2011年10月

Google : ペイジの選択と集中

4月にCEOがラリー・ペイジに変わって以降、
選択と集中を強めているのがGoogleだ
不要部門、遊び過ぎの部門をバサバサと切り捨てている。

この動きは、Steve Jobsがアップルに復帰した時に、18部門に拡散していたビジネスに大ナタを振るった行動と同じだ。
ファウンダーであるペイジCEOだからこそ、将来を見据えて、未練無く切り捨て&集中ができるのだと思う。

goog_20111030

株価は、$600という節目まで上がってきた。
グラフ上段&中段
赤枠内が、ペイジがCEOになって以降の株価推移

予想EPSもヒタヒタと切り上がってきた。
グラフ下段の青丸

facebookに人気を奪われ、ほとんどのアナリストに敬遠されているのがGoogoleだ。
しかし、Googleはジワジワと変身していると思う。

コメントはこちらから

「独り歩き」が始まる"EFSF"

とにもかくにも、救済が決まった。
そして何がどうであれ、不透明感が低下したので、株は急反発した。

飲茶_20111029

今回は、最終的にどこに落ち着くかが、事前のリークで明らかであったので、最終合意に向けた政治的なセレモニーを安心して見る事が出来た。
株式市場が10月4日前後で底打ち反転したのも、同様な理由だと思う。

さて数週間前からの動きを振り返りながら、今回欧州が決めたことを確認してみたい。

まずは、
自分の国の銀行は自分で救済する=各国がToo Big to Failを実行する
銀行は各国政府の手下であるゆえ、各自が責任を持って救済するか、倒産させるかの責任と権限がある。
財政統合&政治統合が無い現在においては、この原則しかありえない。

10月10日の下記事で示唆されていた。オリジナルはこちら英語版
Bail Out_20111010

欧州が決めたこと(2)
EFSF(European Financial Stability Facility)を拡張しても、拡張された部分の実質的な資金拠出にかかわらず、当初の各国の発言権・決定権の割合を変えない
=ドイツの発言権&決定権を強化しない、と換言しても良い。
弱小国が多いEUでは、この部分の修正が発生する案では、今回のような緊急措置はまとめられない。

拡張部分は、借入、債権発行、優先出資、可能な限りの手法で、外部資金を確保する。
ECBの関与は最後の局面まで保留される。
結果的には、ドイツの金融機関が最大の金集め&拠出をすることになる。
また中国や日本は、資金の拠出をすることになる。

参考報道:サルコジ仏大統領は、各国首脳らと民間銀行との長時間に及ぶ交渉の末、銀行が保有するギリシャ国債の50%を「自主的に」減免することで合意に達したと述べた。

 また同大統領は、欧州金融安定基金(EFSF)を4倍から5倍に拡充することでも合意したことを明らかにした。それにより、スペインやイタリアなどの国が発行する8000億ユーロから1兆3000億ユーロの債券を保証できることになる。

 首脳らは、ユーロ圏の大手銀行70行の資本バッファーを1060億ユーロ積み増す計画にも合意した。ただし、その資金の出所は明らかにされなかった。




多くの論評にあるように、結果的にEFSFは、サブプライム住宅ローンを組み込んだ証券化商品もどきに変質する。

さっそく懸念が表明されている。
例:
バイトマン氏は27日、ミュンヘンでの講演で、「協議されてい
るレバレッジの手法はその構造が今回の危機を引き起こしたものに似ている」と発言http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=a13yvhvUfIiY
私は、それをする目的で合意したのだと判断している。
(レバレッジを5倍かけたSPV、当初は・・その後10倍以上になるでしょう)をもって、毒(欧米の国家債務レバレッジの崩落&民間のサブプライム証券化商品などのレバレッジ商品の後処理)を制することを決めたのです。
会議が終了した直後だが。
独仏、二人の表情が、実に良い
やれやれ、やっと終わった
心底つかれた
肩の荷がおりたので、少し休みたい
そんな雰囲気が伝わってくる写真だ
http://uk.reuters.com/article/2011/10/27/uk-eurozone-idUKTRE79I0J920111027
1

