2012年02月

推薦図書 : The Art of Contrary Thinking

The Art of Contrary Thinking

この本は、Tape Reading & Market Tacticsと同じく、Humphrey B. Neillの本です。

Tape Reading & Market Tacticsは、「チャート」と「相場に接する態度」ということを書いていますが、
The Art of Contrary Thinkingは、投資家が陥りやすい性向をいかにして是正するかが豊富に記述されています。

今で言えば、行動ファイナンス投資理論です。
行動ファイナンスなんて100年も前からあった考え方で、「何をいまさら新発見のように祀り上げるのだろう?」と、私は斜に構えて眺めています。

The Art of Contrary Thinking

例えば、こんな事が書かれています。
Investers Dilenma(別エントリーに書いています)

これもアマゾンで、安価(1020円)で購入できるので、興味と英語にチャレンジする方はどうぞ!


The Art of Contrary Thinking_2


ややページ数が多いので、途中であきらめても大丈夫です。
私だって、全部を読んではいません。

欧米では、こっちの方が評価が高いようです。

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標準投資家は、考えないし、「考えたい」とも思わない

The Art of Contrary ThinkingのP.54−55に書かれています。
The Art of Contrary Thinkingに関しては、こちらのエントリーで紹介しています。

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標準的な投資家は、考えない
それどころか、考えたいとも思わない

誰かが書いたもの(証券レポート、ブログなど)を読むだけで、
何だこれ? よしチャント調べてみよう、という事を自分ではしない。

誰でもやればできる(けど、皆やらない)この調査活動が、宝の山の発見への道なのだ。

大儲けするには、hard workが必要だ。
しかも、さまざまなに応用したhard workだ。
精神面の規律も重要だ。


investers dilenma2

投資して儲かる案件は、なかなか見つかるものではない。
そしてそれは、多くの人に見放されたところに落ちている
だから、自分でコツコツと調査活動するしかない。

反面、当然のことだが、相場が活況で多くの投資家が「ワーワー」言って集まっているモノには、投資価値はほとんど残っていない。そんなもの、誰もが簡単に見つけられるし、セールス氏が向こうから教えてくれるだろう。
簡単に見つかかるものには、儲け価値なんて無いのだ。

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馬鹿な決定をした自分を認めないプライドは、地獄への片道切符

推薦図書(Tape Reading & Market Tactics)に書かれている最も重要な戒めである。
(P.196〜198をご覧ください)

今だに私自信が克服できていないので、「じゃあ、お前はどうなんだ?」と言われたら反論できない。

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馬鹿なプライド自信は紙一重の差かもしれないが、その境界壁には越えられない堅牢さがある。

投資した株が想定外の動きをした時、その株の投資理由に対する自信が揺らいでしまったら、即刻売るべきだ。

むしろ、下がっても動揺するのではなく、安く買えてラッキーと買い増しをするほどの自信を持って最初の買いをするべきだ。

196-198

株を買った後に、他人に「この株、どう思う」と質問してはならない
反対されれば、あなたは彼の意見を無視するだろう。それが「あなたの"プライド"」というものだ。
さらには、賛成者を求めて、色んな人の意見を求めるなど、愚の骨頂だ。

意に反して下がった時、「この株は他とは違う特別な株なのだ」などと固執してはならない
それは単に馬鹿な虚栄心やプライドを満足させるために勝ち目のないギャンブルをするようなものだ。
株なんて他にもいくらでも五万と転がっている。思い込みと言う色眼鏡で、審美眼を曇らせてはならない。

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円安がサポートする強気相場と、リスク・プレミアムの低下

説得できる客観データはもっていないが、個別株の場合は、
底から25%上がったら、一旦の利益確定をすると安全だ
と体感している。

大勢弱気相場の中で発生する単純リバウンドの時は、+25%に達しないだろう。
一定の持続性がある強気相場なら、+25%を越えるだろう。

25%がインデックスに妥当するかは、これまであまり考えたことが無かった。
しかし、昨年の10月時点で当面のターゲットを+30%と決めた事を、今になって振り返れば、人間の行動はアバウトで定性的な感覚に左右されいるのだから、相場全体のリズムも+25%前後の節目はあるかもしれないと、この週末は感じている。

