ。
机の上がごちゃごちゃしているときは、脳の中も同じ状況になっている。
そういう時は、体を動かして、別の部屋に行くか、喫茶店などの何も無い机に向かうのが効果的だ。
広々とした空間を確保して、最高の作業をすれば、投資が上手になるのだから。

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目次 : 生活習慣を変えれば、投資が上手になる
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生活習慣を変えれば、投資が上手になる (3)朝寝坊をすると、投資が下手になる

朝寝坊をすると、投資が下手になる。
 
相場は午前9時始まる。何があっても待ってくれない。
9時の鐘が鳴る前に、どの株をいくらで売るか買うかを全て判断し、処理を終えてから、9時を迎えなければならない。
そのためには、判断に必要な「情報収集と熟慮の時間」が、9時前に、相当程度確保されていなければならない。
 
それができている投資家と、何もしないままで9時を迎えた投資家が勝負をすれば、その勝敗は明らかだ。

この点だけに関しては、努力をすれば必ず報われる。
規則正しい早起きを継続する意思を持って、地道にやる、それだけだ。

友人の証券マンは、「我々は豆腐屋さんだ。他人の朝食用の味噌汁に間に合うように、毎日早起きをする。」と言っていた。
昔から、早起きは三文の徳、と言うではないか

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目次 : 生活習慣を変えれば、投資が上手になる
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