友人のEUサミットに関するコメント
的を得ているのでコピペさせていただきます。

現地26日夕方から始まったEUサミットは翌日午前4時半までのマラソン会議となり、
10頁・35項目に及ぶ基本合意と、
ユーロ圏ガバナンスの向上を掲げたAnnex1、
銀行の資本増強方針を示したAnnex2、
併せて15頁・51項目からなるステートメントを翌朝に発表。

概ね期待されていた通りながら、
そこそこ具体的な内容が示されたこと、
何よりも利害関係が必ずしも一致しないEU各国首脳の共同歩調が確認できたことが収穫。
各国株式市場は大幅高で反応


今回の措置は、ギリシアの国債を50%ヘアー・カットするのだが、デフォルトに非該当とされた。
ゆえに、CDSスプレッドは下図のように急低下した。

1

当然、このルール無視の超法規的な決定への反論はでています。
例:民間が保有するギリシャ国債の50%の元本減免(ヘアカット)で欧州連合(EU)と銀行側が合意したが、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場関係者の間では、市場の存在意義が問われる事態との声があがっている。

でも、銀行は国家のシモベですから最終的には従いますね。
世界の金融株は、そろって反騰しています。
黄:欧州、赤:米国、緑:日本

1

USのVIX指数は、ストンと下がりました。
恐怖は、低下を継続するでしょう。
世界の株にポジティブです。
VIX

ただし、一旦拡大してパワフルになったファンドは、増殖し独り歩きを始めます。
何かを破壊するまで巨大化します。
これ無しでは生きていけない国があるので、なかなか削減&消滅させられません。


参考
欧州金融安定ファシリティ

European Financial Stability Facility


コメントは、こちらから

メモ(2) : オリンパス

文字数制限に達した為、その(2)
今週で周知の事件になったので、単純追跡は終わりにします。

10月28日

THE ECONOMIC TIMES
Former Olympus Corp Chief Executive Michael Woodford said on Friday he has met with US federal prosecutors and hired a Washington law firm,


NewYorkTimes:
Federal authorities are intensifying an investigation into the large fees that the Japanese company Olympus paid to an obscure American brokerage firm. The Securities and Exchange Commission and other regulators have now begun their own inquiries into the $687 million payout, according to people briefed on the inquiries.

Olympus analysts surrender, leave clients in dark
顧客がもっとも情報や判断を必要とする時、アナリストはダンマリを決め込んだ


オリンパス、5件目の買収案件が浮上
Viscogliosi(アドバイザー)に、約2500万ドルの貸し付けをして、ほぼ焦げ付きらしいが、詳細未確認

U.S. Inquiry Grows Over Olympus Payout


 
漂う「仕掛け」のにおい…疑惑だらけの高値つかみ

オリンパス、ウッドフォード氏との平行線続く

オリンパスの菊川元会長、リスク追求に誇り

残る多くの謎 巨額報酬、不透明な助言会社選定…

報酬で食い違い オリンパスM&A


10月27日

大王製紙やオリンパスの問題への批判に対応、東証が企業統治強化を要請

株価は買い戻しで大幅に上昇

7733

新社長の記者会見


1.単なる失敗M&Aの連続に過ぎない


2.ぼったくられたかもしれないが、支払った手数料は、違法ではない


説明資料はここにあります。

<< 私の感想 >>
会社の説明通りなら、
日本や海外のPEファンドの腐り案件を、高値で押し付けられ、
しかも世間相場の5倍〜10倍の手数料を払ったことになる。
佐川氏をはじめ関係者は、巨万の富を得て、一生遊んでくらせるハズだ。

この失敗M&Aの連続の「経営責任を追求」したのが、ウッドフォード氏で、

これに対して、「わが社では、短期では責任追及はしないのだ。買収した会社が何十年後かに膨大な利益をもたらす可能性もあるのだ。性急な責任追及をするのは我社の経営風土に合わない。出ていけ」となったことになる。

これに、ウッドフォード氏は、どんな反論をするだろうか?