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現時点で、海外市場は軒並み+25%を越えている。
今は、一定の持続性がある強気相場の初期だと思っているので、基本的に強気を維持できる。
しかし、ここから先の上がる分は、そろそろやってくる短期の調整で吐き出すように思う。

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日本株は大幅に出遅れている。
それは仕方が無い。震災、原発事故、タイの洪水という3連発を食らって「ペナルティ・ボックス」に入っているのが日本の状況であるからだ。

下チャートの円ベースでのパフォーマンス・チャートを見れば、日本株と海外株の格差は、最近の円安の分だけ、さらに拡大する。

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一方円安は、日本株を後押ししている。
どこまで円安が伸びるかの見極めは非常に重要だ。
為替に関しては、ここ(貿易収支の赤字化と為替レート)に割と詳しく書いたのでご覧ください。

現在の円安のチャート的な視点での短期的なリズムは、昨年の3月〜4月に似ている。

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例えば、下のストキャスの短期&長期の波形とレベルはソックリだ。
来週の前半、はやければ27日月曜日に、一旦の円安の小天井がくるかもしれない。

その短期の調整をはさんで、次は85円台へ向かうと、現在は判断している。

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株式は、1円程度の円高への揺り戻しは無視するだろう。
75円と80円では、3月末決算の数字、および2013年3月の予想数値が大幅に変わるからだ。

さらには、昨年9月末ごろは、2013年3月ごろの為替に関して、$=70円割れの恐怖におびえていた。
2013年3月が、68円と80円では、予想EPSに天国と地獄ほどの差がある。
だから、79円程度への円高では短期の調整で乗り越えると思っている。

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今週、UBSから頂戴したリスク・プレミアムのチャートを眺めて、色々考えている。

リスク・プレミアムが
上がる=株が軟調
下げる=株が堅調


そう思いがちだが、長期投資の観点からは、ほとんど意味が無い
それは、UBSから頂戴したリスク・プレミアムのチャートに私が加工した下図を見れば明白だ。

90年代を通じて、日本も世界も、株式のリスク・プレミアムが大幅に上昇した。
しかし、世界の株は堅調で、日本株はボロボロだった。
10年という長さでは、リスク・プレミアムよりも利益や配当のファクターの方が株価に大きく影響を与えるのだろう。

しかし、2年程度の期間で急激にリスク・プレミアムが変化すれば、株価に結構なインパクトがある。

1999年のITバブル、2006年〜2007年前半のサブプライム・負債レバレッジ・バブルは、どちらが鶏か卵か野議論は別にして、リスク・プレミアムの低下とバブルの発生は相互に関連している。

2009年のリスク・プレミアムの急低下とリーマンショック後の急速緩和による株の急上昇も、同じである。

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さて、足元のリスク・プレミアムも結構な低下幅を示している。
株に悪さをするとは思えない。

日本のリスク・プレミアムの変動幅は異常に大きい。
しかも、株価トレンドと相関しない時も多い。
とは言え、 2010年、2011年の高いレベルからの急降下は、十分に株価にポジティブだと思う。

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バブルとその崩壊の功罪

バブルは悪い事だと言われる。
その後の崩壊が悲惨な状況を生むことに基づいた評価だ。

最近ひとつ感じたことがある。
投資に関して、バブルは良い面も持っていた。
2005年〜2007年、個人投資家はドンドン知識を増やした。
投資する金額、地域、対象が拡大するに従って、学ぶ姿勢を強めて知識を増やしていった
毎月、自分の資産が増えるので、勉強するのが楽しかった。
勉強して資金を投じたら資産が増えた。
勉強したら投資が上手になると思った。

新興国ブームのころは、中国企業の個別企業に関する細かな知識は個人投資家の方が豊富だったと思う。
しかし、2007年秋にバブルの崩壊が始まり、あれから4年半が経過した。

