2012年01月

特別の前に、当たり前を

先日、本の推薦をしたら、Eさんから、
あの本に書いてあることは、当たり前の事ばかりです。
もっと特別に重要で、投資のポイントが書いてある本を推薦して欲しい。

と言われた。 

私が、
あなたが、「書いてあることが当たり前だと理解したこと」は素晴らしい。
で、書いてある当たり前のことを、実行されてますか?
と答えると、

Eさん:できないから、特別の事を知りたいのだ
春山:当たり前の事が出来ない人には、特別のことは、もっと実行困難です

この後、Eさんはむっとしてしまった。

私は昨年から、ずけずけ言うようにしている。 

さらにはチト意地悪な気持ちを込めて、変な質問に対しては
バラエティとして回答して欲しいですか?
真面目に回答して欲しいですか?

と聞き返したりもしている。 

考えずに、やたら思いつきで質問する風潮が増えたのはいつごろからだろうか?
回答を求めるのではなく、自分に賛成してくれる言葉を求める風潮が強まったのは、何故だろう?

国境を超えるドイツ

ついにドイツの堪忍袋の緒が切れそうだ。

下記は、FT記事より引用
The German government wants Greece to cede sovereignty over tax and spending decisions to a eurozone “budget commissioner” to secure a second €130bn bail-out, according to a copy of the proposal obtained by the Financial Times.

要は、ギリシアの予算執行の権限を、ドイツなど「金を出す国」がもらう。。。という事だ

 FT_20120127

 
責任と権限は表裏一体、、、ドイツの主張には筋が通っている。

見方によっては、国境を越えて行動するドイツに「生理的な嫌悪感」を持つ他欧州各国に「飴」を与えて権力を奪取するプロセスになる。

かつてのヒトラーは、飴を与えず、戦車で国境を越えた。
メルケルは、どんな飴を用意しているのだろう。


「ドイツ VS 英国」の戦いになると・・・

次第に「ドイツ VS UK」の戦いになってきている。
下記の記事を読んで、ふと感じた。

以下、引用

Diplomats are preparing to help Britons abroad through a banking collapse and even riots arising from the debt crisis.

The Treasury confirmed earlier this month that contingency planning for a collapse is now under way.

A senior minister has now revealed the extent of the Government’s concern, saying that Britain is now planning on the basis that a euro collapse is now just a matter of time.

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Telegraph_20120128


こうなると、もしかしたら、これまで頑なにPIIGS救済を拒んできたドイツの態度が急変するかもしれない。

歴史が動く時、歯車がずれる。
ずれると、えーっという方向に事態が進み始める。
観察のためのレーダーを高くしておかなければならない。 

推薦図書: Tape Reading & Market Tactics

この本はロンドン在住の天才投資家から、私が一番苦しい時にプレゼントされた。

今日でも、私がこの業界に存在できているのは、彼とこの本のジンワリと浸透する第一級の漢方薬的な暖かい価値の恩恵だと確信している。

Tape Reading & Market Tactics

Tape Reading & Market Tactics_1

英語の本だが、高校生でも十分に読めるレベルだ。
知らない単語が出てくるだろうが、証券投資を志す者なら知っていた方が役に立つ単語なので、覚えた方が良いと思う。

目次は裏表紙に書かれているが、14章以降から先に読むことを推薦する。
できれば、14章以降を3回連続で読んで、頭に入れてから、全体を読むほうが、筆者の意図が手に取るように分かると思う。(これは私の経験ですが・・・)

Tape Reading & Market Tactics_2

P.142以降の目次は・・・

目次


この本は、筆者の苦い経験のエッセンスだ。
Tape Reading & Market Tactics_3

そして、内容は
座右の精神安定本 : 本間宗久相場三昧伝 & 三猿金泉秘録
と、瓜二つだ。
相場は世界共通、古今東西を超越しているのだ。
本間

私が持っているのは、2000年の第12版だ。
Tape Reading & Market Tactics_4

アマゾンで、約1000円で買えるので、チャレンジしてはいかがでしょう!
Tape Reading & Market Tactics_5

英語の本を読む時、
声に出して朗読すれば、理解が深まります。
手足を動かしながら、作業をすると、記憶力が高まるからです。

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推薦図書の目次
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好景気になるアメリカ経済

アメリカの雇用環境が異常事態を脱してきた。
新規失業者の数がスルスルと低下して、重要な35万人ラインに近づいてきた。(下チャート上段)

4週平均の長期チャートが35万人を下回れば、不景気から好景気に移行する段階になる。
こんな状況で好景気???
そう感じるだろうが、過去も毎度そういうものだった。

USIC

無論、好景気とは言っても、絶対レベルは過去とは異なる。
今回は、住宅が悪さをしなくなってきた事が、不景気から好景気へシフトする原動力だ。
Positiveというよりも、 Less Negativeという部類の好景気だろう。
ush
少なくとも、株価は「お先に失礼!」と旅立つ気配
少なくとも、GWまでは強気を維持したい。

qw

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木の葉が沈み、石が浮かぶ

 昨年10月を起点とする毎度の「季節要因でのブル相場局面」に関して、
下のチャートにあるように、GW前後までの一応のターゲットを設定した。
 
US、HK:+30%
日本:+10%
割と慎重なスタンスだと思う。
 
相場の初期は、木の葉が沈み、石が浮かぶ。
下落相場が上昇相場に変わる。
トレンドが変わる。

これまでのダメ銘柄が一気に買い戻される
これまで値もちが良かった銘柄を売って、急騰を始めた銘柄に乗り換える動きが起こる。
そのために叩き売られる銘柄が続出する。
そういう性癖の相場だから、流れに逆らってはいけない