社内向けメモで前社長を酷評したオリンパス会長買収の説明なしに人身攻撃、投資家は暗室に置き去り

10月26日夕方
ウッドフォード氏:米FBIにジャイラス買収の支払い関係書類提出へ

オリンパス<7733.T>新社長に高山氏 菊川氏は代表権ない取締役に


Olympus President, Chairman Kikukawa Resigns

Olympus chairman quits; watchdog probes firm on disclosure

Olympus Chairman Kikukawa Quits After Takeover Allegations Hammer Shares

ここにきて日経新聞もようやく他メディアに追随する感じで、批判トーンに変化してきた。

 
25日を境に、日経新聞、朝日新聞以外の報道姿勢が変化した。
日経新聞も、日経本誌以外では少し報道を始めた

10月26日
トピックス:オリンパスをめぐる疑惑

Japanese media interest has been muted, regulators are mostly mum and many politicians seem unaware anything is amiss.

オリンパス前社長:「有毒な」取締役会の一掃なら経営トップ復帰へ



オリンパス<7733.T>問題、監視委が情報収集 開示の適切性に関心=関係筋

オリンパス、疑惑浮上でも侮れない医療機器事業の価値

オリンパス:「買収で1200億円損失」前社長が追及へ

迷走”オリンパス上場廃止あるか…FBI捜査と株価暴落の狭間で

http://www.bloomberg.com/news/2011-10-26/fired-olympus-ceo-woodford-offers-to-return-once-toxic-board-is-removed.html
Olympus Corp. (7733) former Chief Executive Officer Michael C. Woodford said that the company’s “toxic” board must go and that he would be ready to run the company again if the majority of shareholders wanted him to.

日本の企業統治:オリンパスの闇


オリンパス:英買収「不適切行為の可能性」 監査法人指摘

オリンパス、混迷の霧深まる 「企業文化の違い」事件化の様相


メモ(1) : オリンパス

単なるボッタクリに遭遇した経営者か?
脱税か?
マネーロンダリングか?
反社会的な組織が関与しているのか?

部外者の私には判定できない。
過去1週間のメモを記録として残しておきたい。

(1)発端
(2)コンパクトで事実関係がまとまった記事
(3)健全な精神と冷静な心で、判断しながら読む記事
(4)大手メディアの報道 
(5)その他資料など
=======================

(1)発端:FACTA 2011年8月号
http://facta.co.jp/article/201108021.html
オリンパスとGCの間で事業上のつながりができたのは、オリンパスが00年にITX株を取得したころである。ITXへはGC傘下のファンドを経由して出資し、前述した問題子会社3社の株式をオリンパスが最初に取得したのも、GCのファンドからだった。
オリンパスのM&Aでは、GCは仲介役であるとともに、ベンチャー企業の売り主であり、「ITXの別動隊」でもあり、一社で何役も務めているようだ。オリンパスがITXに出資を本格化させたころにITXの社長だった横尾昭信(現JALUX社長)とGCの横尾は、実の兄弟であるうえ、現在オリンパスの傘下には、GCの横尾が代表を務め、かつてはITXが子会社としていたラプランタ(野菜の人工栽培、長野県岡谷市)のようなベンチャー企業もある。オリンパスとGCにITXまで絡んで、資本関係と人間関係が複雑に入り組んでいるのだ。

(2)コンパクトで事実関係がまとまった記事
http://neojaponisme.com/2011/10/23/a-guide-to-the-olympus-mysteries/
ここに多数出てくる日本人の中には、善人だが、ひと悶着に巻き込まれた人もいる。
巻き込まれ組に属する人は、金銭的な儲けは無く、会社清算の後処理を押しつけられたり、風評被害で苦労している。私が知っている人もいる。今は真面目に頑張っている人もいる。
しかし、それ以外のここに掲載された人達は、過去にひと悶着を起こし証券業界では「定評」のある人が多い。人間、一旦こういう領域に手を染めるとやめられないのだろう。