みるみる減っていく自分の資産を茫然と見て、、見続けて、、、
2009年だけ、少し嬉しくなって、、、
その後、2010年、2011年と真綿で首を締められるような地獄を味わって、、、

投資に関する勉強から興味を失う投資家 が増えた。
勉強して資金を投じても損が膨らむだけ、、、、嫌になる

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商品の販売側も委縮した。
今どうすべきかを真剣に考えて言うのをやめた

(1)色んな投資対象をすべからず全部持ち揃えてください
(2)国内、海外、先進国、新興国、株、債権、資源エネルギー、オルタナ、、何が良いでは無く、全部良いのです。

これじゃ、アドバイスとは言えない。
アドバイス・フィーなど請求する資格は無い。

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2012年
一部の熱心な個人投資家は勉強を続けてきた。
彼らは本当にタフな運用マインドを身につけてきた。

一方、勉強を放棄した人は、知識が消えた。
一旦消えた知識を取り戻すには、さぼった時間の2倍の時間が必要だ。
(私の経験)

一旦消えた投資スキルを取り戻すには、投資を休んでいた時間の3倍の時間が必要だ。
(これも、私の経験)

2012年の個人投資家のレベルはピンからキリまで非常に差が広がっている。

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単なるチャート : 任天堂

任天堂は好きな企業です。
前例にとらわれずに、新しい道を自分で切り開いてきたからです。


それと投資評価は別ですが・・・・

この業界は浮き沈みが激しいです。

(1)参入障壁が低い
(2)消費者の浮気性
(3)嗜好品(別に無くなっても生活に困らない。どころか浪費が減って家計が助かる)

こんな性格の産業だからです。

だから、普通の時代は評価が低いです。
( PER=10倍〜13倍など )
いつダメになるかわからない、不安定な業界なので、落ち着いてホールドできない株だと、投資家が感じているのです。

しかし、一旦「これはスゴイ!」と思うと、わーっと人気化します。
DSやWiiの時がそうでした。
上がり出せば、バブル的なPERになります。
任天堂の場合は、バブル的な予想利益をベースにして、PER=30倍を超えます
7万円台の株価の時。。。。任天堂は、PER=35倍だったように記憶しています。

でも、そんなバブル的な利益は夢と消えます。
下落している時は、10倍〜12倍に戻ってしまうので、35倍を基準に「こんなに安い」と馬鹿なことを主張するアナリスト氏も跋扈しますが、結果はご存じの通り・・・・

今の任天堂は、収益の見通しが不透明です。
2013年3月期の予想EPSは、赤字〜500円とバラバラです。
仮に、500円であったとしたら、PER=23倍です。

現在の予想EPSの平均は、225円なので、PER=52倍です。 
この業界はダメな次期はPERは通用しません。
そもそも収益が皆目見当がつかないから、予想がバラバラの程度がヒドイので、PERなどまったく信用できないからです。


そうなると、
(あ)ニュースを細かく追いかける
(い)チャートで体温測定する

という二面作戦になります。

で、チャートです。

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昨年の夏の猛烈な出来高を伴った大幅下落
2008年秋のリーマンショックの時の下落時の出来高をも上回っています。  
おそらく、これで株式需給的な悪材料は終了したと思います。

ならば、次は将来収益の柱が出てくるか、の見極めです。
今は無いと言えます。
ネット・ゲームにシェアを奪われている最中です。

反抗の狼煙が上がるのを待つしかありません

こういう時期は、だらだらと多少の(とは言っても20〜30%は平気で変動する)上下動をしつつ、長期間の横バイ相場になります。
相場全体につられて上下動、噂で上下動、色々あるでしょうが、基本は上のピンクのゾーンを中心としたレンジだと思います。

オレンジのラインを超えて来るまではトレーディング相場が続くでしょう。


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貿易収の赤字化と為替レート

貿易収支が大幅な赤字を記録している。
弱気派は、投資収益の黒字を超える赤字が発生して、経常収支すら赤字になると警告する。
強気派は、10兆円を超える投資収益は増加をたどるので、経常収支の赤字は相当先の将来まで起こりえないと主張する。