 ターゲット

しかし、相場に中盤になると相場の性格が変化を始める。
それはそこでまた考えなければならないが、初期の急騰銘柄は主役から降りるだろう。

さらには、この上昇相場は本格的な持続的な上昇力を持ったものではない。
季節的なもの、次のSell nin Mayまでの循環だ。

今回は2011年10月6日に判断したので、タイミング的には数日遅れてしまったが、この程度は誤差の範囲なので、自分には「良い判断だった」と言い聞かせている。
今は、温かくなるとやってくる次の「Sell in May」の程度の判断を見極めるべく、観察の準備をしようと思っている

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2012年を考える:2012年のアメリカを理解するために、事前に読んでおきたい

2012年のアメリカは、政治が重要な地位を占める。
大統領選挙の年だから、という理由だけではない。
思想が大きく動く可能性があるからだ。

そんなアメリカの現在と年末までの将来を理解するために、wikipedeiaの下記4項目は事前に読んで理解しておきたい。

1:ティーパーティ運動
2:ウォール街を選挙せよ(Occupy Wall Street)
3:ミット・ロムニー
4: ロン・ポール


これも参考になります(JBプレス)
ミット・ロムニー:米国の次期CEO?

関連する過去エントリー
2011年11月10日:(3) 時代の流れが変わる時は「次から次へ」になる
2011年11月14日:(4) 時代の流れが変わりる時、前半では変化を認めたがらない
2011年11月16日:(5) 一番変化するのは「人々の考え方」 

茶会運動やウォール街を選挙せよ(Occupy Wall Street)を考えた後に表面化した・・・・ 
2012年1月4日:(14)Occupy Wall StreetのDNAは先進国の偏狭な民主主義 
2012年1月14日:  
USでも、世代間闘争が始まった


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目次 : 2012年を考える
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目次 : 2012年を考える

2011年10月22日:過去エントリーの読み返し:(1) 最初の下準備
2011年11月8日:(2) ガバナンスと製造物責任の問題は尾を引きそう
2011年11月10日:(3) 時代の流れが変わる時は「次から次へ」になる
2011年11月14日:(4) 時代の流れが変わりる時、前半では変化を認めたがらない
2011年11月16日:(5) 一番変化するのは「人々の考え方」
2011年11月18日:(6) 催促は突然やってくる
2011年11月21日:(7)慢性疾患と正面対峙させられる
2011年11月22日:(8)侵食、または下剋上
2011年11月24日:(9)外部要因に翻弄される日本経済
2011年11月25日:(10)  既得権者が多数になったら、民主主義では、是正は不可能
2011年12月3日:2011年を振り返る
2011年12月9日:(11)民主主義にはインフレが必要だ
2011年12月15日:(12) 突発大規模リスク・オフ・パニックを防げるか?
2011年12月22日:(13)相場の流れ
2012年1月4日:(14)Occupy Wall StreetのDNAは先進国の偏狭な民主主義
2012年1月13日:(15) : おすそ分け
2012年1月16日::2012年のアメリカを理解するために、事前に読んでおきたい
2012年2月9日:(16) : セミナー資料のおすそ分け

2012年を考える(15) : セミナー資料のおすそ分け

セミナー資料を作成している。
沢山作成しているスライドから、すこしだけ抜粋しておすそ分けです。

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昨年10月に、「Sell in May終了」宣言して、「2012年春まで強気」に転じて新年を迎えた。
2012年は年初から欧州PIIGS危機が荒れ模様の気配を見せたが、今週から欧州各国の金利は下がり始めており、危機の爆発はなさそうだ。
想定シナリオ通りに春までは良い相場という判断を維持してもOKだと思う。

1

2010年、2011年と連続で、きれいな”Sell in May調整”を見せた株式市場だったが、2012年も繰り返すのだろうか?
普通の年の相場なので、それなりに季節変動がくるだろうが、昨年は相当にヒドイ調整だったので、その反動で2012年は軽い調整だと想定している。

2

そもそも、大バブル&大崩壊の後にやってくる普通の時代は「ガス欠」のイライラ相場が続くものだ。
インフレPIIGSという二大懸念がどの程度消えるかで、調整の軽重や年間上昇率が決まる、これは2010年から続いているのだが、2012年にも妥当するだろう。

3

震災&原発事故でペナルティ・ボックス入りしている日本だが、復興予算の効果は2012年に顕在化する。
予算成立から実施までのタイムラグが分かっていても、2011年は「先走り・勇み足」があった。
そして、2012年は「羹に懲りてなますを吹く」状態だろう。

しかし、お金はシッカリ使われる。
外需は不透明感が大きいが、内需は現実の売り上げが来る。

( 下チャートは、SoGen証券から頂戴したものだが、同様なものを各証券がそろい踏みで作成している。
出ている経済効果は、ほぼ同様になっている。 )
4

二大懸念のひとつ、、インフレは鎮静化が明確になってきた
そして、新興国はどこでもそうだが、valuationは非常に低くなった。

51

インフレの鎮静化は、世界的なトレンドだと思う。
2012年の世界の経済政策は、景気対策に大きく舵が切られる

7
反発は、大きく売られた銘柄ほど大きいだろう。
しかし、普通の時代の株式相場は、景気に左右されない、政府に依存しない、資源エネルギーとは無関係の企業群が安定したパフォーマンスを見せるだろう。

同じ銘柄がそもまま継続するかは不明だが、同じようなDNAの企業が活躍することに違いないだろう。

 6 

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目次 : 2012年を考える
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日本国債のCDSスプレッド

悪い意味の高値面合わせになってきた
jpn

まだ最悪値を越えてはいないが、要注意だ
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