(3)健全な精神と冷静な心で、判断しながら読む記事

http://togetter.com/li/203501


http://www.japansubculture.com/2011/10/olympus-bringing-it-into-focus-a-special-breach-of-trust/


以下も、注意して自己責任で選別しながら読むモノです。
1.http://tokumei10.blogspot.com/2011/10/blog-post_7944.html
2.http://blog.livedoor.jp/sheltem2/archives/52189657.html
3.http://pipeo.jp/users/graph.php/1002
4.http://nritaro.blog103.fc2.com/blog-entry-85.html

ここに掲載されている下記事件は、業界では有名だそうです。
三菱レイヨンの子会社をめぐる巨額横領事件
三菱レイヨンの吉森章と、取引先の「濱田雅行」が共謀して巨額の横領を行い、この子会社は33億円の貸し倒れをだし、精算された。
株損失隠ぺいで残高証明書偽造、元会社幹部を逮捕
大手繊維会社「三菱レイヨン」(東京都港区)の海外子会社の幹部らが、株取引の損失を隠すため口座の残高証明書を偽造していたとして、東京地検特捜部は十四日、創価学会員で資産運用会社「ミラコインタナショナル有限会社」(オランダ)の元部長・吉森章(52)、創価学会員で証券会社「ペインウェバー・アジア・リミテッド」(香港)の元東京支店株式本部長・浜田雅行(51)両容疑者を有印私文書偽造、同行使の疑いで逮捕した。
調べによると、吉森容疑者はミラコ社に無断でペインウェバー社に口座を開設し、投機性の高い株などを取引していたが、約十億円を損失。口座の残高が半減したことを隠すため、一九九六年六月、浜田容疑者と共謀し、九三〜九五年にかけて二十億円から三十億円の残高があったように装うニセの残高証明書を作成、ミラコ社に提出した疑い。
6.http://logsoku.com/thread/anchorage.2ch.net/siberia/1253665635/

 
(4)大手メディアの報道 

10月25日
オリンパス買収疑惑、資金の流れ解明本格化 欧米メディア追及過熱

企業統治、日本は中国、ロシアより下位 オリンパス騒動、もはや文化の違いでは済まない

オリンパス問題で真相求める動き拡大、FBIも資金実態を調査

The "emperor" of Olympus, protector no longer

オリンパスの不透明なM&A、金融庁と監視委に調査要請=民主政調副会長

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/26840

http://jp.wsj.com/US/node_330685

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aB2LAAFyUfkw
買収報酬の支払い問題で、菊川剛会長兼社長が24日に社内向けに経緯を説明する文書を発信し、前社長の「常軌を逸した行動が止まらない」と批判した。焦点である英ジャイラスなどの買収に関しては、次回に説明するとして触れていない。

オリンパス株急反発、日証金は貸株利用で注意喚起−信用規制警戒(1)

10月24日
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-23776720111024

10月23日
http://dealbook.nytimes.com/2011/10/23/2-japanese-bankers-at-heart-of-olympus-fee-inquiry/
The F.B.I. is now investigating the $687 million payment, according to two people briefed on the case. The focus of the investigation is not yet clear, and a spokesman for the F.B.I. in New York, James M. Margolin, declined to comment.

Ultimately, Olympus spent $687 million on fees, or 36 percent of the value of the Gyrus deal, according to PricewaterhouseCoopers. An adviser’s fee typically amounts to about 1 percent.