これまでは、貿易:黒字 + 投資:黒字 = 両方黒維 だったが、
現在は、貿易:赤字 + 投資:黒字 =差し引きで黒字 という状態だ

過去と比べて、明らかに変化が生じたと判断できる。

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1971年の「$=360円との決別」以降のドル円レートの推移は下図のようになる
これは長期過ぎて、投資判断には不適当だ。

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1990年以降のチャートを見れば、現在の急激な円高/ドル安のトレンドは、2005年ごろに始まったことがわかる。

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もし、昨年来の貿易収支の赤字化で、トレンドが変化すると考えれば
現在は、まだ経常収支は黒字なので、長期の持続的な円安トレンドに変化することは困難だ。
おそらく角度の緩やかな円高トレンド(下図ピンクのレンジ)になると推定できる。

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なお今後、
(1)原油価格の上昇、日本の国内工場の大幅な縮小と海外移転により、貿易収支がコンセンサス予想以上に大幅に増加し、
(2)海外投資の収益が伸び悩む、
が同時に起これば、経常収支は赤字に陥る。

その場合は、持続的な 3年〜5年は継続する 円安トレンド(下図橙色のレンジ)が生ずるだろう。
それは現在の市場では織り込まれていない。

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当面の予想として、穏やかな円安トレンドに移行する場合を考えてみる。

トレンドを変化させるファンダメンタル変化が発生しても、それを軽視してしまう。
投資家の多くは、そんな事はおこらない、ありえない、これまでと変わらないと熟慮なしで判断してしまう。
一定期間市場は、惰性に支配される慣性の法則が存在している)。
市場が反応するまでの期間は一概に言えないが、相当の時間を必要とする

この認知ラグの期間に、余分な円高が進んでしまう。

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トレンドの変化を市場が認知した時の反応は、
余分に進んだ円高の解消に加え、
トレンドの変化に驚いた過剰な円安反応が起こる。

その過剰だが、一つは、恐怖心による非冷静な心理状態が引き起こす過剰反応であり、
もう一は、もっと円安が来ると考えた投資家が多少高くても先回りしてドル買/円売りのポジションを持とうとする投資行動によって引き起こされる。

いずれにしても、結果として、
下図に示されたような穏やかな円高トレンドの下部分から上部分へと急速な変化が生ずる。

その後は揺り戻しもあるので、レンジ内であったとしても赤線で示されたような振幅の激しい動きが想定される。
なお、2000年頃までの為替の変動率を見れば、下図赤線の上下動程度は普通に見られていたレベルである。

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上図のような変化は、今後発生する可能性があるだろう。

なお、経常収支まで赤字に転じてしまうファンダメンタルの変化が起これば、下図のような推移だと思われる。

jys7

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ギャンブル VS スペキュレーション

スペキュレーション(speculation)という言葉は、現在の日本では嫌われている。

投資(investment)=真面目な行為、 スペキュレーション(speculation)=不真面目なバクチ行為
と思われているようだ。

ネットで調べると、二通り出てくる
speculation

この本(P.177〜178)では、「遠くを眺める」・「洞察する」・「推敲する」といった意味で使われている。

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speculationに成功するには、
正しい判断、
シッカリした常識(=見識)、
市場察知能力
を身につけることが必要だ。

熟慮の上で、常識を働かせて、「この株は安い」と判断して購入したなら、「あれ、間違ったかな?」と思わせる値動きがあったとしても、知りうる限り冷静に判断したので、株価の行く末に付和雷同しない。

一方、 ブローカーから流れてくる思惑情報や値動きで、勝手な推測をしてギャンブル行為で株を買ってしまうと、思惑と違う値動きにアタフタして不安にさいなまれてしまう。

下記は、P.177〜178の抜粋です
Market-Poise

マーケットに冷静沈着に対応できるのは、冷静に、気の済むまで、熟慮の上で、この株の行く末洞察 して投機した結果に対する信頼・自信といった精神面の「やすらかな状態」のおかげである。