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=aoTULkMQCxM0
オリンパスの菊川剛会長兼社長が、経済フォーラムへの登壇をキャンセル
日経フォーラム「世界経営者会議」のウェブサイトによると、法令順守やリスク管理など企業の社会責任について,パネリストとして議論に参加する予定だった.
オリンパスは19日、財務アドバイザーへの支払い内容を開示した
支払い額は合計6億8700万ドル(約524億円)
それまで菊川氏などが300億円程度と説明していた内容と異なり、解任された前社長の指示のもとでコンサルティング会社がまとめた報告書が指摘した金額と同額。


10月22日
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/26788
ウッドフォード氏は英国に戻ったが、身の安全が心配だと話しており、スコットランドヤード(ロンドン警視庁)と英重大不正捜査局(SFO)に訴えを持ち込んだ。同氏いわく、オリンパスが英国の銀行を通じて行った送金について調査してくれるのを期待してのことだ。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23754020111021
AXES設立前にドレクセル・バーナムやペインウェバーでの勤務経歴も持つサガワ氏は、AXESの社長であり、関連企業で最終的に多額の手数料を受け取ったAXAMの取締役のように振舞っていた。

あのオリンパスに「日経ビジネス」元関係者が社外取締役(日本の大手メディアはこの事件を正しく伝えたか)

10月21日
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=aIyaGyLqFZWo
現在進行中の今回の出来事には、あらゆる要素が盛り込まれている。1919年創業という誇り高き企業、日本人トップならやらないであろう手法で企業改革を成し遂げようとして解任された外国人社長、日本ではめったに表ざたにならないのに表面化した内紛、やくざ関与の可能性の気配、浪費されたかもしれない多額の現金、何をすべきか分からない企業幹部、メディアの熱狂、問題がすべて消えてなくなってほしいと願う規制当局者などだ。

http://uk.reuters.com/article/2011/10/21/uk-olympus-adviser-idUKTRE79K2FT20111021
The veteran banker, Hajime 'Jim' Sagawa, owned an obscure U.S. financial firm which was hired by the endoscope-maker five years ago to provide what later turned out to be stunningly expensive advice, a fee of $687 million (435 million pounds), the documents show.

http://www.bloomberg.com/news/2011-10-20/olympus-scandal-prompts-record-speculation-via-margin-accounts.html

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/26536
オリンパスの取締役会の構成や株主構成を考えると、別の結果が出る可能性はほとんどなかった。15人の取締役のうち12人は菊川氏に忠誠を尽くす幹部であり、同社の株式の60%は、問題を起こすのを嫌がることで有名な日本の金融機関か、その他の日本企業によって保有されている。

http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-23734920111020

10月20日
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23729620111020

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/23598

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23710020111019

10月19日
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/26194
3社の事業内容は互いにかなり異なっているが、あるSPVは3社すべての株式を保有しており、それ以外にも2つのSPVが3社のうち2社の株式を保有していた。このつながりから懸念を覚えたはずだとウッドフォード氏は述べている。
3社の買収はすべて、グローバル・カンパニーという同じ投資ファンドを通じて実行された。前出の資料によればこのファンドは2000年から、オリンパスより資金を受け取っていた。そしてオリンパスの買収部門として行動し、外部のファンドマネジャーによって運用されていた。

Myめも:オリンパス
1.Gyrusの買収でアドバイザーに支払った金額は経営陣とウッドフォード氏で異なる。
2.森副社長は報道にある6.9億ドルの「半分以下」と言い、Gyrusの優先株を買い戻すための600億円は、「アドバイザーフィーとは別」と主張
3.AXAMとの関係は2004年から継続的にあったが、過去取引は開示せず
4.1,680億円ののれん代評価の妥当性に疑問符があると言われている
5.仮にのれんの多くが減損の対象となれば同社の自己資本に大きな影響があり、増資が必要

http://news.businessweek.com/article.asp?documentKey=1377-aszoQxdAvXR4-3ILUIDPOEJJR0J6LT4D0VSP07P

http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-23705120111019

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/26194
3社の事業内容は互いにかなり異なっているが、あるSPVは3社すべての株式を保有しており、それ以外にも2つのSPVが3社のうち2社の株式を保有していた。このつながりから懸念を覚えたはずだとウッドフォード氏は述べている。
3社の買収はすべて、グローバル・カンパニーという同じ投資ファンドを通じて実行された。前出の資料によればこのファンドは2000年から、オリンパスより資金を受け取っていた。そしてオリンパスの買収部門として行動し、外部のファンドマネジャーによって運用されていた。


10月18日
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23698420111019

10月17日
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/25966
オリンパスは解任のわずか2週間前にウッドフォード氏にCEOの肩書きを与えていた。菊川会長はこの時、ウッドフォード氏の指導力を称え、同氏が進める「変革を受け入れる」よう従業員に促していた。
 それなのに、14日の取締役会では、ウッドフォード氏は発言を許されず、全会一致で解任が決議された。

10月16日
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920009&sid=aJwokXAnIOxw

10月14日
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23623020111014

<解任以前>
7月5日
http://diamond.jp/articles/-/12985

(5)その他資料など
めも
Olympus Scandal: KPMG Quit Over Gyrus Accounts
Oct. 23 (Telegraph) -- Auditors resigned two years ago from Gyrus, the British technology company at the heart of a scandal rocking Olympus, official records show.
Gyrus documents show that years before Mr Woodford's revelations, accountants from KPMG flagged up "circumstances connected with our resignation that should be brought to the attention of the company's members or creditors".
The auditor was unable to understand the company's relationship with a Cayman Island vehicle, Axam.
According to the accounts, Axam was given shares worth $176m that were entitled to 85pc of Gyrus's future profits.
The auditor said it did not have enough information to determine whether Axam was a related party, adding that documents had not been kept properly. KPMG was soon to be replaced by Ernst & Young, which gave similar disclaimers on the company's next accounts.
The only named director of Axam is a former Wall Street banker called Hajime "Jim" Sagawa. Olympus is currently looking into what happened.


めも
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2001b/nr011211technoj.cfm
参考:横尾昭信氏と、横尾宣政氏は、兄弟

資料

めも
横尾昭信
http://biz.bcnranking.jp/article/keyperson/0207/020729_65609.html

横尾昭信


めも
2006年6月5日付けの日経産業記事
病院向けの情報システム開発を手掛けるメディカリューション(東京、横尾宣政社長、03・5777・5606)は、
患者のカルテ内容や検査履歴を複数の病院で共有・閲覧できる電子カルテシステムを開発、販売。
価格は、パソコン端末が五百―八百台ある五百床規模の大型総合病院向けに販売する場合は約一億円。
従来の同程度の機能を持つ電子カルテの約半分にしたという。二〇〇七年九月期に十億円程度の売り上げを目指す。

めも
http://health.ad-j.biz/archives/2008/04/post_204.html

<直接関係はないが、備忘録>
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2012年を考える(1) 最初の下準備

例年11月に来年の事を考える
その作業は、過去に書いたエントリーを読み返すことから始まる。

今年は少々早いが、この週末から始める。
2011年は実質的に終わったと思うからだ。

月末までに読もうと思っているのは、以下のエントリーだ。

大きな流れは読み通りだったと思う。
紆余曲折はあるだろうが、2012年も、このシナリオを中心にして動くと思う。

無論、JPのダイモンCEOが「とんでもない!許せない」と、公言しているように、金融セクターには逆風である。

(1)最も中心のエントリー
Financial Stability Bill : アメリカ金融改革法案 : ボルカー・ルール (5) 欧米のニュアンスの相違

(2)2番目に重要なエントリー
Financial Stability Bill : アメリカ金融改革法案 : ボルカー・ルール (4)

(3)目次
規制強化の時代

(4)市場 VS 国家(EU)の戦いの本番は2011年

(5)市場を一方的に馬鹿にしたら、自分でお札を刷るしかない、

(6)アメリカ社会の方向性

(7)このシリーズ:アリとキリギリス

月末まで、読みかえして、色々考えることにします。

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個人は、株よりも、不動産に踊る

強欲と恐怖(Greed & Fear)は、寄せては返す波のように、何度も繰り返す。
ブーム(バブルとも言う)と、その崩壊(バストとも言う)で、大儲けする人もいるし、大損する人もいる。