仮に、思惑どおりに行かなければ、さっさと損切りをすべきだ。
毎回、100%正しい判断ができるわけではないからだ。

〜〜〜〜〜春山追記〜〜〜〜〜
どの辺で、損切り判断をするか、、、これは文章で書くのは、難易度が高い。
でも、ちゃんとパターン化されたルールがある。
いつかまとめてみたいと考えている
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銀行は、国債の姥捨て山か? 為政者と借金

古来より為政者は借金をしてきた。

民の歓心を得るため、配下の忠誠心に報いるため、
スポーツ競技会を開催して民衆を招待し、公共工事で職を提供し、新たな支配地獲得のために戦争をしたり、これらすべての実施には莫大な資金が必要だった。 

手持ちの資金だけで賄えるわけではなく、そのたびに民衆に課税したり、配下に奉加帳を回すことも困難だった。
結局借金をすることになる。 

日本でも為政者の借金としては、御用金(江戸時代、幕府・藩・旗本などが財政窮乏を補うため臨時に農民、商人などに課した)が有名だ。

為政者の借金は、御用金がそうであったように、完済されない。
そもそも為政者に、返済する義務感が乏しいからだ。
この義務感の無さは、現在の為政者でも変わっていない。


江戸時代でも、商人は御用金を必死に避けてきた。
受ける場合でも、見返りの利権をシッカリ要求してきた。
御用金は返ってこないので、対価として何かを受け取ならければ、不公平だと認識していた。

現代の為政者の借金は国債だ。
国債を買わされる「大口投資家」は、何を見返りで要求できるのだろう?

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来週は欧州PIIGS問題の最初の大きな分岐点がくる。
ギリシア救済資金を、ギリシアの言い分(言い訳)を認めて金を渡すか否かが、月曜に決まる。

4月にはギリシアで選挙が実施され政権が変わる。

当然、前の政権が決めた事を、新政権はスンナリとは認めない。
今でも新政権の首相と目される人物は「条件を改善する」と公言しているからだ。

私の感想だが、ギリシアなどラテン民族の約束に対する考え方は、ドイツやオランダなど北部欧州民族とは全く違っていて、「守れるものだけ守ればよい」という考え方だと思う。

出来ない事を要求する方がおかしいし、
「彼には出来ない事だと判断できない」のは能力不足だという考え方だ。
これは現代のビジネス分野でも続いていると思う。

ある意味、ラテン民族には、借金は相手の信用を判断して応ずるものという、借り手に対する信用を重視する「公益、貿易、商人」に共通するDNAが根付いているのかもしれない。

これに対抗できるのは、担保の徴収しかない。
フィンランドは、今回も担保を徴収している。 

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以下は、先週ドイツ銀証券から頂戴した資料を眺めていて、感じただ。

1:銀行と放送局は、国家と非常に密接な利害関係を持っている。
2:いくつかの国では、銀行と放送局は、国家が牛耳るか、明示的暗示的に従属している。
3:国債は、国家の政策(国内政策&軍事外交政策)の経費を賄う重要な手段
4:銀行は、国債を消化吸収する役割を政府から担わされている。


下記は2011年9月の主要銀行の国債保有状況だ。
当然だが、自国の国債を大量に保有している。

Bank Sovereign_20110207

古来の御用金では「自分および関係者」の資金をお上に貸していたので、リスクは直接的に自分と関係者に降りかかってきた。

現代の銀行は、庶民の資金を集めて、政府の借金に応ずるという構図になっている。
リスクは、庶民の資金に降りかかるだけだ。
政府は、銀行に向かって「あんたが損をするわけではない。庶民も1000万円までは損をしない。良いじゃないか国債を買っても」と言いやすい。

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雪が消えた早春の庭

昨夜降った雪で、朝は真っ白だった庭でした。

暖かい日差しを浴びて、一面の雪はすっかり消えました。

水仙は例年の一カ月遅れで満開です。

水仙_20120218_1


こんなに遅れたのは、この20年で初めての事です。

水仙_20120218_2

落ち葉を取り除いてあげると、クリスマスローズの新芽がたくさん芽吹いていました。
クリスマスローズ_1

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