大儲けした人は黙っているが、大損した人はわめきたてるので、ブーム&バストでは、損をした人が多いような印象が出回ることになる。

1980代と、2000年代、2回の不動産バブルがあった。
1990年代には、ITバブルがあり、個人のDay Traderが跋扈した。

個人が、どこまでバブルで踊るか?
株式ブームの時よりも、不動産ブームの時に、馬鹿踊りする
不動産は借金して買っても良いが、株は借金してまでは買わない、、、個人は、そう考えているようだ。

下の個人の借金の様子にそれが如実に表れている。

消費者利払い_20110905

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バイ・サイド VS セル・サイド

証券会社、投資顧問会社、投資家(機関投資家、大口投資家、一般個人投資家
その関係を俯瞰してみたい。

下図が、私の俯瞰図だ。

証券会社から見れば、投資顧問会社は、証券会社から見れば、「株や債権という商品を買ってくれる顧客」なので、証券会社は、
証券会社:セル・サイド
投資顧問会社:バイ・サイド
と、分類している。

しかし私は、
証券価格のリスクを取っている(=投資家)か、
価格変動に無関係に手数料を得る(=ブローカー)か、
で、分類している。

私の分類では、投資顧問会社はセル・サイドである。
その証拠に、パフォーマンスを高めることよりも、資金を集める(ファンド商品を顧客に売る)ことが優先されている。(売る=セル・サイドの行為)

顧客を増やせば、顧客が儲かろうが損をしようが、自動的に儲かるので、M&Aを通じて顧客(=運用資産)を買収する事が盛んに行われている。

業界全体図


投資家に関しては、機関投資家であれ、個人投資家であれ、レベルによって以下のように分類される。
投資家分類_1


Aグループと、Bグループが、現実に投資を実践しているのだが・・・
人数的には、下図のような構成(長方形の数のようなイメージ)になっていると思う。
上に行くほど、動かしている金額は大きく、下に行くほど小額だろう。

上級レベルの層は、一般的には20年選手が多いようだ。

1



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コツン判断から、10日が経過して・・・

10月6日に、よし、ここだ!と判断してから、10日ほど経過した。

まだ要注意、要経過観察、そういう状況だが、多分下値が切り上がるフェイズに転換したと思う。
Sell in May調整( "Sell in May"のリズム : 落胆の5月、6月、安堵の7月、不安の8月、9月  )が終了したのだ。

上昇局面=戻り競争に突入した世界の株式市場、ということになるが、こういう局面で、日本は劣後する。
下げに強く、上げに弱い、、これが日本株だ。
1
戻り局面が通常の性格になるのであれば、
(1)成長性の高い銘柄 > 成長性の低い銘柄
(2)ハイリス銘柄 > ローリスク銘柄
(3)新興国 > 先進国

・・・・・という性格になる

US株のセクター動向
を見れば、ITセクターや、一般消費&サービス・セクターの上昇が顕著だが、まさに上記の「戻り競争局面の性格」を反映している。

2

ドル指数の戻り局面は終わったようだ。
新興国通貨を売りたたく局面が、峠を越したのだろう。
3

今回の戻り局面が、通常の戻り(=2012年のSell in Mayまでの継続的な上昇)局面のような性格を持つとすれば、世界の株式は相当な上昇率を示すことになる。

そして、ハイリスクの代表である新興国の大きな上昇が、来年のSell in Mayの前に起こり、
「新興国 > 先進国」の相対値は大きく盛り返していると思われる。

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今週、「これ重要」と思ったこと

facebookをメモ代わりに使っているのだが、「これ重要」とメモった事を中心に週末に読み返している。

1.http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aRMN.OQEWKeE
このニュースは重要だ!
合法的にギリシアに金を供給して、合法的にギリシアの資産を購入
する
これなら「外人にエーゲ海の島を売る」というセンセーショナルナ
ルな事を避けて、「エーゲ海の島を観光開発」するという言葉に、すり替える事が可能だ
2.US$ LIBOR ・・・ いつかは低下する。。そう願っていたが、ここまで上がり続けてきた。
来週以降は、要注意レベルになるかもしれない。
Fedが動き出すかな?
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3. あれぽっちの雇用統計で、US10年金利は、2%台へ復帰した。
しかし私は、相当なドル安にしない限り、皆が期待するレベルの景気回復には戻らないと、判断している
( クリントン第一期政権下の猛烈なドル安/円高を思い出してみよう )
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4.これが一番の安心材料でした。経済の血液循環装置である銀行の機能を維持する。

欧州中央銀行(ECB)はカバード債の購入と期間1年以上の長期
資金の供給を再開する。トリシェ総裁が自身にとって最後の定例政策委員会後の記者会見で発表した。ソブリン債危機が短期金融市場を脅かす中で、ECBとしての危機対応を打ち出した。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aU9I98QeieOo

5.4と同じですが、

<銀行を公的資金で救済する実質的な宣言>
欧州連合(EU)は6日、経営不振の銀行の資本増強に向けた動きを加速させた。欧州委員会は、EU加盟27カ国に対し、銀行の資本増強策の協調措置について提示する方針を発表。
欧州委のバローゾ委員長は、ユーチューブで流されたテレビインタビューで「われわれは、銀行の資本を強化し、不良資産を取り除けるよう、加盟国が協調措置を取ることを提案している」と語った。
ユーロ圏債務危機の深刻化で投資家が銀行セクターを避けるなか、同セクターの信頼回復に向けた協調行動について、欧州当局トップの発言としては、これまでで最も明確な発言となった。
6.ギリシアPIIGS関連のドイツ銀セミナーのメモ
1.当座の流動性・資金繰りは、ECBが支えざるをえない
2.ギリシアをどうするかは、年末までには素案がでるだろう
(2012年を通じて、素案を議論し、2013年に実行されると、春山は感じた)
3.欧州は政治統合は無理だ。まだ、他民族のカルチャーを受け入れる状態にない。
その他のニュース
1.http://www.cnn.co.jp/business/30004189.html
2.http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-23501120111005
「7月の合意以降、特に欧州の金利など、状況は変化しており、計画は修正を余儀なくされるだろう」・・・そうでしょうね
3.http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT801471120111005
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Steve Jobsのいなくなった"アップル"

Steve Jobsの病気については、ここ( じん@nijuoti さんの医療観点から見たジョブズの偉大さ講義 )がおそらく正解を指摘していると思う。

膵臓内分泌腫瘍という非常に珍しい癌だ。
facebookのコメントで教えていただいたところによれば、「予防は不可能ですが、ごく一部に遺伝性のかたもいらっしゃるのでその場合は早期発見の可能性があります。普通の膵癌に比べるとかなり稀な疾患で、しかも多くは良性だったり手術で治ります。ここまでひどいことになる人は相当少ないはずです。」ということだ。

さて、株価だが、Jobs無きアップルという事態に、定石通りに「懸念」を示して、やや軟調だ。

しかし、足元ではiPhone4Sは猛烈に売れている。
例えばこの記事( iPhone4S予約販売は20万台突破、「需要桁外れ」=米AT&T )
日本でも、AUに対する予約は長蛇の列だ。
私も金曜日夕方、有楽町ビックに行って確認した。

調整している株価、
売れているiPhone
これはチャンスだろう
APPLE_20111008

アップルに関して、「今後4年間の製品マップは完成している」という指摘もある。
しかし私は、そうならないだろうと思っている。
企業は自動操縦される飛行機とは違う。
経営陣、従業員、ライバル企業、移ろいやすい消費者、目間苦しく変わる経済環境、これらによって天才Jobsの描いた設計図は修正を余儀なくされるだろう。
仕方だ無いことだと思う。

稀有の天才経営者の存在の消滅は、投資家としては、その事実を冷徹に受け止め、今後の現実を静かに観察しなければならない。
そう自分に言い聞かせているのが、この週末だ。

なお、大好きだったアップルに関する過去記事は、
ここ( 
Steve Jobs died on October 5 2011 )にまとめてみました。

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